SRB42亜光速エンジン

「亜光速エンジンを作動させろ」

SRB42亜光速エンジン（SRB42 sublight engine）はジャイロダイン社が製造した亜光速エンジンである。コレリアン・エンジニアリング社のYT-1300軽貨物船に標準搭載されていた。

特徴[]

他の大半の亜光速エンジンと同様、SRB42も燃料を荷電粒子にまで分解する際に生じるエネルギーを噴射し、宇宙船の推進力をつくり出した。YT-1300の亜光速エンジンは“ワイド・バー”と呼ばれる横に広い配列を採用しており、より大きな推力を実現すると同時に、複数の操舵フラップによって高い機動性を発揮することができた。しかしこの先進的な操縦システムに対応できないパイロットのために、シリンダー型エンジンに換装するオプションも提供されていた。^[1]

放射線の放出や次元移動の負荷に耐えられるよう、SRB42はチタンやクロミウムといった合金で作られていた。またこのエンジンの噴流は大量のゴミを即座に焼却できるため、CECはこの噴射を“自浄式”と呼んでいた。CECがYT-1300を初出荷して間もなく、亜光速エンジンの動力電動管が破裂し、駆動システムが停止するという不具合の報告が数件寄せられた。しかしCECは詳細な調査を行い、事故の原因はいずれもオーナーやパイロットのミスによるものと結論付けた。CECは、適切な整備と点検を怠らなければYT-1300の亜光速エンジンは何十年も使い続けられると主張しており、実際にYT-1300の発売から数十年が過ぎた帝国時代も、出荷時のジャイロダイン社製エンジンが現役で活躍していた。^[1]

亜光速エンジンを改造する際には銀河帝国の法令を遵守する必要があるため、CECは同社公認のエンジニアや技術者に改造を依頼するよう、YT-1300のオーナーたちに呼びかけていた。しかしYT-1300軽貨物船＜ミレニアム・ファルコン＞の歴代オーナーたちは、亜光速加速モーター（SLAM）といったシステムを利用し、SRB42エンジンに独自の大幅な改造を施していた。^[1]

登場作品[]

MillenniumFalcon-SWE — “ワイド・バー”式に配列されたYT-1300軽貨物船のSRB42亜光速エンジン

参考資料[]

脚注[]

↑ ^1.0 ^1.1 ^1.2 ^1.3 ^1.4 ^1.5 ^1.6 ^1.7 YT-1300 ミレニアム・ファルコンオーナーズ・ワークショップ・マニュアル

他言語版

English

[YT-1] 1.0 ^1.1 ^1.2 ^1.3 ^1.4 ^1.5 ^1.6 ^1.7 YT-1300 ミレニアム・ファルコンオーナーズ・ワークショップ・マニュアル

[1]