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「大きさは問題ではない。わしを見てみろ。わしを大きさで判断するのか? お前とは違い、わしにはフォースがついておる。強力な味方じゃ」
ルーク・スカイウォーカーへ、ヨーダ[出典]

ヨーダ(Yoda)は銀河史上最も有名かつ強力なジェダイ・マスターのひとりである。謎に包まれた小柄な長寿種族のメンバーだった。ジェダイの間で計り知れない影響力を持ち、銀河共和国の衰退期にグランド・マスターとしてジェダイ・オーダーを導いた。彼はジェダイ最高評議会の長老的存在で、伝説的な叡智を備え、フォースの扱いとライトセーバー戦闘技術に長けていた。ヨーダはドゥークーを始めとするジェダイをパダワンとして訓練し、約800に渡って訓練生たちを鍛え上げた。

ヨーダはフォースと深く調和したジェダイ・マスターだったが、彼の能力をもってしても銀河元老院に潜むシスの暗黒卿の存在を突き止めることができなかった。共和国の最高議長シーヴ・パルパティーンの正体は、ジェダイと共和国の破滅を目論むシス卿ダース・シディアスだったのである。シディアスはヨーダのかつての弟子ドゥークーを味方につけ、クローン戦争と呼ばれる銀河規模紛争を引き起こした。戦争勃発から3年目、ヨーダは最高議長の正体を知ったが時すでに遅く、オーダー66の発令によって大部分のジェダイが一夜のうちに粛清された。奇襲を生きのびたヨーダは元老院に潜入し、新政府銀河帝国皇帝に就任したシディアスの暗殺を謀ったが、失敗に終わった。その後、ヨーダは帝国やシスから身を隠し、沼の惑星ダゴバで隠遁生活を送った。

ヨーダの寿命が尽きかけていた頃、ルーク・スカイウォーカーという名の若きフォース感応者がダゴバにやって来た。老マスターは強いフォースを備えたスカイウォーカーをジェダイとして訓練し、ダークサイドの脅威を説いた。ヨーダは間もなく息を引き取ってフォースとひとつになったが、彼の指導を受けたスカイウォーカーはエンドアの戦いで帝国を破り、シス卿の脅威に終止符を打った。

ヨーダの死後、ルークは新たな世代のジェダイを育てるというヨーダの遺言を叶えた。しかしルークの甥であるベン・ソロフォースのダークサイドへ落ち、新世代のジェダイを壊滅させた。ルークはそのショックから隠居を開始するが、その頃レイという名のフォース・センシティブがヴィジョンの中でヨーダの声を聞く。またヨーダは一時的にフォースの冥界から戻り、ルークが失敗して自身を責めているのをやめるよう助言した。

経歴[]

生い立ち[]

謎に満ちた古代の種族のメンバーだったヨーダは、エンドアの戦いの900前に誕生した。フォースと深く調和していたヨーダは、ヤングリングとしてジェダイ・オーダーに加わった。彼はギャザリングという儀式に参加してカイバー・クリスタルを授かり、プロフェッサーヒュイヤンの助けを借りて<クルーシブル>船内で最初のライトセーバーを組み立てた。ヨーダはあるマスターのもとで修行を積んだ。ヨーダの師は、過去の偉大なジェダイであるクンフーチュアンの物語を弟子に語って聞かせた。100歳に達した頃、ヨーダはこれまで学んだことを後世に教え継ぐ立場になった。彼はジェダイ・マスターとして8世紀に渡り何世代ものジェダイを教育した。

数世紀後、ヨーダは人間ドゥークーを弟子に取った。知られている限り、ドゥークーはヨーダがとった最後のパダワンだった。ウーキー母星キャッシークに赴いた際、パダワンは巨大な猛獣テレンタテックと戦うヨーダを見守った。

ヨーダはマスター/パダワンの関係にとらわれず幼いジェダイを訓練することがあった。彼は特定のマスターに師事する段階に達していないジェダイ・ヤングリングのクラスを受け持ち、一度に大勢の訓練生を相手にライトセーバーやフォースの使い方を教えていた。オビ=ワン・ケノービケイナン・ジャラスも幼い頃にヨーダから教えを受けた。ヨーダは生徒たちを相手に「やるかやらないかだ。試しはいらない」という教訓を繰り返し口にした。

