Wookieepedia
Advertisement
正史版の内容を紹介しています。  レジェンズ版の内容はこちらをクリック。 

「僕はジェダイだ。かつて父がそうであったように」
―ルーク・スカイウォーカー[出典]

ルーク・スカイウォーカー(Luke Skywalker)は人間男性で、ジェダイ・ナイトアナキン・スカイウォーカーパドメ・アミダラ元老院議員の息子。レイア・オーガナ双子の兄。シミ・スカイウォーカー・ラーズの孫で、オーウェンベルー・ラーズ夫妻の義理の甥にあたる。クローン戦争終結した直後、小惑星ポリス・マサに生まれた。彼の母は双子を出産した直後に命を落とし、ダークサイドに転向してシス卿ダース・ヴェイダーとなった父アナキンは、子どもの存在を知らずにいた。赤ん坊のルークを銀河帝国から隠すため、ジェダイ・マスターオビ=ワン・ケノービは彼を砂漠惑星タトゥイーンへ連れて行き、ラーズ家に預けた。

若きスカイウォーカーは自らの出自を知らないまま育ったが、2体のドロイドR2-D2C-3POを購入したことで運命が大きく変わることになった。このドロイドは帝国の超兵器デス・スター設計図を運んでいたのである。ケノービから父親がジェダイだったことを教えられた後、おじとおばを帝国軍によって殺されたスカイウォーカーは、反乱同盟軍のプリンセス・レイア・オーガナ(彼はまだレイアが実の妹であることを知らなかった)を救出するため、故郷を後にすることになった。旅の途中、彼はケノービからフォースの手ほどきを受け、密輸業者ハン・ソロチューバッカの助けを借りてレイアの救出に成功した。ケノービはヴェイダーに殺されたが、スカイウォーカーはヤヴィンの戦いでデス・スターを破壊し、反乱軍の勝利に貢献した。

それから3間、反乱同盟は帝国軍の攻撃をかわし続け、スカイウォーカーもダース・ヴェイダーによる執拗な追跡を受けた。反乱軍が氷の惑星ホスにおける戦いに大敗し、エコー基地を放棄した後、スカイウォーカーはケノービのの助言に従って惑星ダゴバに赴き、ジェダイ・マスターの隠遁者ヨーダからジェダイの訓練を受けた。しかし、スカイウォーカーは友人を救うために惑星ベスピンクラウド・シティに向かい、ヴェイダーの仕組んだ罠にはまった。彼はそこでシスの暗黒卿ライトセーバー対決を繰り広げ、敗北を喫した。その際、彼はヴェイダーが実の父親であることを本人の口から明かされた。

1年後、スカイウォーカーは父親をライトサイドに再転向させるため、エンドアの戦いで自ら父親の元へ出向いた。ヴェイダーは息子を皇帝シーヴ・パルパティーンの待つ第2デス・スターの謁見の間へ連れて行った。皇帝はスカイウォーカーをヴェイダーに代わる新しい弟子にしようとしたが、スカイウォーカーは武器を捨て、誘惑を拒否した。パルパティーンはフォース・ライトニングで若きジェダイを痛めつけたが、ヴェイダーは息子を救うために皇帝に刃向い、自らを犠牲にしてシス・マスターを滅ぼした。戦いは反乱軍の大勝利に終わり、スカイウォーカーはエンドアで父を火葬にした後、祝勝の宴に加わった。

銀河内戦が終結した後、スカイウォーカーはジェダイ・オーダーを再建するため新しいジェダイ訓練機関を創設した。スカイウォーカーはハン・ソロとレイア・オーガナの間に生まれた甥のベンを弟子に加えたが、ベンはフォースのダークサイドの誘惑に屈し、スカイウォーカーの他のパダワン皆殺しにしてしまった。ベンは“カイロ・レン”を名乗るようになり、謎多きスノークに仕えるようになる。自責の念に駆られたスカイウォーカーは銀河社会から姿を消し、最初のジェダイ・テンプルを探す旅に出た。その後、ファースト・オーダーレジスタンスによって最後のジェダイとなったスカイウォーカーの捜索が行われた。新たなる銀河紛争のさなか、レイという名のフォース感応者廃品回収業者が最初のジェダイ・テンプルの地図を頼りにスカイウォーカーのもとへたどり着いた。

経歴

誕生以前

クローン戦争中、ジェダイ・マスターヨーダ不死の秘密を探るための旅に出た。古代シス故郷モラバンドを訪れたヨーダは、そこで未来のヴィジョンを見た。旅の案内を務めたフォースの女官たちの“平静”は、ヨーダにアナキン・スカイウォーカーとは別の新しいスカイウォーカーの存在を教えた。これはルーク・スカイウォーカーとレイア・オーガナの誕生や運命をほのめかす出来事だった。

生い立ち

誕生

Baby luke

赤ん坊のルーク

皇帝シーヴ・パルパティーン銀河帝国建国されてから2後、小惑星ポリス・マサ双子のルークとレイアが誕生した。双子の母親は惑星ナブーを代表したパドメ・アミダラ元老院議員で、父親はジェダイ・ナイトのアナキン・スカイウォーカーだった。ルークが生まれる直前、スカイウォーカーはフォースダークサイドに転向し、シスの暗黒卿ダース・ヴェイダーになった。妊娠中のパドメは、夫にフォースで首を絞められた後、ポリス・マサにある病院へ運ばれ、激しいパニックの中で子を出産することになった。ジェダイ・マスターのオビ=ワン・ケノービ(彼は惑星ムスタファーでヴェイダーを倒し、パドメを救出した)とグランド・マスター・ヨーダ、そしてオルデラン代表のベイル・オーガナ議員がパドメを病院に運び、出産を見守った。ポリス・マサンの外科医は、死につつあるパドメから双子の赤ん坊を取り上げた。アミダラは双子に「ルーク」、「レイア」という名前を付けた後、息を引き取った。ポリス・マサンの医師はアミダラを救おうとしたが、どの試みも失敗に終わり、双子は生まれてすぐに孤児になった。

オビ=ワン・ケノービとヨーダは、フォースの強い双子を皇帝パルパティーンの手から守る必要があると考えた。すると、妻であるブレハとの間に子どもがいなかったベイル・オーガナが、レイアを養女として引き取ると申し出た。ジェダイはこの提案に同意し、ルークは惑星タトゥイーンに住むアナキンの義兄弟オーウェンベルー・ラーズ夫妻の家に送られることになった。その後、ルークとレイアは実の両親や双子の兄妹の存在について知らないまま成長することになった。また、ムスタファーの対決をかろうじて生き延びていたダース・ヴェイダーも、妻のパドメが死ぬ前に子どもを生んでいたことを知らなかった。

