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「撃ち方はじめ」
―OOM-9[出典]

OOM-932 BBY惑星ナブー侵略以前にバクトイド・コンバット・オートマタ社が生産した、B1バトル・ドロイドの1体である。OOM-9は侵略の際にコマンド・バトル・ドロイドに選ばれ、戦いでトレード・フェデレーション軍隊を率い、その初期段階で大きな成功を収めた。OOM-9の指揮の下、トレード・フェデレーションの兵士たちは第一次ハート・セクールの戦い第一次スピネーカーの戦いナブーの軍隊を破り、惑星の首都シード制圧した。惑星の沼地にグンガンという原始的種族が住んでいるという知らせが届くと、OOM-9は彼らを倒す任務を与えられ、水中都市オータ・グンガに住むグンガンたちは退却を余儀なくされた。

グンガン・グランド・アーミーがナブーのクイーンパドメ・アミダラと手を結び、トレード・フェデレーションのドロイド軍団に大平原で対抗したとき、状況は一変することになる。OOM-9は再びバトル・ドロイドを勝利に導くため指揮を執り、まもなくグンガンの軍隊を圧倒することに成功する。しかし、同時に発生していたナブー宇宙戦において、トレード・フェデレーションのルクレハルク級ドロイド司令船が破壊されてしまう。司令船が失われたことにより、OOM-9と全てのバトル・ドロイドはパワー・ダウンし、戦いはナブー側の勝利に終わった。

経歴

ナブーの侵略

「はい総督」
「キャプテン、艦内を探したがジェダイが見つからん。着陸船に潜んでおるのだろう」
「こちらにいるとすれば、見つけます」
―OOM-9とルーン・ハーコ[出典]

もともとは標準的なB1バトル・ドロイドだったOOM-9は、32 BBY以前のある時点でトレード・フェデレーションのためにバクトイド・コンバット・オートマタ社によって製造され、ニモーディアンヴァイスロイヌート・ガンレイとその上級スタッフ・ルーン・ハーコロット・ドッドのもとで、ドロイド軍団に仕えた。このB1ドロイドには標準的な英数字による呼称がなかったため、バトル・ドロイド個別に割り当てられている識別コードを短縮し、「OOM-9」という名前が使われることになった。32 BBY、ヴァイスロイ・ヌート・ガンレイは黒幕のシスの暗黒卿ダース・シディアスに命じられ、貿易ルートの新税に反対するためミッド・リム惑星ナブーを封鎖した。このシス卿はナブー選出のパルパティーン元老院議員という公の顔を持っており、ナブー封鎖の一連の動きを通して現職の銀河共和国最高議長フィニス・ヴァローラムを権力の座から追放し、自らがその地位を獲得するつもりでいた。封鎖に続くナブーへの侵略を想定し、OOM-9はコマンド・ドロイドとして活動し、ナブーグンガンの民衆と戦うトレード・フェデレーション軍を指揮するため、特別のプログラムを施された。指揮官としての彼の最初の任務は、ナブーの侵略のためにトレード・フェデレーション軍を組織することだった。

ヴァローラム最高議長は危機の打開のため、ふたりのジェダイジェダイ・マスタークワイ=ガン・ジンと彼のパダワンオビ=ワン・ケノービ)を調停者として派遣した。この大胆な行動により、事態に新しい動きが見られた。シディアスはガンレイに侵略計画を実行に移すよう命じ、彼の軍隊に惑星への着陸を指示した。しかし、ジェダイたちはC-9979着陸船に入り込んで侵略軍と共に惑星に降りることに成功する。着陸船から降りる軍隊を監督していたOOM-9は、ガンレイとハーコから連絡を受け、ジェダイの脱出を知らされた。OOM-9は、ジェダイが惑星にいるならば彼の指揮する軍隊が見つけ出すと上官に語り、地上のバトル・ドロイドとシングル・トルーパー・エアリアル・プラットフォームのパトロール網を2倍にするよう命令した。