ナブーの侵略が発生した時点で、約800年に渡りジェダイの生徒たちを育て上げてきたマスター・ヨーダは、ジェダイ・オーダーのグランド・マスターとしてジェダイ最高評議会を導いていた。

ナブーの侵略[]

「間違いありません。謎の戦士はシスです」
「いかなる場合であれ奴らはふたり。それ以上でも以下でもない。師匠と弟子じゃ」
「では倒したのはどちらでしょう。師匠か、それとも弟子か?」
メイス・ウィンドゥとヨーダ[出典]
Yoda Episode I Canon

ナブー危機当時のヨーダ

32 BBYミッド・リムの惑星ナブートレード・フェデレーション侵略される事件が起きた。[9] 現地へ派遣されたマスター・クワイ=ガン・ジンとその弟子オビ=ワン・ケノービは、ナブー人女王パドメ・アミダラを救出し、フェデレーションに占領された惑星から脱出した。宇宙船の修理のため立ち寄った惑星タトゥイーンで、マスター・ジンは高いミディ=クロリアン数値を持つアナキン・スカイウォーカー少年と出会った。ジンはこの少年こそジェダイの予言にある“選ばれし者”だと信じ、ジェダイの訓練を受けさせるためコルサントへ同行させることに決めた。タトゥイーンを離れる直前、ジンはライトセーバーを使う謎の戦士に襲撃された。共和国の首都惑星に戻った後、ジンは任務の顛末を報告し、謎の戦士はシスの暗黒卿に違いないと主張した。また、彼はスカイウォーカー少年をテストするよう評議会に要請した。評議会のメンバーはスカイウォーカーに強いフォースが備わっていることを認めたが、ヨーダは心の中に恐れを抱くこの少年をジェダイにするのは危険だと判断した。[6]

一方、銀河元老院ではアミダラ女王がフィニス・ヴァローラム不信任案を提出し、新最高議長の座を巡る選挙が始まった。しかし、元老院に失望したアミダラは選挙の結果を待たずにナブーに戻る決意を固めた。その後、評議会は再びジンとケノービ、スカイウォーカーを呼びだした。スカイウォーカーの訓練に否定的な評議会に対し、ジンは自らこの少年をパダワンにするつもりだと語った。パダワンをふたり持つことは許されないという指摘を受け、ジンはケノービを卒業させると答えたが、ヨーダは卒業を決めるのは評議会だと言ってはねつけた。結局スカイウォーカーの問題は後回しとなり、評議会はジンとその弟子にナブーの任務の継続を命じた。彼らはナブーに戻るアミダラ女王に同伴し、謎の襲撃者の正体を探ることになった。[6]

ジンの予想通り、襲撃者の正体はダース・モールという名のシス卿だった。モールはナブーの戦いでジェダイの前に立ちはだかり、ライトセーバーの対決でジンを殺害したが、ケノービによって倒された。フェデレーションが敗北した後、ヨーダを含むジェダイ評議会メンバーはナブーの首都シードへ赴いた。ナイトに昇格したケノービは、ジンの遺志に従いスカイウォーカーを弟子にすると言って譲らなかった。評議会はケノービに許可を与え、難色を示し続けていたヨーダも最後は折れた。その後、彼らはジンの葬儀に参加した。ヨーダとメイス・ウィンドゥ評議員はジンの見解が正しかったことを認め、シスの人数が常にふたりという習わし通りなら、まだどこかにもうひとりシスが残っているはずだと考えた。[6] 彼らは知らなかったが、一連の事件のさなかに共和国の最高議長に選出されたナブー出身のシーヴ・パルパティーン元老院議員こそ、モールを弟子として育てた暗黒卿ダース・シディアスだった。[7]

分離主義運動[]

アミダラ議員暗殺未遂事件[]

