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「来いよ、赤いの。行くぞ」
ルーク・スカイウォーカー[出典]

R5-D4インダストリアル・オートマトン社クローン戦争以前に製造したR5シリーズアストロメク・ドロイドである。と赤のボディを持ち、ルーク・スカイウォーカーからは“赤いの”(Red)と呼ばれた。R5-D4は銀河帝国に対する初期反乱運動に参加していたが、やがてタトゥイーンに住むジャワ廃品業者に捕まってしまった。ヤヴィンの戦いの直前、ジャワはR5-D4を水分農夫オーウェン・ラーズに売りつけようとした。しかしR5は最近ジャワに捕まったばかりのR2-D2反乱同盟の重要な任務を遂行中であると知り、R2を自由にするため自分のモチベーターを故障させた。その結果、R5の代わりにオーウェンに買われていったR2はデス・スター設計図をぶじ反乱同盟に届けることができた。

経歴[]

「ああ、その赤いやつがいいな。いや、違う。そっちじゃない」
オーウェン・ラーズ[出典]
Artoo Arfive

R2-D2とR5-D4

アストロメク・ドロイドのR5-D4はクローン戦争以前に[9] インダストリアル・オートマトン社によって製造された。[1] このドロイド銀河帝国に対する初期反乱運動に参加していたこともあったが、ヤヴィンの戦い4年前惑星タトゥイーンジャワ部族の所有物となった。廃品回収業者のジャワはR5-D4を商品として扱い、それまでの記憶を消去した。しかしそれから4経ってもR5-D4に買い手はつかず、その間も砂漠の環境のせいで機能はどんどん損なわれていった。彼は自分が完全に故障してしまう前に所有者が現れることを切に願っていた。[10]

銀河内戦初期の0 BBY[11]、R5-D4は[12] ネビット率いるジャワ部族[13] サンドクローラーの中で“新入り”のアストロメク・ドロイドR2-D2と出会った。R2-D2はジャワのジャンク品の中で唯一商品価値のあるアストロメク・ドロイドになろうと、R5-D4に破壊工作を行った。[12] R5がビープ音で抗議するとR2は非礼を侘び、彼が非常に重要な任務を遂行中であることを説明し、自分が売られるかどうかに銀河系の命運がかかっていると語った。R5はR2が都合のいい嘘をついているだけではないかと疑ったが、このR2ユニットの話は既に消去されたはずのR5の記憶を刺激した。[10]

ジャワはラーズ家が所有する水分農場の前でサンドクローラーを停め、水分農夫オーウェン・ラーズとその甥ルーク・スカイウォーカーと商談を行った。R5-D4とR2-D2、そしてR2の仲間であるプロトコル・ドロイドC-3POは他の商品と一緒に一列に並べられ、品定めが始まった。オーウェンが選んだのはR5とC-3POで、2体のドロイドはルークのあとについて農場へ向かった。[14] R5はオーウェンに選ばれたことに大喜びだったが、背後で懸命に訴えかけるR2の声を聞いて躊躇した。R2は「助けてくれR5、君が唯一の希望だ」と呼びかけたが、ジャワが彼を制御ボルトで黙らせてしまった。気まずい思いでルークの後を追いかけようとした時、R5は自分もかつて反乱軍の一員だったことを突然思い出し、自分のなすべきことを理解した。R5はラーズ家がR2を購入するよう仕向けるため、わざとモチベーターを故障させた。[10]

R5BlownMotivator-Ep4HD

モチベーターが壊れたR5-D4

ルークがR5の故障に気づくと、オーウェンはジャワに文句をつけ、R5ユニットの購入を取りやめた。その代わり、彼らはC-3POの提案でR2-D2を買うことになった。[14] R2は再びサンドクローラーへ運び込まれていくR5にお礼を言い、彼のことは決して忘れないと告げた。その後、R5はジャワがデス・スター設計図を探しにやってきたストームトルーパー部隊によって虐殺されるのを目撃した。帝国軍が去っていった後、R5は無人となったサンドクローラーの外に出て、新しい所有者を見つけるため最寄りの水分農場へ向かった。[10]

R5-D4の自己犠牲により、R2-D2はオルデランプリンセスレイア・オーガナから託されたメッセージをルークやジェダイ・マスターオビ=ワン・ケノービに届けることができた。このできごとはルークとケノービがタトゥイーンを離れるきっかけとなり、レイアの救出や、ヤヴィンの戦いにおけるデス・スターの破壊につながった。ルークはのちにジェダイ・ナイトとなり、実の父親であるシス卿ダース・ヴェイダーライトサイドへ引き戻し、皇帝シーヴ・パルパティーンと銀河帝国の破滅に貢献した。

制作の舞台裏[]

「このR2ユニットはモチベーターがイカれてるよ」
―ルーク・スカイウォーカー[出典]

R5-D4は1977年公開の映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』に登場したアストロメク・ドロイドである。ルーク・スカイウォーカーは劇中でこのドロイドを「R2ユニット」と呼ぶが、ケナー社からアクション・フィギュアが発売された際に「R5-D4」という名前がつけられた。

『新たなる希望』以来、R5-D4は数々のスター・ウォーズ レジェンズ作品に登場した。インフィニティーズ(レジェンズの非正史作品)扱いとなっている1999年の短編コミックジェダイ・ドロイド スキッピー』では、R5-D4がドロイドであるにも関わらずフォース感応能力を持っており、ルークの運命を予知して自らを犠牲にするストーリーが描かれた。本作は翻訳され『スター・ウォーズ・テールズ』に収録されている。

また1989年発売の『Galaxy Guide 1: A New Hope』では、R5-D4は『新たなる希望』の後に反乱同盟の歴史家ヴォレン・ナルの所有物となり、R2-D2やC-3POがルークの手に渡った経緯を彼に教えた。

登場作品[]

R5-D4 Sideshow

R5-D4

参考資料[]

脚注[]

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