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「俺には遊んでいる暇はない。狩りの時間だ」
―モントロス[出典]

モントロス[2](Montross)は人間男性で、マンダロリアンから追放された過去を持つ賞金稼ぎ銀河共和国クローン軍団遺伝子提供者の座を巡り、マンダロリアン時代からの宿敵であるジャンゴ・フェットと争った。もともとマンダロアジャスター・メリールが率いる真のマンダロリアンの一員としてマンダロア内戦に参加したモントロスは、残忍な戦術と無謀な行動で知られる戦士だった。ジャンゴ・フェットという名の少年がコンコード・ドーンの戦いでマンダロリアンに加わり、メリールが彼を息子同然に扱うようになると、モントロスはメリールのフェットに対する偏愛に怒りを覚え、このリーダーを軽蔑するようになった。惑星コーダ6で行われた戦闘において、モントロスはメリールを見捨て、結果的に彼をに追いやった。モントロスはメリールに代わってマンダロアの称号を手に入れようとしたが、フェットは仲間のマンダロリアンたちにメリールの死の真相を暴露し、モントロスは追放されることになった。

賞金稼ぎになったモントロスだったが、賞金首を生け捕りにすることはほとんどなく、やがてその冷酷さで名を知られる存在になった。32 BBY、かつてジェダイだったドゥークー伯爵は、バンド・ゴラ・カルトのリーダー、コマリ・ヴォサを捕獲、あるいは殺害するため、複数の賞金稼ぎを選びした。ヴォサは、ドゥークーがジェダイ・マスターだった頃にパダワンとして訓練した女性だった。伯爵には、ヴォサを倒した人物を共和国グランド・アーミー・クローン軍団の遺伝子提供者として使おうという意図があった。モントロスと、彼と同じく賞金稼ぎになっていたジャンゴ・フェットも、伯爵から仕事の依頼を受けた戦士のひとりだった。モントロスはコルサントマラステアでフェットと対決し、その後ヴォサの居場所を突き止めるためフェットの宇宙船スレーヴI>を追跡した。フェットの友人であるトイダリアンロザッタから情報を聞き出したモントロスは、彼女を殺害し、バンド・ゴラの本拠地である墓場のコルマへと向かった。コルマでまたしてもフェットと対峙したモントロスは、決闘に敗北し、バンド・ゴラのメンバーによってばらばらにされるという無残な死を遂げた。

経歴

マンダロリアン

「モントロス!手を貸せ!早く!」
「司令官。すまんが、もうあんたの命令には従えない。でも隊の面倒は俺に任せておけ」
―ジャスター・メリールを裏切るモントロス[出典]
Montross Armor

コンコード・ドーンにて、モントロス

モントロスは、長い歴史を持つ傭兵グループ、マンダロリアンのメンバーだった。無慈悲な男だったモントロスは、敵のみならず、味方からも恐れられる存在だった。およそ60 BBYジャスター・メリールが率いる真のマンダロリアンと、マンダロリアンが銀河系を支配すべきだと信じるトア・ヴィズラが率いる過激派、デス・ウォッチの間にマンダロア内戦が勃発する。モントロスは真のマンダロリアン側に味方し、メリールのもとで戦った。しかし、モントロスはメリールと違って戦闘における民間人への被害を気にしない傾向があり、しばしば戦術を巡ってメリールと口論を起こしていた。58 BBY、デス・ウォッチはメリールの故郷である惑星コンコード・ドーン攻撃を仕掛け、モントロスも現地に駆け付けた。メリールと仲間のマンダロリアンたちは、地元の少年ジャンゴ・フェットの助けを借りてヴィズラの部隊から逃れた。フェットはデス・ウォッチによって家族を皆殺しにされていた。フェットは一族の農場からマンダロリアンたちを最寄りのへと導いた。真のマンダロリアンは、ヴィズラがこの街で供給を行うのではないかと予測を立てる。モントロスは街でメリールの一行に加わり、デス・ウォッチを待ち伏せした。メリールと数名が通りでデス・ウォッチを攻撃する中、モントロスは建物の2階から敵を狙撃した。フェットの助けもあり、真のマンダロリアンはデス・ウォッチの大部分を倒すことに成功する。メリールはフェットを仲間に加え、真のマンダロリアンたちが街から撤退する中、モントロスはデス・ウォッチの残党を撃ち殺した。

