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「皇帝のために全力をつくすまでだ」
―マス・アミダ[出典]

マス・アミダ(Mas Amedda)は惑星シャンパラ出身のシャグリアン男性で、銀河共和国末期の政界で重要な役割を果たし、銀河帝国の創設および運営に貢献した政治家である。禁欲的で優秀な政治家であったアミダは、首都惑星コルサントにおいて共和国最後の2人の最高議長のもとで銀河元老院副議長を務めた。アミダが仕えた最初の議長、フィニス・ヴァローラムトレード・フェデレーションによるナブー侵略に端を発する政治危機で失脚し、シーヴ・パルパティーンがその後継者となった。当初から密かにパルパティーンのために働いていたアミダは、ヴァローラムが議員たちの支持を失うよう、裏であらゆる手を尽くしていた。またアミダは、パルパティーンの正体がシスの暗黒卿ダース・シディアスであることを知る数少ない人物だった。アミダはシスが支配する中央集権国家を実現するため、パルパティーンの権力拡大に力を貸した。

22 BBY独立星系連合によって引き起こされた分離主義危機が最高潮に達した際、マス・アミダは最高議長に非常時大権を与えるべきだとロイヤリスト・コミッティーのメンバーに仄めかし、結果的にジャー・ジャー・ビンクス下級代議員に動議を提出させることに成功した。パルパティーンはこの権力を使って共和国グランド・アーミーを創設し、まもなく銀河全域を巻き込んだクローン戦争勃発した。戦争中、アミダはシス卿と共謀して軍備拡大と元老院の権力縮小化を進めると同時に、秘密兵器である機動性バトル・ステーションの開発プロジェクトに初期段階から携わった。このプロジェクトはのちの時代に超兵器デス・スターの完成によって実を結んだ。19 BBY、パルパティーンはジェダイ・オーダーを反逆者として排除し、共和国を帝国へ再編した。アミダはいまや銀河皇帝となったパルパティーンのもとで、大宰相として帝国統治評議会を統括した。

4 ABY、皇帝パルパティーンは反乱同盟との間に繰り広げられたエンドアの戦いで命を落とし、アミダは帝国の政界で最高位の人物となった。しかしアミダの権力はコルサントの外側や帝国軍には及んでおらず、彼はニュー・オーダーの崩壊と新共和国の拡大をなすすべ無く見守るほかなかった。やがてそのコルサントすら内戦状態に突入したため、アミダは新共和国に人質として亡命することを考えたが、モン・モスマ議長らはアミダの投降よりも帝国の全面降伏を求めた。5 ABY、アミダは事実上の新皇帝であるガリアス・ラックス元帥によってインペリアル・パレスに軟禁されたが、内戦の混乱のさなかに脱出を果たし、ジャクーの戦いでラックスが死んだ後、帝国の代表者として銀河協定に署名した。銀河内戦はこの協定をもって正式に終結し、戦争犯罪での処罰を免れたアミダは、新共和国の監視下で無力なコルサント臨時政府を運営することを許された。

経歴

元老院の腐敗

「元老院で元委員長として、わたしはヴァルトの代表と同じ委員会にいたことがあるが、その当時すでに連中は不満分子で、共和国から無視されていると文句を言っていた」
―元老院委員長時代を振り返るマス・アミダ[出典]

マス・アミダはシャグリアン種族男性[2]銀河系の主要政府である銀河共和国の衰退期に[3]インナー・リムに属す[9] 惑星シャンパラに生まれた。[10] 熱心でかつ有能な政治家だったアミダは、32 BBY以前に首都惑星コルサントを拠点とする共和国銀河元老院元老院議員の地位を得た。当時、アミダはアウター・リム・テリトリーにあるの惑星ヴァルトの代表者と同じ委員会に所属していた。この委員会で元老院委員長を務めていたアミダは、ヴァルトの代表者が共和国政府の待遇に不満を抱き、文句を言うのを耳にした。[4]

やがてマス・アミダは、共和国の政治ヒエラルキーで最高議長に次いで2番目に高い地位である、元老院全体の副議長に選ばれた。[4] アミダは元老院の議会で議事の進行役を務め[2]、共和国の巨大な官僚主義構造を管理し、元老院の手続きについてフィニス・ヴァローラム最高議長に助言を行った。[11] ヴァローラム政権の評判は共和国政府に巣食う官僚主義と腐敗によって蝕まれたが[12]、密かにナブーシーヴ・パルパティーン元老院議員と結託していたアミダは、ヴァローラムが軟弱で無能なリーダーに見えることを承知しながらあえて手を打たなかった。[10] この時代、ニモーディアンが運営する大企業トレード・フェデレーションが共和国の経済・政治の両面で一大勢力となった。彼らはアウター・リム・テリトリーにおける輸送と交易をほぼ完全に独占したばかりか、元老院に代表議員を派遣する権限まで与えられていた。32 BBY、ニモーディアンが政府規制をほとんど受けること無く自由貿易圏の関税権を独占している状況に対処すべく、元老院は共和国による課税を認める法案31-814Dを可決した。[13]