初期の戦闘

しかし、ふたりのジェダイはOOM-9の軍隊の捜索の手を逃れた。トレード・フェデレーションはこの失敗を無視して侵略をつづけた。ナブーが共和国の首都惑星コルサントと連絡を取り、助けを求めることを恐れたガンレイは、すぐにナブーの外部との連絡装置を破壊するよう命令を下した。OOM-9はその任務の指揮官に選ばれる。ガンレイはナブーの入植地、パーレイニュー・セントリフヴィスを占領して彼らの通信用ビルディングを乗っ取るよう、個人的にOOM-9に指示を出した。OOM-9のSTAP、ビートル・ドロイド、バトル・ドロイド、装甲型強襲用戦車からなる小さな軍隊は大規模な戦闘の準備が出来ておらず、増援が到着するまでナブーとの直接対決は避けるように言われた。地上にいることをナブー側に明かす然るべき時期が来るまで、トレード・フェデレーションは長距離スキャンを行うリスクは冒さず、OOM-9の軍隊は調査データなしで入植地を探し出すことになった。

OOMNineOrders

ヌート・ガンレイルーン・ハーコから命令を受けるOOM-9

彼らは間もなくニュー・セントリフに到着するが、入植地の防衛は堅く、OOM-9は攻撃をする前に増援を求めることに決めた。より小規模な入植地であるヴィスに到着したOOM-9は、ガンレイから約束の増援が到着したことを知らされる。ドロイデカを含む援軍が到着すると、OOM-9は部隊を街へと率いていった。ヴィスの通信装置を破壊した後、OOM-9は部隊を集結させニュー・セントリフを攻撃し、次の目標パーレイに向かう途中、ナブーのパトロール兵数名に出くわした。パーレイを見つけ出すと、OOM-9は再びガンレイと連絡を取り、ナブーの首都シードを攻撃してレジスタンスを排除する前に、通信装置を破壊するよう命じられた。ガンレイがエネルギー・パムルを含む更なる増援を送り、OOM-9を手だすけすると、パーレイも間もなく征服された。

パーレイでの勝利は、トレード・フェデレーションの作戦の始まりに過ぎなかった。しかし、侵略軍は間もなく思いがけない障害に突き当たった。ナブーに派遣された着陸軍の5つのドロイド制御プログラムのひとつが、OOM-9とは別のコマンド・ドロイドのOOM-14が故障で苦しんでいるときに、ハート・セクールから来たナブーの兵士たちに奪われてしまったのである。制御プログラムを失ったOOM-14の軍隊は役に立たなくなってしまう。ナブーがプログラムのテクノロジーを複製してしまった場合、トレード・フェデレーションのバトル・ドロイドが敵に支配されてしまうことをガンレイは理解していた。制御プログラムが敵の手にあるため、トレード・フェデレーションはその奪回に大軍を派遣するリスクは冒せなかった。ガンレイはOOM-9に連絡を取り、ニモーディアンの技術者とともに制御プログラムがあるハート・セクール付近の研究センターに向かい、それを再起動してOOM-14の軍隊を復活させるよう命令した。作戦に成功した暁には、彼はOOM-14の軍を指揮してハート・セクールを破り、近くのハート・セクール空軍基地を破壊する手はずになっていた。敵の増援を阻止するためハート・セクールの通信機をブロックすると、ガンレイはOOM-9にドロイデカの援軍を割り当てた。

研究センターへの攻撃は迅速に行われ、間もなく技術者はOOM-14の軍隊を再起動した。ハート・セクール空軍基地や、付近のグンガン入植地の脅威があったにもかかわらず、OOM-9は軍を集めてハート・セクールへと進軍し、都市の建物の多くを破壊して中心部を壊滅させた。ガンレイはドロイドの目覚ましい勝利に敬意を表し、OOM-9をスピネーカーへの攻撃の第一波に選んだ。

OOM9

ドロイド軍を指揮するOOM-9

スピネーカーはナブーの主要な供給センターであり、ナブーと他の惑星でやり取りされるほとんどの物品が、この沿岸の都市の宇宙港を通過した。トレード・フェデレーションの封鎖により、宇宙港は貴重品でいっぱいになっていた。特にノヴァ・クリスタルは、侵略活動の資金源にすることが出来た。ガンレイはナブーの資産の直接の証拠を目にしようと、OOM-9にスピネーカーの攻撃を指揮し、都市を占領してノヴァ・クリスタルを奪うよう命令した。スピネーカーには既に、ドロイド将校YIN-762指揮下の小規模のトレード・フェデレーションの部隊が駐在していた。しかし、OOM-9は彼の部隊を都市郊外の防衛力の弱い村に導いた。平和主義の村民はクイーンアミダラのリードに従い、ほとんど抵抗しなかった。村はすぐに降伏し、その資源と人員はOOM-9の指揮下に下った。スピネーカー周辺に基地を置くナブー王室保安軍の反撃もあったが、OOM-9は都市を鎮圧し資源の獲得に成功する。トレード・フェデレーションはシード制圧の準備を開始し、スピネーカーを第一次シードの戦いへの出発点とした。