Montross 1a

モントロス

コンコード・ドーンの戦いから6年後、真のマンダロリアンはコーダ防衛軍から任務の依頼を受けた。彼らの新兵で構成されたセキュリティ・チームが、惑星コーダ6で敵対的な原住民に捕えられてしまったのだという。マンダロリアンの任務は、彼ら新兵チームを救出することだった。作戦会議でメリールから任務を与えられたモントロスは、ヴァーティゴー・スクワッドを指揮することになった。この部隊はジェットパックによる飛行経験を積んだものたちによって構成され、上空から敵を襲うことになっていた。作戦では、メリール率いるヘッドハンター・カンパニーがセキュリティ・チームを回収し、フェット(この任務で初めて中隊指揮官として戦う)の率いる部隊ジャンゴズ・グランツが着地エリアを確保することになっていた。モントロスは、メリールがフェットを息子のように扱っていることが気に入らなかった。任務が始まる前、モントロスは自身の感情をフェットの前ではっきりさせ、メリールがそのうち後継者を指名しなければならないことを彼に言って聞かせた。

コーダ6に到着したマンダロリアンたちは、敵の抵抗が事前に聞いていたものより大規模であることを知った。原住民たちによる集中砲火はマンダロリアンの勢力を削り、フェットの部隊は溝の中に隠れて攻撃をしのいだ。メリールもフェットに続き、モントロスに移動を中止して同じように身を隠すよう指示した。しかし任務を放棄したことのなかったモントロスは、コーダ6の住民との戦いを継続し、自分の部隊に続くようメリールに行った。近くの峰で砲台を占拠しようとした際、モントロスの部隊員の多くが戦死してしまった。モントロスは原住民が投げたグレネード弾の衝撃によって倒れたが、駆け付けたメリールによって救出された。一方のフェットは、モントロス隊の攻撃を敵に対する牽制として利用し、戦場を進んでいた。しかし、フェットたちはデス・ウォッチによって待ち伏せされる。コーダ6の任務は、真のマンダロリアンを罠にはめるため、デス・ウォッチが画策したものだったのである。フェットがデス・ウォッチのメンバーと戦っているとき、装甲車両に乗ったヴィズラが、峰の上でモントロスとメリールの前に現れた。メリールは、モントロスたちの突撃が無ければ惑星を脱出できたはずだと語り、もしこの戦いを生き残れたとしても、もはやモントロスはマンダロリアンではないと告げる。ヴィズラがメリールへの攻撃を始めたとき、モントロスは彼を見捨て、これからは自分がマンダロリアンのリーダーになると言い残して去っていった。しかしメリールがモントロスに見殺しにされる場面は、フェットに目撃されていた。

Montross Hand

メリールを見捨てるモントロス

モントロスは他のマンダロリアンたちのもとへと戻り、彼らに退却を命じた。モントロスは、フェットはメリールを守ろうとして死んだと嘘をついたが、ちょうどそのときメリールの遺体を抱えたフェットが姿を現した。モントロスは自分にマンダロリアンの指揮を任せるようフェットを説得しようとしたが、フェットはその場に集まったマンダロリアンたちに、モントロスがメリールを見殺しにしたという真実を暴露した。フェットの友人、サイラスはモントロスにブラスターを向け、マンダロアの称号はフェットに与えられるべきだと主張した。モントロスはフェットに流されるなと周囲に言ったが、かつての仲間たちはモントロスにブラスターを向けた。フェットは仲間をに導くことになるだろう、という捨て台詞を残し、モントロスはマンダロリアンの前から姿を消した。メリールの死体からアーマーをはぎ取ったモントロスは、それをトロフィーとして自身の家に飾った。

