FANDOM


この記事はヴィクトリーI級艦を扱っています。 あなたが探しているのはヴィクトリーII級艦かもしれません。

ヴィクトリーI級スター・デストロイヤー[1](Victory I-class Star Destroyer)は、クワット・ドライブ・ヤード社レンディリ・スタードライブ社が開発した軍艦惑星防衛や惑星攻撃、地上部隊支援、ならびに対艦戦闘を目的として設定されていた。クローン戦争の中盤から銀河共和国が使用を開始し、その後も銀河内戦では銀河帝国コーポレート・セクターが、第二次銀河内戦ではコンフェデレーションといった組織が使った。ヴィクトリーI級デストロイヤー、あるいはヴィクトリアI級スター・デストロイヤー(Victoria I-class Star Destroyer)とも。

特徴

船体

Victory cross section

ヴィクトリーI級艦の断面図

ヴィクトリーI級スター・デストロイヤーの全長は900メートルで、のちに建造されたインペリアル級スター・デストロイヤーのおよそ半分の大きさだった。後世のスター・デストロイヤー・デザインと異なり、ヴィクトリー級艦は惑星大気圏の上層レベルに突入する能力を備えていた。地上攻撃作戦を遂行できるように設計されていたヴィクトリー級スター・デストロイヤーは、大気圏で戦える能力によって大きな利点を獲得していた。また、ヴィクトリー級艦は惑星へと逃げ込む宇宙船を追跡することも可能だった。この艦の船体の左右には、大気圏航行用の翼があった。また、ヴィクトリー級艦の変形型の中には、大気圏航行用の翼を完全に取り外しているものもあった。この種のヴィクトリー級スター・デストロイヤーは、シャドウ・ハンド作戦バルモーラの戦いなどに参加した。

攻撃および防衛システム

銀河内戦で使用された他の宇宙船と比べ、ヴィクトリーI級スター・デストロイヤーは数十古い設計だったが、シールドと船体の装甲は充分に強力なものだった。ヴィクトリー級艦は、10門の4連ターボレーザー砲塔と、40門の2連ターボレーザー砲塔、80基の震盪ミサイル発射装置、そして10基のトラクター・ビーム発生装置で武装していた。9095-T8511等級のデュラスチールを使用していたヴィクトリー級艦は、ドレッドノート級重クルーザーと互角に戦うこともできると言われていた。

積載能力

ヴィクトリーI級スター・デストロイヤーは、最適な運用をするために4,798人の乗組員と、402人の砲手を必要とした。また、2,040人までの兵員と、8,1000メトリック・トンの貨物、全地形対応装甲トランスポートなどの地上用ビークル数台、そしてスターファイター2中隊を積載することができた。

推進システム

ヴィクトリーI級スター・デストロイヤーの最大の弱点は、パワー不足のLF9イオン・エンジンだった。このエンジンでは、より新型で動きの速い宇宙船を追跡するために十分な加速を行えず、対宇宙船戦闘で相手を逃がしてしまうことになった。この欠陥は、ごくわずかな隻数が建造されたヴィクトリーII級スター・デストロイヤーで調整された。

ヴィクトリー級艦の変形種の中には、巨大なインペリアル級艦と同様に、3基の主要スラスターと4つの補助スラスターを装備しているものもあった。他には、<ハロウ>や<プロテクター>のように、ふたつの主要スラスターの間に、補助スラスターを並べている種類もあった。

ヴィクトリーI級スター・デストロイヤーのクラス1.0のハイパードライブはインペリアル級スター・デストロイヤーのものより優れており、目的地に半分の所要時間で到着することができた。

歴史

共和国

Vsd1-eaw

インペリアル級艦やTIEファイターと攻撃隊形を組むヴィクトリー級艦

クローン戦争勃発と、アクラメイター級アサルト・シップの導入を受け、レンディリ第1副総長は、銀河共和国との新しい契約に向けてクワットの独走状態を抑えるため、無数の産業スパイと宇宙船設計技師を手配した。