「マスター・ヨーダ、本当に戦争になると思われますか?」
「ふむ、ダークサイドが全てを曇らせておる。未来を読むのは難しい」
シーヴ・パルパティーン議長とヨーダ[出典]
Chancellors Suite

分離主義運動について議長と話し合うジェダイ・マスターたち

ナブー危機の前後、ヨーダのかつての弟子ドゥークーがジェダイ・オーダーから脱退した。彼は8年に渡って歴史の表舞台から姿を消したが、その間に故郷セレノー伯爵の称号と富を相続し、銀河の各地で共和国からの独立運動を密かに扇動していた。彼が再び台頭する頃には、大量の星系分離主義運動に加わっていた。[10] 世間には知られていなかったが、ドゥークーはフォースのダークサイドに転向し、暗黒卿シディアスの弟子になっていた。[9]

ナブー危機の10年後、共和国は分裂の危機に立たされ、国家を防衛するための常備軍を創設する動きが高まった。軍隊創設法案の投票日、ナブー代表のパドメ・アミダラ議員(元女王)の暗殺未遂事件が発生した。アミダラはドゥークー伯爵が事件の黒幕ではないかと疑ったが、ウィンドゥたちジェダイ評議員は、伯爵もかつてはジェダイ・マスターだったという理由で彼女の推測を否定した。その後、パルパティーン議長の提案のもとアミダラにジェダイの護衛がつけられることになり、議員と面識のあるオビ=ワン・ケノービとその弟子アナキン・スカイウォーカーが任務に抜擢された。[8]

2度目の暗殺計画が失敗に終わった後、アミダラは安全のため母星に戻ることになり、スカイウォーカーが彼女に同伴した。調査の継続を命じられたケノービは、カミーノと呼ばれる惑星に謎の手掛かりがあることを突き止めたが、ジェダイ・テンプル公文書館にはこの星に関する情報が存在しなかった。ケノービはベア・クランの生徒たちを指導していたヨーダのもとを訪れ、この件を相談した。ヨーダから意見を求められた幼い訓練生のひとりは、何者かが公文書館の記録を消したのだろうと発言し、老マスターを笑わせた。ヨーダは訓練生が指摘したとおり、カミーノが存在するとされる座標に行ってみるべきだとケノービに助言した。[8]

クローン軍団[]

「クローン軍団の製造に気付かなかったとは、我らの目も節穴じゃのう」
「元老院に我々のフォースの力にも陰りが出たことを伝えるべきです」
「我らの弱点を知るのはシスの暗黒卿のみじゃ。元老院に報せれば敵を増やすことになる」
―メイス・ウィンドゥとヨーダ[出典]
Mace Yoda holo

ケノービから報告を受けるヨーダとウィンドゥ

カミーノに到着したオビ=ワン・ケノービは、この星で大規模なクローン軍団が製造されていたことを知った。カミーノアンラマ・スー首相クローンを発注したのはジェダイ評議員のサイフォ=ディアスだと主張したが、過去に評議会が軍隊を注文した事実は無かった。ケノービから報告を受けたヨーダは、クローン軍団に遺伝子を提供した賞金稼ぎジャンゴ・フェットを捕まえてコルサントへ連れてくるよう命じた(ケノービはフェットがアミダラ暗殺事件に関与していたのではないかと睨んでいた)。メイス・ウィンドゥはジェダイが大規模なクローン製造プロジェクトを察知できなかったことを悲観し、自分たちの能力の衰えを元老院に報告すべきだと主張したが、ヨーダはジェダイの弱点を人びとに知らせるのは危険だと答えた。それから間もなく、瞑想にふけっていたヨーダとウィンドゥは、亡きクワイ=ガン・ジンの声を聴いた。ヨーダは若きアナキン・スカイウォーカーの身に何か恐ろしいことが起きたに違いないと考えた。[8]

