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「偏向シールドが強力で破れない!」
リック・オーリー[出典]
N-1 Shields

N-1スターファイターを包むシールドの膜

偏向シールド(Deflector shield)、あるいはフォース・シールド(Force shield)、シールドとは防護用の障壁としての役割を果たすエネルギー・フィールドである。惑星全体を覆うものから、個人を防護するものまで、銀河系では様々なシールドが使用されていた。シールドは宇宙船が宇宙ゴミにぶつかるのを防ぎ、船や宇宙ステーション、地上建築物、歩兵を敵の攻撃から守ることができた。

概要[]

「提督、ブリッジの偏向シールドが消失しました!」
「前方砲塔からの攻撃を強化しろ。何も通すな」
―<エグゼクター>のクルーとファーマス・ピエット提督[出典]
Gungan Shield

グンガン・グランド・アーミーの歩兵を守るドーム型のシールド

偏向シールドとは、障壁として機能するフォース・フィールド(力場)である。シールドは物体をはじき、向けられたエネルギーを吸収する役割を果たした。シールドにはレイ・シールド(光線シールド)や粒子シールドなどいくつかの種類があり、この2つはどちらも攻撃を偏向することができた。レイ・シールドはエネルギー・ビームをそらして消散させることが可能だが、攻撃があまりに強力な場合エネルギーを吸収しきれないこともあった。また粒子シールドは高速のミサイルやプロトン兵器の衝撃を和らげる役割を果たした。また宇宙空間を航行するスターシップを宇宙ゴミから守るため、震盪シールドも利用された。多くの宇宙船は光線シールドと粒子シールドを併用することで防御力を高めていた。[1] またレイ・シールドは主力艦内で逃げる標的に対して投射し、捕まえるための手段として用いられることがあった。例えばオビ=ワン・ケノービアナキン・スカイウォーカーシーヴ・パルパティーン最高議長は、分離主義者の船<インヴィジブル・ハンド>から逃げようとしていた時、通路で投射されたレイ・シールドに動きを封じられた。[2]

宇宙空間において、エネルギー・シールドは放射線や極小流星物質、レーザー砲火からパイロットと乗客を守るために必要な装置であり、軍用、商用、民間を問わずほぼあらゆる宇宙船に偏向シールド発生装置が搭載されていた。[3] 第2デス・スターのような大型バトル・ステーションの場合、地上に設置された施設からシールドを供給されることがあった。

規模による分類[]

惑星シールド[]

Blue Glass Arrow 詳細は惑星シールドを参照
Shield Gate-SW Battlefront

スカリフのシールド・ゲート

惑星シールドは星全体を覆う巨大な偏向シールドである。宇宙からの攻撃や、宇宙船の大気圏侵入を妨げる役割を果たした。[4] 惑星スカリフでは軌道上にシールド・ゲートが設けられ、銀河帝国の宇宙船のみがゲートの通行を許可されていた。通常、無理に惑星シールドを通り抜けようとする宇宙船は衝突で破壊される。[5] しかし非常に危険な方法ではあるが、光速で直接大気圏内にジャンプすれば、惑星シールドを通過することができた。[4] また惑星シールドでもデス・スタースーパーレーザーといった極めて強力なエネルギーを防ぐことはできなかった。[5]

個人用エネルギー・シールド[]

歴史[]

クリストフシスの戦いで、独立星系連合ドロイド軍をシールドで取り囲んだ。共和国グランド・アーミーによってシールド発生装置を破壊されるまでの間、バトル・ドロイドは砲撃を受けることなく進軍を続けた。

宇宙船としては珍しく、銀河帝国TIE/ln制宙スターファイターには偏向シールド発生装置が搭載されていなかった。これはグランドモフウィルハフ・ターキンが提唱したアイデアによるもので、経費削減と、TIEファイター・パイロットの独立性を抑えることを目的としていた。シールドは大抵の宇宙船の標準装備であるため、ターキンは帝国軍内部から反対意見や代替案が出てくることも予想していた。しかし彼は、かつてジェダイ将軍たちがクローン戦争でシールドの無い戦闘機を操縦してドロイドに勝利を挙げていたことに着目し、徹底的に訓練された帝国軍パイロットなら、同様の成果を挙げられるはずだと仮定した。皇帝シーヴ・パルパティーンもターキンの案を支持した。彼らはシールドの無い戦闘機に乗り込んだ帝国軍パイロットは、時間やエネルギーを一切無駄にすることなく、以前にも増して任務の目標達成に専念するはずだと考えたのである。[3]

エンドアの戦いで、共和国再建のための同盟は第2デス・スターを破壊するために森のエンドアに設置されたシールド発生装置を攻撃した。地上攻撃部隊の攻撃によってシールドを失った第2デス・スターは、スターシップからの直接攻撃に対して無防備になった。

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

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