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「彼は昔からなんというか…反抗的だった」
コマンダージュン・サトー[出典]

マート・マティン(Mart Mattin)は惑星マイカポ出身の人間男性で、コマンダージュン・サトーの甥である。帝国時代、マティンの父親はアイアン戦隊と呼ばれる反銀河帝国勢力を率いていた。父親の後、マティンは戦隊の指揮権を引き継いで抵抗を続けたが、やがて彼とその友人グーティ・テレズジョナー・ジンR3-A3から成るチームがマイカポ星系で唯一の反乱組織になってしまった。2 BBY、帝国はマイカポに戒厳令を敷き、パトロール部隊を派遣する。アイアン戦隊のYT-2400軽貨物船サトーズ・ハンマー>は、コマンダー・サトーのフェニックス戦隊に属すスペクターズの助けを借りてパトロール部隊を破った。しかし、彼は反乱者たちとともに母星を去るのを拒み、カシウス・コンスタンチン提督帝国軍軽クルーザーと1人だけで戦った。反乱者たちは止むを得ずハイパースペースに逃げたが、マティンを救うため<ゴースト>で戦場へ舞い戻る。反乱者のおかげで星系から脱出した後、マティンはアトロンチョッパー基地でおじのサトーと再会した。

経歴[]

生い立ち[]

「アイアン戦隊は決して逃げたりしない」
―マート・マティン[出典]

人間男性、マート・マティンは帝国時代惑星マイカポで育った。彼の父親は銀河帝国に立ち向かう反乱者で、アイアン戦隊と呼ばれる反乱分子を指揮していた。アイアン戦隊にはマートの友人であるシーリングーティ・テレズや人間のジョナー・ジンアストロメク・ドロイドR3-A3たちも参加しており、YT-2400軽貨物船サトーズ・ハンマー>を活動拠点にしていた。しかしマートの父親は帝国軍との戦いで命を落とし、代わりにマートがアイアン戦隊の指揮を引き継ぐことになった。マートのおじ、コマンダージュン・サトーフェニックス戦隊を率いる反乱者だったが、マートはこの頃からおじと音信不通になる。マートとアイアン戦隊の仲間たちは故郷であるマイカポを守るため独自に帝国への妨害運動を続けた。[1]

反乱軍への参加[]

「聞こえる? YT-2400貨物船。助けに来たわよ」
「そりゃどうも。でも助けはいらない」
ヘラ・シンドゥーラとマート・マティン[出典]
Iron Squad Quad

アイアン戦隊

2 BBY、帝国はマイカポに戒厳令を敷いた。マイカポ星系の取り締まりは強化され、ゴザンティ級クルーザーTIE/lnスターファイターからなる部隊が星系を封鎖した。マート率いるアイアン戦隊は<サトーズ・ハンマー>でマイカポ軌道上のパトロール部隊に挑んだが、船のハイパードライブにダメージを負ってしまった。その直後、スペクターズ反乱分子とフェニックス中隊が反乱軍支持派を救出するためマイカポ星系に到着する。スペクターズのリーダーであるキャプテンヘラ・シンドゥーラは<ハンマー>に連絡を取り、すぐに星系から撤退する必要があると告げた。マートは反乱者たちの助力に感謝したものの、自分たちはマイカポを立ち去るつもりはないと答えた。その言葉の後、<サトーズ・ハンマー>はゴザンティ級クルーザーに向かって飛行し、爆発物を積んだ貨物コンテナを投下してクルーザーを撃沈した。[1]

戦いの後、マートはヘラのクルーを<ハンマー>に招待した。ヘラはエズラ・ブリッジャーサビーヌ・レン、アストロメク・ドロイドチョッパーとともにYT-2400に乗り込み、コマンダー・サトーの甥と対面した。マートはおじの名前を聞いても考えを曲げず、自分はマイカポに残って帝国と戦い続けると宣言する。しかしマートは帝国の力を過小評価しており、実際に先ほど破壊したゴザンティ級クルーザーをスター・デストロイヤーと思い込んでいた。ヘラは説得を諦めて自分の宇宙船ゴースト>に戻ったが、エズラ、サビーヌ、チョッパーはハイパードライブの修理を手伝うという理由で<ハンマー>に残り、アイアン戦隊との交渉を続けた。その後サビーヌとドロイドたちはハイパードライブを修理し終えたが、星系内に再び帝国軍が出現したため、マートは動力を武器系統と偏向シールドに回した。帝国軍の第2派はカシウス・コンスタンチン提督によって率いられ、アーキテンス級クルーザーと2隻のゴザンティ・クルーザーによって構成されていた。[1]

