攻撃型偵察機170スターファイター(Aggressive ReConnaissance-170 starfighter)、通称ARC-170スターファイター(ARC-170 starfighter)はインコム社とサブプロ社が製造した重武装の攻撃型偵察スターファイターである。クローン戦争で銀河共和国が使用し、クローン・トルーパーのパイロット3名とアストロメク・ドロイドが乗り込んだ。銀河内戦で使用されたT-65B Xウイング・スターファイターの設計に影響を与えた。
特徴
インコム社製ARC-170スターファイターは偵察やドッグファイト、爆撃といったさまざまな任務をこなすことが可能なマルチロール機としての機能を備える攻撃型宇宙戦闘機である。両翼の端に設置された大型レーザー砲は主力艦の装甲を貫通するほどの威力を誇り、プロトン魚雷も搭載していた。[1] 機体の全長12.71メートル、翼長19.85メートル、高さは3.81メートルで、クローン・トルーパーの操縦士1名と、翼部レーザー砲を操作する副操縦士1名、後部のツイン・ブラスター砲による攻撃を受け持つ砲手1名の計3名が乗り込んだ。また、機体修理用のアストロメク・ドロイドも1体乗り込んでいた。[2]Sフォイルと呼ばれる可変翼を搭載し、戦闘中には翼の上下表面のパネルを展開させ、そこから余剰熱を排出した。[1][3]
歴史
ARC-170スターファイターはインコム社によって製造され、銀河共和国の戦闘機としてクローン戦争に参加した。[1]コルサントの戦いでは、クローン・コマンダー・ダヴィジャン指揮下のARC-170部隊がアナキン・スカイウォーカーやオビ=ワン・ケノービ将軍の乗るイータ2アクティス級軽インターセプターを支援した。コルサント上空の宇宙戦闘で、分離主義勢力の旗艦であるプロヴィデンス級キャリアー/デストロイヤー<インヴィジブル・ハンド>に向かっている途中、ヴァルチャー・ドロイドやドロイド・トライ=ファイターの砲撃によってARC-170が数機撃墜された。[3]
クローン戦争期のクローンZ-95スターファイターやARC-170から得られた教訓をもとに、インコム社は新型のT-65B Xウイング・スターファイターを製造した。[5]
家族とともに惑星ラムーの農場に住んでいた頃、幼いジン・アーソはARC-170スターファイターのおもちゃを所有していた。[6]
登場作品
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参考資料
- スター・ウォーズ 100シーン
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- スター・ウォーズ ローグ・ワン アルティメット・ビジュアル・ガイド
- ARC-170 Starfighter - エンサイクロペディア (バックアップ・リンク - Archive.org)
- ARC-170 Starfighter - 公式データバンク