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「愚か者め。わしはジェダイの剣術をドゥークー伯爵から学んだのだ」
オビ=ワン・ケノービに対し、グリーヴァス将軍[出典]
DotF TPM

オビ=ワン・ケノービクワイ=ガン・ジンダース・モールの対決

ライトセーバー戦(Lightsaber combat)とはライトセーバーを使った戦闘およびその技術である。ライトセーバーを伝統的に使用するジェダイシスによって繰り広げられることが多かった。ジェダイ・オーダーはライトセーバーの戦闘技術を7つの“フォーム”としてまとめ、ジェダイ・テンプルで学ぶ訓練生たちにセーバーの使い方を教えていた。ライトセーバーのフォームにはセーバー同士の戦闘方法に加え、対ブラスターを想定した防衛技術も含まれた。フォース感応者同士の戦いの場合、剣技の応酬の合間にフォースの能力が駆使されることもあった。またフォースを使ってライトセーバーを投げるなど、戦闘技術そのものにフォースが使われることもあった。ライトセーバーの対決はしばしば重大な紛争の命運を左右し、銀河系の歴史に大きな影響を与えた。

概要[]

ライトセーバーは訓練されていない者が使うと近代的なブラスターに全く歯が立たず、それどころか使用者本人を傷つける可能性すらあった。ライトセーバーの純粋なプラズマ・エネルギーの刃は質量を持たず、電磁放射が生み出すアーク波が強力な回転運動を発生させるため、取り扱いが困難だったのである。しかしジェダイが使えばどんな武器にでも対抗しうる強力な武器になり、エネルギー・ボルトを攻撃者に向かってはね返すことで、使用者自身はかすり傷ひとつ負わずに敵に致命的な一撃を与えることができた。しかしライトセーバーを使った戦闘は繊細かつ複雑な武術であり、マスターになるには長い年月を要した。[1]

基本的な技術[]

ボディ・ゾーン[]

ライトセーバーの戦闘における攻撃(Attack)と防御(Parry)は以下の6つのボディ・ゾーンで言い表された:[1]

  • ゾーン1:頭部
  • ゾーン2:右手および脇
  • ゾーン3:左手および脇
  • ゾーン4:背面
  • ゾーン5:右脚
  • ゾーン6:左脚

すなわち「攻撃1」は相手の頭部を狙った一撃、「防御2」は右腕または脇の防御となる。攻撃ゾーンは自分から見た相手の体の位置、防御ゾーンは自分の体を基準にした位置である。「攻撃3」から「防御3」へ移行する際には、ライトセーバーを自分から見て右から左へ動かすことになる。[1]

フォーム[]

ジェダイ・オーダーによるライトセーバーの戦闘方法には以下の7つの型(フォーム)が存在した:[2]

  • フォームI(シャイ=チョー):最古にして最も初歩的な型。
  • フォームII(マカシ):ライトセーバー対ライトセーバーの戦闘に特化した型。
  • フォームIII(ソレス):狭い場所での戦いに向いた、防御に特化した型。
  • フォームIV(アタル):広い空間に適した、アクロバティックな動きを特徴とする型。
  • フォームV(シエン/ドジェム・ソ):ブラスターの攻撃を敵に偏向することに焦点を置いた型。
  • フォームVI(ニマン):ダブル=ブレード・ライトセーバーの戦闘をフォースの力と組み合わせた型。
  • フォームVII(ジュヨー/ヴァーパッド):最も攻撃的で予測不可能な型。

マーク・オブ・コンタクト[]

ジェダイの剣術において、ライトセーバーの一撃で狙う相手の肉体の“目標箇所”はマーク・オブ・コンタクト(Marks of contact)と呼ばれた。ジェダイ・イニシエイトはマーク・オブ・コンタクトを正確に攻撃できるよう反復練習を積んでいたが、ジェダイは何よりも命を重視していたため、実戦においては敵を傷つけるよりも武装解除を優先するよう教えられていた。[3]

  • サイ・チャ
  • シイム
  • チョ・スン
  • チョ・マイ
  • チョ・モク
  • サン・ドジェム
  • モウ・ケイ

訓練[]

Training lightsabers ST

ライトセーバーの技術を学ぶ訓練生

ジェダイ・イニシエイトは若い頃からライトセーバーの訓練を開始した。彼らはヘルメットを使って視界を隠し、体の感覚だけではなくフォースを使ってものを見る訓練を行った。こうした修行では、標準的なライトセーバーより小型で大怪我の危険も無いトレーニング・ライトセーバーが使用された。彼らはこの武器を使ってフォースの感覚と、ブラスターの防ぎ方を学んだ。[1]

基礎を学び終えたジェダイは、重要な技能と身体的なスタミナを会得するために“速度訓練”(Velocities)と呼ばれるライトセーバーの特訓を繰り返した。またパダワンは敵対者の存在を想定して1人で行う反復練習、“デュロン”(Dulon)も行った。ジェダイはこの速度訓練とデュロンを何度も繰り返すことで、実戦で発生しうる予期せぬ事態に対処する術を身に着けた。ジェダイが体の内側を流れるフォースによって身体的な限界を超えることができるのも、こうした訓練の賜物だった。[1]

訓練時とは対照的に、実戦では体の動きを最小限にとどめてスピードを増すため、攻撃時にブレードを下向きにすることが多かった。攻撃と防御の姿勢の理想的な対比をしっかりとわきまえることが、ジェダイの動作の正確性向上につながった。[1]

参考資料[]

脚注[]

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