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ヴァローラムへの不信任案提出でざわめく元老院に沈黙を呼びかけるアミダ副議長

共和国の決定に抗議するため、フェデレーションは[3] ミッド・リムに属す[14] 惑星ナブーを封鎖し、惑星市民への供給ラインを絶った。ヴァローラムはこの危機を巡って終わりのない議論に直面した元老院をまとめることができず、ジェダイ・マスタークワイ=ガン・ジンと彼のパダワンであるオビ=ワン・ケノービに調停任務を依頼した。しかしフェデレーションはジェダイの特使の暗殺を企て、交渉は始まる前に決裂してしまった。フェデレーションは自分たちの行動を合法化すべく、ナブーの君主であるパドメ・アミダラ女王を脅迫して協定書に署名させようと、ナブーへの直接的な侵略を開始した。しかしアミダラはジェダイの特使によって救出され、故郷の窮状を元老院に訴えるためコルサントにやってきた。[3]

アミダラから事情を聞くため元老院ビル大会議場特別議会が招集され、アミダは副議長として進行役を務めた。彼はヴァローラム議長やセイ・タリア補佐官とともに中央の演壇に座り、ナブーのパルパティーン議員やアミダラ女王の主張を聞いた。トレード・フェデレーションを代表するロット・ドッド議員は侵略の事実はないと反論し、ナブー側の主張を確認するため調査団を派遣して欲しいと要求した。また、マラステア議会を代表するアクス・モー議員もドッドの側に立ち、まずは委員会を設置するべきだと語った。ヴァローラムが彼らに返答しようとした際、アミダは議長の言葉を遮り、内密な助言を行った。アミダの助言を聞き入れたヴァローラムは、委員会を設置するため動議を延期してほしいとアミダラに求めた。しかしアミダラはこれを拒否し、パルパティーン議員にそそのかれて最高議長に不信任動議を行った。大勢の議員がこの動議に賛成して新議長選挙を求める声を上げたため、アミダは彼らに静粛を命じなければならなかった。[3]

ナブー代表による動議は受け入れられ、ヴァローラムは最高議長のオフィスから解任されたが[3]、アミダは副議長の地位に留まることができた。[2] 間もなく新議長の選挙が始まり、ナブー危機の同情票を味方につけたパルパティーン議員が、マラステアのエンリー・ティーム議員、オルデランベイル・アンティリーズ議員たち他の候補者を抑えて当選を果たした。[3] ヴァローラム政権の頃からパルパティーンのために働いていたアミダは、引き続き副議長として新リーダーを補佐した。[10] またアミダは、パルパティーン議長の正体がジェダイ・オーダーの仇敵、シスの暗黒卿ダース・シディアス”であることを知る数少ない1人でもあった。パルパティーンは共和国をニュー・オーダーの理念のもとに強力な中央集権国家へ作り変えようと画策しており、アミダは議員たちを操作して彼がさらなる権力を手に入れる手助けをした。[2]

分離主義危機

「元老院は議長に非常時大権を与えるべきです。そうすれば軍隊の創設を承認することができます」
―マス・アミダ[出典]

ヴァローラムが失脚して以降、パルパティーンの政権は世間から賛同をもって受け入れられたが、同時に外縁星系では共和国政府に対する不満が高まりつつあった。[13] この時代、アミダはパルパティーン最高議長やアンバランスライ・ムーア上級補佐官らとともに国内情勢に対処しつつ、最高議長のオフィスに権力を段階的に集中させていった。議会で話し合いばかりが長引き、元老院と官僚がますます非効率的になるにつれ、世間一般の目には、政府が共和国をひとつにまとめるため真剣に取り組んでいるように映った。[13] 共和国の政情不安はパルパティーンが自ら仕組んだものであり、彼のシス・アプレンティスであるドゥークー伯爵の扇動によって、分離主義者たちの独立の機運が高まっていた。[15] アミダは引き続き元老院の副議長を務め、ロイヤリスト・コミッティーのメンバーと協力して共和国の亀裂修復に取り組む最高議長に助言を行った。[13]

