クローキング装置(Cloaking device)はスターシップを不可視状態にするテクノロジーである。
概要[]
クローキング装置は物体をほとんど全ての検知方法から不可視にすることができた。[1] 実験的なスターシップ・テクノロジーである[2] クローキング装置を使えば、気づかれることなく敵船の間を通過することができ[3]、普通のスキャナーではまず検知されることはなかった。しかし人工的に生成された重力井戸であるインターディクション・フィールドの中ではステルス・テクノロジーが作用せず、発見されやすくなった。クローキング装置にはハイブリディウムやスタイジアム・クリスタルなどの物質が動力源として使用された。[4]
歴史[]
共和国時代[]
シス卿ダース・モールが所有したリパブリック・サイナー・システムズ社製改造型スター・クーリエ<シミター>にはクローキング装置が搭載されていた。[5] ナブー危機以前、ケラックス星系でトレード・フェデレーションのスターシップが海賊団に襲撃された時、モールはダース・シディアスの命令で現地に駆けつけ、クローキング装置を起動した<シミター>で海賊を奇襲した。<シミター>は姿を隠したままプロトン魚雷でオーブ=ウイングを1機撃墜し、その後は装置を解除して残る海賊船を片付けた。[6]
クローン戦争以前、トレンチ提督はクローキング装置を搭載したクルーザーと戦ったことがあった。彼は追尾魚雷を用いた戦術でこのクローキング・シップに勝利した。[7]
クローン戦争中、銀河共和国のエンジニアが[8] 実験的なスターシップ・テクノロジーを用いて[2] クローキング装置を搭載した重武装船“ステルス・シップ”を開発することに成功した。[1] 22 BBY、ジェダイ将軍のアナキン・スカイウォーカーは独立星系連合の艦隊によって封鎖された惑星クリストフシスの地上に釘付けになっているベイル・オーガナ元老院議員に補給物資を届けるため、ステルス・シップに乗ってヴェネター級スター・デストロイヤー<ネゴシエーター>から出撃した。しかしスカイウォーカーは途中で作戦を変更し、トレンチ提督のプロヴィデンス級キャリアー/デストロイヤー<インヴィンシブル>に攻撃を仕掛けた。トレンチは以前と同じく追尾魚雷で見えない敵に応戦しようとしたが、スカイウォーカーは魚雷を引きつけながら<インヴィンシブル>のブリッジに受かって飛行し、紙一重で衝突を回避した。<インヴィンシブル>は自艦から放った魚雷でブリッジを破壊され、スカイウォーカーは無事に補給物資を地上へ届けた。[7]
クローン戦争中、デュロスの賞金稼ぎキャド・ベインはシスの暗黒卿ダース・シディアスの依頼を引き受けた際、クローキング装置を搭載したローグ級ポラックス38スターファイター<ザナドゥ・ブラッド>を与えられた。[9] 19 BBY、シディアスはかつてモールの宇宙船だった<シミター>のクローキング装置を使い、検知されることなく惑星ダソミアを訪れた。彼はグリーヴァス将軍とともにダソミアでダース・モールやマザー・タルジンと戦い、タルジンを倒すことに成功した。[10] またアサージ・ヴェントレスはクインラン・ヴォスを救出するため、クローキング装置を搭載したランサー級追跡船<バンシー>でアナキン・スカイウォーカーとオビ=ワン・ケノービをドゥークーのプロヴィデンス級キャリアー/デストロイヤーへ運んだ。[3]
帝国時代[]
グランドモフ・ウィルハフ・ターキンが個人的に所有したコルベット<キャリオン・スパイク>には、クリストフシスで使われたステルス・シップを基にしたクローキング装置が使われていた。[4] また帝国宇宙軍のロース・ニーダ艦長によると、<ミレニアム・ファルコン>ほどの小規模な宇宙船がクローキング装置を搭載していることはまず無かった。[11]
登場作品[]
- スター・ウォーズ:ダース・モール (間接的に言及)
- Star Wars バトルフロント II
- クローン・ウォーズ – 封鎖線を突破せよ (初登場)
- クローン・ウォーズ – ホロクロン強奪 (言及のみ)
- スター・ウォーズ:ダース・モール ダソミアの後継者
- 反乱者たち – デューム
- Star Wars バトルフロント
- スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲 (初言及)
- スター・ウォーズ:ポー・ダメロン ブラックスコードロン
- スター・ウォーズ:ポー・ダメロン 迫りくる嵐 (言及のみ)