ライバルだった宇宙船造船企業、レンディリ・スタードライブ社クワット・ドライブ・ヤード社は、クローン戦争の初期段階で、共同の設計プロジェクトに乗り出した。これは“ヴィクター・イニシエイティブ・プロジェクト”と呼ばれ、この合弁事業の結果、ヴィクトリーI級スター・デストロイヤーが誕生することになった。ワレックス・ブリセックスが設計したこの艦は、クワット製のヴェネター級スター・デストロイヤーに対する直接の挑戦となった。

20 BBYフォーロスト封鎖を破ったテクノ・ユニオンブルワーク・マークIバトルクルーザー艦隊からセクター・ゼロを防衛するため、最初期に建造されたヴィクトリーI級スター・デストロイヤーのグループが、運航予定日を6か早めて実戦に投入されることになった。共和国宇宙軍テリナルド・スクリードジャン・ドドンナ艦長によって指揮された“ヴィクトリー艦隊”は、フォーロスト戦役デュウア・ニンゴ提督ブルワーク艦隊を破った。しかし、完成したヴィクトリーI級艦の大部分は、パルパティーンが共和国を解体して銀河帝国による統治を開始するまで、実戦に配備されることはなかった。

クローン戦争中、ヴィクトリーII級スター・デストロイヤーとして知られる派生種も誕生した。パワー不足のLF9エンジンは、ホーシュ=ケッセル・ドライブ社によって新しいイオン・エンジンと取り換えられ、震盪ミサイルはイオン砲や追加のターボレーザー砲と取り換えられた。ヴィクトリーII級艦は、外見的にはI級艦とよく似ていた。ヴィクトリーII級艦の誕生から間もなく、宇宙戦闘の役割をほとんど担うことになるインペリアル級が導入されたため、II級艦の造船数はごくわずかだった。

帝国

VSD egvv

ヴィクトリーI級艦

過剰なまでにインペリアル級スター・デストロイヤーが生産され、銀河帝国宇宙艦隊でインペリアル=シリーズが好評を博していたため、多くのヴィクトリーI級スター・デストロイヤーが廃棄、あるいは売却された。コーポレート・セクター・オーソリティは、520隻のヴィクトリーI級艦を購入した。帝国内で使用されていたヴィクトリー級スター・デストロイヤーのほとんどは、惑星防衛の任務を与えられることになった。

帝国宇宙軍では、アウター・リム・テリトリーにおける海賊反乱軍制圧に際し、ヴィクトリー級スター・デストロイヤーがインペリアル級スター・デストロイヤーに次いで優れた軍艦だと考えられていた。戦闘序列の中で、ヴィクトリー級スター・デストロイヤー1隻はストライク級中型クルーザー2隻分に相当するとされていた。

重武装の小艦隊の編成は、ヴィクトリー級スター・デストロイヤーを主な特徴としている場合が多々あった。大規模な攻撃に際し、この艦はより大型のスター・デストロイヤー、スター・クルーザースター・バトルクルーザースター・ドレッドノートと隊形を組んだ。例えばシウトリックの戦いでは、他のスター・デストロイヤーがターボレーザー砲を使って敵主力艦のシールドや装甲を削る中、ヴィクトリー級スター・デストロイヤーは、無力になった船体に向けて震盪ミサイルを使った破壊的な集中砲火を加えた。惑星の大気圏まで敵を追跡する能力のおかげで、ヴィクトリー級艦は帝国軍艦隊における不可欠な構成要素となっていた。

Avenger Victory Balmorra

バルモーラの戦いに参加するヴィクトリー艦の一種

スピード不足によって追跡対象を取り逃がしてしまうという最大の弱点が、ヴィクトリーI級艦を配備する上での難点となっていた。反乱同盟軍の指揮官は、デナブにおける戦いで、火力の強い帝国のヴィクトリー級スター・デストロイヤーが互いに援護を行う前に、個別に敵艦を破壊していくことに成功した。その後、帝国の戦術家たちはヴィクトリー級艦の欠点を補うためにインターディクター艦やストライク級クルーザー、キャラック級軽クルーザーなどを護衛艦として割り当てるようになった。

スローン中将だった頃に<スタルワート>や<スケルター>といったヴィクトリー級スター・デストロイヤーを旗艦にしていた。同様に、ハーコフ提督も<プロテクター>を旗艦として使っていた。また、クイウミンの戦いでは、悪名高いアイティルミン・バティーヴ海賊団がヴィクトリー級スター・デストロイヤー<ボンバード>と<クルセーダー>によって一掃された。海賊団は帝国軍の攻撃が迫っていることに気づいていたにも関わらず、“時代遅れ”のヴィクトリー級スター・デストロイヤー2隻の力を見くびっていたのだった。