スカイウォーカーは幼少期を砂漠の惑星タトゥイーンにあるラーズ家水分抽出農場で過ごした。オーウェン・ラーズは甥の冒険好きな性格を押さえつけようと務め、ルークの父アナキンはクローン戦争中に“スパイス貨物船の航法士”をしていたと嘘をついた。しかし、ルークの父親譲りの性格は直らなかった。

ジャバの殺し屋との戦い

Beru-owen-luke

ルークの育て親になったラーズ夫妻

スカイウォーカーが8歳の頃である11 BBY、タトゥイーンの大旱魃の時代、犯罪王ジャバ・ザ・ハットの手先が人びとから多くの“水分税”を巻き上げ、水分農夫たちを苦しめた。ある夜、幼いスカイウォーカーは純真にも悪党たちに立ち向かい、彼らが農夫から奪ったを取り戻そうとした。ケノービはスカイウォーカーに危険が迫っているのを感じて現場に駆けつけ、正体を隠すため暗闇の中でジャバの手下たちを倒した。戦闘中、スカイウォーカーは地面に押し付けられて気を失った。悪党を全員倒したケノービは、スカイウォーカーをラーズ農場に運んだ。翌朝、スカイウォーカーは眠っているところをおばに発見され、命の恩人の正体は分からず仕舞いになった。

成長

「ルークは農民じゃないわ、オーウェン。父親の血が流れているんですもの」
「だから心配なんだ」
ベルーオーウェン・ラーズ[出典]
Twin-suns-10 46371077

水平線を走るスカイウォーカー

冒険を夢見る若者に成長したスカイウォーカーは、父親譲りの操縦技術を発揮し、タトゥイーンを離れてフライト・アカデミーに入学したいと願うようになった。多くの友人たちが夢を追いかけて惑星から去っていったこともあり、スカイウォーカーは農場に人手がいると言って独り立ちを許してくれないオーウェンに苛立ちを募らせた。しかし実のところ、オーウェンはスカイウォーカーが父親と同じ道を歩むのを阻止しようとしていたのである。

農場の手伝いが無い時、スカイウォーカーはしばしばウォンプ・ラットの狩りをしたり、T-16スカイホッパーに乗り込んで危険なベガーズ・キャニオンで競争を楽しんだ。彼は友人のビッグズ・ダークライターとともにトシ・ステーションで時間をつぶすことがあった。そこには、スカイウォーカーのことを“ワーミー”(虫けら)というあだ名で呼ぶ者たちがいた。

銀河内戦

タトゥイーンを去る

「僕もオルデランへ行きます。全てを失ってしまった。フォースの道を学んで、父のようなジェダイ・ナイトになります」
―ルーク・スカイウォーカー[出典]
Lukesaberanh

オビ=ワン・ケノービから父のライトセーバーを渡されたルーク・スカイウォーカー

帝国の誕生から19年後、オーウェンが2体のドロイドR2-D2C-3POを購入したことで、スカイウォーカーの運命が大きく変わった。アストロメク・ドロイドのR2-D2には、共和国再建のための同盟(反乱同盟)のメンバーであるプリンセス・レイアによって、帝国の超兵器デス・スター設計図とオビ=ワン・ケノービ宛てのメッセージが託されていたのである。レイアのホログラムを再生したスカイウォーカーは、それが生き別れた双子の妹であるとは知らず、彼女の力になりたいと考えた。近くに住む“ベン・ケノービ”老人こそオビ=ワン・ケノービに違いないと考えたスカイウォーカーは、ドロイドを伴って農場を出発した。道中、スカイウォーカーたちはサンド・ピープルに襲撃されたが、駆け付けたケノービが彼らを救った。“ベン”ことオビ=ワン・ケノービは、彼とアナキン・スカイウォーカーがクローン戦争で戦ったジェダイ・ナイトだったことを明かした。しかし、ケノービはアナキンがシス卿になったことは伏せ、ダース・ヴェイダーという名の転向者がアナキンを殺したのだと嘘をついた。また、ケノービはかつてアナキンのものだったライトセーバーをその息子に与えた。

アンカーヘッドへ向かう途中、スカイウォーカーとケノービはジャワの商人の虐殺現場を目にした。2体のドロイドを捜す帝国軍ストームトルーパーの仕業であることが判ると、スカイウォーカーは急いでラーズ農場に戻ったが、オーウェンとベルー夫妻は既に殺されていた。当初、レイアを救うため旅に出ることをためらっていたスカイウォーカーだったが、育て親の死がきっかけとなり、フォースを学んでジェダイ・ナイトになる意思を固めた。レイアのメッセージに従い、スカイウォーカーとケノービはデス・スターの設計図を惑星オルデランのベイル・オーガナのもとへ届けることになった。

モス・アイズリー宇宙港へ向かう途中、ケノービはスカイウォーカーの最初の訓練を始め、ジェダイの瞑想の基本を教えた。その後、ふたりはオルデランまで運んでくれるパイロットを探すためチャルマンのカンティーナを訪れた。スカイウォーカーはそこで犯罪者ポンダ・バーバコーネリアス・エヴァザンとトラブルになったが、ケノービに救われた。その後、ふたりは密輸業者ハン・ソロと、彼のウーキーの相棒チューバッカと知り合う。ソロとクレジットの折り合いをつけた後、スカイウォーカーは費用を捻出するため自身のランドスピーダーを売却した。彼らは帝国のストームトルーパーに追われながらソロのYT-1300軽貨物船ミレニアム・ファルコン>に乗ってタトゥイーンを離れた。

デス・スターの救出劇

「ストームトルーパーにしては小柄ね?」
「ああ、このユニフォームか。僕はルーク・スカイウォーカーです。あなたを助けに来ました」
―互いに兄妹であることを知らないレイアとルークの最初の会話[出典]
LukeLeiaDS1

デス・スター内部で帝国のストームトルーパーから逃げるルークとレイア

<ファルコン>の船内で、スカイウォーカーはケノービからフォースとライトセーバーの訓練を受けた。彼らはやがてオルデラン星系に到着したが、目的の惑星はもはや存在しなかった。オーガナの故郷はデス・スターのスーパーレーザー砲によって破壊されていたのである。<ファルコン>は警備中のTIE/ln宇宙特化型スターファイターに発見され、デス・スターのトラクター・ビームに捕捉された。彼らはほどの大きさがある巨大宇宙ステーションに引き込まれた。

