帝国軍ストーム・トルーパー
出典: Wookieepedia
帝国軍ストームトルーパー(Imperial Stormtrooper)は、『スター・ウォーズ』シリーズに登場する、銀河帝国軍の機動歩兵。
もともとは『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』で登場するジャンゴ・フェットのクローンであるクローン・トルーパーが前身であることが作中の流れで明らかにされており、使用する兵器や諸装備もクローン・トルーパーと酷似したものが多い。設定では帝国時代の最盛期には20億人のストームトルーパーが存在していた。
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[編集] 概要
基本的に同シリーズの銀河共和国軍のクローン・トルーパーと同様の存在で、黒い温度調整ボディ・グローブの上に、18ピースの打撃や爆発による破片・ガスなどから身を守る簡易宇宙服をかねた装甲服を着用し、ブラスターライフルで武装している。この白い装甲服は軽量な樹脂(設定ではプラスチール製)でできており、理論上はブラスターによる攻撃を防げる、とされているが実際にはそうはいかないことは作中で散々証明されている。ヘルメットには簡単な環境維持装置や通信装置、更には視覚補正装置や目標捕捉システムも搭載されている。腰に巻いているベルトには携帯用ブラスターのパワーパックや、鉤爪付きフックとケーブル、濃縮食糧、緊急用バッテリー、小型サーマル・デトネーター、予備用コムリンク等の使い勝手の良い道具が装備されている。
特徴的なヘルメットは、銀河帝国の市民を威圧する目的もあってのことだが、この装甲服は汎用のもののほかに以下のようなバリエーションが旧三部作中に登場している。
- 偵察任務に特化して目の部分が広く四角い視覚補助装置となっているスカウト・トルーパー
- 雪上戦闘に特化し裾の広いスカート状の付属装備を持つ防寒や雪上の擬装性に特化したスノー・トルーパー
- 砂漠などの高温の環境に特化したサンド・トルーパー
他にもスピンオフ作品ではスカウト・トルーパーに類似したヘルメットを身につけている水中戦に特化したシートルーパー、ゲリラ戦法に特化した黒い装甲服姿のストーム・コマンドー、黒い装甲服に身を固めた情報収集に特化したブラックホール・ストームトルーパー、主に帝国軍が鎮圧のために故意に放射能で汚染した地域に展開する高い放射能に晒された環境下での戦闘に特化したラドトルーパー、敵宇宙船に切り込んで船内を制圧する戦闘に特化した重装備のスペーストルーパー、ストーム・トルーパーのエリート部隊から選別されコルサントをはじめとした銀河中央部の各主要都市において警察権を行使する打撃に強い赤い装甲服を着込んだコルサント・ガードが存在し、更に強化装甲を施されたドロイドによるダークトルーパーも存在し、反乱同盟軍の基地を壊滅させた(後に反乱同盟軍の破壊工作によって唯一の工場だった宇宙戦艦が破壊され、ダークトルーパーに関する情報は失われた)(PCゲーム「DarkForce」)。
作中ではブラスターを必ずと言っていいほど左手で射撃し、命中率は低い。しかし、ジェダイの復讐においてスカウト・トルーパーがバイクに乗りながら右手で正確に射撃しており、通常のトルーパーも(おそらく誤って)右手で射撃したときにレイアやR2-D2に命中させていることから、ストーム・トルーパーは本来右利きで射撃能力も高いと推測されている。なお、左手で射撃を行っている理由が作中描写がなく、設定資料にも存在しないためスターウォーズの謎の一つとされている。
なおエンドアのジャングルでも迷彩ではなく隠蔽性を無視した白の装甲服を装備している。これは威圧の意図もあっての模様であることが設定資料から伺われるほか、最低ツーマンセル(二人一組で行動すること)で偵察行動を行い、二人同時に殺害ないし捕獲されることでもなければ敵の発見を迅速化できるという人命(クローン命?)無視の帝国軍の軍事戦略であることも指摘されている。警邏や巡回でも、大抵のストームトルーパーは複数で行動している。また、上述の通り本来射撃能力が極めて高いと推測されており防具も着けていることから、複数人で行動すれば襲いかかった敵を高い確率で返り討ちにできる可能性があるとの指摘もある。
[編集] 仕事の内容
彼らは帝国の広範囲にわたる惑星を迅速かつ正確に攻撃し、暴動を鎮圧し、秩序を維持する。ストームトルーパーは決して買収されず、誘惑も、恐喝も効果がない。これはクローン・トルーパーと同様に、育成段階でプログラミング的に入力される「オーダー」と呼ばれる規範教育によるもののようだ。
帝国においてトルーパー達の生命は極めて軽い物とされ、下手をすれば高価で機能的なドロイドよりも低く扱われている様子すら見られ、帝国の主要な労働力ともなっている。彼らストームトルーパーの訓練は、新秩序の主義における完全な教化を強調されて行われ、各員は疑いを抱かず、他者の権利や自らの安全をも考えずに上官の命令に従うようになっている。彼らはその忠誠心と引き換えに個性と自らの意思を持たない兵士達である(もっとも中には自分の行いを恥じて反乱同盟軍に寝返った者もいるが)。トルーパーの装備は量産が可能なように標準化され、トルーパー自身も厳密な製造計画に拠って規格化されている。
このように不遇なトルーパーではあるが、彼等無くしては帝国の日常業務は成り立たない。なお、そのトルーパーを指揮する士官等はかつてのハン・ソロがそうであったように、帝国領内各地の惑星から士官学校に志願・受験し、合格して配属された人間である。この点は、部隊長クラスを含めた全ての兵士、指揮系統もクローンでまかなっていたクローン・トルーパーとは異なる。
[編集] クローン・トルーパーからストームトルーパーへの変化
旧三部作中ではストーム・トルーパーの詳細についてはほとんど明らかにされていないが、エピソードIIIでヘルメットの形状がストーム・トルーパーの物に近づいていることと、関連書籍の設定から見て、名前と装備が変わり、ストーム・トルーパーの中の人はクローン・トルーパーのオリジナルとなったジャンゴ・フェットを始めとした優秀な兵士(戦士)をオリジナルとするクローンや、帝国領内の各惑星から徴兵され訓練を受けた普通の人間の男によって構成されていると思われる。
ちなみに、ごく一部を除くほとんどの兵士が左手で武器を携行している。撮影上の理由は撮影に使われた武器(プロップ)が構造的に左手で持ちやすいようにできているからであるが、これも設定上では「大半が同一人物のクローンであるため」ということになるのかもしれないといわれていた。ただ、左手で持ちやすいのは銃身の左に突起があるためであるが、この突起はエネルギーパックを模した物であり本来右利き用の装備である。従って左利きでは戦闘に不利になるためクローンのベースになるとは考えにくい。そのためストームトルーパーが左手でブラスター持っているのは別の理由があるのではないかとの説もでている。
またエピソード4で、ストームトルーパーに化けて独房に侵入したルークをレイアが「トルーパーにしては背が低い」と評しており、同じような体格の人間が集められていると考えられる。
なおこの明確に語られていないストームトルーパーの「中の人」に関してだが、日本で1990年代前半に行われたジョージ・ルーカス展のみで販売されたパンフレット『THE GEORRGE LUCAS EXHIBITION』内では、バイカー・スカウト(後のスカウト・トルーパー)デザイン段階のラフスケッチ(P.107)で、髭面男性でボバ・フェット(ジャンゴ・フェットの未調整クローン体)デザイン画の「中の人」ラフスケッチ(同P.68)に似た人物が描かれているのみである。
[編集] 関連項目
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