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「どうする、こいつを捕虜にするか?」
「誰がなるか」
―バトル・ドロイドに対して、ヘヴィーの最期の言葉[出典]

CT-782共和国グランド・アーミーに所属したクローン・トルーパー。重火器に詳しいことからヘヴィー(Hevy)というニックネームをつけられていた。クローン戦争序盤、ヘヴィーとドミノ分隊のチームメイトは賞金稼ぎブリック教官の指導のもと惑星カミーノにあるティポカ・シティ軍事複合施設で戦闘訓練を積んだ。ドミノ分隊は一人前のクローン・トルーパーになるため“シタデル・チャレンジ”で最終テストを受けることになったが、メンバーの心がひとつにまとまらず悲惨な結果に終わり、不合格を言い渡されてしまった。ヘヴィーは仲間に失望して軍隊からの逃亡も考えたが、整備係として働く奇形クローンの99に諭されて考えを改めた。ジェダイ将軍シャアク・ティから追試を認められたドミノ分隊のメンバーは各自の欠点を見つめなおしてテストを乗り越え、クローン・トルーパーへの仲間入りを果たした。

その後、ヘヴィーは最初の任務で惑星リシにある銀河共和国前哨基地に配属された。ヘヴィーとルーキーの兵士たちはクローン・サージェントオナイナーの指揮下に入り、故郷カミーノの安全を守るためアウター・リム・テリトリーにおける独立星系連合の活動に目を光らせた。ヘヴィーたちがリシ・ステーションで任務に就いていた時、分離主義勢力のBXシリーズ・ドロイド・コマンドー衛星基地に奇襲を仕掛けた。ドロイドに基地を乗っ取られたトルーパーたちは、何も知らず視察に訪れたキャプテンレックスコマンダーコーディに敵襲を警告するため照明弾を放った。レックスとコーディはヘヴィーや残りの生存者と合流し、ドロイド・コマンドーへの反撃を開始した。彼らは基地を取り戻したが、共和国艦隊に緊急事態を知らせるには基地そのものを爆破する必要があった。液体ティバナの遠隔起爆装置が機能せず作戦が破綻しかけた時、ヘヴィーは1人で基地に残って問題を解決すると申し出た。仲間が逃げ去った後、ヘヴィーはB1バトル・ドロイドに取り囲まれたが、自らの命を犠牲にして爆弾を手動で起爆し、ドロイドもろとも前哨基地を吹っ飛ばした。

経歴

ドミノ分隊

「お言葉ですが、教官殿。問題は訓練法にあるのでは? ジェダイから訓練を受けたいね。得体のしれない傭兵ではなく」
「ジェダイにはお前らボンクラを鍛えてる時間はない。だから俺がいるんだ」
―ヘヴィーとブリック[出典]
HevyBric-CC

ブリックとヘヴィー

CT-782は共和国グランド・アーミークローン候補生部隊、ドミノ分隊に所属するクローン・トルーパーだった。クローン戦争の序盤、ドミノ分隊には彼のほかにカタップエコーファイヴスドロイドベイトが在籍していた。CT-782は重火器に詳しかったためチームメイトからヘヴィーと呼ばれるようになる。ヘヴィーたちは惑星カミーノ首都ティポカ・シティにある軍事複合施設で訓練を積み、カミーノアンに雇われたシニティーン賞金稼ぎブリック教官から指導を受けた。ドミノ分隊のメンバーは互いを気遣うことなくそれぞれが勝手な行動をとったためシミュレーション・テストの成績が低く、落ちこぼれ扱いされていた。

シタデル・チャレンジで訓練用バトル・ドロイドを相手に戦った時、ヘヴィーは命令を無視して自らリーダーシップを取ろうとした。その結果ドミノ分隊はドロイドに圧倒され、テストは失敗に終わった。テストを見守っていたジェダイ・マスターシャアク・ティとブリックは、ドミノ分隊の候補生は戦士には向いていないと判断した。しかしアルコーナエル=レス教官だけは彼らの才能を評価していた。テストが終わって兵舎に戻った後、ヘヴィーは他の候補生と口論になり、ドロイドベイトを足手まといと罵った。ヘヴィーはARCトルーパーを目指していると宣言したが、エコーはARCトルーパーなら命令に従うべきだと反論し、取っ組み合いのケンカが始まった。2人の間に割って入ったブリック教官は、その闘争心をドロイドとの戦いで有効に使えばテストをパスできたはずだと叱りつけ、ドミノ分隊への失望感をあらわにした。