Strength and Unity

マス・アミダが発案したロイヤリスト・コミッティーのプロパガンダ・ポスター『力と団結』

パルパティーン最高議長の2回目の任期が終わりかけていた頃、多数の惑星が共和国から離反して独立星系連合を形成し、コルサントをパニックに陥れた。分離主義危機の高まりに対処すべく、銀河元老院は法律で定められた最高議長の任期を延長し、パルパティーンが10年目までオフィスに留まれることを決議した。この頃、アミダとロイヤリスト・コミッティーは公認のプロパガンダ作品を使ったメッセージ発信キャンペーンを通し、共和国への愛国心を掻き立てる運動に取り組んだ。その中でも特に有名な『力と団結』は共和国に所属するリムとエクスパンション・リージョンの民衆にスポットライトを当てたポスターで、アミダ自身が企画発案した。アーティストアンギラー・ボッシュによって制作されたこのポスターには、共和国の多様性を表現するためさまざまなエイリアン種族が描かれ、アミダもモデルの1人として登場している。しかしその結果メディアはポスターの本来のメッセージよりもアミダの自己顕示欲に注目し、キャンペーンはアミダのナルシズムに対する批判で台無しになってしまった。[13]

共和国の経済が莫大な負債によって行き詰まり、独立星系連合の軍事動員が始まったことで、分離主義危機はさらに深刻化した。戦争はもはや避けられないという世論が一般的になり、何世紀にもわたって正規軍を持たずにきた共和国も、軍隊創設法案を巡る大きな議論に直面することになった。[13] 22 BBY、軍隊創設法案に反対票を投じるためコルサントにやってきたパドメ・アミダラ議員が、ギャラクティック・シティハンガーで命を狙われる事件が起きた。事件の影響で投票の延期が決まった後、アミダはアミダラ議員とロイヤリスト・コミッティーのメンバーを元老院オフィス・ビルにある議長の執務室へエスコートした。執務室にはジェダイ最高評議会のメンバーであるグランド・マスターヨーダメイス・ウィンドゥらが集まっており、パルパティーンはアミダラ議員をジェダイの保護下に置いてはどうかと提案した。本人の意志に反し、最終的にアミダラはジェダイ・ナイト・オビ=ワン・ケノービとパダワン・アナキン・スカイウォーカーによって護衛されることが決まった。[13]

Mas amedda Palpatine

マス・アミダとパルパティーン議長

それからしばらくして、惑星カミーノで共和国のために極秘裏に製造されていたクローン軍団発見された。また、議長の執務室でロイヤリスト・コミッティーやジェダイ評議会との会合が開かれた際、独立星系連合が複数の銀河規模大企業と結託し、共和国と戦うためにバトル・ドロイド軍団を準備していることがオビ=ワン・ケノービによって報告された。ジェダイと元老院議員たちがケノービの報告に衝撃を受ける中、アミダはこの危機に対処すべく元老院はパルパティーンに非常時大権を与えるべきだと仄めかした。暗殺を逃れるため故郷に戻ったアミダラ議員の代役を務めていたグンガンジャー・ジャー・ビンクス下級代議員は副議長の言葉に影響を受け、その後間もなく開かれた元老院の会議でパルパティーンに大権を与える動議を提出した。ビンクス代議員の提案は過半数の賛成をもって受け入れられ、パルパティーンやアミダの計画通り、最高議長のオフィスは軍隊創設を独断で決定できるだけの権力を手に入れた。[15]

パルパティーンは分離主義危機が終わりしだい手放すという条件で非常時大権を受け入れ、その場で共和国グランド・アーミーの創設を宣言した。カミーノで発見されたばかりのクローン・トルーパーが共和国の戦力に採用され、ジェダイ・オーダーのメンバーが将軍として彼らの指揮を執ることになった。共和国グランド・アーミーはジオノーシス戦いで分離主義勢力と初めて衝突し、この戦闘がきっかけとなって銀河全域を巻き込んだクローン戦争が勃発した。[15]

クローン戦争

パルパティーンの計画

「どれくらいかかるのだ……その驚異的な技術の開発に。見積もりが必要だ」
「簡単には答えられません。共和国の最高頭脳の多くがこれに関わっております。にもかかわらず、この兵器にはエネルギー増進の分野の真に新しい何かが必要となるのです。あえて申し上げるならば、銀河的な規模の飛躍的発展が」
―マス・アミダとドクター・グーバッカー[出典]
Parade

