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YT-1000輸送船(YT-1000 transport)、別名YT-1000貨物船(YT-1000 freighter)はコレリアン・エンジニアリング社が製造したYTシリーズ輸送船である。YT-1000は顧客から概ね好評だったが、市場調査の結果、世間ではより大型でモジュラー・オプションが多い船が求められていることが分かったため、YT-1000の製造数は抑えられた。

特徴[]

YT-1000の設計において、コレリアン・エンジニアリング社(CEC)は新しいテクノロジーの導入に積極的でありながら、同時に過去の製品からもインスピレーションを得ていた。彼らはXSストック軽貨物船の古いホログラムやデータの一部、回路図を参考に、バーロッツ級貨物船よりも小型ながら同等の貨物積載能力を持つ皿型貨物船の設計に取り組んだ。その結果、亜光速エンジンとクラス3のハイパードライブナビコンピューター、基本的なセンサー装置群、標準的なレーザー砲を搭載したYT-1000ができあがった。標準仕様モデルは内装のモジュラー・オプションが限られていたが、貨物積載能力は75メトリック・トンを誇った。XS貨物船と同じく中央部にコックピットを持ち、ビューポートにはバーロッツ級のコックピット・キャノピーを改良した大型のトランスパリスチール窓が使われていた。[1]

歴史[]

コレリアン・エンジニアリング社にとって、YT-1000はYGシリーズの流れを汲む実験機、バーロッツ級貨物船の代替品という位置づけだった。バーロッツ級はYT-1000開発当時まだ需要があったものの、CECの上層部や設計担当者は、これを古臭い機体と考えていたのである。[1]

実際、YT-1000は顧客に概ね好評だったが、CECのマーケティング管理部門は顧客調査を考察し、YT-1000の生産数を限定することに決めた。ほとんどの顧客がYT-1000の設計を気に入ってはいたが、より大型で、より多くのモジュラー・オプションを備えた宇宙船を望んでいることがわかったのである。その後YT-1000の後継機としてYT-1200YT-1210が続けて発売されたが、コックピットが中央配置から側面マウント型になった以外、YT-1000からの劇的な進化はみられなかった。[1]

17 BBYクーリヴァー種族のパイロットが惑星ランティリーズの中古船ディーラーからYT-1000輸送船<レティセント>を購入した。14 BBY、<レティセント>は銀河帝国に対する抵抗運動に関与した容疑でインペリアルI級スター・デストロイヤーエグゼキュートリクス>に拿捕された。この頃、YT-1000はかろうじて宇宙旅行に耐える時代遅れの宇宙船と見なされており、全盛期は1世紀前に終わっていた。[2]

知られている船名[]

制作の舞台裏[]

正史メディアにおいて、YT-1000は2014年に発売されたジェームズ・ルシーノによる小説『ターキン』で初めて言及された。本作では「YT-1000貨物船」として紹介されている。2018年には、設定資料集『YT-1300 ミレニアム・ファルコン オーナーズ・ワークショップ・マニュアル』で詳細な設定が紹介された。本作はレジェンズの書籍『スター・ウォーズ: ミレニアム・ファルコン メカニック・マニュアル』の正史バージョンの増補改訂版である。

参考資料[]

脚注[]

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