周囲の田園地方を占領し、トレード・フェデレーション軍はシードに接近した。クイーン・アミダラはキャプテンクァーシュ・パナカとナブー王室保安軍に戦いから身を引くように命じたが、シードの信号ジャマーがフェデレーションのドロイド・スターファイター輸送船の接近を妨害していた。OOM-9はエリート・ユニットの大隊に、都市に入ってジャマーを破壊し、援軍派遣を可能にするよう命じた。また、大規模なレジスタンスを回避するため、彼は遭遇した全ての軍事施設を破壊し、民間人を殺さないよう命じた。信号ジャマーへと進む途中、バトル・ドロイドはアミダラの命令に逆らったナブー軍のレジスタンスと遭遇した。OOM-9はAATから戦いを指揮し、バトル・ドロイドは迅速に敵を排除した。目的は達成され、増援が到着すると、OOM-9はシード宮殿を確保してガンレイの到着に備えるという新しい役割を与えられた。OOM-9は都市を進軍して宮殿の敷地に入り、ナブー軍の激しい反撃を退け占領に成功する。

占領

ガンレイとハーコが到着する頃には、首都は完全にトレード・フェデレーションによって支配されていた。OOM-9はシードに残り、ヴァイスロイに個人的護衛兵として仕えた。ガンレイがアミダラとその上級補佐官と面会したときも、OOM-9は彼らの傍らにいた。ガンレイは占領を合法化する条約にサインするようアミダラに迫ったが、彼女は非協力的だった。ガイレイはOOM-9に彼女を連行するよう指示する。フェデレーションが支配するシードに、沼地に住む水陸両生種族の噂が流れると、OOM-9はこの脅威を見つけ出すことが最優先事項だと考えた。そこで彼は部隊の隊員にアミダラをキャンプ4へと連行する役目を託した。OOM-9は水陸両生種族グンガン捜索を遠隔操作するためニモーディアンたちとともに宮殿に残り、セキュリティー・チャンネルでの活動をモニターした。しかしふたりのジェダイの登場によりアミダラの連行任務は失敗に終わり、彼女たちはナブーから脱出してしまった。

OOM-9a

アミダラを連行するよう部下に指示するOOM-9

ハート・セクールで捕えた水夫が、レリラスと呼ばれるグンガンの街(この街はレリラス・チャンネルを通してグンガンの首都オータ・グンガと繋がっていた)についての情報を漏らした。都市の正確な位置を知らなかったため、このドロイドの司令官は沼地の近くに観察用の基地を設置し、ナブーに着いたばかりのシディアスの弟子ダース・モールがフェデレーションと合流したころ、地域の捜索を開始していた。OOM-9はこのシス卿を迎え、モエニアの街の外でナブーの貿易商と対面した際に、捕らえたグンガンの囚人を彼に見せた。グンガンの都市の捜索を早く終えようと、モールはOOM-9に沼地に毒を流してグンガンを地表に誘い出すか、水を吸いだしてしまうよう命じた。間もなくモールが去った後、OOM-9は指示を実行したが、モールが戻ってくるころには、沼地が膨大な地下水に繋がっており作戦の意味がほとんどないことが発覚していた。しかし、シス卿はレイカという名前のボサンの測量士からレリアスの位置とボスゲインというグンガンの指導者の名を聞き出していた。OOM-9はモールを伴ってS-DSTでレリアスに向かい、彼が指揮するSTAPは爆雷を都市へと投下した。その後の戦いの中、モールはボス・ゲインを捕え、レリアス・チャンネルを通るために必要なレリアスのゲートを、フォースを使って彼に開けさせた。グンガンの防衛軍の抵抗を退けた後、ドロイド軍はチャンネルを進んでいった。