最高議長やロイヤリスト・コミッティーのメンバーとともにグランド・アーミーの行進を見守るアミダ

クローン戦争の序盤から、マス・アミダ副議長は戦略諮問委員会の一員として、共和国軍の最高機密に分類される建造プロジェクトに携わっていた。この委員会は150人のメンバーによって構成され、副議長とその顧問、選り抜きの元老院議員、共和国に与している産業カルテルの代表者、特殊兵器部門軍需生産課のメンバー、軍人、共和国保護委員会の指揮官など、さまざまな分野の責任者たちが名を連ねていた。メンバーはいずれも機密保持の宣誓を行っており、プロジェクトの内容はジェダイ・オーダーにも元老院にも秘密とされていた。共和国工兵隊所属のオーソン・クレニック少佐は、アミダによって委員会に招聘された。またクレニックは委員会のミーティングが行われる共和国軍事作戦センターの増改築の責任者も務めた。[4]

22 BBY、共和国と分離主義勢力は惑星マラステアの住民ダグが保有する有益な資源、マラステリアン燃料を巡って長期に及ぶ戦いを繰り広げた。共和国は最終的に勝利を収めたが、その過程でマラステアの古代生物ジロ・ビーストを長い眠りから覚ましてしまった。パルパティーン議長はあらゆる攻撃を跳ね除けるこの巨大生物の無敵の装甲に興味を持ち、さらなる研究のためコルサントに持ち帰るよう現地の部隊に命令した。ジロ・ビーストが首都に到着した際、アミダは最高議長やドクターシオンヴァー・ボルたちとともに、共和国科学技術センターへの移送作業を見守った。議長はジロ・ビーストの装甲を研究・複製してグランド・アーミーに役立てたいと考えていたが、ドクター・ボルはうろこを剥がせば貴重な生き物を傷つけることになるとして反対した。アミダもまたパルパティーンのやり方に異を唱えたが、議長は研究のためならジロ・ビーストを殺しても構わないと断言した。[16]

マラステアでジロ・ビーストの捕獲に携わったジェダイもまた、この古代生物をコルサントに運ぶことや、研究のために殺すことに反対していた。パドメ・アミダラ議員とジェダイ・ナイトのアナキン・スカイウォーカーがジェダイ最高評議会の意向を伝えるため議長の執務室にやってきた際、アミダ副議長も彼らとの話し合いに参加した。副議長はアミダラの懸念に否定的で、より大きな善のために生き物を1匹殺すのはやむを得ないことだと主張した。パルパティーンも同様に、この研究は共和国の人々の安全を守り戦争に勝利するための最善の策なのだとスカイウォーカーを言い含めた。話し合いの途中、ドクター・ボルがマラステリアン燃料を使ってジロ・ビーストを殺すガスを完成させ、議長のオフィスに報告を入れた。パルパティーンはすぐに殺処分を行うよう命じたが、ジロ・ビーストは拘束装置を破壊して研究所から逃げ出し、コルサントの街を破壊しながら議長のいるオフィス・ビルへ進撃した。巨大獣は議長をあと一歩まで追い詰めたが、最終的に共和国軍とジェダイによって倒され、研究は他の場所で続行されることになった。[16]

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クローン戦争当時のアミダ

21 BBYに発生した第二次ジオノーシスの戦いの後、戦略諮問委員会は巨大建造プロジェクトに関するミーティングを毎行うようになった。2度目のミーティングにはパルパティーン議長が自ら参加し、のちに“デス・スター”として知られるようになる大規模な深宇宙機動性バトル・ステーションの未完成の設計図を委員会のメンバーに示した。この野心的なプロジェクトはもともとジオノーシスで分離主義者たちによって作られたものだが、共和国の捕虜になったジオノージアンポグル・ザ・レッサー大公は、独立星系連合が実際にこの兵器の建造に取り組んでいる事実はないと証言した。しかし委員会は大公の言葉を信じず、情報組織によって分離主義者の秘密兵器の捜索が行われた。パルパティーンやアミダにしてみれば、超兵器建造プロジェクトに必要な予算を確保するために、敵側もプロジェクトを進めている可能性をあえて否定せず、分離主義者よりも先に超兵器を完成させることが重要だと委員会に信じさせておく必要があったのである。[4]