ティラナスの依頼

「初めましてモントロス君。わたしはティラナスという者だ。頼みたい仕事がある……」
―モントロスに仕事を依頼するティラナス[出典]
Montross Recruited

仕事の依頼を受けるモントロス

追放されたモントロスは、マンダロリアンの中で発揮していた残忍性を有効に使い、賞金首たちから恐れられる賞金稼ぎとなった。モントロスは賞金首を生け捕りにせず、殺害するのが常だった。彼は賞金のためではなく、狩りの楽しみのために賞金稼ぎをしていたのだった。狙った標的のひとり、大金をその首にかけられた地元の男爵を殺害したモントロスは、彼のスターシップ、<ヘルズ・アンヴィル>を手に入れた。この宇宙船の内装をすべて取り払ったモントロスは、副操縦士とナビゲーター用のスペースを捨て、液圧式パイロット用シートを取り付けた。これを使い、彼は宇宙船の巨大なコンピューター・アレイにアクセスすることができた。

32 BBY、モントロスは標的の1人を追って辺境の惑星を訪れた。この賞金首は命乞いをし、自分の首にかけられた金額よりも多くモントロスに払うと申し出た。しかしモントロスは彼の言葉に耳を貸さず、男を殺して<ヘルズ・アンヴィル>に戻って賞金AurebeshSans-Serif credit5,000を手に入れる。その後まもなく、モントロスは“ティラナス”を名乗る男性からメッセージを受け取った。ティラナスはモントロスに、バンド・ゴラ・カルトのリーダー、コマリ・ヴォサを生け捕り、あるいは殺害すれば、AurebeshSans-Serif credit5,000,000の賞金を支払うと申し出た。ティラナスは、同時に複数の賞金稼ぎに同じ仕事を依頼していた。そしてモントロスの競争相手のひとりに、彼と同様賞金稼ぎとなっていたジャンゴ・フェットがいた。モントロスもフェットも、ティラナスの正体がかつてジェダイ・マスターだったシスの暗黒卿ドゥークー伯爵であることを知らなかった。ヴォサはかつてドゥークーのジェダイパダワンだったのである。ドゥークーは賞金稼ぎたちに任務を依頼することで、ヴォサを始末するだけでなく、クローン・トルーパー計画の遺伝子提供者にふさわしい人物を発見しようとしていたのである。

フェットとの対決

モントロス: 「昔みたいに、フェット、ふたりだけで決闘というのはどうだ?お互い死を賭けて戦うのだ。そして最強の者が生き残る」
ジャンゴ: 「俺が最強だ。常にな」
モントロス: 「答えを出そう」
―モントロスとジャンゴ・フェット[出典]

バンド・ゴラは麻薬デス・スティックの製造と販売に関わっており、モントロスとフェットはデス・スティック市場を調査の対象とした。モントロスは首都惑星コルサントにおいて、薬物の供給源であるホッグ・ナーフ工業社社長、グロフ・ホッグの存在を突き止めた。彼はコルサント工業区画でホッグを見つけ、このデス・スティック・ディーラーに尋問を行った。しかしモントロスよりもバンド・ゴラのことを恐れていたホッグは、ガザリ星系に向かうよう彼に嘘をついた。モントロスはホッグを黙らせるために彼をカーボナイト冷凍し、結果的に彼を殺害する。その後まもなく、同じくホッグを追ってきたフェットが現れ、ふたりの賞金稼ぎは対決を繰り広げた。フェットに圧倒されたモントロスは、冷凍室のハッチから脱出し、入り口を封鎖した。フェットは彼の後を追わず、新しい手掛かりをもとにコルサントで調査を続けた。モントロスは<ヘルズ・アンヴィル>に乗りガザリ星系へと向かった。

