共和国宇宙軍(Republic Navy、Navy of the Republic)は、何世紀にも渡って銀河共和国を防衛していた宇宙艦隊である。
歴史
最初の宇宙軍と再設立
25,053 BBYに銀河共和国が設立された際、彼らにはまだ宇宙軍が無かった。24,000 BBYにタイオニーズ戦争が勃発し、デセヴロとタイオンの名誉ある同盟との戦いが始まった際、集中化された宇宙軍が創設されることになった。共和国の加盟惑星はそれぞれ独自の軍事力を頼りにしていたが、脅威が出現した際には、国家のために資源と兵士を集中化させることになったのである。共和国宇宙軍は、伝統的に惑星フォーロスト(共和国最大の造船所が存在した)を本拠地に活動したが、23,900 BBY頃にタイオニーズ戦争が終わると、宇宙軍は解散することになった。タイオニーズ戦争中、クルーザー規模の宇宙船<ジラジマー>が活躍した。この宇宙船はエクスパンショニスト時代の宇宙軍で最も有名な艦船のひとつだった。
アルサカン紛争(共和国と惑星アルサカンの同盟国の間で行われた、17回に及ぶ戦争)の初期、銀河元老院は宇宙軍の再組織の呼びかけに反対した。紛争の初期、アルサカンとコルサントが支配する共和国は、どちらも大規模な戦闘艦隊を使って勝利を手に入れようと試みた。しかし、両軍とも攻撃と防衛に割くことが出来る軍事資源を有していなかった。15,500 BBYのデュイヌオグウィン紛争中、共和国の首都コルサントがデュイヌオグウィンに攻撃された際、再び宇宙軍の復活を求める声が上がったが、元老院内部の反目に阻まれた。しかし15,000 BBY頃、辺境の星系の申し立てに注意を向けた元老院は、コルサントを本拠地に宇宙軍を再設立することになった。
ピウス・ディー
アルサカン紛争中、共和国宇宙軍とアルサカンは大型のバトルシップを使ってコア領域の惑星を防衛し、小型で快速のクルーザーを使ってエクスパンション・リージョンの入植者を襲撃・防衛した。この紛争は、数世紀という時間の流れの中でしだいに停滞していき、最終的には単なる植民地への襲撃運動に過ぎない規模に縮小し、停戦状態となった。宇宙軍が再組織された最初の数世紀の間、彼らはイサガ、カルボン、サンダレッド・ヴェール星雲といった戦場で戦った。宇宙軍の艦船は共和国の植民地を防衛し、アウター・リム・テリトリーを苦しませた奴隷商人に反撃した。
11,987 BBY、人間のコンティスペックス1世が共和国の最高議長になり、ピウス・ディー期と呼ばれる時代が始まった。コンティスペックスはピウス・ディー宗教の高級メンバーであり、彼が共和国の首長になったことで、間もなく政府の権力的地位のほとんどがピウス・ディーの支持者で埋められることになった。11,965 BBY、コンティスペックスはハット種族に対する軍事運動、第一次ピウス・ディー聖戦を開始した。共和国宇宙軍の部隊は、惑星オード・インダーやオード・ウィランから、ウートミアン・ペイボル・ルート沿いにハット・スペースの東端領域を攻撃した。最高議長の座は、コンティスペックスの子孫たちが引き継いでいった。共和国はコンティスペックス王朝のもとでエイリアン種族に対し合計34回の聖戦を行い、宇宙軍はピウス・ディーの影響力の拠点となった。
共和国軍はミッド・リムやアウター・リムの何千という民衆を相手にした。敗北した民衆のうち、ピウス・ディーに改宗した国家は自治権を認められたが、惑星間の自由な行き来を許されたのは共和国宇宙軍に加わったところだけだった。11,500 BBY年代当時、共和国宇宙軍の大部分を占めていたピウス・ディーのカテドラル船は、初期の宇宙軍乗組員の子孫たちによって操作され、宣教師たちの指揮下にあった。ピウス・ディー宗教のもとで、宇宙軍は共和国の領域沿いに多くの陸地測量および地域交易所を設立した。これはピウス・ディーと宇宙軍のホーム・ベースとして機能し、彼らはここからアウター・リムに存在する“エイリアンの混沌”へと進んでいった。宇宙軍は聖戦中に発見した多くの惑星で略奪を働いた。彼らは神聖ではないと判断した惑星を襲撃し、何百万という兵士を使って住民を虐殺しその富を奪った。当時、バイ=ウイング・スナブ・ファイターやメン=オー=ウォーと呼ばれる軍艦が宇宙軍で使用されていた。
シスとの戦争
4,000年にわたり、共和国宇宙軍はシス・オーダーやその他の侵略者を撃退するため、多くの場合ジェダイ・オーダーと協力して活動した。共和国宇宙軍の任務を受けた艦隊は、あらゆる問題に対処するため、指定された星系へと赴いた。艦隊は、基本的に銀河共和国政府が彼らの軍事行動を支援しているという認識のもとで形成されていた。共和国に加盟している惑星の政府は、宇宙軍に助けを求める権利を持っていた。ただし、軍事活動が7標準日以上かかることになっている場合、元老院での承認が必要となった。また、元老院議員個人も、自分たちの目的のためにしばしば宇宙軍部隊を徴発した。