やがて厳重に封鎖されたジオノーシス星系でバトル・ステーションの建造が始まり、数ヶもするとステーションの子午線リングが労働ドロイドによって作り上げられた。ドクターグーバッカーが戦略諮問委員会のミーティングで建造の進捗を報告した際、知覚生物の労働力をどこから手に入れるかが問題になったが、アミダは参加者に静粛を求め、くれぐれも先走った行動はとらないよう釘を差した。その後、グーバッカーがステーションの構造図の概要を説明し、特殊兵器部門のサハリ教授が超兵器の状況について補足した。サハリはジオノージアンが作った焦点ディッシュの設計図を解析し、それが惑星の大気を消散させるため、あるいは惑星の中心核を破壊するための兵器であることを突き止めていたが、共和国がそれを作ることができるかというアミダの質問には答えを出せなかった。アミダが兵器の開発にかかる時間の見積もりを尋ねると、グーバッカーはエネルギー増進の分野に関して“銀河的規模の飛躍的発展”が必要になると答え、明確な言及を避けた。[4]

ミーティングの後、アミダは特殊兵器部門のコーディネーターを務めるクレニック少佐と個人的に面会した。副議長に自分を印象づけてプロジェクトに対する影響力を増したいと考えていたクレニックは、エネルギー増幅に関して最先端の研究を行っている旧友の数学者ゲイレン・アーソを計画に参加させるべきだとアミダに訴えた。アーソはカイバー・クリスタルを用いたエネルギー増幅手法を研究しており、中立のザーペン・インダストリーズ社の従業員として働いていたところを、惑星ヴァルトスパイ容疑をかけられ、現地政権によって拘束されていた。アミダは戦争反対派の中立主義者など救い出してやる必要はないと否定的だったが、クレニックはもしこのままアーソを放置すれば、分離主義者が先に彼を利用するだろうと訴えた。最終的に、アミダは公的な支持こそ避けたものの、成功すれば最高議長と共和国の感謝を得ることになるだろうと告げ、クレニックによるアーソ救出作戦を黙認した。[4]

マンダロアの問題

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アミダ副議長とパルパティーン最高議長

クローン戦争中、共和国は元老院のメンバーであるにも関わらず戦争活動に参加せず、ジェダイや軍隊への協力を公然と否定する中立主義星系の存在に悩まされた。こうした星々は、共和国の軍国主義拡大を声高に否定するマンダロアサティーン・クライズ女公爵のもとに集い、中立星系評議会を形成した。しかし、マンダロリアンの過激派閥であるデス・ウォッチが戦争中に独立星系連合と手を結び、クライズ女公爵の新マンダロリアン政権を脅かした。パルパティーンやアミダはこれを期に中立のマンダロアを共和国軍の占領下に置こうと考え、元老院でマンダロアの防衛決議を可決しようとした。[17]

元老院の大会議場でデス・ウォッチの脅威やマンダロア侵略の正当性が話し合われた際、アミダは副議長として議事を統括した。会議に参加するためコルサントに足を運んだクライズ女公爵は、共和国による軍事介入は内政への干渉であると主張し、戦争に対する中立性を脅かすものだと反対した。これに対しアミダは、彼女の主張は不合理な理想主義に過ぎないと演壇から反論した。最終的に、パルパティーンとアミダはマンダロリアン政府の副首相であるジェレクのホログラム・メッセージを会議場で流し、議論に勝利した。女公爵の盟友であるはずのジェレクは、マンダロアの平和主義政策は失敗であり、共和国による軍事介入は不可欠であると証言した。しかしこのメッセージは、マンダロアを共和国へ引き込む陰謀のために偽造されたものだった。[17]

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事件が解決した後、執務室に集まった一同

マンダロア占領決議の投票は翌日に行われる予定だったが、クライズの暗殺未遂事件が起きたため、その日の夕方に早められた。アミダとパルパティーンは暗殺を生きのびたクライズと執務室で顔を合わせたが、投票が今まさに進行中であることをあえて知らせなかった。それどころかアミダは暗殺未遂事件を逆手に取り、新マンダロリアン政府がデス・ウォッチの脅威を制御できていない証拠だとクライズを批判した。会合が終わる頃には投票も終わり、共和国によるマンダロア侵略が決定された。[17]

その日の夜、クライズに新情報を提供した共和国情報省職員ダヴ・ゴレクが暗殺され、クライズにその濡れ衣が着せられた。クライズはなんとか逮捕を免れ、ジェレク副首相の本物のメッセージが記録されたホロディスクをアミダラ議員に託した。後日、偽造前と正反対の内容を訴えるジェレクのホログラムが元老院で投影され、マンダロアに対する占領決議が取り消された。クライズの潔白も証明され、一連の問題が解決した後、アミダとパルパティーンはクライズやアミダラ、ジェダイたちと執務室で対面し、女公爵に正式に謝罪した。[17]