ソロは船が捕えられる前に<ファルコン>の脱出ポッドを射出し、航行記録を偽った。彼らは船内にある秘密の仕切りの中に隠れ、乗組員が既に脱出したかのように偽装した。帝国による走査をやり過ごした後、ケノービは宇宙船の脱出を可能にするためトラクター・ビームの制御装置へ向かい、スカイウォーカーとソロ、チューバッカの3人はプリンセス・レイアの救出に向かった。監房ブロックAA-23独房2187からレイアを救い出した後、3人が逃げ道を求めて飛びこんだ先は廃棄物圧縮機の中だった。スカイウォーカーはそこでダイアノーガに襲われ、3人は圧縮機に潰されかけたが、R2-D2が機械を止めたおかげで九死に一生を得た。スカイウォーカーとオーガナは他のふたりと判れて宇宙ステーション内を逃げ回ったが、<ファルコン>が格納されているハンガー・ベイに無事たどり着き、再合流した。

<ファルコン>に乗り込もうとした際、スカイウォーカーはダース・ヴェイダーと戦うオビ=ワン・ケノービの姿を目にした。スカイウォーカーに気づいたケノービは、抵抗をやめ、ヴェイダーのライトセーバーを無防備で受けた。フォースとひとつになったケノービは、死体を残さず消失した。スカイウォーカーは師匠の死にショックを受けたが、死んだはずのケノービの声に促され、<ファルコン>に乗り込んだ。デス・スターを脱出後、スカイウォーカーは<ファルコン>の砲座に座って複数のTIE/LNスターファイターを撃墜した。その後、一行は反乱軍の秘密基地がある衛星ヤヴィン4に向かった。宇宙船にはホーミング・ビーコンが仕掛けられており、秘密基地の場所が帝国軍に暴かれてしまったが、反乱軍はオーガナが持ち帰った設計図を分析してデス・スターの破壊を試みることになった。

ヤヴィンの戦い

「フォースを使うのだ、ルーク」
―オビ=ワン・ケノービの霊体[出典]
Red5

ヤヴィンの戦いに参加するためXウイングに乗り込むルーク・スカイウォーカー

ヤヴィンの基地に到着後、スカイウォーカーは反乱軍のパイロットとしてレッド中隊に加わり、レッド5というコールサインを与えられた。反乱軍のジャン・ドドンナ将軍は、小型戦闘機を使ってデス・スターを攻撃し、弱点である排熱孔プロトン魚雷を撃ちこめば、連鎖反応によってステーション全体を破壊することが可能だとパイロットたちに説明した。デス・スター・バトル・ステーションヤヴィン星系に到着し、ヤヴィン4を攻撃可能な位置に移動する中、スカイウォーカーは出撃間近になって旧友ビッグズ・ダークライターと再会し、共に戦えることを喜び合った。

スカイウォーカーはT-65B Xウイング・スターファイターに乗り込んでヤヴィンの戦いに参加した。レッド・リーダーガーヴェン・ドレイスを始めとするほとんどの隊員が帝国軍に撃墜され、命を落とした。スカイウォーカーはダークライターとウェッジ・アンティリーズを伴って排熱孔へ続く子午線トレンチに突入したが、ダークライターはダース・ヴェイダーの操縦するTIEアドバンストx1によって撃墜されてしまった。アンティリーズも戦線離脱した後、スカイウォーカーはヴェイダーの照準に捉えられたが、駆け付けた<ミレニアム・ファルコン>が彼を救った。ハン・ソロは戦いに参加することを拒否して一度は反乱軍のもとを去ったが、結局スカイウォーカーのために戦場に戻ってきたのである。スカイウォーカーはケノービの霊体の声を信じ照準コンピューターではなくフォースを頼りにプロトン魚雷を命中させ、作戦を成功させた。

反乱軍の勝利に貢献したスカイウォーカーとソロ、チューバッカは、ヤヴィン基地で開かれた式典で勇気のメダルを授与された。式典が終わった後、レイア・オーガナはドドンナ将軍の意見を無視してヤヴィン基地を去っていった。ドドンナはオーガナを連れ戻すためにスカイウォーカーとアンティリーズを派遣したが、プリンセスのT-1シャトルを操縦するエヴァーン・ヴァーレーンが彼らの裏をかき、ナブーへのハイパースペース・ジャンプを成功させた。オーガナはオルデラニアンの生存者の救出任務を成功させた後、スカイウォーカーたちのもとへ戻ってきた。

間もなく、スカイウォーカーは中尉に昇格し、定期的に多くの任務を割り当てられるようになった。

ナカリ・ケレンとの旅

「ヤヴィンの戦い以来、ときどき周囲の期待を感じるんだ。あれ以上の手柄を立ててくれとか、なぜまだできないんだとか。そう思われているのがわかるとプレッシャーだった。きみから感じるのは、それを越えるようにという励ましだ。それは期待とは全然違うし、あまりないことなんだ」
ナカリ・ケレンに対し、ルーク・スカイウォーカー[出典]
HeirJedi

ルーク・スカイウォーカーとR2-D2

ヤヴィンの戦いの後、スカイウォーカーはギアル・アクバー提督からローディアの任務を与えられた。当時、同盟軍はアウター・リムで新しい補給路を開拓する必要に迫られていた。スカイウォーカーは、帝国の支配下にある惑星ローディアで、優れた武器製造技術を持つチェクー氏族と交渉を行うことになった。彼は出発の直前にナカリ・ケレンという女性と知り合い、同じ砂漠の惑星の出身者として話も弾み、親しくなった。スカイウォーカーはR2-D2と共にケレンの宇宙船<デザート・ジュエル>で任務を遂行することになった。途中でラニク星系に立ち寄った際、スカイウォーカーは帝国に攻撃されていたクポハンの宇宙船を救った(この時まだ彼は知らなかったが、クポハンの船は暗号解読者ドルーシル・ベフォリンに関する重要な情報を運んでいた)。ローディアに到着後、スカイウォーカーはラニート・チェクーの案内でトゥーピルに到着した。武器製造企業ウシール・アウトフィッターズ社の幹部タニーチ・スーンタは、スカイウォーカーが身に着けていたライトセーバーに興味を持った。彼女のおじのフーリクは、クローン戦争で戦ったジェダイだったのである。