フェットを追ってジオノーシスにたどり着いたケノービは、分離主義者たちがドゥークー伯爵のもとで団結し、強力なバトル・ドロイド軍を抱える独立星系連合が形成されていたことを突き止めた。また、アミダラ暗殺計画は彼女に恨みを持つトレード・フェデレーションのヴァイスロイヌート・ガンレイの依頼で行われていた。ジェダイ評議会に報告を行っている途中、ケノービは分離主義勢力のドロイデカに捕えられた。ケノービがもたらした新事実により、共和国では軍隊の創設が急務になった。非常時大権を与えられたパルパティーン最高議長は共和国グランド・アーミーの創設を宣言し、発見されたばかりのクローン軍団が共和国の戦力となった。議決を見守った後、ウィンドゥはケノービを救出するためジェダイ攻撃チームを率いてジオノーシスへ向かい、ヨーダはクローン・トルーパーを実際に確認するためカミーノへ出発した。[8]

クローン戦争[]

ジオノーシスの戦い[]

「ダークサイドの帳が下りた。始まったのじゃ、クローン戦争が」
―ヨーダ[出典]
Yoda1280

かつての弟子ドゥークーと戦うヨーダ

ヨーダはカミーノのクローン軍団を率いてジオノーシスへ駆け付け、窮地に立たされていたジェダイを救出した。ジオノーシスに派遣されたジェダイの大多数はバトル・ドロイドとの戦いで命を落としたが、ヨーダはアミダラ議員を含む生存者たちをリパブリック・ガンシップで回収し、戦場の処刑アリーナから飛び立った。その後、ジェダイとクローン・トルーパーはジオノーシスからの撤退を始めた分離主義勢力の掃討を始めた。ヨーダは味方の砲台に最寄りの敵宇宙船への砲撃を命じ、トレード・フェデレーションのコア・シップを沈めた。分離主義勢力ドロイド軍が敗走すると、ヨーダはクローンに移動用の船を用意するよう命じた。[8]

ヨーダはドゥークー伯爵と対決するため格納庫へ向かった。スカイウォーカーとケノービは既に伯爵に挑んで敗れ、傷を負って身動きが取れなくなっていた。フォースを使った戦いが始まると、ヨーダはかつての弟子がダークサイドに転向してシスになったことを悟った。ドゥークーはフォース・ライトニングを放ったが、ヨーダはそのエネルギーを受け止めて吸収した。フォースでは決着がつかなかったため、ヨーダとドゥークーはライトセーバーを交えることになった。戦闘中、ドゥークーは巨大な金属の柱を折ってケノービとスカイウォーカーの方向へ転倒させた。ヨーダはフォースを使って柱を受け止めたが、伯爵はその隙にソーラー・セーラーに乗り込み、逃げ去ってしまった。[8]

ジオノーシスの戦いはジェダイと共和国の勝利に終わったが、この戦いによってクローン戦争の火蓋が切って落とされた。ジェダイ・オーダーのメンバーは将軍として共和国グランド・アーミーを指揮し、ヨーダたち評議会メンバーも任務のため数多くの惑星に出向くことになった。[7][8][9]

しかし、戦争自体はシーヴ・パルパティーンとドゥークという2人のシスの暗黒卿により演出されたものであり、彼らはクローン・トルーパーの頭部にバイオ・チップを埋め込み、シスが権力を奪還する"その時"に備えていた。ヨーダらジェダイ評議会は戦争中、CT-5555の暴走に伴う事故によりシスの企みを知る兆候はあったものの、真相にたどり着く事は遂に無かった。[11] しかし、彼らはあくまで戦争自体に勝利することで、シスの野望は食い止められると信じていた。

共和国の落日[]

戦争の終わり[]

