惑星オヴァニスには翼を生やした巨大な生き物が住んでいた。冷戦の時代、養育団と呼ばれるカルト組織がこの生き物の卵を“未来の救い主”として崇め、洞窟の中で大切に守っていた。
特徴[]
養育団のクリーチャーは巨大なヒューマノイド型の生き物で、輝くふたつの目と翼を持っていた。このクリーチャーには少なくとも2匹の個体の存在が確認されており、その一方は輝く白い線が入った水色の肌を持ち、もう一方は輝く赤い線が入った黒い肌を持っていた。どちらも翼で空を飛んだり、小さい生き物を運ぶことができた。このクリーチャーは非常に丈夫で、ブラスターの集中砲火をものともしなかった。また、水色の個体は他の生き物を食べようとし、黒い個体は口から赤い光線を発射することができた。このクリーチャーは卵から生まれ、短期間で巨大化した。[1]
歴史[]
惑星オヴァニスのカルト組織、“養育団”は何世代にもわたって巨大な輝く青い卵を崇拝し、養育団の洞窟の中で大切に守っていた。彼らはこの卵の中に“未来の救い主”が眠っていると信じていたが、卵の中身が具体的に何であるのかは知らなかった。サーベルの一撃作戦の直後、レジスタンスのスターファイター・パイロット・ポー・ダメロンはルーク・スカイウォーカーの行方を知ると思われる銀河探検家ロア・サン・テッカを見つけるため、かつてテッカが滞在していたことのある養育団の洞窟を訪れた。しかしダメロンはファースト・オーダー保安局のエージェント・テレックスに後をつけられていた。テレックスは部下とともに洞窟に押し入り、ダメロンから情報を聞き出すため、養育団の長老の抗議を無視してフレイムトルーパーに卵を攻撃させた。[1]
卵はフレイムトルーパーの火炎放射器で暖められてひび割れ、中から水色の巨大なクリーチャーが出現した。養育団の信者たちはこの生き物を救い主と思い込み、長い務めが終わって“報酬の時”が到来したことを喜んだ。しかしこのクリーチャーは他の生き物への敵意を露わにし、養育団の信者とストームトルーパーを攻撃し始めた。トルーパーのブラスターではこのクリーチャーの体に傷をつけることができず、養育団の長老は巨大な手に掴まって食べられそうになった。しかし黒い肌を持つ2体目が突如として出現し、水色の個体から長老を救った。2体はストームトルーパーに撃たれながらも格闘を続け、しだいに巨大化していった。[1]
2体のクリーチャーは最終的に洞窟の天井を破り、ダメロンのブラック中隊とテレックスのTIEファイター部隊が争っていた山岳部で空中戦を繰り広げた。戦いで優位に立った黒い個体は、口から赤いビームを発射して水色の個体を倒した。その後ファースト・オーダー軍は戦いに敗れ、黒いクリーチャーは洞窟の中へ戻る。養育団はダメロンに礼を言った後、この“救い主”の背中に乗って新たな生活の場へと旅立っていった。レジスタンスはテレックスたちを殺さず、ファースト・オーダーのマキシマA級重クルーザー<ラヴィナス>に連絡を入れて彼らが帰れるよう手配した後、先にオヴァニスを発った。[1]
登場作品[]
- スター・ウォーズ:ポー・ダメロン ブラックスコードロン (初登場)
- スター・ウォーズ:ポー・ダメロン 火花と炎 (間接的に言及)