スーンタはスカイウォーカーをおじの墓へ案内し、おじの物だったライトセーバーを彼に譲った。ケノービが死んで以降、ジェダイの歴史や文化に強い興味を持っていたスカイウォーカーは、彼女の好意に喜んだ。巨大生物ゲストを倒した後、スカイウォーカーはフーリクのライトセーバーを分解して構造を研究した。この経験から、彼はライトセーバーを新たに組み立てるにはフォースのテレキネシス能力が必要であることを学んだ。帝国による捜索が始まり、任務を切り上げることになったスカイウォーカーは、<プロミス>でアクバーやオーガナに報告を行った。彼らはラニクで起きた戦闘に関連する新しい任務をスカイウォーカーに与えた。この任務の目標は、反乱軍への亡命を望むギヴィンの暗号解読者ドルーシル・ベフォリンを、帝国が支配する惑星デノンから連れ出し、ハット・スペースの果てのオメレスへ運ぶことだった。スカイウォーカーはこの任務にナカリ・ケレンの同伴を要請し、許可された。また、<デザート・ジュエル>は任務のために改造を施す必要があり、ナカリの父で、ペイシャーケレン・バイオラボ社を経営するファイエ・ケレンの経済力を頼ることになった。

Luke defends Drusil

デノンでドルーシル・ベフォリンを護衛するルーク・スカイウォーカー

ファイエ・ケレンから協力を得るには、彼の事業に貢献する必要があった。スカイウォーカーとナカリ・ケレンは、惑星シャ・カロットの月フェックスで、“スカルボーラー”と名づけられた生物を調査することになった。彼らは脳を捕食するこの獰猛な生き物とバイオラボ社の宇宙船<ハーヴェスター>をペイシャーに持ち帰り、ファイエから大金を受け取った。再びローディアを再訪し、武器の購入と宇宙船の改造を行った後、スカイウォーカーとナカリ・ケレンはデノンへ向かった。連絡員のサケットと接触した後、スカイウォーカーとケレンはドルーシル・ベフォリンを回収し、帝国保安局の工作員や下水管に生息する捕食動物から逃げ切った。

オメレスへ向かう途中、<デザート・ジュエル>は海賊や帝国軍による妨害に遭った。しかし、スカイウォーカーは重力井戸発生装置を搭載した帝国軍のイモビライザー418インターディクター・クルーザーを振り切り、ダーラン星系から脱出することに成功した。その後彼らは惑星クポに立ち寄り、ネシン・クーリエ・アンド・カーゴ社の創設者で、反乱軍の連絡員でもあるアズール・ネシンと対面した。ケレンは衛星フェックスの情報を利用してネシンの協力を取り付け、<デザート・ジュエル>を修理させた。この旅の中で、スカイウォーカーはケレンやベフォリンに励まされながらテレキネシス能力を上達させた。賞金稼ぎの襲撃を受けてあわただしくクポから出発した後、<デザート・ジュエル>は遂にオメレス星系に到着した。しかし、賞金稼ぎはオメレスでも彼らを待ち受けていた。ナカリ・ケレンを犠牲に、スカイウォーカーたちは戦いに勝利した。スカイウォーカーはベフォリンの家族を救出したブレン・ダーリン少佐と合流し、任務を完了させた。ケレンのおかげでフォースの理解が深まったことに感謝した後、スカイウォーカーは彼女の亡骸を父親のもとへ届けた。

デヴァロンの寺院

アンティリーズと共に数多くの任務を遂行し、互いに信頼し合うようになった後、スカイウォーカーは惑星ギジューの上空でレッド中隊の任務をアシストした。スカイウォーカーとアンティリーズ、ナーラ中佐は、地下抵抗運動を行っていた反乱軍のリーダーたちを惑星外へ脱出させた。輸送が成功した後、反乱軍のパイロットたちは別々に同じ目的地を目指し、スカイウォーカーとR2-D2は惑星デヴァロンへコースをセットした。彼はこの惑星で起きる未来の出来事をフォースで予見していた。その後、スカイウォーカーはアンティリーズやナーラ中佐と合流した。ナーラ中佐は、スカイウォーカーとC-3PO、R2-D2を、モン・モスマ議長のための新しい任務に派遣した。

ファイル:Luke vs Training remotes.jpg

デヴァロンのイーディット寺院で訓練を積むスカイウォーカー

船を給油した後、3人はフィフォルラIIを目指して出発し、第3ウサイタ星系へハイパースペース・ジャンプしたが、帝国軍の攻撃を受けてデヴァロンへの退却を余儀なくされ、Y 4戦闘機を修理することになった。この時、スカイウォーカーはフォースの力でイーディット寺院へ導かれた。ティカルーの街に着陸後、スカイウォーカーは「コール・マーカス」という偽名を名乗ってキヴァスファーネイ父娘に宇宙船の修理を任せ、自らはイーディット寺院へ向かったが、建物は立ち入り禁止になっていた。一時休息し、過去のヴィジョンを見たスカイウォーカーは、再びファーネイと顔を合わせた(彼はこのデヴァロニアンの女性に自らの素性を明かした)。その後、サルコ・プランクという男がスカイウォーカーの案内人になることに同意し、彼と2体のドロイドを寺院へ連れて行った。彼はそこで寺院の秘密の入り口を発見し、ドロイドを伴って中へ入った。

スカイウォーカーは寺院内でケノービの声を聞き、様々な指示を受けた。秘密の部屋に足を踏み入れたスカイウォーカーは、そこでトレーニング・リモート3個を発見した。かつて<ミレニアム・ファルコン>でケノービから教わったことを活かしながら、スカイウォーカーは寺院でしばらくの間修行を積んだ。しかし数日後、逃走中のスターファイターを捕まえるよう命じられた帝国軍の兵士たちが、スカイウォーカーを取り囲んだ。彼らはファーネイを人質に取っていたが、突如現れたサルコ・プランクがスカイウォーカーに加勢し、エレクトロスタッフでストームトルーパーを倒していった。

Luke and Sarco Plank in Eedit

デヴァロンの寺院で帝国軍と戦うスカイウォーカーとサルコ・プランク

サルコ・プランクの目的は、借金返済のためイーディット寺院の中にある遺物を手に入れることだった。彼はジェダイを利用して寺院の入り口を見つけ、中にある物を手に入れようと企んでいたのである。プランクは、スカイウォーカーがまだ訓練を終えていないパダワンに過ぎないことに気付き、彼にも戦いを挑んだ。しかしスカイウォーカーが容易に倒せる敵ではないことが判ると、プランクはグレネードを使って敵の目をくらませた。プランクはとどめの一撃を刺そうとしたが、ファーネイがふたりの間に割って入り、スカイウォーカーの命を救った。スカイウォーカーはこの機に乗じて立ち上がり、プランクが身に着けているコントロール・ボックスに攻撃を加えた。敗北したプランクは、穴から寺院の地下レベルへと落下していった。その後、スカイウォーカーは気を失ったが、ファーネイに介抱された。彼はいつの日かジェダイになり、ジェダイ・オーダーを再建してこの寺院に戻ってくることをファーネイに誓った。その後、帝国の増援部隊がやって来たため、彼は2体のドロイドを連れて寺院を離れた。