星系に到着したモントロスだが、宇宙船のコンピューターから、ここでのデス・スティックの流通が銀河共和国によってストップされているという情報を受け取り、ホッグに騙されたことを理解した。しかし同時に、彼は共和国に捕らえられた数名の密輸業者が、減刑と引き換えにデス・スティック流通に関する情報を吐いたことも知った。そうした密輸業者のひとり、ベンディクス・ファストは、ダグ犯罪王セボルトが生け捕りを望む賞金首だった。モントロスは、ファストがオーヴォIVの共和国刑務所で服役していることを知る。しかし間もなく、この小惑星刑務所で暴動が発生し、現地との通信が遮断されたという報せが入る。モントロスはフェットが事件に関わっていると判断し、惑星マラステアのセボルトの隠れ家へと出発した。

しかしフェットはモントロスよりも先にマラステアに到着し、セボルトを発見していた。フェットを恐れたセボルトは逃げ出そうとしたが、化学タンクに落下して死んでしまった。モントロスはスキッフに乗り、セボルトのデス・スティック工場から脱出しようとするフェットを待ち伏せした。彼らは再び対決したが、フェットの一時的なパートナーになっていたザム・ウェセルがフェットの宇宙船<スレーヴI>に乗って駆け付け、モントロスのスキッフにミサイルを放った。ウェセルとフェットはモントロスを置いて去っていったが、モントロスは<スレーヴI>に盗聴器を設置することに成功する。セボルトの宇宙船の記録をもとに、フェットとウェセルはハットのいるタトゥイーンへと向かった。モントロスは、フェットと、彼の情報提供者であるロザッタの会話を盗み聞きし、ロザッタが管理するアウトランド・ステーションへと向かった。通信を妨害して信号を発信できないようにした後、モントロスは宇宙ステーションに乗り込んだ。ロザッタはモントロスと交渉しようとしたが、彼はこのトイダリアンの女性を拷問し、ヴォサの所在を聞き出した。ヴォサが衛星コルマに隠れていることをモントロスが突き止めた後、フェットはアウトランド・ステーションに連絡を取った。通信を受け取ったモントロスは、ロザッタを拷問したことを明かし、フェットをあざけった。モントロスはステーションに熱爆弾を仕掛け、衛星コルマへと旅立った。フェットはステーションに駆け付けたが、ロザッタからモントロスの行き先を聞いた後、爆弾の罠から逃れた。

Montross Death

ボグデンの月で、敗北したモントロスを見殺しにするジャンゴ・フェット

モントロスがコルマにやって来ると、コマリ・ヴォサは賞金稼ぎたちの脅威に終止符を打とうと、彼らを殺すよう部下に命令した。惑星ボグデンの墓場の月、コルマにて、モントロスは<ヘルズ・アンヴィル>を湿地帯に着陸させた。マンダロリアンの装甲服を全て着込んだモントロスは、ヴォサの本拠地へと歩を進めた。フェットは本拠地の入り口でモントロスに追いついた。短い会話を交わしたふたりは、マンダロリアンとしての命を懸けた決闘を行うことで同意した。戦闘の結果、モントロスは古代の儀式用アリーナの中央で負傷し、倒れこんだ。フェットは身動きの取れなくなったモントロスを見捨て、ヴォサの本拠地へと向かっていった。モントロスにはデス・スティックで洗脳されたバンド・ゴラの信者がむらがり、彼は自分に止めを刺すようフェットに懇願した。しかしフェットが戻ってくることはなく、モントロスはバンド・ゴラによってばらばらにされるという無残な死を遂げた。

個性と特徴

「金なんか関係ない。スリルだけが俺を突き動かす。獲物が命乞いをする瞬間、獲物の命を奪う瞬間、それはなにものにも勝ることを知っているだろう?」
―ジャンゴ・フェットに対し、モントロス[出典]