「死は人生の理じゃ。身近な者がフォースと一体となることを喜ぶのだ」
アナキン・スカイウォーカーに対し、ヨーダ[出典]
Overlooking the Chaos

キャッシークで戦いを指揮するヨーダ

共和国軍によるアウター・リム包囲作戦のさなか、グリーヴァス将軍指揮下の分離主義勢力宇宙軍コルサントを奇襲した。アナキン・スカイウォーカーオビ=ワン・ケノービはグリーヴァスに誘拐されたパルパティーン議長を救出し、ドゥークー伯爵を殺した。コルサントの戦いの結果、クローン戦争は一挙に終結に近づくことになった。戦いの後、ヨーダはアナキン・スカイウォーカーから個人的な相談を受けた。ジェダイの掟を破って密かに結婚していたスカイウォーカーは妻のパドメ・アミダラが出産時に命を落とす悪夢に悩まされおり、予見の実現を阻止する方法をそれとなく尋ねたが、ヨーダは親しい者のを喜んで受け入れるよう助言した。その後、スカイウォーカーはパルパティーンの要請でジェダイ評議会に加わったが、ジェダイ・マスターの称号は与えられなかった。また、パルパティーンが戦争を利用して権力を拡大していることに危機感を抱いていた評議会は、議長をスパイする任務をスカイウォーカーに与えた。妻を失うことに対する恐怖と、ジェダイ評議会に対する強い不信感は、スカイウォーカーをフォースのダークサイドに近づけ、シスの暗黒卿に付け入る隙を与えることになった。[7]

ウーキーと親しかったヨーダは、彼らの故郷キャッシークをドロイド軍から防衛するためコルサントを離れた。ヨーダはクローン・コマンダーグリーと共に海岸の都市カチーロで共和国軍を指揮した。また、彼はホログラム越しに評議会の会合に参加し、グリーヴァスを討伐するためマスター・ケノービを惑星ウータパウへ派遣する提案に賛成した。ドゥークー亡きあと分離主義勢力を指揮していたグリーヴァスはウータパウの戦いで命を落としたが、コルサントではその知らせを受け事態が急転直下の結末を迎えた。パルパティーン議長の正体がダース・シディアスだったことが明らかになり、マスター・メイス・ウィンドゥ率いるジェダイの精鋭たちがシス卿の逮捕を試みたが、失敗に終わった。若きスカイウォーカーはダークサイドに転向してシディアスの弟子となった。キャッシークにいたヨーダは、フォースで異変を察知した。[7]

オーダー66[]

「私たちの他に何人のジェダイが生き残ったのでしょう?」
「誰からも連絡がないのじゃ」
オビ=ワン・ケノービとヨーダ[出典]
Pg3 saber bg

ジェダイ・テンプルに戻りクローン・トルーパーと戦うヨーダ

シディアスは銀河系各地のクローン・コマンダーにオーダー66を発令した。これはジェダイを共和国の敵と見なして即時抹殺を指示する緊急指令だった。キャッシークで戦いを見守っていたヨーダは、大勢の仲間たちの死をフォースで察知した。コマンダー・グリーも指令を受け取り、背後から部下と共にヨーダを暗殺しようとしたが、返り討ちにされた。ヨーダはウーキーの友人チューバッカターフルの助けを借りてクローンの捜索をかわし、脱出ポッドでキャッシークを離れた。[7]

ヨーダの脱出ポッドはベイル・オーガナ元老院議員CR70コルベットタナヴィーIII>によって救出された。コルサントでジェダイ・テンプルの陥落を目撃したオーガナは、ひとりでも多くのジェダイをクローンの裏切りから救おうとしていた。間もなく、ウータパウから生還したオビ=ワン・ケノービもオーガナとの接触に成功し、ヨーダと合流した。ジェダイの生存者にテンプルへの帰還を命じるシグナルが送信されていることを知ったヨーダとケノービは、他のジェダイがこの罠にかかる前に、メッセージを書き変える必要があると考えた。ふたりはシディアスが招集した元老院の特別議会の混乱に乗じてテンプルに戻ることに決めた。[7]

ヨーダとケノービはテンプルを警備していたクローン・トルーパーを皆殺しにし、内部に潜入した。テンプルには、襲撃時に命を落としたジェダイの死体がまだ残っていた。ヨーダはそのうち数名がブラスターではなくライトセーバーで殺されていることに気付いた。テンプルから発せられているシグナルのコードを書き変えた後、ケノービはヨーダの忠告を無視して保安カメラのホログラム映像を再生した。そこには、シディアスの弟子“ダース・ヴェイダー”となったスカイウォーカーが、テンプルでかつての仲間を次々と切り殺す様子が記録されていた。ふたりはそれぞれシス卿と戦うことになり、ヨーダはシディアスと対峙するため元老院へ、ケノービはヴェイダーを倒すため惑星ムスタファーへ向かった。[7]