ティカルーに戻ったスカイウォーカーは、修理の終わったスターファイターをキヴァスから受け取った。ピクロン狩りを止めるため、基地に爆弾を落としてジャングルへの通り道を遮断した後、スカイウォーカーはデヴァロンを後にした。

ホスからの脱出

「ダゴバ星系に行くがいい」
「ダゴバ星系?」
「そこでヨーダから学ぶのだ。わたしを教えてくれたジェダイ・マスターだよ」
―オビ=ワン・ケノービの霊体とルーク・スカイウォーカー[9][出典]
Luke crashed snowspeeder

墜落したスノースピーダーから脱け出すルーク・スカイウォーカー

デス・スターの破壊から3年後、中佐に昇格していたスカイウォーカーは、氷の惑星ホスにあるエコー基地に配属された。彼はこの基地でT-47エアスピーダー(通称スノースピーダー)によって構成されるローグ中隊のメンバーになった。トーントーンに乗って定期パトロールをしていた時、スカイウォーカーは氷原に落下する帝国のプローブ・ドロイドを目撃した。彼は隕石が落下したのだと思い込み、念のため調査に赴いたが、途中でワンパに襲撃された。ワンパを倒して洞窟から脱出した後、スカイウォーカーは極寒の雪原で意識を失う直前にオビ=ワン・ケノービの霊体を目にした。ケノービは彼にダゴバ星系でマスター・ヨーダから訓練を受けるよう指示した後、姿を消した。その後、駆け付けたソロがスカイウォーカーを凍死から救い、翌朝ふたりは無事にローグ中隊によって回収された。

スカイウォーカーがバクタ・タンクで回復した後、ヴェイダー率いる帝国軍がエコー基地を襲撃した。同盟軍が基地から脱出する時間を稼ぐため、ローグ中隊は迫りくる帝国の地上部隊と戦うことになった。スカイウォーカーは砲手ダック・ラルターとともにスノースピーダーに乗り込み、ローグ・リーダーとして出撃した。戦闘中、ラルターはAT-ATウォーカーの攻撃で命を落とし、スノースピーダーは撃墜された。スカイウォーカーはウォーカーに踏みつぶされる直前に機体から脱出した。その後、彼は爆弾を使ってAT-ATを1機破壊することに成功する。最後の反乱軍輸送船が脱出した後、スカイウォーカーたちパイロットもXウイングに乗ってホスを離れた。しかし、彼は同盟軍艦隊の再集結地点ではなく、惑星ダゴバを目指した。

ダゴバの修行

「彼は途中で放りださんかな?」
「ちゃんとやり遂げます! おれは怖くありません」
「そうかな。怖くなるとも。ああ、怖くなる」
ヨーダ[9][出典]
Yodalukedagobah

ヨーダのもとで訓練を積むスカイウォーカー

沼の惑星ダゴバに到着したスカイウォーカーは、ジェダイ・オーダーグランド・マスターだったヨーダと対面した。しかし、彼は目の前に現れた小柄なエイリアンの老人がヨーダだと気付かなかった。ヨーダの住居で食事を振る舞われた後、ケノービの霊体の声を耳にしたスカイウォーカーは、ようやく老人の正体に気付いた。スカイウォーカーはヨーダに教えを請うたが、ヨーダは自制心の欠如や怒りっぽい性格、歳を取りすぎていることを理由に訓練を始めたがらなかった。しかし、ケノービからの後押しもあり、ヨーダも最後は折れてスカイウォーカーの修行に力を貸すことになった。

スカイウォーカーはフォースを使うことの本質や善と悪の区別の仕方をヨーダから学んだ。ヨーダは彼をダークサイドの強い悪の洞窟へ案内し、その中で自分自身と対決するよう告げた。ヨーダの言葉に逆らい、スカイウォーカーはライトセーバーを持ったまま洞窟へ足を踏み入れた。スカイウォーカーは洞窟内でダース・ヴェイダーのヴィジョンと対峙し、ライトセーバーで切りかかったが、ヘルメットの中にあったのはスカイウォーカー自身の顔だった。それから間もなく、スカイウォーカーはテレキネシスの訓練を受けた。その際、ヨーダは大きさに惑わされてはならないと説き、実際にスカイウォーカーのXウイングをフォースで持ち上げて見せた。その後、スカイウォーカーはフォースを通して未来の光景を目にした。彼が見たのは、ベスピンクラウド・シティで苦しめられているソロやオーガナの姿だった。ヨーダやケノービの反対を押し切り、スカイウォーカーは修行を中断して友人の救出に向かうことに決めた。スカイウォーカーは師匠たちに必ず戻ると約束し、Xウイングに乗ってダゴバを後にした。

ベスピンの対決

LukeVSVaderB

ヴェイダーとの対決

ヨーダやケノービが危惧した通り、クラウド・シティでの出来事は、息子のスカイウォーカーをおびき寄せるためにダース・ヴェイダーが仕掛けた罠だった。スカイウォーカーが到着する直前、ハン・ソロはヴェイダーの指示でカーボン凍結され、ジャバ・ザ・ハットへ届けるため賞金稼ぎボバ・フェットに引き渡されていた。クラウド・シティに侵入したスカイウォーカーは、ソロを運ぶストームトルーパー帝国軍将校を見つけたが、フェットの反撃を受け、救出に失敗した。その後、スカイウォーカーはヴェイダーの待ち受けるカーボン凍結室に足を踏み入れた。ヴェイダーは息子を凍結して皇帝パルパティーンに差し出すつもりでいた。

スカイウォーカーは暗黒卿と激しい対決を繰り広げた。スカイウォーカーの技術は以前よりも向上していたが、そでもまだヴェイダーには敵わなかった。ヴェイダーはライトセーバーを持つスカイウォーカーの右腕を切断して追い詰め、息子をダークサイドに誘惑した。ヴェイダーは、息子と手を組めば、皇帝を倒し銀河に秩序をもたらすことが出来ると考えていたのである。誘惑を拒み続けるスカイウォーカーに、ヴェイダーはケノービやヨーダが隠し通してきた真実を教えた。スカイウォーカーは、ヴェイダーが自分の父親であるという告白に衝撃を受けた。

