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「それはジェダイ騎士を象徴する武器なのだ。一見扱いやすそうだが、じつは相当の修練を要する。きわめて洗練された武器といえよう。ブラスターやフュージョンカッターならだれでも使えるが、ライトセーバーを使いこなせるのは特別に選ばれた者だけだ」
オビ=ワン・ケノービ[出典]

ライトセーバー[1](Lightsaber)は、戦闘における優雅さや、儀式的な目的のために設計された特徴的な兵器である。親しみのない者たちからはレーザー・ソード(Laser sword)とも呼ばれた。ライトセーバーのイメージは、ジェダイ・オーダーや彼らの対極の立場にあるシスの伝説と密接に結びついていた。また、ライトセーバーは銀河系各地で正義と平和を守ったジェダイ・オーダーの価値規範と同義語としても認識されていた。ライトセーバーを扱うシスやダーク・ジェダイとの間に数多くの紛争があったにも関わらず、こうした認識は人々の間に根深く残っていた。

ライトセーバーの握りは、エネルギー抑制フィールドによって集束された純粋なプラズマの刃を放出した。フィールドは莫大な熱量のプラズマを制御し、使用者を保護するとともに、ビームを刃の形に保っていた。多くの場合、ライトセーバーの握りは使用者自身の手で、それぞれの必要性や好み、スタイルに合わせて作成された。重量を持たないプラズマの刃や、起動時に生じる回転効果といった特性があったため、ライトセーバーの使用には特別な力と器用さが必要とされ、訓練を受けていない者が扱うには、困難かつ危険な武器だった。しかしフォースの熟練者が扱うライトセーバーは、非常に尊重され、また同時に恐れられる武器となった。ライトセーバーを使うことは、優れた技量や自信、そしてフォースとの調和性や技術の熟練度を実証する手段でもあった。

歴史

起源

「もっと文明的な時代がもたらしたエレガントな武器だ」
オビ=ワン・ケノービ[出典]
Forcesaber-DotJ0

ラカタのフォースセーバーは、ライトセーバーのもとになった

ラカタによって作成されたフォースセーバーは、やがてライトセーバーへと発展した。研究所で造りだされた黒いクリスタルを通してフォースのダークサイドと繋がることができたフォースセーバーは、強力なエネルギー・ブレードを放出した。

ジェダイ・オーダーの前身となったジダイ・オーダーが、先進的な外部の技術を鍛造技術と組み合わせ、レーザー・ビームを“凍らせ”ることに成功したとき、最初のライトセーバーが誕生した。知られている中で最も古い機能的なライトセーバーはファースト・ブレードと呼ばれ、ウェポン・マスターとしか知られていない未知のジダイ・マスターによって、フォース戦争以前に惑星タイソンで作成された。フォース戦争後にジェダイ・オーダーが形成されると、この儀式的な武器はオーダーにとって必要不可欠なものとなった。その後の千年間、ライトセーバーはまだ日常的に使えるほど洗練されていなかったため、ジェダイは剣などのブレード状の武器を使い続けていた。

およそ15,500 BBYデュイヌオグウィン闘争の時代、“凍らせたブラスター”のテクノロジーの研究を重ねていたジェダイは、新しい技術の開発に成功していた。制御可能なエネルギー回路を造り、回転する電弧によって集束されたエネルギー・ビームを投射する方法を編み出したジェダイは、最初の携帯用高エネルギー・ブレードを生み出した。しかし試験段階だったこれらのライトセーバーはまだ非常に不安定で、ベルトに装着したパワー・パック装置から大量に動力を供給しなければならず、オーバーヒートするまでの短い間しか使うことができなかった。欠陥を抱える初期のライトセーバーは、ほとんど儀式でしか使用されなかった。

初期の改良

Corbosbattle

プロトセーバーで戦う、ジェダイとダーク・ジェダイ

ライトセーバーの初期の開発を苦しめた安定性の極端な欠如は、時代を通して徐々に改善されていった。そして滅多に使われることのなかったこの扱いづらい武器も、やがてより優雅な、より一般的に使用されるライトセーバーに変化した。これら初期のライトセーバーはプロトセーバーと呼ばれる。しかし、以前よりははるかに安定的なこの古代のライトセーバーも、エネルギー消費問題に悩まされていた。当時の使用者も、前時代的なパワー・パックをベルトに装着しなければならなかったのである。腰からライトセーバーの柄に伸びる動力ケーブルは、戦闘における使用者の動きを制限し、フォースによるテレキネシス能力を駆使した長距離のセーバー戦闘も妨げられていた。しかしこうした弱点を抱えながらも、安定的なブレードは重武装した敵との白兵戦で圧倒的優勢を使用者にもたらし、百年の闇の時代ではライトセーバーの使用例が幅広く確認された。

