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可変翼自動推進式バトル・ドロイド・マークI[1](Variable Geometry Self-Propelled Battle Droid, Mark I)は、トレード・フェデレーションが使用したドロイド・スターファイターである。その後、フェデレーションは大量のドロイド・スターファイターとともに独立星系連合に加わった。クローン戦争では、カミーノコルサントの戦いなどに大量に投入された。ヴァルチャー級ドロイド・スターファイター[2](Vulture-class droid starfighter)、あるいはヴァルチャー・ドロイドという呼び名でよく知られていた。

トレード・フェデレーション軍のほとんどの兵器と同様、この戦闘機は生きたパイロットを使わず、ルクレハルク級ドロイド司令船などの中央指令コンピューターとリンクするドロイド脳で動いていた。トレード・フェデレーションのルクレハルク級バトルシップは、それぞれ1,500機のドロイド・スターファイターを搭載することが出来た。

ヴァルチャー・ドロイドは、宗教によって高い精度の製造技術を維持するシ・チャーたちが設立した、ハオア・チョール・エンジニアリング社によってデザインされた。そのため、このスターファイターは昆虫のような外見、複数の兵器と敵から標的にされにくいコンパクトなボディという、古典的なシ・チャリアンのデザインをしていた。

特徴

装備

推進装置

Vulture droid walk

歩行姿勢のヴァルチャー級ドロイド・スターファイター

ドロイド・スターファイターは強力な戦闘力を誇ったが、限定された稼働時間がネックとなり基地周辺から離れて行動できないという欠点が有った。推進装置に通常の宇宙船一般に搭載される融合炉ドライブにかわり、あまり一般的ではない高密度固形燃料ブロックが使用されている。これを船尾の燃料室で高温で燃焼させると非常に高いエネルギーを取り出すことが出来た。その推進装置は非常に高い推力を誇るが、非常にコストがかかり、そのうえ通常35分で燃料を使い切ってしまう。これが燃料補給のための基地や輸送艦が近傍に無ければならない理由である。

センサー・ポッド

ドロイド脳は主船体後部の丸形ポッドに納められている。パトロール・モード時には、地上を索敵する一対のセンサー・アレイを稼働させ、比較的大きい自由度を持つ頭部とも言える丸形ポッドを可動させる。ポッド後部にはコムリンク・アンテナが内蔵され、ルクレハルク級コア・シップの中央コンピューターから送られてくる信号を受信出来る様になっている。

武装

ドロイド・スターファイターは3つの主な武装システムを持つ。一つは主船体前方にある二つのエネルギー弾発射管で、船体腹部にあるマガジンから個々に弾丸が装填される。エネルギー弾発射管のマガジンは、輸送艦上での交換、充填が可能である。また、両舷の各アウトトリガーには同時発射されるブラスター砲が2門装備されている。ただし、この砲は長時間の稼働では機能しなくなるほど脆弱な作りだった。さらに、武器と言えるかどうかは意見が分かれるが、小型だが強力な自爆装置も装備され、敵に拿捕されたりルクレハルク級ドロイド司令船とのコンタクトが数分以上切れたりすると起動する。

可変翼スターファイター

トレード・フェデレーションの有する大機械軍団、その一翼を担うヴァルチャー級ドロイド・スターファイターは、変形することにより陸、空、宙のいずれにおいても活動が可能だった。

Droidfighter ep1ig

ヴァルチャー・ドロイドの構造

待機モード

待機モードでは機体はいつでも出撃できるよう、高電圧パワー・グリッドと燃料供給ケーブルに接続され、輸送艦の発進用クレードル上で待機した。この時各機は自己診断プログラムを走らせ、翼やセンサー・ヘッドを調整する。このような待機モードのドロイド・スターファイターは洞窟のコウモリを彷彿とさせた。

飛行モード

飛行モードはドロイド・スターファイターの基本モードである。大気中または宇宙で飛行するときにとる形態であり、主に哨戒時や低い警戒態勢レベルで用いられる。右舷及び左舷翼の鋏状のアウトトリガーを閉じ、デリケートなメカニズムを持つブラスター砲を保護した。