恐ろしい事実を受け入れることが出来ず、スカイウォーカーは眼下に広がるシャフトに身を投じてヴェイダーから逃れた。彼はシャフトのポータルから浮遊都市の底に投げ出され、風向計に掴まって落下を免れた。暗黒卿に敗北し、いまや自力で助かる見込みも無くなったスカイウォーカーは、ケノービに助けを求めたが返事は得られなかった。その後、彼はレイアの名を呼んだ。チューバッカやランド・カルリジアンらと共に<ミレニアム・ファルコン>に乗ってクラウド・シティを離れようとしていたレイア(ヴェイダーの娘である彼女もまたフォース感応力を持っていた)は、スカイウォーカーの呼びかけに気付き、彼のもとへ引き返した。その後、スカイウォーカーを乗せた<ファルコン>は同盟軍艦隊と再合流した。スカイウォーカーはEF76ネビュロンBフリゲート艦<リデンプション>でサイバネティックス手術を受け、義手の右腕を移植された。

ソロの救出

LukeGreenSaber-MOROTJ

ジャバの手下と戦うスカイウォーカー

ベスピンで失った父親のライトセーバーの代わりに、スカイウォーカーは緑色のブレードを放つ新しい武器を制作した。ホスの戦いから9か月後、スカイウォーカーたちはジャバ・ザ・ハットからソロを救出するために行動を起こした。まず初めに護衛に扮したカルリジアンがジャバの宮殿に潜入し、続いてスカイウォーカーのメッセージを携えたR2-D2とC-3POが派遣された。その後、賞金稼ぎのブーシに変装したオーガナとチューバッカがジャバと対面した。オーガナはソロを解凍することに成功したが、ジャバに見つかって捕えられてしまった。スカイウォーカーは最後にジャバのもとを訪れた。彼はガモーリアンの警備兵を退け、ジャバの副官ビブ・フォーチュナをフォースのマインド・トリックで欺いた。彼はジャバと対面し、大人しくソロや友人たちを引き渡すよう求めた。怒ったジャバは、スカイウォーカーをランコアのいる地下室へ放り込んだ。スカイウォーカーはこの猛獣を倒したが、ジャバの手下に捕えられ、肉食獣サルラックの棲むカークーンの大穴で処刑されることになった。

処刑の直前になって、スカイウォーカーはジャバに最後の降伏のチャンスを突きつけた。ジャバは処刑の実行を指示したが、スカイウォーカーはR2-D2に預けてあったライトセーバーを受け取って反撃し、スキッフの上でジャバの手下たちを倒していった。護衛兵に扮装していたカルリジアンも戦いに加わり、ジャバの部下の数名がカークーンの大穴に落ちてサルラックに飲み込まれた。戦闘中、スカイウォーカーはボバ・フェットのブラスター・カービンを破壊した。その後、ソロの攻撃がたまたまフェットのジェットパックに当たり、賞金稼ぎは大穴に落下していった。一方、セール・バージケタンナ>内では、オーガナが鎖でジャバの首を絞め、ハットの犯罪王の息の根を止めた。セール・バージを破壊した後、スカイウォーカーたちは戦場を離れた。

再びダゴバへ

LukeObiWanDagobah

ケノービの霊体と話すスカイウォーカー

ソロを救出した後、スカイウォーカーはヨーダとの約束を果たすため惑星ダゴバに立ち寄った。彼が到着した時、年老いたジェダイ・マスターは死にかけていた。ヨーダは、スカイウォーカーの修行は既に終わったが、一人前のジェダイになるためには、ダース・ヴェイダーを倒す必要があると告げた。スカイウォーカーは老齢のジェダイにヴェイダーが自分の父親というのは本当なのかと尋ねた。スカイウォーカーが真実を知ってしまうことを予期していなかったヨーダは、それが事実であることを認め、ダークサイドと皇帝に用心するよう忠告した後、息を引き取った。

その後、スカイウォーカーはケノービの霊体と会話し、ヴェイダーがアナキンを殺したと嘘をついていた師匠を責めた。しかしケノービは、ダークサイドに転向した時点で善良なアナキンは死んだのだと答えた。ケノービの考えに反し、スカイウォーカーは父親をダークサイドから救う希望は残されているはずだと信じていた。また、ヨーダやケノービの言葉から、スカイウォーカーはレイア・オーガナが自分の実の妹であることに気づいた。ケノービは、皇帝パルパティーンに付け入る隙を与えないようにするため、感情を心の底にしまっておくようアドバイスした。

師匠たちから助言を受け取ったスカイウォーカーは、サラスト付近で集結していた同盟軍艦隊に合流した。同盟軍は、第2デス・スターが森の月エンドアの上空で建造中であることと、皇帝パルパティーンが自らその視察に訪れているという情報を掴んでいた。皇帝と新型デス・スターを一度に滅ぼすため、彼らは大規模な攻撃を決意した。デス・スターを破壊するためにはエンドアの地上に設置されているシールド発生装置を破壊する必要があり、スカイウォーカーはハン・ソロ率いる地上攻撃部隊に加わることになった。

エンドアの戦い

Luke on Endor

エンドアにて、ルーク・スカイウォーカー

しかし、エンドアの情報はパルパティーンが故意に流した罠だった。帝国の大艦隊がエンドア星系に配置され、第2デス・スターのスーパーレーザー砲も既に完成していた。また、皇帝はエンドアの戦いを利用して若きルーク・スカイウォーカーをダークサイドに転向させようと企んでいた。彼は、スカイウォーカーが自ら進んで父親であるヴェイダーのもとにやって来るだろうと予見していた。

地上攻撃部隊は帝国から盗んだラムダ級T-4aシャトルタイディリアム>でエンドアに赴いた。デス・スターを護衛するスーパー・スター・デストロイヤーエグゼクター>のそばを通過した際、スカイウォーカーはフォースを通して父親の存在を感じ取った。<エグゼクター>に乗っていたヴェイダーもまた、息子の到着を感じた。ファーマス・ピエット提督はエンドアへ向かうシャトルを引き留めた方がよいかと尋ねたが、ヴェイダーはそのまま行かせるよう命じた。エンドアに到着後、反乱軍は帝国のスカウト・トルーパーに発見され、スカイウォーカーとオーガナは森林の中で74-Zスピーダー・バイクの追跡劇を繰り広げた。彼らは偵察兵を倒したが、オーガナだけ仲間たちからはぐれてしまった。