シスによる発展と使用

SithLightsaber

シス・ライトセーバー

旧シス帝国暗黒卿が、最終的にベルト搭載型パワー・パックを必要としないライトセーバー・テクノロジーの開発に成功したようである。内蔵型の超伝導体が導入されたことで、放出されたエネルギーは柄内蔵のパワー・セルへと循環するようになった。この技術革新により、パワー・セルが動力を消耗するのは、循環エネルギーが崩壊したとき(たとえばライトセーバーが何かを切断したとき)だけになり、ライトセーバーの動力供給問題は解決された。テドリン・ホロクロンによれば、ダブル=ブレード・ライトセーバーの最初の設計図を作製したのもシスだった。技術革新後の近代的なライトセーバーの使用者の中に、ダーク・ジェダイのカーネス・ムーアがいた。ムーアは旧型のライトセーバーも使っていたことがあったが、のちにカーブド=ヒルトの近代的ライトセーバーに切り替えた。<オーメン>のクルーも近代的ライトセーバーを身に着けていた。

ムーアはまた、合成ライトセーバー・クリスタルを使う伝統を確立した最初のシス卿のひとりだったと思われる(3,653 BBYに再び使われるようになるまで、この伝統は持続していた)。シスの暗黒卿エグザ・キューンと彼の信奉者たちの時代、この伝統は無視されていた。彼らは、ジェダイだった頃のライトセーバーを使い続けていたのである(ただし、キューンの信奉者の中にも少なくともひとり、赤いクリスタルのライトセーバーを使う者がいた)。ハーゼンや暗黒卿レヴァンマラックの時代に、伝統は復活する。

ライトセーバー・テクノロジーの発展がシスによってもたらされたことは明白だったが、当時の暗黒卿のほとんどは、ライトセーバーではなくシス・ソードを使うことを好んでいた。

ジェダイによる採用

「ライトセーバーは興味深い武器ね。戦いの歴史のなかでは、剣はユニークなものだわ。命を守るためにこれを操り、命を奪うジェダイと、よく似た矛盾を秘めている。気がついた?この刃は丸いのよ。これには鋭くとがっている部分はないの。でも、これはライトセーバー―――つまり、鋭い刃しかない。この刃はどこでも切れるのよ。興味深いでしょう?象徴的、といえるかもしれないわね」
ヴァーゲア[出典]
FNU

ナッド教徒の反乱で近代的ライトセーバーを使うジェダイ

5,000 BBYにシスの暗黒卿ナガ・サドウ銀河共和国に仕掛けた侵略と、それに伴うハイパースペース大戦の始まりによって、旧シス帝国によって創始された技術革新は、共和国やジェダイにもたらされた。しかし当時のシス勢力の大部分はシス・ソードを使い、ジェダイはプロトセーバーを使い続けていたため、大戦中にジェダイが新しい設計に切り替える余裕はなかった。シスが敗北してハイパースペース大戦が終結した後、ジェダイ・オーダーも近代的なライトセーバーを採用するようになった。やがてジェダイの間でも近代的な設計が主流を占めるようになる。

シス大戦の時代、暗黒卿エグザ・キューンに味方したジェダイの変節者たちは、鞍替えした後もジェダイ・ライトセーバーを使い続け、旧シス帝国の伝統を無視した。しかし、キューンがシス・ホロクロンからダブル=ブレード・ライトセーバーの設計図を入手して自身のライトセーバーを改造した例が示すように、彼らの中にも技術的な進捗は存在した。エグザ・キューンの反乱は最終的に失敗に終わったが、キューンによってダブル=ブレードのライトセーバーがジェダイにもたらされる結果となった。その後のジェダイ内戦の時代、この双刃のライトセーバーは比較的広範囲に使われるようになった。

ジェダイ内戦

DarthRevan DarthMalak EGF

赤い刃のライトセーバーを持つダース・レヴァンダース・マラック

「でも、ジェダイは通常、赤い光刃を使いません。シスを連想させますもの」
オリー・スターストーン[出典]

ジェダイ内戦は、マンダロリアン戦争の結果として、ジェダイの離反者レヴァンマラックが始めた紛争だった。マンダロリアンとの戦いの中で、レヴァンとマラックはダークサイドに転向して共和国への侵略戦争を開始し、独自のシス帝国を立ち上げた。数年間にわたって共和国と戦ったレヴァンのもとには、数多くのはぐれ者やダーク・ジェダイが集結した。自らのシスの派閥を設立したとき、レヴァンは古代シスに起源を持つ、赤い光刃のライトセーバーを使う伝統を守った。彼の信奉者の多くも指導者に倣い、赤いライトセーバーはやがてダークサイダーの象徴として認識されるようになった。ダブル=ブレードのライトセーバーもまた、ダーク・ジェダイやシス卿の間で一般的に使われていた。赤い光刃のライトセーバーの使用は、レヴァンの帝国が没落した後もダークサイダーの間に伝統として残った。

この時代、軍隊では個人用のエネルギー・シールドが使われるようになり、ブラスターはいくらか時代遅れな武器になった。シールドによってブラスターの使用がやや低下傾向になったため、剣のような接近戦用兵器がより一般的になった。武器の耐久力を向上させるため、この時代のほぼ全ての武器は、ライトセーバーに対抗できるコートシスを刃に組み込んでいた。