HevyZ6-CC

候補生ヘヴィー

その後、ドミノ分隊は他の分隊とともにARCクローン・コマンダーコルトが見守る中で最終テストを受けることになった。最初にテストを受けたブラボー分隊は優れた立ち回りでシタデル・チャレンジを攻略し、コルトから高い評価を得た。シミュレーション場で入れ替わりになった時、ヘヴィーたちはブラボー分隊のメンバーから「ドミノ倒しが始まる」と馬鹿にされた。実際、ドミノ分隊は最初のうちこそ普段より順調にコースを進んだものの、すぐにメンバーがバラバラな行動をとり始めた。ヘヴィーは負傷したドロイドベイトを見捨てて進もうとしたが、コマンダー・コルトが見るに見かねてテストを中断させ、ドミノ分隊に不合格を言い渡した。その夜、カミーノのメンテナンス・クルーとして働く奇形クローンの99が兵舎を訪れ、苛立つヘヴィーを慰めた。99はヘヴィーにチームの大切さを説き、兄弟は互いに助け合わなければならないと語った。99は最初から兵士になる道を閉ざされていた自分に比べれば、挑戦するチャンスが与えられているだけでも恵まれているのだと励まし、ヘヴィーを勇気づけた。ヘヴィーは99のアドバイスを重く受け止め、次の日の追試に臨んだ。エル=レス教官がシャアク・ティに掛け合ったおかげで、ドミノ分隊はクローン・トルーパーとしての適性を証明する最後のチャンスを手に入れたのである。

ヘヴィー、エコー、ファイヴス、カタップ、ドロイドベイトは今までにない協調性を発揮し、シタデルの基部までたどり着いた。しかし彼らはベルトに装備していたはずのアセンション・ケーブルが無くなっていることに気づく。ブリック教官が追試の前にケーブルを抜き取っていたのである。ところがブリックの予想に反し、ドミノ分隊は壁に設置されたブラスター砲台をつたって砦を上るという独創的なアイデアでテストをクリアした。シャアク・ティはドミノ分隊に対する評価を改め、彼らはひょっとしたら共和国軍史上最高の兵士になれるかもしれないと称賛した。その後、ドミノ分隊のメンバーは卒業を認められメダルを授与された。ヘヴィーはこのメダルを感謝のしるしとして99に贈り、近いうちにまたカミーノへ戻ってくると約束した。

リシ・ステーション

「お待ちかねの事件だぜ、ヘヴィー」
「ああ。流星のシャワーかよ」
カタップとヘヴィー[出典]

カミーノでの訓練を終えた後、ヘヴィーは最初の実地任務に配属された。彼はエコー、カタップ、ファイヴス、ドロイドベイトたちと一緒に惑星リシ衛星にある共和国軍前哨基地リシ・ステーションへ派遣され、クローン・サージェントオナイナーの部下になった。ドミノ分隊の卒業生のほかに、ナブCT-327といった兵士がこの基地に勤めていた。リシ・ステーションは分離主義勢力によるカミーノ侵攻を未然に阻止するための重要拠点だったが、ヘヴィーは平凡な作業を繰り返すだけの毎日に退屈していた。ある日、オナイナー軍曹がヘヴィーたちのいる司令センターに現れ、間もなくクローン将校によるリシ・ステーション視察が始まると告げた。しかし、分離主義勢力のグリーヴァス将軍が派遣したBXシリーズ・ドロイド・コマンドー部隊がクローン将校よりも先にリシ・ムーンに到着した。

Z-6 rotary blaster cannon

Z06回転式ブラスター砲を使うヘヴィー

グリーヴァスはダーク・ジェダイアサージ・ヴェントレスと共謀してカミーノ侵略を計画し、攻撃開始に備えてリシ・ステーションの制圧を企てた。ドロイド・コマンドーの乗るドロック級ボーディング・シップは流星に紛れてリシ・ムーンに侵入し、基地の離着陸用プラットフォームで周囲を警戒していたトルーパーCT-327を殺害した。オナイナーは歩哨と連絡が取れなくなったことを不審に思いドロイドベイトとナブを外に送ったが、ブラスト・ドアが開いたとたんドロイド・コマンドーの攻撃が始まった。オナイナーはヘヴィーに警報を起動するよう命じたが、敵が通信を妨害しておりメッセージの送信ができなかった。その直後、オナイナーはドロイド・コマンドーによって射殺され、攻撃を生き延びたヘヴィー、エコー、ファイヴス、カタップは換気用のシャフトを使って基地の外へ退避した。4人のクローンが次の行動について話し合っているとき、巨大な捕食動物リシ・イールが姿を現した。クローンはブラスターで応戦したが、カタップは巨大ウナギの犠牲になってしまった。

その後、クローン・コマンダーCC-2224(コーディ)とクローン・キャプテンCT-7567(レックス)を乗せたニュー級アタック・シャトルオベックス>が視察のためリシ・ステーションにやってきた。コーディとレックスはヘヴィーたちが放った照明弾のおかげで基地の異常事態に気づき、基地の下の崖で3人の生き残りと合流した。クローンは再びリシ・イールに襲われたが、今度はレックスがDC-17ハンド・ブラスターを使って一撃で獣を仕留めた。レックスは優れた射撃に感嘆するヘヴィーたちを“シャイニー”(ピカピカ組)と呼び、残った戦力が新人兵だけでは心細いとからかった。レックスとコーディはルーキーたちにDC-15Aブラスターを与え、5人だけでリシ・ステーションの奪回作戦に取り掛かった。