森林の中で、スカイウォーカーとソロ、チューバッカ、R2-D2は原住民のイウォークによって捕えられた。スカイウォーカーは、イウォークたちがC-3POを一種の神と勘違いしたのをいいことに、フォースを使ってC-3POが魔法を使っているように見せかけた。C-3POの命令に従い、イウォークたちは晩餐の材料として捕まえていたスカイウォーカーたちを解放した。その後、反乱軍のメンバーはイウォークのブライト・ツリー村の部族に受け入れられた。また、イウォークはシールド発生装置を破壊するために反乱軍に力を貸すと申し出た。その夜、スカイウォーカーはオーガナとふたりで会話し、母親の記憶を聞き出した。スカイウォーカーはヴェイダーが自分の父親であることと、オーガナが彼の妹であることを明かした。彼は妹に、父親をダークサイドから救ってみせると宣言した。

第2デス・スターの決闘

ファイル:MP-Duel6.png

ヴェイダーとの対決

スカイウォーカーは仲間たちと別れ、父親に会うためひとりで帝国軍に投降した。ヴェイダーとふたりきりになった後、彼は父親をライトサイドへ再転向させようと説得を試みた。しかし、ヴェイダーはもはや手遅れだと答え、息子を皇帝パルパティーンの待つ第2デス・スターへと連れて行った。スカイウォーカーが謁見の間にやって来ると、皇帝はロイヤル・ガードを下がらせ、若きジェダイをダークサイドに引き込もうとした。スカイウォーカーの怒りを煽ろうと、パルパティーンは第2デス・スターの情報は反乱軍をおびき寄せるための罠だったことを明かした。同じ頃、ギアル・アクバー提督率いる反乱軍艦隊がエンドアに到着したが、第2デス・スターのシールドはまだ健在だった。皇帝は反乱軍艦隊が苦戦を強いられている様子をスカイウォーカーに見せ、彼の友人たちも死に絶えることになるだろうと告げた。皇帝の思惑通り、スカイウォーカーは怒りに駆られてライトセーバーを取り、父親との対決に臨んだ。

戦闘中、ルーク・スカイウォーカーは戦いを止めるよう何度も父親に訴えた。しかし、ヴェイダーはフォースで息子の心を読み、彼に妹がいることを知った。暗黒卿はもしスカイウォーカーがシス卿の弟子になることを拒否した場合、代わりに妹を仲間にすると発言し、スカイウォーカーを激怒させた。スカイウォーカーは怒りに駆られて激しい攻撃を繰り返し、ライトセーバーを持つヴェイダーの右腕を切断した。皇帝はスカイウォーカーの勝利を喜び、ヴェイダーに止めを刺して新しい弟子になるよう告げた。しかし、かつてのアナキンと同じ過ちを犯しかけていることに気付いたスカイウォーカーは、ライトセーバーを放り投げ、ダークサイドに加わるつもりは無いと明言した。

Anakinredeemed

父と子の会話

皇帝はこの返答に怒り、若きジェダイをフォース・ライトニングで痛めつけた。スカイウォーカーが父親に助けを求める中、皇帝は容赦なく攻撃を続けた。厳しい決断に迫られた末、ヴェイダーは息子を救うためシス・マスターに刃向った。ヴェイダーはライトニングの攻撃を食らって機械の体に致命的な損傷を負ったが、皇帝をシャフトへ放り投げ、デス・スターの反応炉に投げ落とした。ヴェイダーは再びライトサイドに帰還してアナキン・スカイウォーカーに戻り、“選ばれし者”の予言を成就したのである。瀕死のアナキンは、息子に頼んで生命維持装置のマスクを外した。最期に息子の姿を直接目にしたアナキンは、息子や娘の選んだ道は正かったと語り、息を引き取った。

一方、反乱軍の戦闘機部隊は、地上部隊の活躍でシールドを失った第2デス・スターの内部に突入していた。彼らは反応炉の破壊に成功し、デス・スターは崩壊を始めた。スカイウォーカーは父親の遺体をシャトルに積み込み、爆発の直前にデス・スターを脱出した。グリーン中隊シャラ・ベイがこのシャトルを攻撃しかけたが、中に乗っているのがスカイウォーカー中佐だと分かると、TIE/INインターセプターから機体を防衛した。エンドアの地上に戻った後、スカイウォーカーはジェダイの葬儀の作法に従って父親の死体を火葬にした。その後、スカイウォーカーは妹とともに勝利を祝う仲間たちに加わった。その際、スカイウォーカーは彼に微笑みかけるケノービやヨーダ、そしてアナキン・スカイウォーカーの霊体を目にした。

ジェダイ騎士団の再建

「フォースは私の一族と共に。父がそうであり…私も…妹も…。そしてお前にも」
―ルーク・スカイウォーカー[出典]

エンドアの戦い以降、銀河協定によって一時的に銀河に平和が訪れた。その間ルークはヨーダの教えに従い、ジェダイ再建をするべく、フォースの教会のメンバーであったロア・サン・テッカと共に新しいジェダイ訓練機関を創設した。サン・テッカはクローン戦争以前のジェダイの活躍を知っており、銀河の平和にはジェダイが不可欠だと考えていた。その際に、ソロとレイアの間に生まれた甥のベンを弟子に加えたが、ベンはファースト・オーダー最高指導者であるスノークによるフォースのダークサイドの誘惑に屈し、ルークの他のパダワン皆殺しにしてしまった。ベンは“カイロ・レン”という名を名乗るようになり、スノークに仕えるようになる。自責の念に駆られたルークは銀河社会から姿を消し、最初のジェダイ・テンプルを探す旅に出た。

ルークの捜索

Luke Skywalker Ep 7 SWCT

アク=トゥーでのルーク

ルークの失踪の後、帝国軍の残党組織ファースト・オーダーや私設抵抗軍事組織レジスタンスによって、"最後のジェダイ"となったルークとその所在を記してある地図の捜索が行われた。そして銀河内乱におけるスカイウォーカーの物語は、神話のようになっていた。そんな中34 ABYに、ルークの妹であるレイア・オーガナポー・ダメロンに対し、ジャクートゥアナル村にいるロア・サン・テッカからルーク・スカイウォーカーの地図を受け取る任務を命じる。ダメロンは無事任務に成功するが、カイロ・レンを初めとするファースト・オーダーの軍勢が襲来したため、その地図を彼のアストロメク・ドロイドであるBB-8に託す。BB-8はその後、ジャクーに暮らすゴミ漁りレイとファースト・オーダーのストーム・トルーパーだったフィンと出会う。彼らは<ミレニアム・ファルコン>に乗ってレジスタンスの基地を目指すが、その途中でルークの親友であったハン・ソロとチューバッカに出会い、BB-8が持っていた地図は不完全であることを知る。その後、安全な船を探すためにタコダナにいる女海賊マズ・カナタの元で、レイはクラウド・シティの戦いで失われたはずのスカイウォーカーのライトセーバーを発見し、フォース・ヴィジョンを体験する。スターキラー基地の戦いの後、レジスタンスの基地に無事に運ばれたルークの地図は、R2-D2が持っていたデータと重ね合わされ完成した。その地図を元にレイ、チューバッカ、R2-D2は<ミレニアム・ファルコン>でアク=トゥーを訪れ、レイはルークに向かって、かつて彼のものだったライトセーバーを差し出した。