トレード・フェデレーションが衛星パントラ封鎖する事件が起きた後、アミダ副議長は元老院で本問題に関する会議を統括した。パントランリヨ・チューチー議員は、独立星系連合と結託したフェデレーションが自分たちを脅かし、共和国からの離脱を迫ってきていると報告した。しかしフェデレーション代表のロット・ドッド議員はこれを否定し、自分たちはあくまで中立主義者であり、分離主義者との関係も厳密に商業的なものに限られていると主張し、パントラを封鎖したのは負債を完済させるための処置だと語った。しかし数日後、チューチーやパダワン・アソーカ・タノらの調査により、一連の事件がフェデレーションのヴァイスロイにして分離主義評議会の一員であるヌート・ガンレイが仕組んだ陰謀だったことがわかり、ドッドは元老院の議会で謝罪に追い込まれた。[18]

デス・スター建造が続く中、クレニック少佐はより大きな権力を求めて独断行動を取り始め、アミダを苛立たせた。前回の話し合いの後、クレニックは共和国情報部の部員や宇宙軍を動員し、ヴァルトでアーソ一家を救出した。またクレニックは捕虜のポグル・ザ・レッサー大公と無断で面会し、交渉に臨んだ。その後アミダは再びクレニックと一対一で対面し、一連の行動の説明を求めた。クレニックはアーソ救出の過程でヴァルトを攻撃したが、それはザーペン社との取り引きの一環だったと弁解した。結果的にヴァルトが共和国の傘下に入ったため深くは追求しなかったものの、アミダは今後は指揮系統を重んじるよう少佐に忠告した。ポグルとの面会については、クレニックが大公との交渉に成功し、ジオノージアンの労働力を手に入れる約束を取り付けていたため、アミダも彼の手柄を認めた。最終的にアミダは、共和国側に救出されたにも関わらず、いまだ中立を貫いているゲイレン・アーソを早く建造プロジェクトに引き込むようクレニックを急かしたて、会談を終えた。[4]

軍備増強

Moff Jerjerrod 2

皇帝陛下は工事の遅れに強い不満をお持ちだ…

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銀河帝国の大宰相

帝国の夜明け

未編集

情報部の確執

「三週間前、情報部の協力者が惑星マーカナでの驚くべき発見について報告してきました。発見物の性質を鑑みて、保安局は即座に問題をカウンシルに知らせるとともに、われわれの同等組織である軍情報部にも知らせました。通常では、保安局自体が調査をするところでしょうが、アミダ宰相のご忠告で、議論の場に出すことにしました。最良の策を期待しています」
「最後まで話してくれ、副理事。要点を簡潔に」
―帝国保安局のハルス・アイソンとマス・アミダ[出典]

ニュー・オーダー宣言以降、アミダと帝国統治評議会は銀河支配においてますます重要な役割を果たし、銀河帝国による歴史的な弾圧支配を、かつて共和国や独立星系連合が支配した領域の先まで押し拡げた。統治評議会のメンバーは皇帝の代理人として帝国の軍事情勢のみならず、ニュー・オーダー保護委員会(COMPNOR)の一部門である帝国保安局(ISB)や帝国情報部といった諜報機関の活動も監督した。14 BBY(帝国建国から5年後)、アミダのもとに保安局から報告が入り、かつて分離主義勢力に与していた惑星マーカナで大量の通信装置が発見されたことが知らされた。これらの装置はホロネット通信の妨害・侵入に利用することができ、帝国に対するプロパガンダ作戦に用いられれば大きな脅威となる危険を秘めていた。事の重大性を考慮し、アミダは本来なら保安局がこのまま調査を進めるところを、本件を統治評議会や帝国情報部の新部門である宇宙軍情報部との会議の場に出すよう、保安局のハルス・アイソン副長官に指示した。[6]

