新シス戦争

「すべてのシスが王になりたがった。そこで、共和国が疫病に苦しみ、もろくなっていくなか、われわれは果てしなく言い争い、朽ちていくインフラによって孤立するようになった。コルサントは刃で切り裂いてくれと言わんばかりに喉元をあらわにしていたが、シスは仲間の背中にナイフを突き立てたのだ！」

―ダース・ベイン

新シス戦争（New Sith Wars）は、およそ2000 BBYから1000 BBYまで続いたジェダイとシスの戦争である。ジェダイ＝シス戦争（Jedi-Sith War）としても知られ、シスからは適者の戦争（War of the Fittest）、背信（The Betrayal）、カリドンの災難（The Curse of Qalydon）とも呼ばれた。新世代のシスの台頭によって始まった新シス戦争は、銀河共和国を衰退へ追い込み、ジェダイ・オーダーの内部に闘争心を芽生えさせた。戦争中、シスと銀河共和国の権力バランスは揺れ動いた。特に、激戦となったミズラの戦いの後などは、共和国は完全崩壊の瀬戸際まで追い込まれた。

銀河系の歴史上、新シス戦争の期間はドラグルチ時代と呼ばれた。歴史家たちは通常、1,000年も続いたこの紛争を、シクティス戦争を始めとする一連の細かい紛争に区切っていた。戦争の最後の1世紀は共和国の暗黒時代として知られ、ブラザーフッド・オブ・ダークネスとアーミー・オブ・ライトが繰り広げた終盤の一連の戦闘を指し、光と闇の戦争という呼び名が使われることもあった。

新シス戦争の最後の戦いは惑星ルーサンで繰り広げられた。第七次ルーサンの戦いの結果、ジェダイと銀河共和国は多大な犠牲を払って勝利を獲得し、シスは最後のひとりまで全滅したと思われた。シス戦争終結後、ターサス・ヴァローラム最高議長によるルーサンの改革が始まり、ジェダイと共和国はようやく訪れた平和と繁栄の時代を歓迎した。シスはもはや過去の凄惨な記憶以外の何物でもなくなったが、これは危険な思い込みだった。ダース・ベインという名のシスの暗黒卿が戦争を生き延び、シスの教えを密かに存続させていたのである。ベインが創始した新しいシス・オーダーは、2人の掟という掟を守って姿を隠し、数世代にわたってひたすら復讐の機会を待ち続けた。

参考資料

• スター・ウォーズ 全史
• スター・ウォーズ アルティメット・ビジュアル・ガイド 特別篇
• スター・ウォーズ ジェダイの書 DXエディション
• スター・ウォーズ シスの書 DXエディション

関連項目

• 旧シス戦争

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