個性と特徴

「この若者のことはずっと見守ってきたが、いつも違う方向を見ておった。未来を、地平線を。自分がいる場所のことは見ておらん。自分がしていることはな。冒険、ふん! 刺激、ふん! ジェダイはそういうものに心を惑わされてはならんのだ。きみは無鉄砲すぎる!」
ヨーダ[9][出典]
LukeESB1

ルーク・スカイウォーカー

冒険を夢見る若者だったスカイウォーカーは、自身の現状からかけ離れた未来を思い描き、しばしば焦燥感に駆られていた。父親と同様、彼は衝動的かつ向こう見ずで、自分の身の安全を後回しにしがちだった。ヤヴィンの戦いの後、スカイウォーカーはナカリ・ケレンに過去の自分の性格について語った。彼は、タトゥイーンから脱け出したいという欲求のせいで、当時の自分はあらゆる全ての物事に不満を抱いていたのだと告白した。また、スカイウォーカーは嘘をつくことが苦手だと自ら認めた。

しかし、フォースの技術が増していくにつれ(特にダース・ヴェイダーによって右腕を切り落とされた後)、スカイウォーカーは以前よりも忍耐強く、落ち着いた性格になっていった。一方で、彼にはまだ理想主義的な考え方が残っており、父親のダース・ヴェイダーをダークサイドから救うことは可能だと信じていた。また、彼は助けを求める人びとを無視することが出来ず、他人の命を救うために危険な任務に身を投じた。彼は幼少期の頃から強い道徳心を備え、他者を救うために自らを危険にさらす傾向にあった。

力と能力

ライトセーバーの技術

ほとんど訓練を受けていなかったにも関わらず、ルーク・スカイウォーカーは優れた戦闘技術を持つジェダイに成長した。オルデランへ向かう<ミレニアム・ファルコン>船内でケノービから初めてライトセーバーの訓練を受けた際、スカイウォーカーは戦闘開始の構えと4つの防御姿勢を学んだ。また、ケノービはこの訓練にリモート装置を使った。サイムーン1で初めてダース・ヴェイダーと対決した際、彼の戦闘技術はまだ不十分であることが明らかになったが、ベスピンで再び対決した際には比較的長く戦えるほどに腕を上げていた。第2デス・スターで対決する頃には、この暗黒卿を打ち負かせるほどになっていた。

フォームV戦闘型の技術をいくつか学んだスカイウォーカーは、ブラスターの攻撃を偏向することが出来た。ローディアの任務では、ライトセーバーをもう1本使って二刀流戦闘法ジャーカイに挑戦した。彼はジェストを倒すことに成功したが、技術のおかげというよりは、単に良い武器のおかげで勝てたのだと判断した。

フォース・パワー

「フォースが強い奴だ」
ヤヴィンの戦いにて、ダース・ヴェイダー[出典]
Mindtrick2

ビブ・フォーチュナにマインド・トリックを使うルーク・スカイウォーカー

父親のアナキンと同様、スカイウォーカーはフォースとの強い繋がりを持っていた。実際、ダース・シディアスはこの若きジェダイのフォースはシスを破れるほど強力だと信じていた。しかし、師匠であるオビ=ワン・ケノービやヨーダから教えを受けることが出来たのはわずか数日間だったため、スカイウォーカーの技術のほとんどは独学だった。ケノービは死後も時折フォースの冥界からスカイウォーカーを指導していた。

フォースの基本を学んだ後、スカイウォーカーはすぐにフォースの察知能力を身につけた。ケノービから教わった以上の技術を手に入れるため、スカイウォーカーは習慣的にフォースに心を開くよう務め、フォースで周囲の環境を理解できるようになった。やがて彼は父親の存在を感じ取れるようになった。また、彼はフォースとひとつになった存在の声や姿を見聞きでるようになった。ヤヴィンの戦いでは、多くの人びとが不可能と考えた魚雷命中をフォースの導きで成功させた。

ホスの戦い当時、スカイウォーカーはライトセーバーを手元に引き寄せるテレキネシス能力を身に着けていた。この能力はヨーダの訓練によってさらに成長し、彼は複数の物体を浮かせられるようになった。やがてスカイウォーカーはフォースで敵の首を絞める技やマインド・トリック、フォースによるジャンプ力強化といった技術を獲得する。また、彼は何度か未来を予見した。

その他の能力

「隊長、ルークはアウター・リム・テリトリーで最高のパイロットですよ」
ガーヴェン・ドレイスに対し、ビッグズ・ダークライター[出典]

スカイウォーカーは熟練したパイロットとして認められていた。実際、彼はヤヴィンの戦いでダース・ヴェイダーの追撃をかわし(ハン・ソロに助けられてはいたが)、デス・スターの破壊に成功した。また、彼は宇宙船<デザート・ジュエル>を使ってインターディクター・クルーザーを独力で破壊した(ただし、その際にぎりぎりでハイパースペースにジャンプすることが出来たのは、R2-D2のおかげだった)。また、彼は帝国のラムダ級T-4aシャトルも比較的容易に操縦することが出来、RZ-1 Aウイング・インターセプターによる追撃をかわした。

スカイウォーカーは砂漠の惑星で育ったため、当然のことながら泳ぎ方を知らなかった。

彼はベーシックの他にハット語トワイレッキ語シリウーク語と言った多くの言語を理解した。

装備

LukeROTJsaber-MR

ルーク・スカイウォーカーのライトセーバー

銀河内戦中、ルーク・スカイウォーカーは少なくとも2本のライトセーバーを使用した。最初の1本は、オビ=ワン・ケノービから与えられた父アナキンのライトセーバーだった。クラウド・シティの対決でダース・ヴェイダーに右腕を切り落とされた際、スカイウォーカーは3年間使い続けてきたこのライトセーバーを失った。その後、彼は緑色のブレードを放つ新しいライトセーバーを組み立て、ハン・ソロの救出や第2デス・スターの戦いでこの武器を使用した。

登場作品

参考資料

脚注

Advertisement