大銀河戦争

JediKnightLightsabers

冷戦期のジェダイ・ライトセーバー

3,681 BBY再建されたシス帝国が銀河共和国を侵略した。大銀河戦争として知られるこの戦争は、3,653 BBYコルサントの略奪でクライマックスに達した。コルサント条約の締結によって戦争は終結し、共和国とシス帝国は冷戦状態になった。このふたつの紛争の時代、シス帝国の戦士インクィジターは、シス・ソードではなく、ほぼ全員がライトセーバーを使うようになっていた。レヴァンのシス帝国やシス三頭政治の帝国と同様、このシス帝国もシスの象徴といえる赤い光刃のライトセーバーを使う伝統を守っていた。二刀のブレード・ガードの使用もまた、シスの兵器の代表的な特徴だった。ジェダイもライトセーバーを使い続け、中には二刀戦術を使うジェダイも存在した。

共和国後期

「クリスタル、それは刃の心です。また、心はジェダイの結晶であり、ジェダイはフォースの結晶なのです。フォースは心の刃です。すべてはひとつ。クリスタル。刃。ジェダイ。そなたはひとつです」
―ライトセーバーを組み立てるバリス・オフィーに対し、ルミナーラ・アンドゥリ[出典]
IlumCrystalCave-CW14

イラムのクリスタル洞窟

やがて共和国は、再び銀河系の覇権を取り戻した。この時代ライトセーバーの使用やテクノロジーの大部分は不変のものとなっていた。しかし、ジェダイの間では惑星イラム産出の自然のライトセーバー・クリスタルを使うのが主流になっていたため、光刃の色の種類が少なくなっていた。イラムで採れるクリスタルのほとんどは、青か緑だったのである。

注目すべき点として、スケア・カーンがシスを統治した時代、シス・アプレンティスたちは新しいライトセーバーを独自に製造するのではなく、在庫のライトセーバーを支給されていたことが挙げられる。2人の掟が定められた後、この方針は見直され、アプレンティスは自身のライトセーバーを組み立てなくてはならなかった(合成クリスタルはマスターから与えられることもあった)。しかし例外として、ダース・モールは数日間休むことなくセーバースタッフを制作した後、自ら4つの合成クリスタルを加工した。モールはクリスタルの創造こそシスがジェダイより優位にあるしるしだと考えていた。

クローン大戦が始まったとき、ジェダイのライトセーバーの焦点装置は変更されることになった。瞑想的な訓練でなく、激しい戦争に耐えることができる頑丈なライトセーバーが標準となったのである。また、この大戦中に長らく失われたと思われていたダークセーバーが再び姿を現した。数千年前にマンダロリアンによってジェダイ・テンプルから盗み出されたダークセーバーは、彼らの間で受け継がれ、やがてプレ・ヴィズラの手に渡った。ヴィズラはこの武器を使ってオビ=ワン・ケノービと短い対決を繰り広げた。

ジェダイの粛清と再建

Ma'kis'shaalasDeath-Purge

ライトセーバーの使用を認められた皇帝の部下のひとり、ダース・ヴェイダー

「この武器にごまかされるな。わたしはジェダイではない」
―部下の兵士に対し、ダース・ヴェイダー[出典]

ジェダイの大粛清に際し、ライトセーバーは非合法化された。生き残ったジェダイたちを妨害するため、銀河帝国皇帝パルパティーンはジェダイが伝統的にライトセーバー・クリスタルの収集に使っていた場所を破壊、あるいは隔離した。また、コルスカ・ジェムといった市場で手に入るライトセーバーに利用可能なクリスタルも全て制裁の対象になった。ライトセーバーを使うと公然と注意を引いてしまうため、ジェダイはこの伝統の武器の使用を控えなければならなかった。帝国でライトセーバーの所有を許されたのは、ダース・ヴェイダーシャドウ・ガーズマンといった、パルパティーン自身の、ダークサイドの手下たち少数に限られていた。広範囲にわたってライトセーバーが非合法とされたことで、既に希少な品となっていたこの武器は、生き延びたジェダイの手元にもほとんど残らなくなってしまった。ジェダイ・ハンターは帝国に引き渡したり、勝利のトロフィーにする目的で、ジェダイを殺してライトセーバーを奪った。

パルパティーンのしもべや弟子の多く(皇帝の手ダークサイド・エリートなど)は、標準的なライトセーバーを好んで使用していた。しかし皇帝のシャドウ・ガードやロイヤル・ガードの一部のメンバーは、ライトセーバー・パイクといった特殊なライトセーバーを使っていた。また、皇帝の手のメンバー、ルミヤライトウィップを使っていた。帝国のエンジニアはライトセーバーを大量生産する方法(手で組み立てなければならなかったが)を発見していた。こうした大量生産型のライトセーバーは、インペリアル・セーバー・ガードスターキラー・クローンのために、惑星カミーノで組み立てられ、特殊なクリスタルも大量に輸出された。このクリスタルが天然のものか合成かは明らかではない(合成クリスタルは一般的に赤い光刃を放出したが、クローンたちの武器は銀色の光刃だった)。同様に、サ・クイスクローンにも大量生産型のライトセーバーが支給されていた。