Mart and Imperial light cruiser

帝国軍に追い詰められたマート

マートは多勢に無勢であるにも関わらず撤退を拒否し、コンスタンチンの部隊に向かって<サトーズ・ハンマー>を飛ばした。一方エズラとサビーヌはグーティ、ジョナー、R3-A3を何とか説き伏せ、自分たちのシャトルファントムII>へ乗り移らせた。マートも貨物船の動力が落ちた際に戦いを諦めるそぶりを見せたが、他の仲間達が皆シャトルに移動すると、エアロックを外して1人で船に残った。マートは再度クルーザーに挑み、爆弾コンテナを使った攻撃を仕掛ける。しかしコンスタンチンは前部砲塔でコンテナを破壊し、爆弾の直撃を回避した。その後<サトーズ・ハンマー>のエンジンがTIEファイターの銃撃で停止し、マートは自分を置いてすぐ逃げるよう<ファントムII>に告げた。[1]

<ファントムII>がマイカポ星系から脱出した後、コンスタンチン提督は<ハンマー>にとどめを刺さず、TIE/saボマーに命じて軽貨物船の船体にマグノ=マインを取り付けさせた。コンスタンチンは反乱者たちがマートを救いに戻ってくることを見越し、<ハンマー>を罠として利用しようと考えたのである。そのため提督はマートが遭難信号を発信していることを知ってもあえて妨害しなかった。マートが無力な宇宙船の中で自らの過ちについて考えていた頃、ヘラと彼女のクルーは帝国が罠を仕掛けていることを承知でマートの救出任務に乗り出した。マートは<ゴースト>がマイカポ星系に戻ってきたことに驚き、<ハンマー>にマグノ=マインが仕掛けられていることを知らせた。するとチョッパーとR3-A3がヘラの命令で<ハンマー>に直接飛び移り、マグノ=マインを機能停止させ、マートの貨物コンテナに取り付け直した。[1]

Jun Sato and Mart Mattin

おじと再会したマート

帝国軍との戦闘のさなか、ヘラとグーティは<ゴースト>を<サトーズ・ハンマー>とドッキングさせることに成功した。さらにコマンダー・サトーもCR90コルベットリベレーター>で援軍に駆けつけ、コンスタンチンの艦隊に砲撃を浴びせた。ヘラは<サトーズ・ハンマー>とドッキングしたままコンスタンチンの軽クルーザーに向かって飛行し、マートにマグノ=マイン付きコンテナの投下を命じた。軽クルーザーは爆発で戦闘不能状態に陥り、反乱者たちの宇宙船は即座に撤退を開始する。彼らがハイパースペースに飛び込む直前、スローン大提督旗艦であるインペリアルI級スター・デストロイヤーキメラ>が星系内に出現した。マートは初めて目にした本物のスター・デストロイヤーに驚いたが、反乱者たちの艦隊は無事にハイパースペースへ逃げ込むことができた。その後、マートとアイアン戦隊のメンバーは惑星アトロンチョッパー基地へ運ばれる。サトーはマートを抱きしめて再会を喜び、甥を救ってくれたヘラのクルーに礼を言った。この事件の後、マートとその友人たちは反乱軍の一員として帝国と戦っていくことになった。[1]

制作の舞台裏[]

マート・マティンはTVシリーズ『スター・ウォーズ 反乱者たち』に登場するキャラクターである。2016年11月19日初放送のシーズン3第8話『アイアン中隊』で初登場。声優はザカリー・ゴードン。キャラクターの名前はルーカスフィルム ストーリー・グループのスタッフであるマット・マーティンに由来している。[3]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

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