- 「エイリアンはつねに問題だ。とくにローディアンはな。こいつらはチビのくせにこすからい。銀河のくずだ。ローディアンの賞金稼ぎは、何かってえと、しゃしゃりでてきやがる」
- ―カルダナ・シンジケートの海賊[出典]
ローディアン(Rodian)は惑星ローディアに起源を持つ緑色の肌のヒューマノイド型知覚種族。大きな丸い目と突き出した口、頭頂部から生えたアンテナのような器官が特徴的だった。クローン戦争期、ローディアンのオナコンダ・ファー元老院議員が銀河元老院で母星ローディアの代表者を務めていた。戦争中、トレード・フェデレーションはローディアへの食料支援や海賊からの保護を約束し、一時的にファー議員を味方に引き入れた。しかし、ファーはすぐにフェデレーションの企みに気付き、共和国の側に戻った。ジャコーリやグリードのように、多くのローディアンが賞金稼ぎとして生計を立てていた。グリードは密輸業者ハン・ソロによって返り討ちにされたが、ジャコーリは獲物を生かして連れ帰ったことの無い腕利きとして有名だった。銀河内戦中、一部のローディアンは反乱同盟軍に協力したが、ソクロのように銀河帝国の情報院として働く者もいた。
生態と特徴[]
ローディアンは緑色の肌の知覚種族で、大きな丸い目と、前方に付きだした口が特徴的だった。彼らは2本の腕と脚を備えた標準的なヒューマノイド体型で、指は細長かった。多くのローディアンは肌にイボがあったが、これは全てのローディアンに共通する特徴ではなかった。ローディアンの頭頂部にはアンテナのような器官が2つ生えていた。また、一部のローディアンは会話で三人称を使った。
ローディアンは呼吸マスクが無くてもクロウゾン36を含む空気を吸う事ができた。
歴史[]
ローディアンは惑星ローディアに起源を持ち、ナブー危機以前に銀河共和国に加盟した。また、ローディアンは賞金稼ぎとしても悪名高かった。タトゥイーンに拠点を置く犯罪王ジャバ・ザ・ハットはグリードを含む複数名のローディアンを雇っていた。共和国衰退期、ローディアンのオナコンダ・ファー元老院議員が銀河元老院で母星の代表者を務めた。ファーはナブーのルウイー・ネイベリーと親しく、彼の娘であるパドメ・アミダラ議員とも友人だった。
クローン戦争中、惑星ローディアの宇宙船が海賊による襲撃を受け、ローディアンは貧困と食料危機に苦しめられた。ファーは種族の窮状を共和国に訴えたが、何の支援も得ることができなかった。彼は故郷を救うためトレード・フェデレーションに助けを求め、ヴァイスロイ・ヌート・ガンレイと取り引きをした。ガンレイはローディアの支配権やパドメ・アミダラの身柄と引き換えに、食料や防衛支援を提供すると申し出た。ファーを説得するためローディアへやってきたアミダラは、ガンレイのバトル・ドロイドによって拘束された。ガンレイの望み通りアミダラはフェデレーションの捕虜になったが、ファーは土壇場になって翻心した。彼は拘束を逃れたアミダラやグンガンのジャー・ジャー・ビンクスに味方し、ガンレイを裏切って共和国に引き渡した。ローディアは再び共和国の側に戻ったが、ファーはのちに側近のロロ・パースによって暗殺された。
帝国時代、複数のローディアンがアウター・リム・テリトリーの惑星ロザルに居住していた。そのうちの一部は銀河帝国のために働いていたが、ロザル再入植キャンプ43(通称ターキンタウン)で苦しい生活を送る者もいた。シーボは帝国情報センターの下級技師だったが、帝国軍の重要軍事機密を持ち出してお尋ね者になった。シーボの情報はスペクターズによって反乱ネットワークに届けられた。また、ロザルのキャピタル・シティではローディアンのフリッド・ケリオがアプサイ・セーバーキャッツのグラヴ=ボール選手として活躍した。
銀河系におけるローディアン[]
ローディアンは賞金稼ぎとして悪名高い種族だった。ジャコーリは獲物を生かして連れ帰ったことのない腕利き賞金稼ぎとして有名だった。クローン戦争中、ドゥークー伯爵はシーヴ・パルパティーン最高議長誘拐計画の参加者を選抜するため、ジャコーリを含む11人の賞金稼ぎを惑星セレノーに呼びだした。ジャコーリはドゥークーのテストをクリアすることができず、モラロ・エヴァルが設計した巨大建築物「ボックス」の中で命を落とした。また、ジャバ・ザ・ハットに仕えていた賞金稼ぎグリードは、クローン戦争中にパントランのチー・エクウェイやチェ・アマンウェ・パパノイダを誘拐した。帝国時代、グリードはジャバのために密輸業者ハン・ソロを捕まえようとしたが、返り討ちに遭って死亡した。
一部のローディアンはフォースの感応力を備え、ジェダイ・オーダーの一員となった。クローン戦争期、ローディアンのジェダイ・マスター・ボーラ・ロポルはカイバー・メモリー・クリスタルの保管者を務めていた。このメモリー・クリスタルには銀河系各地に住むフォース感応者の情報が記録されていた。シスの暗黒卿ダース・シディアスに雇われたデュロスの賞金稼ぎキャド・ベインは、惑星デヴァロンでロポルを襲撃し、クリスタルを奪取した。その後、ロポルはベインの拷問で死亡した。また、ジェダイ・ナイトのフーリクはクローン戦争でセドラティスの戦いに参加した。彼はオーダー66で命を落とした。
ロザルに住むローディアンのソクロは工場で働く労働者だったが、同時に帝国の情報員も務めていた。彼はヨガー・リステ補給官に非生産的な労働者や無法者の名前を密告していた。
登場作品[]
参考資料[]
- スター・ウォーズ 反乱者たち:ヘッド・トゥ・ヘッド
- サビーヌ マイ・レベル・スケッチブック
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- スター・ウォーズ:銀河系のエイリアン
- スター・ウォーズ キャラクター事典 完全保存版
- スター・ウォーズ プロパガンダ:銀河系における扇動絵画の歴史
- ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー:テールズ・フロム・ヴァンドア
- THE STAR WARS BOOK はるかなる銀河のサーガ 全記録 (ビジュアルのみ)
- スター・ウォーズ クローン・ウォーズ キャラクター事典
- Rodian - 公式データバンク