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CR90コルベット[1](CR90 corvette)は、一般的にコレリアン・コルベット[2](Corellian corvette)あるいはレベル・ブロッケード・ランナー[3](Rebel blockade runner)の名で知られた、コレリアン・エンジニアリング社製の多目的用途の小型主力艦

CR90コルベットは、海賊から企業、銀河宇宙軍に至るまでの様々な組織によって、銀河系各地で広範囲に使用されていた。少なくとも52 BBYから、137 ABYまでは使用されていたことが確認されている。コレリアン・エンジニアリング社の他の製品と同様、CR90コルベットは伝統的な適応性能を有し、貨物運搬業務から外交護送任務まで、さまざまな役割を果たすことができた。

特徴

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コレリアン・コルベット

コレリアン・エンジニアリング社(CEC)が製造した[4] コレリアン・コルベットは、多目的に使用できる主力艦だった。全長150メートルのこの中型艦船は、兵員輸送船、小型護送船、貨物船、客船など、様々な用途に使うことができ、銀河系各地で広範囲に使用されていた。[5]コレリアンが製造する多くの宇宙船と同様、このコルベット亜光速ドライブを備え、迅速にハイパージャンプを行ってハイパースペース航行を行うことができた。[6] コレリアン・コルベットは弓のような広い司令ポッドや船尾のイオン・タービン・エンジン、そして“ハンマーヘッド(金槌)”のような独特の形状の船体を特徴としていた。[4]

コレリアン・コルベットの内装は容易く改装を行うことができるモジュラー設計になっていた。CR70コルベットなどのCEC社の古い機種も、ヴァンガードc20改造スイートといった改良用パッケージを使うことで、CR90型にアップグレードすることができた。改造の行いやすさはCEC社の製品のトレードマークであり、CR90コルベットの再販価値を上げていた。<ナイト・コーラー>や<コンストリクター>などの珍しい型のCR90は、スターファイターを搭載することができた。

火器システムも改造することができたが、標準仕様のCR90コルベットにはテイム&バック社製のH9型2連式ターボレーザー2基と通常のターボレーザー4基を搭載していた。CR90コルベットは8基のターボレーザー、6基のレーザー砲、4基のイオン砲を搭載することも可能だった。通常仕様のコレリアン・コルベットでは、こうした砲塔でエンジンの背後の敵を直接攻撃することができず、真後ろが弱点になっていることで有名だった。

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GR-75中型輸送船とコレリアン・コルベット

戦闘仕様に改装した一般的なコルベットは、6基の2連ターボレーザー砲を装備した。戦闘のためだけに設計されたCR90コルベットの後継機種、アサシン級コルベットはこれと似た装備を有していた。

亜光速およびハイパースペース航行に最適化されたCR90コルベットは、通常クラス2のCEC社製小型ハイパードライブ・システムをメイン・リアクターとイオン・タービン・エンジンの間に搭載していた。CR90コルベットのメイン・リアクターは、戦闘時に緊急停止しやすいという、設計上の欠点があることで有名だった。エネルギー兵器によって引き起こされた爆破のダメージは、船体の中央部主要センサー・システム付近に設置されたシールド発生装置に直接影響を及ぼし、爆発の連鎖反応によって発電システムを麻痺させてしまった。[4]

CR90コルベットは2,100Gまで加速することができ、600人の乗客を運ぶことが可能だった。しかしクラス2のハイパードライブは、同サイズの宇宙船と比べると比較的遅かった。標準的なクルーは8名の将校と38名の下士官から構成されたが、改装によってクルー数は30名から165名まで上下した。

CR90コルベットは、たった2人だけで操縦できることが確認されている。ハン・ソロチューバッカは、<ジェイナズ・ライト>の名で呼んだ複数のCR90を2人で操縦した。また、ウェッジ・アンティリーズが<ナイト・コーラー>を飛ばしたように、必要に応じてステアリング・ヨークを使えば、1人でも操縦することが可能だった。

歴史

旧共和国

コレリアン・エンジニアリング社製CR90コルベットは、銀河共和国の最後の数十に登場した。古い型のCR70も、徐々にこの新しいバージョンにアップグレードされていった。共和国はCR90をジュディシアル・フォースに採用し、クローン大戦時には共和国宇宙軍でも使用された。大戦前、CR90型は中型コルベットに分類されていた。

銀河帝国

Capital corellian corvette

宇宙空間のCR90コルベット

コレリアン・コルベットは銀河系で広範囲に使用された。[5]コレリア密輸業者たちは、多くのエンジンを搭載したコレリアン・コルベットを巧みに操縦し、通行税や関税を無視し、武器や違法物品の取引で逮捕されるのも免れ、銀河帝国の領域を通過していた。帝国の当局関係者は、銀河を行きかうコルベットの中から密輸船を見つけ出す作業に手を焼かされ、この宇宙船に“ブロッケード・ランナー”という綽名をつけた。[7](ブロッケード・ランナーは密航者[6]、密航船[5]、突破船[4] といった意味)