スローン大提督が帝国を率いるようになると、ヴィクトリー級スター・デストロイヤーが再び脚光を浴びるようになった。インペリアル級などのより大型、より強力な宇宙船が減っていたため、スローンはヴィクトリー級の組織的な改装、再配備の推進を行った。

銀河同盟

ユージャン・ヴォング戦争の後、銀河連合自由同盟は、領域内の海賊討伐任務のためにヴィクトリー級の最新バージョンを就役させた。これら新しい軍艦の一部は、船体上部に大型の砲塔を取り付けられていた。この砲塔には、ランド・カルリジアンが銀河同盟に売った小惑星牽引用トラクター・ビームが装備されていた。キリック戦争以前、銀河同盟はキリックによるチス・アセンダンシー領への侵略を阻止するため、<アドミラル・アクバー>と名付けたヴィクトリー級スター・デストロイヤーでウテゲトゥ・ネビュラ封鎖した。しかし、この艦はキリックによってハイジャックされた。

登場作品

参考資料

脚注

  1. カタカナ表記は『スター・ウォーズ 全史』に基づく。
レンディリ社スターシップの級種
輸送船
ドワーフ・スター級貨物船 · 領域確保用コンテナ船
カータン級ボーディング・シャトル · キルティリン級ダンジョン・シップ
リクター級ダンジョン・シップ · スターライト級軽貨物船
宇宙ステーション
ベイヴォスI強化型軍事宇宙プラットフォーム
ベイヴォスII強化型軍事宇宙プラットフォーム
デリライン宇宙防衛プラットフォーム
ファイアスター級軌道防衛ステーション
宇宙ドック · タイプI軽量型宇宙防衛プラットフォーム
スターファイター
LT-9000インターセプター
パトロール船
帝国税関フリゲート
コルベット
軽コルベット
クルーザー
アサルト・フリゲート・マークII · ドレッドノート級重クルーザー
インヴィンシブル級ドレッドノート重クルーザー
ニュートロン・スター級バルク・クルーザー
ヴェイングローリアス級クルーザー
スター・デストロイヤー
リパブリック級スター・デストロイヤー
ヴィクトリーI級スター・デストロイヤー
ヴィクトリーII級スター・デストロイヤー
[edit]
クワット社主力艦の階級
キャリアー
エスコート・キャリアー
アサルト・シップ
アクラメイターI級 · アクラメイターII級
コルベット
ブロードサイド級
エスコート/フリゲート
アウクシリア級 · アーデント級 · アークイテンス級
コロナ級 · ドラゴン級 · EF76ネビュロンB
エンフォーサー級 · KDY軽クルーザー · ランサー級
ルパス級 · メドスター級
ミュニフェックス級 · ネビュロンB2 · ペルタ級
スター・ガレオン級 · ゼビュロンB
クルーザー/スター・デストロイヤー
キャプター級 · グラディエイター級 · インペリアルI級
インペリアルII級 · インターディクター級 · 長距離型デストロイヤー
ペレオン級 · ストーム・フリート · テクター級
ヴェネター級 · ヴィクトリーI級 · ヴィクトリーII級
バトルクルーザー/スター・バトルクルーザー
インペリアル型 · プレイター級
プレイター・マークII級 · プロキュレーター級
ドレッドノート/スター・ドレッドノート
アーク・ハンマー · ベラター級ドレッドノート
エクリプス級 · エグゼクター級
マンデイターI級 · マンデイターII級 · マンデイターIII級
ソヴァリン級 · スーパー・スター・デストロイヤー・プロトタイプ · ヴェンジャンス級
[edit]

広告ブロッカーが検出されました。


広告収入で運営されている無料サイトWikiaでは、このたび広告ブロッカーをご利用の方向けの変更が加わりました。

広告ブロッカーが改変されている場合、Wikiaにアクセスしていただくことができなくなっています。カスタム広告ブロッカーを解除してご利用ください。

FANDOMでも見てみる

おまかせWiki