戦闘モード

敵との接触において切迫した状況、または高い警戒態勢レベルにあるとき、アウトトリガーを開き、攻撃モードに変形し、ブラスター砲を撃てるようにし、戦闘に備えた。

パトロール・モード

パトロール・モードは通常、敵を鎮圧するときに活用される。この場合センサー・ポッドを頚部支柱に載せて前に出し、アウトトリガーを足として歩行する形態に変形し、地上をを歩行するユニットにする。その時下方に向けられたエネルギー弾発射管は対人モードにセットされる。なお、このモードではブラスター砲を使用する事は出来ない。この形態はスターファイターというより、ドロイドそのものと言えなくはない。

歴史

開発経緯

TF-DCS-ST

ナブーの侵略でヴァルチャー・ファイターを放出するドロイド司令船

戦術的観点から、軍事戦略家の間で何十年もの間、ドロイド戦闘機について議論がなされていた。G(加速度)などの問題を回避できるために生物が操縦する戦闘機に対し、運動性能で勝ることが出来る。そのうえ、生命維持装置を搭載する必要がないため、そのスペースを省略し、軽量化する、兵器を余分に搭載する等、設計の自由がきく。当初において標準的なバトル・ドロイドパイロットとして乗り込み、操縦し、要員交代も可能な仕様であったが、それは最終的に自前の頭脳システムを持った、本当のドロイド・スターファイターと言える存在に進化していった。もちろんドロイド脳は、戦闘時に創造性や非合理性を活用することが出来ないという短所を持つ。しかし、トレード・フェデレーションはこの問題を抱えたまま歴史的とも言える巨大なドロイド軍団の創設に着手した。数と戦術的統一性をもってすれば、生命体の操る戦闘機を凌駕すると結論づけたのである。

トレード・フェデレーションはドロイド・スターファイターの配備を決定した。一貫したポリシーは、即ち多少の欠陥は有る物の数で押し切ってしまおう、とでもいわんがものであった。

宗教結社への発注

CIS Vulture droid

独立星系連合のマーキングを施したヴァルチャー・ドロイド

銀河共和国における権力拡大計画を推し進めるトレード・フェデレーションは、ナブー侵攻に先立ち機械化兵力の強化を行った。フェデレーションの支配階級であるニモーディアンは、空・宙用軍備の編成に際し、最高性能の戦闘機に匹敵する能力を持つ戦闘ユニットが必要であると結論づけ、ハオア・チョール・エンジニアリング社に、地上軍に比肩しうる規模の戦闘機を発注した。ハオア・チョールは既にトレード・フェデレーションのC-9979着陸船の納入実蹟があった。フェデレーションの会計責任者は秘密を厳守するハオア・チョール社を信頼し、今回も戦闘機の製造を任せた。

実戦

ヴァルチャー級ドロイド・スターファイターは、ナブーの侵略において初めて正式に実戦投入された。それまで訓練以外の実戦経験を積んでおらず、あえていうなら、海賊相手の少々の実戦テスト的な物が有る程度だった。ナブー封鎖のさい、ドロイド・スターファイターはナブー王室宇宙戦闘機部隊に不意撃ちを行い、数時間でナブー周囲の制宙権とナブーの制空権を奪った。しかし、ナブー軍がヴァルチャー・ドロイドを制御するルクレハルク級ドロイド司令船に猛反撃を加えたとき、生命体の搭乗する宇宙船に押され気味となった。その後ドロイド司令船が破壊されると、制御リンクを切断されたドロイド・スターファイターは、内蔵されたプログラムに従い、戦闘を中止し、自爆した。

登場作品

参考資料

脚注

  1. 訳語は『悪の迷宮』用語一覧に基づく。
  2. カタカナ表記は『スター・ウォーズ エピソード1 ザ・ビジュアル・ディクショナリー完全版』に基づく。


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