レリアス・チャンネルはオータ・グンガのあるパオンガ湖へと通じていた。湖の岸で、トレード・フェデレーション軍は前哨基地をつくり、OOM-9は湖の島と本土にある全てのグンガン居住地を探し出すべくパトロールを派遣した。地表で集められた資源がオータ・グンガに供給されていたため、OOM-9の軍隊は居住地を破壊し、資源を固定して水中都市の供給ラインを切断した。グンガンは水中軍を前哨基地に送り出して反撃したが、OOM-9はこれを撃退し、間もなくオータ・グンガそのものの位置まで突き止めた。OOM-9は部下たちに爆雷を落とすよう命じたが、グンガンの死体が水面に上がってこないため潜水艦を派遣して湖の中を調べさせると、グンガンたちがオータ・グンガを放棄していることが明らかになった。OOM-9は残っていた抵抗軍を排除し、都市のほとんどを荒廃させた。グンガンの見かけ上の敗北により、ナブーは完全にトレード・フェデレーションの支配下に置かれることになった。しかしOOM-9はガンレイから通信を受け取り、アミダラがジェダイとともに惑星に戻ってきたというニュースをモールに中継することになる。

大平原の戦い

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大平原での戦いを監督するOOM-9

OOM-9はシードに戻ったが、間もなく再び戦いへ呼び戻されることになった。アミダラのJタイプ327ヌビアン・ロイヤル・シュターシップが沼地に着陸したことが発覚したが、バトル・ドロイドのパトロールは宇宙船がすでに捨てられていることを知り、ガンレイは女王の逮捕をOOM-9の最優先事項とした。銀河元老院からの援助を得ることに失敗していたアミダラは、ばらばらだったナブーの軍隊とグンガン・グランド・アーミーをひとつにした。グンガンは街の奪回を開始し、シードに対する攻撃に備え彼らの聖地に集結していた。この新しい脅威に対し、バトル・ドロイドの指揮官は接近してくるグランド・アーミーに対処するよりも先に、ナブーの強制収容所の警備を強化した。バトル・ドロイドの長距離パトロールたちはぬかるんだ地形に足を取られてしまい、グンガンの居場所を突き止めようというOOM-9の最初の試みは失敗に終わってしまった。

最終的にOOM-9は、大平原でトレード・フェデレーション軍を率い、グランド・アーミーと戦うことになった。軌道ルクレハルク級ドロイド司令船ヴートゥン・パーラ>から指令を受け取るとすぐ、OOM-9はAATにグンガン軍へと砲撃を開始するよう命じたが、グンガンの偏向シールドは集中砲火を効果的に吸収した。エレクトロバイノキュラーで砲撃が無効であることを見て取ったOOM-9は、軍に砲撃を中止するよう命じ、バトル・ドロイドを直接進軍させてシールドを通過し、グンガンと戦うことに決めた。OOM-9が見守る中、彼の軍隊はグンガンを圧倒し、猛攻撃によってシールドが落ちると敵は退却を開始した。OOM-9は司令船にグンガンの退却を報告し、AATを送り出し追撃するよう命令された。間もなく、生き残ったグンガンたちは進軍するバトル・ドロイドに降伏を余儀なくされた。しかし同時に進行していたナブー宇宙戦におけるアナキン・スカイウォーカーの活躍により事態は一転した。スカイウォーカーは意図せずフェデレーションのドロイド司令船の破壊に成功し、OOM-9を始めとする全てのバトル・ドロイドはシャットダウンしてしまったのである。

特徴

全てのバトル・ドロイドと同様に、OOM-9は単に戦いのためだけにつくられていた。このドロイドのプログラムは戦術や作戦の編集と収集を基本としており、個性は制限されていた。彼の金属の顔に表情はなく、その声には抑揚がなかった。もともと標準的なバトル・ドロイドだったOOM-9は、指揮官に昇進した後に改造を施された。彼は指揮官であることが識別できるように、暗い黄色のマーキングを施されていた。従来の背面プレートは取り除かれ、先進的な動力供給装置や、惑星軌道の中央制御コンピューターと直接通信できるアンテナを含む、標準的コマンド・バックパックが取り付けられていた。このドロイドの脚は高トルク=モーターで動き、軟骨のような形をした向う脛のプレートが特徴的だった。必要に応じ、OOM-9の足は鉤爪やパッドと取り換えることが出来た。戦闘中、OOM-9は兵器とアーマーを強化した個人用の装甲型強襲用戦車からトレード・フェデレーション軍の戦いを調整した。

制作の舞台裏

OOM-9は、1999年の映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』のためにつくられたキャラクターである。タイラー・マーフィーがキャラクターの声優を担当し、日本語吹替えは大川透が務めた。

登場作品

参考資料

脚注

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