15 BBYランドスピーダー・レーサーのソール・ジョーベンはライトセーバーを所有していた。このライトセーバーは、本来の持ち主が彼のスピーダーに置き忘れていった物だった。

L versus s

青い光刃を使うパルパティーンと、赤い光刃を使うルーク・スカイウォーカー

ルーク・スカイウォーカーは、新しいライトセーバーの制作に着手した際に、オビ=ワン・ケノービが残した設計図のデザインを参考にした。スカイウォーカーはジェダイがクリスタルを採取した伝統的な場所(そのほとんどは既に破壊されていたが)を知らなかったため、自身のライトセーバーに合成クリスタルを使わざるを得なかった。制作中に瞑想を行った結果として、スカイウォーカーのクリスタルは緑色になる。スカイウォーカーによって再建されたジェダイ・オーダーが台頭したとき、クリスタル採取場の多くは再発見されたが、初期の訓練生は合成クリスタルに頼っていた。一時的に、復活したパルパティーンの弟子になったスカイウォーカーは、ライトセーバーの緑のクリスタルを赤いものに取り換えなければならなかった。しかしシス卿から逃れた後、彼はすぐにクリスタルを元に戻している。特筆すべき点として、パルパティーンは他の弟子たちには赤いライトセーバーの使用を強制していなかった(彼らはシスというよりダーク・ジェダイだったため、パルパティーンはシスの伝統を彼らに当てはめる必要を感じなかったのかもしれない)。

ダークサイドの再起

パルパティーンの最終的な破滅の後も、ダーク・ジェダイの生き残りによって形成されたダークサイドのカルト組織やグループはいくつか存続していた。その中でも特に顕著なものがリボーンである。リボーンに属した大勢のダーク・ジェダイは、特殊なクローニング方法によってフォース感応能力を持たされており、デサンは彼らのためにライトセーバーの機械生産を行った。ライトセーバー・クリスタルは不均一性の特性を備えていたため、個々に念入りな作業と微調整が必要とされ、それまでライトセーバーの機械生産は不可能だった。その点でリボーンはライトセーバーの製造技術に大幅な革新をもたらしたと言える。この生産方法は、デサンの弟子タヴィオン・アクスミスやリボーンの残党によって形成されたシス・カルト、ラグノスの門弟にも引き継がれたようである。全く同じ生産ラインで製造されたライトセーバーに、彼らは皆赤いクリスタルを利用していた。

ライトセーバー・テクノロジーにおいて、ライトセーバー生産技術は目を見張るほどの進歩だったが、ジェダイを始めとする、フォースを使う伝統を持つほとんどの組織は、古い方法でライトセーバーを造り続けた。彼らは武器を個性化し、技術をテストするためにライトセーバーを自己製造した。

Imperial Knights Slained

コーラル製ライトセーバーを使うダース・クレイトと、銀色の光刃を使うインペリアル・ナイトたち

それから数世代後、力を盛り返したインペリアル・レムナントからフェル帝国が形成され、彼らに仕えるフォース組織、インぺリアル・ナイトが誕生した。インペリアル・ナイトはライトセーバーを自己製造することで知られていたが、彼らの武器は一様に同じデザインで、銀色の光刃を放出するクリスタルを使っていた。彼らの武器は、彼らをインペリアル・ナイトだと認識させる役に立っていた。

フェル帝国の皇帝、ローン・フェルは、ダース・クレイトが率いるワン・シスと同盟を組んだ。しかしクレイトはフェルを裏切って帝国の支配権を奪い新しい銀河帝国を形成した。ここから第二次帝国内戦が始まる。

クレイトのシスは、ユージャン・ヴォングが使うヨリク・コーラルのような物質をライトセーバーの素材に利用するという、ジェダイやインペリアル・ナイトと大きく異なる製造方法を採用していた。しかし彼らは合成クリスタルを使うというシスの伝統も遵守していた。

構造と仕様

Blue Glass Arrow こちらの記事も参照: ライトセーバー・ヒルト

構造

典型的なライトセーバーのヒルト(柄、握り)は、長さ20~35センチメートルの金属製の円柱だった。しかしこの武器は製作者の必要性や好みに合わせて造られたため、個人によってヒルトのサイズは大きく異なっていた。ライトセーバーのメカニズムは、ヒルトの中に詰まっていた。高出力のダイアチウムパワー・セルによってつくり出された高レベルのエネルギーは、焦点レンズやエネルギー装置といった一連の部品を通過する際にプラズマに変換された。プラズマは焦点クリスタルで光刃の特性を帯び、放出の前に光刃の長さや出力を調整された。必要とされるライトセーバー・クリスタルは最低でひとつだが、3つが理想的な数とされた。

クリスタルによって集束されたプラズマは、一連のフィールド・エネルギー装置やエミッタ―・マトリックス内の変調回路でさらなる集束を重ね、コヒーレント・ビーム化したエネルギーとなって光刃放射口から放出された。ブレードは一般的に1メートルほど伸長し、そのエネルギーはブレード抑制フィールドの影響でアーク波となって射出口に戻った。エネルギーは超伝導体によってふたたびパワー・セルへと戻され、循環を完成させていた。以下は、ほぼ全てのライトセーバーに使われた、機能を完成させるためのパーツのリスト:

Lightsaber-cutaway

アナキン・スカイウォーカーのライトセーバーの構造

切断力

Jedi cutting door

ブラスト・ドアを溶断するクワイ=ガン・ジン

ライトセーバーのブレードは質量を持たず、何かしらの個体と接触するまで熱を発したりエネルギーを消費することもなかった。エネルギー刃のパワーはほとんどあらゆる物質を貫通することが出来たが、切断する対象の密度によって、切断に要する時間は変化した。特筆すべきことに、ライトセーバーによって切断された肉体が出血することはめったになかった。これはエネルギー・ブレードが切断面を焼灼するためであり、手足を切断したときや重傷の場合でも、出血する例は少なかった。

高密度の物質を切断する際、アーク波(電弧)が発生させる計り知れない電磁フィールドが抵抗を引き起こした。高密度の物質にブレードを突き刺した際、刃には固い感覚が伝わった。電磁フィールドを通過してアーク波をショートさせることが出来る物質も稀に存在した。また、切断対象の電磁エネルギー・フィールドやコヒーレント・エネルギーもライトセーバーのアーク波を跳ね返した。よって大部分のフォース・フィールドやブラスター弾、そして相手のライトセーバーのブレードは、ブレードと相互に干渉しあった。

ライトセーバーに抵抗する物質

程度の違いはあるが、ライトセーバーの刃に抵抗可能な物質(別のライトセーバーの刃を除く)はいくつか存在した。

Luke tikulini

ライトセーバーの攻撃に耐えるチクリニの肌

  • コートシスは希少で高価な金属だったが、ライトセーバーを防御する物質として一般的だった。精製されたコートシス鋼はライトセーバーのブレードを一時的にショートさせる効果があり、機能が復活するまでの間、ライトセーバー使用者をしばらく武装解除することが可能だった。しかしメステアのクリスタルを使ったライトセーバーは、この効果を打ち消すことで知られていた。コートシス合金は精製されたコートシス鋼よりも丈夫だったが、ライトセーバーを防御することは出来ても、刃をショートさせる能力は持たなかった。コートシスが高価だった理由のひとつに、精製の難しさがあった。純粋な、製錬されていないコートシスは、(未知の理由で)触れた者が即死してしまうほどイオン化されていたのだ。コートシスの装甲服や武器を鍛造する方法はいくつか存在し、それぞれ効果が違った。
  • フリクはライトセーバーのブレードに耐久力を持つ珍しい合金だった。しかしコートシス鋼のように、ブレードをショートさせる効果は持っていなかった。グリーヴァス将軍IG-100マグナガードが使ったエレクトロスタッフはフリク合金製だった。また、パルパティーンのライトセーバーやダーク・トルーパーの装甲服にもフリクが使われていたことが知られている。
  • ダークソードは、ライトセーバーを受け流すことが可能な特殊な物質でつくられた、古代の剣の一種だった。コートシスと異なり、接触したライトセーバーのブレードをショートさせる能力を持っていなかった。
  • アーマーウィーヴはライトセーバーにいくらかの抵抗力を持つとされた布の一種だが、この補強素材の防衛力は限られていた。
  • シス錬金術は、無敵と思われたライトセーバーに対処すべく、金属の特性を強化するため旧シス帝国の時代に使われた。シスはこの技術を使ってコートシスのような効果をシス・ソードに与えた。旧シス帝国以降の時代では、ダース・ヴェイダーの装甲服の製造や強化にシス錬金術が用いられたことが知られる。
  • マンダロリアン鋼は惑星マンダロアで採れる金属で、マンダロリアン言語でベスカーとして知られる。ライトセーバーに対する耐性を利用し、マンダロリアン鋼はいくつかの形状に鍛造された。マンダロリアン鋼は、一般的にマンダロリアン・アーマーや兵器の製造に利用され、フリードン・ナッドの霊廟を守った扉もこの鋼で出来ていた。
  • フォース・ウェポンは、フォースを浸透させた兵器であり、ライトセーバーをブレードを受け流すことが出来た。
  • ヴォング・テクノロジーには、ライトセーバーに対抗できる物質がいくつか存在した。ヴォンドゥーム蟹装甲服はライトセーバーに対する防御力を持ち、アンフィスタッフは繰り返しライトセーバーと接触することが出来た。
  • に沈んだライトセーバーは、(特別に製造されたものでない限り)急速な連鎖反応とオーバーパワーによってショートしてしまった。雨にさらされたライトセーバーは、蒸気を発したもののショートすることはなかった。一部のジェダイ(特に水生種族のメンバー)は、水中でも起動できる特殊なライトセーバーを造った。

他にも、各種エネルギー・シールドなど、銀河系には様々なライトセーバー抵抗物質が存在した。ラヴァ・ドラゴンといったクリーチャーは、ライトセーバーに耐えうる生まれながらの装甲を備えた。ウルトラクロムクアンタム=クリスタライン=アーマーといった超電導物質もライトセーバーの攻撃を偏向した。ジャズビナチクリニ・ワームもライトセーバーの攻撃に耐えることが出来た。マラステアジロ・ビーストは、ライトセーバーの刃に抵抗するプレートのような甲羅を備えた。

種類

ヒルト(握り)の種類

QuiGonJinnLightsaber

標準的なクワイ=ガン・ジンライトセーバー

標準的なライトセーバー

標準的なライトセーバーのヒルトの長さは、およそ20~30センチメートルだった。一般的にライトセーバーは使用者の自己製作品であり、それぞれの仕様に合うようカスタマイズされていた。そのため標準的といえるライトセーバーにも定義的な特徴はなかった。
Sidiouslightsaberside