Grand Vizier Amedda

マス・アミダ大宰相

通信装置の発見から3週間後、アミダはセンチネル基地の指揮を執っているウィルハフ・ターキンに連絡を取り、コルサントの会議に呼び出した。センチネル基地が未知の敵の襲撃を受けたばかりだったためターキンは持ち場を離れるのを嫌がったが、皇帝からの直接の要請であることを知らせると、態度を変えた。アミダはパレスに到着したターキンをインペリアル・ガードを従えて直々に出迎え、皇帝との会談の前にダース・ヴェイダーと合流するため、ターキンをパレスの法廷へ案内した。法廷では、アイソン副長官とコルサント保安部隊のフォカ・スート長官を尽き従えたヴェイダーが、下層レベルの犯罪者たちを前に演説を行っていた。ヴェイダーは犯罪者たちに活動の場を辺境領域へ移すよう迫り、さもなければ帝国刑務所で長期刑に服すか、もっと悪い未来が待っていると告げ、見せしめとして取り締まりを怠ったスート長官を聴衆の前で処刑した。集会が終わった後、アミダはヴェイダーに対して不快感をあらわにし、帝国の要人をだれかれ構わず殺すのは自制して欲しいと頼んだが、シス卿は大宰相の言葉に耳を貸さなかった。[6]

ターキンと皇帝の会談が終わった後、アミダは諜報組織の指導者たちと皇帝、帝国統治評議会、ターキン、ヴェイダーを交えた会合を取りまとめ、マーカナの一件について話し合った。保安局のアイソン副長官とユラーレン大佐らはマーカナで発見した機器の詳細を説明し、これらは反政府組織が帝国に対するプロパガンダ作戦のために集めたものだろうと推測した。宇宙軍情報部のドッド・ランシット中将は通信装置の危険性に同意しつつも、本件は帝国に対する軍事的脅威であるため、保安局でなく自分たちが調査を行うべき問題だと訴えた。議論が諜報部同士の言い争いに発展した後、アミダは一同を黙らせ、数週間前にセンチネル基地で発生した襲撃に関する報告をターキンに求めた。センチネル襲撃に用いられたホロネット通信偽造技術はマーカナで発見されたテクノロジーと関係している可能性があり、最終的に本件は保安局が単独で対処すべき問題ではないという流れになった。アミダは皇帝が最終結論を下すと告げ、集会を終わらせた。[6]

その後、皇帝は諜報部間の競争を避けるためターキンとヴェイダーにマーカナの調査を任せることにした。アミダはそのことをターキンに伝え、あえて任務の指揮官を指名しなかった。皇帝はヴェイダーとターキンが自分たちで妥協点を探り、本任務で互いを理解し合うことを期待していたのである。2人は不本意ながら任務を受け入れ、ターキンの宇宙船<キャリオン・スパイク>でマーカナに発った。しかし<スパイク>はバーチ・テラー率いる反乱分子に強奪され、ガリドラーン・ステーションに対する襲撃に利用された。コルサントでは複数回に渡って対策会議が開かれ、アミダはアース・ダンガー顧問とともに皇帝の代理人として話し合いに参加した。反乱分子による帝国拠点への襲撃が続く中、皇帝は幹部たちとの協議で集めた情報を整理し、マーカナで通信装置が発見された詳細な経緯に興味を持った。アミダは皇帝の命令で保安局のステラン工作将校ブラッチア工作員をパレスに呼び出し、皇帝直々の聞き取りを見守った。その結果、一連の事件はランシット中将が仕組んだ陰謀であることが分かった。その後、ランシットはヴェイダーによって処刑され、テラーの反乱分子はターキンによって討伐された。[6]

5 BBY当時、アミダは引き続き大宰相として帝国の職務にあたっていた。この頃、アミダは不在のパルパティーンに代わってロザルアリンダ・プライス総督と対面し、ロザルにおける工業および採掘事業の成功について報告を受けた。プライス総督のコルサント来訪および大宰相との面会は、アルトン・キャッスルによってホロネット・ニュースで報道された。[19]

銀河内戦

Amedda Pasqual

パスクアル司令官と連絡を取るアミダ

0 BBY、帝国に反旗を翻した共和国再建のための同盟(反乱同盟)によって、初代デス・スターがヤヴィンの戦いで破壊されてしまった。[20] ヤヴィン以降の混乱期、コルサントにいたアミダはパスクアル司令官から連絡を受け、コロニーズに位置する惑星カステルの上空に浮かぶサイナー・フリート・システムズ社軌道造船所CC-24から皇帝パルパティーンのヨット<インペリアリス>が盗まれたことを知らされた。アミダはヨットを安全に保管して置かなかった司令官の失態を指摘し、すぐに皇帝の船を取り戻すよう命令した。その後、アミダから直接報告を受けたパルパティーンは、賞金稼ぎのチャナス・チャを雇い、船の奪還もしくは破壊を命じた。その結果<インペリアリス>は破壊され[21]、その残骸はオード・マンテルの月カントクシに運ばれた。[22]