巨大なインペリアル級スター・デストロイヤーと並んで帝国宇宙軍に属したCR90コルベットは、主に銀河帝国の外交任務や護送任務へと追いやられた。戦闘において、CR90コルベットは敵スターファイターへの攻撃や、重要な貨物や情報を積んで脱出する任務などをしばしば与えられた。帝国元老院解散される前、CR90コルベットは帝国の元老院議員の外交船として使用されていた。そのうちのひとつが、レイマス・アンティリーズ艦長を務めたオルデランの<タナヴィーIV>である。

反乱同盟

銀河帝国と異なり、共和国再建のための同盟のCR90コルベットは銀河内戦の初期段階の前線で戦闘艦としての役目を果たしていた。CR90コルベットは獲得が容易で、整備士たちは必死の反乱活動のためにそれらを改造した。しかし“ブロッケード・ランナー”の名で知られるコレリアン・コルベットも、インペリアルI級スター・デストロイヤーなどの大型の艦に対しては、特別攻撃は問題外として、一度にかなりの数で攻撃しない限り、勝利を勝ち取ることは難しかった。クワットの宇宙戦では、5隻のCR90コルベットがスター・デストロイヤーティラニー>にかなりのダメージを与えた例が確認された。また、犯罪王タイバー・ザンは自身の艦隊に複数のCR90コルベットを集めていた。

新共和国とその後

反乱同盟が新共和国に再編された後も、CR90コルベットは新しく編成された新共和国防衛艦隊で重要な役割を演じ続けた。しかしニュー・クラス近代化計画といった宇宙船の刷新運動を背景に、やがて段階的に姿を消していった。

137 ABY当時も、いくつかのCR90コルベットが運用されていた。惑星ダックからの避難活動には、少なくとも2機のCR90コルベットが参加していた。

後継機や派生機種

それ自体が同型シリーズの後継機でもあるCR90の設計は、さまざまな派生シリーズや独創的な改造種のベースになった。

Sundered-Heart

サンダレッド・ハート

<サンダレッド・ハート>

多くの改造を施したCR90コルベットの有名な例が、<サンダレッド・ハート>である。このコルベットはスピードを最大限に改良しており、亜光速エンジンのセットを加えることで、亜光速において標準仕様のCR90の4倍の加速度を誇った。

アサシン級

Assassin-class Corvette Ring Planet

アサシン級コルベット

ホスの戦いの頃、アサシン級コルベットが広く使用されるようになった。一般的に“改造型コルベット”として知られていたアサシン級は、戦闘に特化した改造を施されていた。通常仕様のアサシン級は、2連ターボレーザー砲を6基と、弾頭ランチャー1基を搭載していた。帝国宇宙軍はアサシン級コルベットを相当数保有していたことで知られる。

コレリアン・バッカニア

コレリアン・バッカニアは、遅くとも7 ABYには使用が開始されていた軍事仕様のコルベットの一種だった。CR90型と似た技術仕様のコレリアン・バッカニアだが、10基の2連ターボレーザー砲台を有していた。ペンタスター連合に属した企業、ダイナミック・オートマタ社などがコレリアン・バッカニアを使用していた。

ポケット・キャリアー

<ナイト・コーラー>

エンドアの戦い以降、新共和国は少なくとも異なる2種のCR90コルベット改造型を拿捕した。これらの型は、スターファイターを運搬できるように改造が施されていた。その最初の1機が、7 ABYズンジ軍将から奪った<ナイト・コーラー>だった。この機は概ねCR90コルベットの通常仕様型と類似していたが、小型のキャリアーとして運用できるようになっていた。通常のCR90コルベットからの主な変更点は、拡大されたブリッジ・セクションとスターファイター格納庫、そしてより大型艦用のトラクター・ビーム発生装置だった。

<ファースター>

FarStar

ファースター

Blue Glass Arrow 詳細はファースターを参照

キャリアー用に改造が施された2つ目のコルベットが、<ファースター>だった。もともと52 BBYに製造された<ファースター>は、帝国のモフケンター・サーンの命令で改造が施された。船体の中央には巨大なドッキング・ベイが取り付けられ、ハイパードライブ・システムも新しい船体に見合うように修正されていた。この改造が標準化されたものなのか、帝国による独自の改造なのかははっきりしていない。

登場エピソード

非正史作品

参考資料

Wiki-shrinkable
ウーキーペディアにはCR90コルベット/レジェンズに関する8枚の画像があります。

脚注