- 1 ノート
-
IG-88
IG-88はアサシン・ドロイドの生産ラインのひとつ。ホロワン研究所が製造した。 高まる銀河帝国への反乱活動の対抗策であるフラットドロイド計画の一環として、ガーダン帝国監査官がIGシリーズの製作をホロワン研究所に依頼。アサシン・ドロイドを銀河中に放とうというのである。こうしてIGシリーズは秘密裏に製造されることになった。ホロワン研究所のロラス技術部長たちは数種類の新型アサシン・ドロイドを設計したが、そのいずれも擬似知性と独立心を有していた。そして、その中の5体が製造された。
試作版のプログラムがインストールされた1体はIG-72と呼ばれ、4体のIG-88とは別行動をとり、ヤヴィンの戦いの直前に破壊された。他の4体は、IG-88A、B、C、Dと区別できるが、4体とも同じ情報を共有し、あたかも1体のドロイドであるかのように活動した。
目次 |
歴史
編集
禁じられたれた製造
編集
アサシン・ドロイドには道徳チップが組み込まれていなかった。危険な犯罪者や脱獄囚を捕まえ、殺すことだけを目的として作られていたからである。しかし、道徳心が欠如したアサシン・ドロイドは、帝国軍の内部抗争に悪用され、たんなる暗殺ではなく大惨事を引き起こしたことがある。そのひとつは、トービン卿のシャトル事故だ。卿はシャトルに乗ったまま自分の宮殿に激突して事故死したが、シャトルのパイロットたちがドロイドに殺されて墜落したと信じられている。
また、あるアサシン・ドロイドは、アメル・バクリ提督を暗殺する最良の策として、スウープ競技場にいる2万人の観客もろとも提督を殺害する計画をはじき出し、これを実行してしまった。この恐ろしい出来事は、後日カプリオリルの大虐殺として知られるようになった。
そして、アサシン・ドロイド使用禁止令が施行されたが、帝国は極秘裏にアサシン・ドロイドの製造を進めた。こうして開発されたIGシリーズには、臨機応変に事態に対応し、帝国上層部が与える任務を徹底的に遂行できるよう、擬似知性と独立心がプログラミングされた。
歩く兵器倉
編集
IG-88は強力な武器と防御システム、そして多種多様なセンサーを持っているため、バウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)としても非常にすぐれていた。筒型の頭部に光る多数の赤いセンサーは、光、磁力、動き、熱を感じ取る。このおかけで視野は360度あり、全方向の音や電波を一度に感知することができる。センサーで得たデータは、実験的な戦闘プログラムが組み込まれた高性能コンピューターで処理され、瞬時に報復することが可能だ。
武器の大半はプラスター攻撃にも耐えられるフレームの内側に組み込まれている。前腕にはリピーティング・ブラスター・キャノン、左腰には震動グレネード・ランチャーが埋め込まれている。 IG-88はあらゆる武器を使えるように作られている。強力な武器を多数装備しているにもかかわらず、このドロイドはパルス・キャノンとヘビー・プラスターを好む。全方向センサーを持ち、すばやく反応できるため、数種の武器を同時に使いこなすことができる。
暴定する欠陥品
編集
IGシリーズのドロイドを、一刻も早く納品して帝国を喜ばせようとしたホロワン研究所の設計者たちは、致命的な過ちをおかしてしまった。 ドロイドを稼働させる前に厳しい試験を行わなかったのだ。 IG-88は自我知性プログラムが不完全であったため、獲物を追い回して殺すことしか考えないようになってしまった。 IG-88Aは起動直後、生みの親である技術者たちを殺害し、自分の自我プログラムをIG-88、C、Dにコピーして起動させた。そして、4体のIG-88が、旧シリーズの設計上の欠陥を知る関係者全員を計画的に殺害していったのだ。 また、異常な自我を持つIG-88は、ドロイドによる銀河征服を計画するようになり、手始めにドロイド製造惑星であるメキスⅢを本拠地として陰から支配した。
その後、IG-88Aはダース・ヴェイダーの依頼で、スーパー・スター・デストロイヤー、<エグゼクター>に乗艦した。他のバウンディ・ハンター(賞金稼ぎ)と共に、ミレニアム・ファルコンを探す指令を受けたが、このときIG-88Aはこの帝国軍の旗艦のコンピューターにアクセスし、建設中の第2デス・スターの存在を知った。銀河征服の野望を抱くIG-88にとって、実に魅力的な存在だった。ヴェイダーの依頼はIG-88B、C、Dに任せ、IG-88Aは、1年がかりで第2デス・スターに侵入してコンピューター中枢部を制圧し、自分の自我プログラムをコピーした。しかし、ドロイドを反乱させるプログラムを銀河中に送信しようとしたその瞬間、第2デス・スターは反乱同盟軍によって破壊されてしまった。
暴れまわるIG72
編集
ダース・ヴェイダーの部下のストームトルーパーたちが、惑星タトゥイーンで2体のドロイドを探していたときのこと。 トルーパーたちは旧共和国のヒーローのひとり、アダー・タロンにびくびくしていた。彼を捕らえるか殺すために帝国は何人ものバウンティ・ハンターを送り込むが、その中にはIG-72も含まれていた。
アダー・タロンの首に賞金が懸けられていることは星系全体に知れ渡っていたので、多種多様のバウンティ・ハンターが、モス・アイズリーの通りにあふれかえっていた。彼らの多くは、とりあえずその場で同盟を結んだチームに別れた。 IG-72は、やる気満々のハンターたちからは離れて、単独で静かに行動し、彼らにアダー・タロンをあぶり出させる作戦に出た。
IG-72は、反乱同盟軍の作業員グループが、かつて旧共和国軍司令部があったと思われる場所について話しているのを偶然聞いた。反乱軍の情報源であるドロイドを破壊したIG、72は、罪のない人やその家族のほとんどを、人道いで殺してしまった。 IG-72はもとの計画に戻り、バウンティ・ハンターのジョド・カストたちから、反乱軍がアダー・タロンを助け出すのを静観することにした。
IG-72は反乱軍がモス・アイズリーから飛び立ち、帝国軍と戦うのを観察していた。相手の能力を分析したIG-72は、行動に移ることに決め、彼とアダー・タロンの間にあるものすべてを撃ち壊し始めた。しかしこのとき、運は反乱軍に味方した。IG-72の攻撃を回避して、アダー・タロンと共に脱出したのだ。このとき、IG-72の身に何がこったのかははっきりしていない。アダー・タロンにとどめをさそうとし乙逆に自分を破壊してしまったと考えられているが、IGシリーズには生き延ることへの強い執念がある。粘り強いIGシリーズは今なお銀河の中で誰かを狙い続けているかもしれない。
IG-88ライン
編集
長い問、ホロワン研究所から逃亡した5体以外に、IGシリーズのアサシン・ドロイドがつくられたのかどうかが疑問視されていた。ソール・ファミリーのボディガード用に再プログラムされた状態の旧シリーズが発見されたことで、別にIGドロイドが存在するのではないかとも思われたが、同様の多くの報告は、5体以上の存在を特定できるものではなかった。
ホロワン研究所で生まれた5体のうち2体がプログラミングのミスで自我を発現させ、IG-88とIG-72と呼ばれた。 IG-88が自己依存の手順を設定するの要した時間はほんの5秒。そして、他の3体にIG-88は自分のプログラミングをコピーした。研究所の職員を皆殺しにして脱出した後、4体の旧-88たちはドロイドによる銀河征服という自分たちの任務を遂行しようとしたが、IG-72だけは別行動をとり、盗んだ宇宙船で宇宙のどこかへ消えてしまった。