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「やった!やっつけた!」
―AG-2GでTIEファイターを破壊したルーク・スカイウォーカー[出典]

AG-2G四連レーザー砲(AG-2G quad laser cannon)はコレリアン・エンジニアリング社が製造した強力な四連レーザー砲である。横方向への素早い動きと、長距離の射撃に適した収斂度の高いビームで知られた。ハン・ソロ船長が所有した改造型YT-1300軽貨物船ミレニアム・ファルコン>には、船体の上下面中央部にある砲架にAG-2G四連レーザー砲が設置されていた。ハンが施した違法な改造により、このAG-2GはTIEファイターなどの小型戦闘機を一撃で破壊できる火力を誇った。

0 BBYに<ミレニアム・ファルコン>がデス・スターから脱出した際、ハンとルーク・スカイウォーカーがAG-2Gを操作し、追手のTIEファイターを撃墜した。4 ABYエンドアの戦いでは、エイレン・クラッケン将軍ブラント中尉が<ファルコン>の銃座についた。それから30年後レイの操縦で<ファルコン>が惑星ジャクーから脱出した際には、フィンがAG-2Gを操作し、ファースト・オーダーTIEファイターを撃墜した。

特徴[]

「いつになったら反撃するつもり!?」
「今からやるところだ!」
レイフィン[出典]
AG2G Quad Cannon

AG-2Gの砲撃

コレリアン・エンジニアリング社(CEC)製AG-2G四連レーザー砲は、横軸方向の俊敏な動きと、長距離射撃に適した収斂度の高いビームで知られた。砲手は水平コントロール・ペダルを使って砲を左右方向に回転させ、垂直コントロール・スティックを使って上下方向に動かすことができた。AG-2Gの砲塔はボール=スイベル型の回転プラットフォーム・ベースに乗っており、これは戦術照準コンピューターの命令で動いた。砲手によって定められたローテーション・パターンに従い、銃身から1,32の発射感覚で1発ずつレーザー光弾が放たれた。[1]

ハン・ソロ船長の改造型YT-1300軽貨物船<ミレニアム・ファルコン>に搭載されていたAG-2G用新型戦術照準コンピューターは、砲手が引き金を引き、武器からエネルギーが発射されるという動作によって生まれる遅延を、計算によって補っていた。このコンピューターはレーザー砲の最長射程距離圏内であればまず正確に働き、全長4メートル以上の機体が1,5秒以上センサー範囲にとどまれば、完全にロック・オンすることができた。しかし銀河帝国TIEシリーズ・モデルのほとんどはこの“ワン・ポイント・ファイブ・ロック”からたやすく逃れることができるため、速い機体を相手にする場合、結局は砲手の技術が必要とされた。[1]

歴史[]

Han quad laser

AG-2Gの銃座についたハン・ソロ

<ミレニアム・ファルコン>を手に入れたとき、ランド・カルリジアン船長はこのYT-1300軽貨物船の両面にある砲架にシングル=バレルのアラキッド・インダストリーズ社トムラルRM-76重レーザー砲を取り付けた。しかしランドから<ファルコン>を勝ち取ったハン・ソロは、砲塔をより強力なCEC製AG-2G四連レーザー砲に変更した。それ以来、ハンは定期的に船体下面をチェックし、下部砲塔のサーボ=ガイドに沿ってインタラプター=テンプレートが所定の場所にスライドしているかを確かめるようにしていた。このチェックが無ければ、<ファルコン>が着陸状態で射撃を行わなければならない状況に置かれたとき、四連レーザー砲が着陸ギアや昇降用ランプをふっ飛ばしてしまう危険があったのである。[1]

<ミレニアム・ファルコン>のAG-2Gはクワデックス・パワー・コアからエネルギーを供給されていた。<ファルコン>の砲には拡張型冷却パックとコンプレッサーが装着されていたため、長時間使用してもオーバーヒートすることはなかった。また、スプリッター・カップリングという、発射ビームを2分割するあまり一般的でない機構も使われていた。これによって相手のシールドは2か所同時に攻撃を偏向しなければならなくなり、余分な負荷がかかるのであるハン・ソロは強化パワー・サイクラー、高容量ガス供給機、大型レーザー・エネルギー化クリスタルを組み込んだレーザー・アクチュエーターを追加し、<ファルコン>船体上下のAG-2G砲をアップグレードしていた。これによって<ファルコン>のAG-2G砲は軍隊仕様のブラスター砲と同等の威力を発揮できるようになった。この違法な改造によって増加したレーザー・ビームのパワーは、帝国のTIEファイターといった小型機を一撃で破壊できるほどだった。[1]

<ミレニアム・ファルコン>には上下にAG-2Gが取り付けられていたため、ふたつの砲の攻撃可能範囲が重なるところがあった。ハンと彼の相棒であるウーキーチューバッカは、この船体中央から全周にかけての楔形の領域を「マネー・レーン」(金脈街道)と呼んだ。ハンとチューバッカは四連レーザー砲を使った敵機の撃墜数でギャンブルをすることがあったが、たがいの攻撃範囲が重なるマネー・レーン内の撃墜数は、支払額を倍に設定していたのである。[1]

Finn falcon gunner

<ファルコン>の砲手を務めるフィン

0 BBY、<ミレニアム・ファルコン>が銀河帝国のデス・スターから脱出した際、ハン・ソロとルーク・スカイウォーカーが船体両面の銃座につき、追手のTIEファイターをすべて撃墜することに成功した。[3] 4 ABYに発生したエンドアの戦いでは、ランド・カルリジアンとナイン・ナンが<ファルコン>の操縦席につき、エイレン・クラッケンブラントが四連レーザー砲の砲手を担当した。[6]

ハン・ソロから<ミレニアム・ファルコン>を盗んだガニス・ドゥケインは、回転構造を調整してAG-2G四連レーザー砲を巧みに改造した。[2] 34 ABY、惑星ジャクーゴミ漁りレイストームトルーパーの脱走兵フィンアストロメク・ドロイドBB-8は、ニーマ・アウトポストに駐機してあった<ファルコン>に乗り込んでファースト・オーダーから逃げ出した。レイがこの軽貨物船の操縦桿を握り、フィンが船体下面のAG-2G四連レーザー砲を操作して2機のTIE/fo制宙戦闘機と交戦した。フィンがTIEを1機破壊した後、四連レーザー砲塔がダメージを負って方向を変えられなくなってしまったため、レイは宇宙船の墓場にあるエグゼクター級スター・ドレッドノートの残骸の中を飛んで敵の攻撃を回避した。その後、フィンはレイが機体を反転させてTIEが正面にきたタイミングで引き金を引き、最後の敵を撃墜した。[5]

登場作品[]

CrackenEndor

四連レーザー砲を操作するエイレン・クラッケン

参考資料[]

脚注[]

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