モントロスは標準的なマンダロリアンと比べても例外的なほど残忍な男であり、戦闘においてしばしば非戦闘員に対し副次的損害を負わせていた。彼の戦術は敵のみならず味方の戦士からも恐れられ、賞金稼ぎとなった後には賞金首から恐れられるようになった。モントロスは賞金首狩りとその殺害を楽しんでおり、彼の目的は賞金ではなく、純粋にスリルの追及にあった。生け捕りが任務の選択肢にある場合でも、彼は常に賞金首の殺害を選んだ。腹を立てたモントロスは、非常に暴力的になった。彼は情報を得るためならば拷問もいとわなかった。モントロスは賞金稼ぎとしての優れた能力を持っていた。ヴォサの追跡中、彼は3度に渡ってジャンゴ・フェットと渡り合い、しばしばフェットの会話を盗聴し、間接的な手がかりをもとに目的地にたどり着いていた。

マンダロリアン時代、モントロスはしばしば向う見ずな行動をとり、味方を危険にさらしていた。彼は戦いに決着をつけないまま戦場を離れることを好まず、仲間たちが撤退する間、最後まで戦場に残って敵の残党を撃ち続けていたこともあった。さらに、モントロスは後退の命令に従わないこともあった。モントロスは任務を放棄しないことを誇りにしており、その輝かしい記録に汚点をつけたくないと考えていたのである。しかしモントロスには臆病なところもあった。コーダ6でメリールを見殺しにした後、モントロスはメリールが残した退却命令を速やかに実行するようマンダロリアンたちに指示した。マンダロリアンから追放された後も、モントロスは戦士であることをやめず、ジャンゴ・フェットとの最後の戦いに敗北したときには、戦士としての死を求めた。

ジャスター・メリールがジャンゴ・フェットをマンダロリアンに加えたとき、モントロスはこの少年に嫌悪感を抱いた。モントロスはメリールのフェットへの寵愛ぶり、メリールがフェットの父親同然であるという事実に怒りを覚えていた。こうした関係はメリールの判断力を鈍らせると、モントロスは考えていたのである。フェットを軽蔑していたモントロスは、彼がまだ子供で、臆病者だと思っていた。日和見主義者の彼は、メリールが後継者を選ぶ際にフェットが邪魔者になるとも考えていた。マンダロリアンの指導者になりたいという願いから、モントロスはコーダ6でメリールを裏切って見殺しにし、空席となった指導者の地位に収まろうとした。賞金稼ぎになった後、モントロスはフェットに対する勝利を喜びにし、彼との競争関係を“単なるビジネス”だと言ってあざけっていた。27 BBY当時、フェットはモントロスがそれまでに戦った中で最も手ごわい敵だったと考えていた。

装備

「モントロス!倍払おう!いや3倍だ!頼む、殺さないでくれ!生かしておいたほうがいい!」
「死んだほうがましだ」
―賞金首の男とモントロス[出典]
MontrossFullArmor

マンダロリアンの装備を身に着けたモントロス

モントロスはマンダロリアン・アーマーのスーツを着込んでいたが、腕の装備は肘から下が切り取られていた。彼は任務で必要とされれば、ジェットパックを背負うこともあった。マンダロリアンの戦士であるモントロスは複数のブラスター・ピストルライフルを、至近距離の戦闘やスナイパーの狙撃位置からの攻撃用に使っていた。マンダロリアンから追放された後も彼はアーマーを使い続けたが、ジャンゴ・フェットとの最後の戦いのとき以外に、ヘルメットをかぶった姿は目撃されていない。また、ブラスターの他に、モントロスはクラスター・ミサイルを使って戦うこともあった。マンダロリアンを去った後も、彼はミサイルを装着したジェットパックを装備していた。