シディアスエレクトラム・ライトセーバー

エレクトラム・ライトセーバー

エレクトラム・ライトセーバーと標準的なものを比較したときの唯一の相違点は、このライトセーバーの外殻がエレクトラム・メタルで出来ていることだった。表面的な特徴を持っているに過ぎないこれらのライトセーバーは、力と技術を証明し、名高い名誉を獲得したジェダイ・オーダーの高位メンバーだけに許されていた。
Archaiclightsaber

プロトセーバーを持つオダン=ウーア

プロトセーバー

Blue Glass Arrow 詳細はプロトセーバーを参照
百年の闇以降時代にライトセーバー・テクノロジーが進歩する前、極めて大量の動力を必要としたライトセーバーは、常にコードでパワー・パックと接続しておく必要があった。ライトセーバーに関する技術の大規模な進歩によって、小型化された電池と超伝導体技術が生み出され、やがてプロトセイバーは時代遅れになった。新技術によってブレードのエネルギーはヒルトに戻ってくるようになり、ライトセーバーが何かを切断するといった干渉が発生しない限り、エネルギー・ループのパワーは失われなくなった。
後の時代、この“レトロセーバー”の美学や高い切断能力などの利点を主張し、最新鋭の部品を使ってプロトセーバーを再現する好事家もいた。
Darth Maul's Lightsaber

ダース・モールダブル=ブレード・ライトセーバー

ダブル=ブレード・ライトセーバー

セーバースタッフやシス・ライトセーバーとも呼ばれるダブル=ブレード・ライトセーバーは、ヒルトの両端からブレードが放出され、危険なスタッフ状の武器となった。セーバースタッフ・ヒルトの多くは標準的なライトセーバーよりも長く、別々の2本のヒルトが、柄頭で接続されて1本のヒルトになっていた。
テドリン・ホロクロンによれば、ダブル=ブレード・ライトセーバーは旧シス帝国のシス卿によって開発された。シスの暗黒卿エグザ・キューンによって使用されたものが、確認されている中で最初の記録である。キューンはこの武器の設計図をシス・ホロクロンから手に入れ、既存のジェダイ・ライトセーバーの改造に利用した。
ダブル=ブレード・ライトセーバーの使用は、やがてペアード・ライトセーバーの使用も発展させた。ダブル=ブレード・ライトセーバーの多くは単に2本のライトセーバーを繋げたものだったため、ジャルカイの二刀戦闘技術を使うため、2つを切り離し可能にしたものが生まれたのである。多くの剣士は、最初はセーバースタッフとして使っていた武器を分解することで、戦闘中に敵の意表をついた。対ライトセーバー用の他のバージョンとして、接続部分をロック機構ではなくファイバー・コードにしたものもあった。この武器の使用者は、予測不可能な攻撃を繰り出せる代わりに、コードをつかまれるリスクを背負った。
Shotobroodmaris

マリス・ブルードのガード・ショート

ガード・ショート (ライトセーバー・トンファー)

Blue Glass Arrow 詳細はガード・ショートを参照
短いライトセーバー(ライトセーバー・ショート)の一種であるガード・ショートは、メインのヒルトから直角に伸びる、第2の柄が特徴的だった。トンファー状のこの武器は、第2の柄を握るよう設計されており、ブレードは前腕と平行に放出され、防御の使用に適していた。防衛向きの武器だったため、外殻をライトセーバーの攻撃に耐えうるフリク合金で加工することが推奨されていた。

クロスガード・ライトセーバー

熟練した剣士しか使わない、極めて珍しい変形種であるクロスガード・ライトセーバーは、ふたつのブレードを放出する特殊なヒルトが特徴的で、フォークド・ライトセーバーとしても知られた。ブレードのうち一方は標準的なライトセーバーの光刃だったが、もう一方はより短くて薄く、第2放射口から1本目とは別の角度に向けて放出された。第2の刃は手を守るために使用され、しばしば2本の刃で敵の攻撃を捉えた。
DookuSaber-MR

ドゥークーカーブド・ヒルト・ライトセーバー

カーブド=ヒルト・ライトセーバー

カーブド=ヒルト・ライトセーバーは、曲線を描く握りを特徴としていた。このライトセーバーは、マカシのような片手で剣を使う戦闘スタイルで握りが手に収まりやすく、同時に可変的な角度の攻撃で敵を混乱させることが出来た。

ロング=ハンドル・ライトセーバー

Blue Glass Arrow 詳細はロング=ハンドル・ライトセーバーを参照
特定の戦闘スタイルの要求にこたえるために作成されたロング=ハンドル・ライトセーバーは、握ることが出来る部分が広い、長い柄が特徴的だった。このライトセーバーの使用者は、攻撃により大きな力を加えることが可能だった。ロング=ハンドル・ライトセーバーの柄の長さは様々であり、ウォーブ・ナルの場合は通常のヒルトの倍ほどの長さだったが、ダース・ニルが使ったものはライトセーバーの光刃を持つ杖のような形状だった。
Paratus saber