マンダロリアン戦争中、後世のスター・デストロイヤーの技術的な祖先となる軍艦(例えばインターディクター級クルーザーやセンチュリオン級バトルクルーザーなど)が製造された。また、その後のジェダイ内戦において、共和国軍はハンマーヘッド級クルーザーといった小型の艦船に依存しなければならなかった。この紛争以降の数世紀、共和国艦隊は新しく生まれ変わったシス帝国の猛攻撃によって多大な損害を被ることになる。このシス帝国との戦いは大銀河戦争と呼ばれ、共和国は序盤で多くの惑星を失った。しかし、宇宙軍は第一次ボサウイの戦いで惑星ボサウイを脅かしていたシスの小艦隊を破り、共和国のために大きな勝ち星を挙げた。その後、新シス大戦も終結した後、共和国はルーサンの改革の一環として宇宙軍の規模を縮小し、これらをジュディシアル部門の管轄下に置いた。宇宙軍の軍事活動の優先順位は、全面戦争から宙域規模および星系規模のパトロール活動、あるいは対海賊活動、銀河系の探検活動へと移行していった。
共和国の末期、元老院の軍国主義者の派閥が宇宙軍と地上軍の再建を試みたが、思うようには進まなかった。機能的な宇宙軍艦隊を創設する最初の試みとして、カタナ艦隊が編成されたが、間もなくこの部隊は失われてしまった。44 BBYのスターク・ハイパースペース紛争において、ラヌルフ・ターキン議員は自身の私的な艦隊を合法な共和国宇宙軍として活動させようと試みたばかりか、実際にそう呼んでいた。
数十年後のクローン大戦で、共和国宇宙軍は共和国グランド・アーミーと連携して軍事活動を行った。レンディリの戦いでは、レンディリの惑星防衛艦隊の地元兵士たちを統合された宇宙軍へと吸収した。大戦の終盤にセキュリティー法修正案が議会を通過するまでは、銀河元老院とジェダイ評議会が合同で宇宙軍を管轄していた。しかしその後は、最高議長であるパルパティーンが唯一の指揮権を持つことになった。19 BBYに共和国が解体されて銀河帝国が誕生した際、共和国宇宙軍も帝国宇宙軍に再編成された。
艦船
ハイパースペース大戦以前(10,966~5000 BBY)
主力艦
バトルシップ
- カル級バトルシップ
- コア・ギャラクシー・システムズ・ドレッドノート
シス大戦前後(4000~3996 BBY)
主力艦バトルシップ
バトルクルーザー
クルーザー
フリゲート/エスコート
スターファイター
支援船兵站船
ドロップシップと着陸船
シャトル
偵察船
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マンダロリアン戦争(3976~3960 BBY)
主力艦バトルシップ
バトルクルーザー
クルーザー
フリゲート
スターファイター
支援船兵站船
ドロップシップと着陸船
シャトル
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ジェダイ内戦と暗黒大戦(3959~3951 BBY)
主力艦クルーザー
フリゲート
スターファイター
支援船兵站船
ドロップシップと着陸船
シャトル
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大銀河戦争と冷戦(3681~3623 BBY)
主力艦バトルシップ
クルーザー
キャリアー
コルベット
支援船
スターファイター
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新シス戦争以前とアルサカン紛争(3600~2000 BBY)
クルーザー
- インヴィンシブル級ドレッドノート重クルーザー
コルベット
- アクシス亜光速ミサイル・コルベット
新シス戦争(2000~1000 BBY)
主力艦クルーザー
スターファイター
支援船兵站船
シャトル
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クローン大戦以前(1000~22 BBY)
(注意:集中化された共和国艦隊ではなく、私設の防衛艦隊で使用されていた宇宙船も含む。) 主力艦バトルクルーザー
デストロイヤーとクルーザー
フリゲートとエスコート
コルベット
スターファイター
支援船兵站船
ドロップシップと着陸船
シャトル
偵察船
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クローン大戦(22~19 BBY)
主力艦宇宙ステーション
バトルシップ
バトルクルーザー
デストロイヤーとクルーザー
アサルト・シップとキャリアー
フリゲートとエスコート
コルベット
スターファイター
支援船兵站船
ドロップシップと着陸船
シャトル
偵察船
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惑星宇宙軍
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