暗黒卿との対決[]

「この時が来るのをどんなに待ち望んだか、我が小さき緑色の友よ。ついにジェダイは死に絶える」
「さてどうかのう。そう決めつけるのはまだ早い! おぬしの支配こそはかない命。それでも長すぎたくらいじゃ」
ダース・シディアスとヨーダ[出典]
YodaDuel

シディアスとの対決

シディアスは特別議会で共和国を解体し、新たに銀河帝国創設していた。ヨーダは元老院ビルにある“皇帝”シディアスの控えの間を訪れ、入り口を守る2名のレッド・ガードをフォースの一撃で倒した。ヨーダは帝国の統治を終わらせると宣言し、フォースとライトセーバーを使った激烈な戦いが始まった。戦場は控えの間から元老院議事堂へ移り、シディアスは議員用のプラットフォームをヨーダに向かって投げつけた。ヨーダはそのうちのひとつを投げ返してシディアスの体制を崩し、ライトセーバーを振りかぶって飛びかかったが、フォース・ライトニングの反撃を受けて武器を取り落してしまった。ヨーダは電撃をなんとか受け止めたが、ふたりの間でフォースのエネルギーが炸裂した際、衝撃に耐えきれずプラットフォームから飛ばされてしまった。床まで落下したヨーダは、もはやシディアスの暗殺は叶わないと判断し、元老院議事堂から逃げ出した。そして事前の打ち合わせ通り、エアスピーダーに乗るオーガナ議員が元老院の外でヨーダを回収した。[7]

帝国の時代[]

隠遁[]

YodaLandsonDagobah

ダゴバに到着したヨーダ

コルサントを後にしたヨーダとオーガナ議員は、小惑星ポリス・マサに向かった。そしてそこへムスタファーの対決直後のケノービが到着し、死にかけているアミダラ議員を運んだ。アミダラは死ぬ直前にアナキン・スカイウォーカーとの子供である双子を出産し、ルークレイアと名付けた後に息を引き取った。

ヨーダとケノービはその双子のフォースの強さに気づき、彼らを帝国から隠すことを決意する。そしてタトゥイーンでルークを見守ることに決めたケノービに対し、ヨーダはフォースの霊体となることを学んだクワイ=ガン・ジンと共に修行を重ねるよう進言する。そしてヨーダは以前訪れた無人の惑星ダゴバで生活することを決める。

ロザルとの会話[]

ダゴバにいる間も、ヨーダは銀河中にいるジェダイやジェダイ・テンプルに目を向けていた。4 BBY、惑星ロザルのジェダイ・テンプルに、デパ・ビラバのパダワンでありオーダー66の生き残りであるケイナン・ジャラスとジャラスのパダワンであるエズラ・ブリッジャーが訪れた。ヨーダはフォースを使って彼らと会話をし、ブリッジャーにカイバー・クリスタルを与えた。ブリッジャーはこのクリスタルを使って自身のライトセーバーを作ることとなる。

銀河内戦[]

新たな弟子[]

「やるか、やらぬかだ。試しなどいらん。」
ルーク・スカイウォーカーへ、ヨーダ[出典]
Yodalukedagobah

ルーク・スカイウォーカーを訓練するヨーダ

3 ABY、ダゴバにいるヨーダの元へルーク・スカイウォーカーが、彼の師匠であったオビ=ワン・ケノービの霊体の指示によって訪れた。ヨーダは初め、スカイウォーカーをテストするためにあえて自身の正体を明かさずに、ヨーダの元へ案内するとだけ伝えた。その時のスカイウォーカーの反応を見て、ヨーダは彼には自制心の欠如や、怒りっぽい性格のためジェダイの修行は出来ないと感じたが、ケノービの説得により修行を行うことを決めた。