カズダン・パラトゥスライトセーバー・パイク

ライトセーバー・パイク

多くの点で槍状の武器と似たライトセーバー・パイクは、最長で2メートルもの長い柄と、比較的短く厚いライトセーバー・ブレードを特徴としていた。この武器は接近戦での攻撃範囲を延ばすことを目的として設計されており、柄は切断されるのを防ぐためフリク合金製だった。

セーバーケイン

Blue Glass Arrow 詳細はセーバーケインを参照
セーバーケインは杖の先端にヒルトを隠す、シンプルなバリエーションのライトセーバーだった。戦闘中、ヒルトは杖の本体から切り離して使用された。テラ・シヌーベやシス・アコライトのハーゼンがセーバーケインの使用者として知られる。

ウォー・ドラゴン・ライダーのセーバー

Blue Glass Arrow 詳細はウォー・ドラゴン・ライダーを参照
クローン大戦勃発と銀河帝国の誕生の間のある時点で、ユビーズ・ソーン=バック・ウォー・ドラゴンに騎乗する戦士が改造型のライトセーバーを使用していた。彼らのライトセーバーは2本のヒルトから3つのブレード(両端の刃と、中央部で2本のヒルトを接続した刃)を放出した。

ニュー・ジェダイ・オーダーのヒルト

14 ABY当時、ジェダイ・プラキシウムの生徒はアデプトアジュディケーターアービターアヴェンジャーチャンピオンコンスルディフェンダーファイアブランドガーディアンプレイターリタリエイターセンチネルヴァンキッシャーヴィンディケーターといった、あらかじめ造られた柄のモデルから使うものを選択することが出来た。

ブレード(光刃)の種類

Yoda teaching

トレーニング・ライトセーバーで訓練を受けるジェダイ候補生

トレーニング・ライトセーバー

Blue Glass Arrow 詳細はトレーニング・ライトセーバーを参照
トレーニング・ライトセーバーは、常に低出力にセッティングされている以外は、出力を調整できる標準的なライトセーバーとの違いは特になかった。その名称が示す通り、トレーニング・ライトセーバーは訓練生にライトセーバーの使い方を教育するために使用されていた。常に低出力にセッティングされていたため、トレーニング・ライトセーバーによる負傷は非常に制限的であり、重くても火傷やひどい痣程度のものだった。実際、トレーニング・ライトセーバーは光刃を素手で掴んでも火傷や痣が残る程度の威力しかなかった。
Kenobivaderanh

デュアル=フェーズ・ライトセーバーを使うダース・ヴェイダー

デュアル=フェーズ・ライトセーバー

ほとんどのライトセーバーのブレードは、長さが制作された時点で決まっていたが、デュアル=フェーズ・ライトセーバーはあらかじめセットされた2段階目の長さに素早く切り替えることが出来た。歴史の初期に考案されたデュアル=フェーズ・ライトセーバーは、ライトセーバー・デュエルを目的として使用されていた。当時の最も一般的な使用法は、戦闘中に突然ブレードを延長し、相手の意表を突くことだった。しかし後の時代には、より正確な攻撃を行うため、切り替えた後のブレードを短くするのが一般的となっていた。
デュアル=フェーズ・ライトセーバーの使い手として、ダース・ヴェイダーやドゥークコラン・ホーンが知られる。
GORCPIC

それぞれショートとライトクラブを手にしたピクゴーク

ショート

Blue Glass Arrow 詳細はライトセーバー・ショートを参照
ショートは短いライトセーバーである。小型の握りと、短いブレードを特徴とするショートは、標準的なライトセーバーの小型版といえた。ショートはブレードが短いため、ライトセーバー特有の回転効果が少なく扱いやすかったため、通常二刀戦術における2本目のライトセーバーとして使用された。また、ショートはヴァンダー・トケアピカルーン・C・ブードルヨーダといった、体の小さい剣士に、サイズに見合った武器として使用されることもあった。
他にも、ケイヴァーソーラ・バルクルーク・スカイウォーカーアソーカ・タノといった剣士も、戦闘中にショートを使用した。

ライトクラブ

Blue Glass Arrow 詳細はライトクラブを参照
ライトクラブは基本的にショートと対極に位置する存在だった。ライトクラブの特大のヒルトからは、非常に長いブレードが放出された。一般的に、体が大きい人物によって、サイズに見合った武器として利用された。突然変異のガモーリアンダーク・ジェダイゴークが使い手として知られた。
Githany EGF

ライトウィップを使うギサニー

ライトウィップ

Blue Glass Arrow 詳細はライトウィップを参照
使用されることが非常にまれだったライトウィップは、ライトセーバーの一風変わった変形種だった。ライトウィップはライトセーバーと同様にコヒーレント・ビームのエネルギーを放出したが、それは真っ直ぐな刃ではなく、長さ数メートルの柔軟な鞭(ウィップ)だった。ほとんどのライトウィップは、ライトセーバーのような放出口を持たず、放出装置が柄から伸びていた。エネルギー・フィールドは、この放出装置の周囲に出来上がった。鞭のように使用されたライトウィップは、長距離から、予測が難しい攻撃を繰り出すことが出来た。しかし標準的なライトセーバーよりも強度は低く、ライトウィップのブレードに防御力はなかった。ギサニールミヤシルリがライトウィップの使い手として知られる。