ヘヴィーの最期

「先に突っ込ませてください」
「先頭は俺と決まってる」
―ヘヴィーとレックス[出典]
Rishi station boom

ヘヴィーは自らを犠牲にしてリシ基地を爆破した

レックスはドロイド・コマンドー・ユニット26の残骸から回収した頭部を監視カメラに映して敵を欺き、基地の扉を開いた。クローンたちは一挙に司令センターまで攻め入り、E-5ブラスター・ライフルバイブロブレードを装備したドロイド・コマンドーを1体残らず全て破壊した。しかし、制圧部隊からの連絡が途絶えたことに違和感を覚えたグリーヴァスはすぐにC-9979着陸船バトル・ドロイドの増援をステーションに送った。また、司令ステーションの信号は「異常なし」に固定されてすぐには変更できなくなっていた。2つの問題を一度に解決するため、クローンたちは暖房用の液体ティバナ爆弾にして基地そのものを吹っ飛ばし、信号を止めることに決めた。エコーとレックスが液体ティバナを収容したPLNKシリーズパワー・ドロイドを並べる間、ヘヴィー、コーディ、ファイヴスは武器庫でバトル・ドロイドと戦うための得物を選んだ。ヘヴィーはZ06ブラスター砲を構えてブラスト・ドアの内側に立ち、最前線でバトル・ドロイドの増援部隊を迎え撃った。爆弾をセットする時間を稼いだ後、ヘヴィーたちは司令センターまで退却した。

レックスとエコーは爆弾を準備し終えたが、遠隔起爆装置の接続がうまくいかなかった。ヘヴィーは装置の調整を任されたが、作業を終える前にB1バトル・ドロイド部隊が司令センターまで攻め込んできた。ヘヴィーは遠隔起爆装置の設定を諦め、仲間たちが脱出に使った換気用シャフトの蓋を閉めて1人でバトル・ドロイドを迎え撃った。レックス、コーディ、エコー、ファイヴスはコムリンクでヘヴィーを呼び出し、早く逃げ出すよう迫ったが、彼は爆弾を手動で起爆するつもりだと告げてドロイドとの戦いを続けた。レックスは助けに戻ろうとしたが、ドロイドに撃たれてこれ以上戦えないと判断したヘヴィーは自らを犠牲にして爆弾を起動した。リシ・ステーションはドロイドもろとも爆破され、共和国艦隊に送られていた「異常なし」の信号が途絶えた。ジェダイ将軍オビ=ワン・ケノービアナキン・スカイウォーカーはリシ・ムーンにLAAT/iガンシップを派遣し、ヘヴィーのおかげで戦いに勝利した生存者たちを回収した。

個性と特徴

「CT-782は協調性に欠けます。独断専行型だ」
エル=レス[出典]
Hevytatoo

ヘヴィーのタトゥー

ドミノ分隊の隊員だった頃、ヘヴィーはニックネームではなくCT-782という識別番号で呼ばれることを好んだ。当時のヘヴィーは皮肉屋で、反抗心が強く、自分の意見を堂々と口にすることで他のクローン・トルーパーに力や能力を見せつけようとした。ドミノ分隊のテストを監督したエル=レス教官やシャアク・ティは、ヘヴィーが勝手にリーダーシップをとろうとしてチームの輪を乱す傾向にあると気づいた。候補生ヘヴィーは周囲から個性的な戦士とみなされ、一人前のトルーパーになった後もその評価は変わらなかった。彼は重火器に詳しく、Z06ブラスター砲を好んで使用した。ヘヴィーはリシ・ステーションの戦いでもブラスター砲を手にしたが、コマンダー・コーディは「デカい銃がデカい男を作るわけではない」と否定的だった。彼は前哨基地防衛戦で勇敢に戦い、バトル・ドロイドの増援部隊が到着した時も最前線でブラスター砲を連射した。彼は爆弾を起動するために1人で基地に残り、キャプテン・レックスの撤退命令を無視した。

クローン候補生時代、ヘヴィーはティポカ・シティの兵舎で分隊のチームメイトに怒りをぶつけ、戦闘訓練で真っ先に倒されたドロイドベイトを罵った。ヘヴィーはARCトルーパーになることを夢見ていたが、エコーはARCトルーパーなら命令に従うはずだと指摘し、ケンカになった。ヘヴィーはリシ・ステーションの退屈な業務を嫌い、他のクローンに腕相撲の勝負を挑んで暇つぶししながら、実戦の任務に就きたいと不満を漏らした。ヘヴィーは首の後ろから両頬にかけてタトゥーを入れていた。

装備

「こいつは俺がいただきだ」
「銃がデカけりゃいいってもんじゃないぞ」
―Z06ブラスター砲を手にしたヘヴィーとコーディ[出典]

候補生時代、ヘヴィーは他のドミノ分隊隊員と同じ緑と白のアーマーを身に着けた。このアーマーの胸と左肩には「1」という番号が書かれていた。リシ・ムーンで任務に就いていた頃、ヘヴィーは標準的な白いフェイズIクローン・トルーパー・アーマーを装着した。

登場エピソード

参考資料