ヨーダはスカイウォーカーに対し、フォースの本質や善と悪の区別を教えた。そのためにヨーダはスカイウォーカーを悪の洞窟に連れて行くと、その洞窟内でスカイウォーカーはダース・ヴェイダーのフォース・ヴィジョンを見てライトセーバーで斬りかかったが、そのヘルメットの中は彼自身の顔であった。さらにテレキネシスの訓練ではヨーダはスカイウォーカーのXウイング・スターファイターをフォースを使って持ち上げた。

訓練の最中、スカイウォーカーはベスピンクラウド・シティで苦しんでいる彼の友人、レイア・オーガナハン・ソロのヴィジョンを目にする。ヨーダとケノービは危険すぎるとしてスカイウォーカーを止めようとするが、必ず戻ってくることを約束してスカイウォーカーはベスピンへと旅立った。スカイウォーカーが旅立った後、彼を不安視するヨーダに対し、ケノービは彼が最後の希望だと言う。しかしヨーダはもう一人いると答えた。

[]

「黄昏が訪れればすぐに夜になる。それが物の道理、フォースの道だ。」
ルーク・スカイウォーカーへ、ヨーダ[出典]
ファイル:Yoda's death.png

フォースと一体化するヨーダ

クラウド・シティの対決を経て、タトゥイーンで無事にソロを救出したスカイウォーカーは約束通りヨーダの元を再び訪れる。ヨーダはスカイウォーカーに対し、修行は全て終えたがジェダイになるにはダース・ヴェイダーを倒す必要があると伝えた。クラウド・シティでヴェイダーから伝えられた、ヴェイダーが自分の父親であると言うのは本当なのか尋ねられたヨーダは、真実を早くに知ってしまったことを危惧しながらその事を認めた。そして皇帝とヴェイダーの力を決して見くびってはいけないと忠告し、最後のジェダイとなるスカイウォーカーに対して希望を託した。さらに学んだ事をもう一人のスカイウォーカーに伝えるよう言い、ヨーダは息を引き取りフォースと一体化した。スカイウォーカーはその後、ケノービの霊体との話の中で彼に妹がおり、それはオーガナである事を知る。

死後[]

「僕にはできないよ、R2。1人じゃ無理だ」「ヨーダがいつもついているぞ」
―ルーク・スカイウォーカーとオビ=ワン・ケノービ[出典]
JediGhosts-ROTJ

エンドアに現れたスカイウォーカー、ヨーダ、ケノービの霊体

死後、ヨーダはクワイ=ガン・ジンに教わった技術を使って霊体となった。一方ヨーダからフォースの使い方を学んだスカイウォーカーは、エンドアの戦いの中で第2デス・スターにいた皇帝パルパティーン、そしてダース・ヴェイダーと戦った。その戦闘の中でスカイウォーカーはダース・ヴェイダーをライトサイドに帰還させることに成功し、皇帝パルパティーンを倒したアナキン・スカイウォーカーは息を引き取った。その後、共和国再建のための同盟エンドアで勝利を祝う中でヨーダは霊体としてケノービとアナキン・スカイウォーカーの霊体と共にルーク・スカイウォーカーの前に姿を現した。

それから30年後、レイタコダナスカイウォーカーのライトセーバーを触った時に見たフォース・ヴィジョンの中で、フォースについて語るヨーダの声が聞こえた。またレイがオク=トーにいるルークの元を訪ねた後、ルークが過去のジェダイの書籍を燃やそうとする中で再び霊体となって現れる。ルークは彼のかつての師の突然の登場に驚いたようだったが、ヨーダがそれらを燃やそうとするのを厭わない事を見てルークはさらに驚く。実は既にレイが書籍を回収していたのだが、ルークはそれを知らずに燃やす事ができず、ヨーダは雷を落として燃やし始める。久々の再会の中で、ヨーダは失敗は重要な教訓だと語りルークのベン・ソロに対する失敗から立ち直るよう助言する。また、レイは既に十分なフォースの力を持っており助けを必要としなくなってきているとも語った。この会話はルークの心を動かし、クレイトの戦いで窮地に陥っているレジスタンスを助けようと決心する。

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

外部リンク[]

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