モントロスは賞金稼ぎとしての任務の中で、KR-TB“ドゥームトレッダー”ヘルズ・アンヴィル>を手に入れた。彼はこれを、標的を殺害したことに対するボーナスと見なしていた。この宇宙船の内装を取り払ったモントロスは、自分に合うよう改造を行った。優れたエンジンと強力なシールド、敵のシールドを貫通しデュラスチールを溶かすことが可能なソーラー・イオン砲を備えた<ヘルズ・アンヴィル>は、非常に危険な宇宙船だった。この船には巨大な貨物スペースのほかに、囚人や死体を入れる独房もあった。これらの部屋はエンジン・ルームのハッチのすぐそばにあり、不快な熱気に包まれていた。

制作の舞台裏

初期のドラフト

もともと“モントロス”という名前は、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の初期のドラフト(草稿)の中で使われていたキャラクターの名前だった。1974年5月付のラフ・ドラフトでは、モントロスは惑星アクイレイスカイウォーカー将軍の補佐官を務める人物だった。作戦室のシーンで、モントロスは仲間に警告を発し、巨大な隕石あるいは衛星(デス・スターの初期設定)がアクイレイに接近していることを報告する。また、1975年1月28日のスター・ウォーズの第2脚本ドラフトには、モントロス・ホルダーク(Montross Holdaack)という名前のキャラクターが登場する。このモントロスはジャバ・ザ・ハットオクサスの所有する宇宙船の科学士官であり、ハン・ソロの友人という設定だった。ソロは宇宙船を盗んで皆を自由にし、チューバッカとモントロスは彼のクルーとして残った。彼らはルーク・スカイウォーカーと2体のドロイドの運搬を手伝い、映画のクライマックスではルークの救出に駆けつける。このドラフトの中で、モントロスは生身の肉体が頭部と右腕にしか残っていない、ほとんどロボットのキャラクターとして描かれている。また、クリスピン・ホーダーク(Crispin Hoedaack)という、ラフ・ドラフトでモントロスに与えられていた姓名を少し変えた帝国将校も登場する。1975年8月のドラフトではソロは自身の宇宙船を所有していたが、いまだジャバに借りを持つ身だった。ソロはリアクター・コアに問題があると嘘をつき、その場に残ったモントロスにも立ち去るよう強制した。1976年1月1日付の第4ドラフトには、モントロスの設定に大きな変化が起きた。彼は帝国の官僚として描かれ、モス・アイズリー宇宙港が帝国によって閉鎖されたことを、ジャバに代わってソロに教えている。惑星を離れるために、ソロはこのモントロスの裏をかかなければならなかった。

1976年、『スター・ウォーズ』制作に関する20世紀フォックスとの交渉が行われ、予算が作成された。プロセスの混乱のため、初期ドラフトに登場するいくつかのアイテムにも予算が組まれ、本編には登場しないモントロスの海賊衣装のため150ポンドが用意されることになる。また、モントロス役にビル・ベイリー(Bill Bailey)の名前がリストされていた。

実際の登場

ヘイデン・ブラックマンによってつくられたコミック『Jango Fett: Open Seasons』(未邦訳)と『スター・ウォーズ ジャンゴ・フェット』のプロジェクトにおいて、モントロスの名前は実際のキャラクターに与えられることになった。『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』のタイアップ作品として発表されたこれらのシリーズでは、ジャンゴ・フェットがいかにして賞金稼ぎになり、共和国グランド・アーミーの遺伝子提供者に選ばれたかが描かれている。『Open Seasons』の中で、モントロスは回想場面にマンダロリアンとして登場し、『ジャンゴ・フェット』では賞金稼ぎとなってフェットと対決を繰り広げる。ゲームのオリジナル版でモントロスの吹き替えを担当したのはクランシー・ブラウンであり、日本語吹替えは梁田清之が担当した。

登場作品

参考資料

Wiki-shrinkable
ウーキーペディアにはモントロスに関する9枚の画像があります。

脚注


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