ライトフォイル

Blue Glass Arrow 詳細はライトフォイルを参照
ライトセーバーのベースにして作られたライトフォイルは、エレガントなエネルギー・ソードだった。この武器は、タッパニー宙域の特定の貴族、特に“セーバー階級”と呼ばれた者たちに好まれた。製造の際に使用された焦点クリスタルの質が悪く、ジェダイのものと比べ職人の腕が低かったため、ライトフォイルは本物のライトセーバーよりも弱かった。作成時にフォースとの繋がりを必要としないライトフォイルは、フォース感知力のない者でも使いこなすことが出来た。

アンダーウォーター

Blue Glass Arrow 詳細は分岐式周期起動パルスを参照
ほとんどのライトセーバーはブレードがに触れるとショートしたが、分岐式周期起動パルスを採用したふたつのクリスタルを使ったこのブレードは、水中での使用を可能とした。通常、防水のライトセーバーを作成しなければならなかったのは、水中でもライトセーバーを扱う水生型種族のジェダイだけだった。しかし、非水生型種族のジェダイの中にも、水中でも扱えるようにライトセーバーを改造した者たちもいた。
DarksaberRender

ダークセーバー

ダークセーバー

Blue Glass Arrow 詳細はダークセーバー/レジェンズを参照
この古代のライトセーバーは、独特の黒いブレードを放出した。円筒状のブレードを放出する標準的ライトセーバーと異なり、ダークセーバーは従来の剣のような平たい刃を放出した。

使用法

戦闘

Blue Glass Arrow 詳細はライトセーバー戦を参照
Makashi

ライトセーバーで戦うアナキン・スカイウォーカードゥークー伯爵

「どうやらフォースで勝敗をつけるのは難しそうだ。こうなったら、ライトセーバーで決着をつけるしかありませんな」
ヨーダに対し、ドゥークー[出典]

ライトセーバー戦は、ライトセーバーを扱う者たちが使った戦闘方法を指す。戦闘フォームやスタイルの多くは、ライトセーバー特有の回転効果を補完し、フォース=センシティブ(一般的なライトセーバー使用者の多くはフォース感知力があった)の利点を生かすよう編み出されていた。ライトセーバーを使った様々な決闘スタイルは、古代の剣を使った戦闘技術に基づいていた。何千年という時間の流れの中で、多くの戦闘スタイルは7つの“伝統的”なフォームにまとめられていった。これらは標準的な戦闘法となり、他にも高い技術を要求する戦闘法がいくつか存在した。ライトセーバーには独特な特性がいくつかあったため、訓練を受けていない者がライトセーバー戦を実践するのは難しかった。例えばライトセーバーのブレード部分には重量が無く、また、回転効果は所有者に抵抗力を与え、起動時のブレード投射の勢いは不慣れなものにとって扱いづらかった。

儀式

  • ナイト昇格の儀式
KnightingCeremony-CW21

アナキン・スカイウォーカーのナイト昇格の儀式

ライトセーバーは、ジェダイ・オーダーのナイト昇格の儀式に不可欠な道具だった。この儀式では、監督を務めるジェダイ・マスターが、ナイトに昇格する者のパダワンのしるしである三つ編みを、ライトセーバーを使って儀礼的に切断した。この儀式は、しばしば複数のジェダイによって見守られた。彼らは起動したライトセーバーを手に持ち、円形に儀式を受けるパダワンを取り囲んだ。

シスが“ナイト昇格”にあたる儀式を行った例は、3つしか知られておらず、そのうちライトセーバーを使った例はひとつだけだった。儀式の間、ギャレン・マレックはマスターであるダース・ヴェイダーの前で跪いた。ヴェイダーはマレックの頭の両側でライトセーバーを振りながら、このフォース・アデプトが正式な弟子になったと宣言した。

  • 忠誠の調和

忠誠の調和は、ライトセーバーをオーダーの他のメンバーに委ねる、ジェダイの伝統だった。ライトセーバーの交換には厳粛で神聖な意味があり、マスターとは関係のないところでの相互的な学習関係の確立に役立った。

登場作品

参考資料

Wiki-shrinkable
ウーキーペディアにはライトセーバー/レジェンズに関する0枚の画像があります。

脚注

外部リンク

ライトセーバー
ライトセーバーのフォーム
フォームI - フォームII - フォームIII - フォームIV - フォームV - フォームVI - フォームVII
ライトセーバー・コンバット
デュエル · ドゥン・メヒ · ファースト・スタイル · ミディアム・スタイル · ストロング・スタイル
フォーム・“ゼロ” · 騎乗戦闘 · ジャーカイ · ソカン · 防御の3つの輪 · トリスプゼスト · トラカタ
ライトセーバーの種類
クロスガード・ライトセーバー · カーブド=ヒルト・ライトセーバー · デュアル=フェーズ・ライトセーバー
ダブル=ブレード・ライトセーバー · インペリアル・ナイト・ライトセーバー · ライトクラブ · ライトフォイル
ライトウィップ · ロング=ハンドル・ライトセーバー · ライトセーバー・パイク · プロトセーバー · セーバーケイン
ライトセーバー・ショート / ガード・ショート · トレーニング・ライトセーバー / シス・トレーニング・セーバー
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