代理の皇帝

4 ABYに発生したエンドアの戦いでパルパティーンが死んだ後[23]、アミダの両肩に代理の皇帝として[22] 帝国を一つにまとめるという重責がのしかかった。[24] 実際のところ、アミダは帝国の拠点であるコルサントより外側に対しては、ほとんど影響力を持っていなかった。そればかりか、コルサントの全セクターで反乱が発生して内戦状態になり、ガリアス・ラックス元帥がアミダのもとへ帝国宇宙軍大提督レイ・スローンを援軍として派遣することを拒否したため、アミダの政権は早くも苦境に立たされた。ラックス元帥は権力と影響力が弱まったアミダに代わってコルサント全域の支配権を握り、事実上の皇帝となった。自暴自棄になったアミダは、新共和国に身柄を保護してもらおうと画策した。アミダは自分に人質としての高い価値があると踏んでおり、惑星ヴェルシアでモン・モスマ議長プリンセスレイア・オーガナ議員との会談に臨んだ。しかし彼女たちはアミダを囚人として受け入れることを拒否し、銀河帝国の全権を掌握して全面降伏を実現するようアミダに迫った。[22]

コルサントに帰ったアミダは、インペリアル・パレスのバルコニーから飛び降りて自殺しようかと思い悩んだ。しかしオフィスに戻ると、レイ・スローン大提督が彼を待ち受けていた。アミダは初め、彼女が自分を殺しに来たのではないかと思い込んだ。しかし驚いたことに、スローンはアミダに1つの記録映像を手渡した。そこには皇帝パルパティーンやアミダ、スクリードとランシット中将、ユラーレンとともに、1人の少年が映し出されていた。スローンは上官であるラックス元帥の方針に違和感を感じており、彼の過去を探っていたのだった。アミダは自分のブラスターに手を伸ばそうとしたが、既にスローンに回収されていることが判ると、モスマの言葉を思い出して彼女と取引することに決めた。アミダは映像に映っている少年が、スローンの予想通り若き日のラックスであることを認め、情報提供の見返りとして同盟を組んでほしいと持ちかけた。スローンが同意すると、アミダはラックスの過去を知る手がかりとなる皇帝のヨット<インペリアリス>がオード・マンテルの月カントクシにあることを彼女に教えた。[22]

降伏

銀河内戦の終盤、アミダはラックス元帥に忠実な兵士たちによって、インペリアル・パレスに軟禁された。ラックスによる脅迫や拷問に屈したアミダは、“帝国の助言者”を自称するラックスを称賛し、帝国に戦争継続を促すプロパガンダ・スピーチを行った。5 ABY、コルサントの内戦が続く中、アンクルバイター・ブリゲードと呼ばれる少年兵士の集団がインペリアル・パレスに侵入した。彼らは当初アミダを殺すつもりだったが、アミダは降伏を約束し、もしここから脱出させてくれれば戦争を終わらせると告げた。若きコルサンティたちは大宰相との取引に応じ、アミダは彼らの助けを借りて身を隠すことに成功した。[7]

ラックスがジャクーの戦いで死んだ後、アミダは再び表舞台に姿を表した。帝国は既に軍事的に崩壊し、無力な残存勢力に成り果てていたため、アミダが帝国の代表者となることに何の問題もなかった。新共和国との銀河協定に署名し、帝国の指導者の地位を降りたアミダは、戦争犯罪で裁かれた他の帝国将校たちと違って無罪放免となり、臨時政府のリーダーとして再びコルサントを統治することを許された。しかしアミダは無力な臨時政府の表看板に過ぎず、新共和国当局は彼がそれ以上の存在とならないよう監視の目を絶やさなかった。[7]

その後

マス・アミダは銀河帝国の設立に携わった、自発的だが意志の弱い参加者として人々に記憶された。メディアや歴史書では、アミダは皇帝パルパティーンのおべっか使い、あるいは召使いとして描写されている。[7]

登場エピソード

参考資料

脚注

  1. 出典:スター・ウォーズ ジャーニー ビギンズ
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 出典:StarWars-DatabankII Mas Amedda - 公式データバンク
  3. 3.00 3.01 3.02 3.03 3.04 3.05 3.06 3.07 3.08 3.09 3.10 3.11 出典:スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
  4. 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 4.5 4.6 4.7 出典:カタリスト
  5. 出典:スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
  6. 6.0 6.1 6.2 6.3 6.4 出典:ターキン
  7. 7.0 7.1 7.2 7.3 出典:アフターマス:帝国の終焉
  8. 出典:ブラッドライン
  9. 出典:スター・ウォーズ/フォースの覚醒 ビギナー・ゲーム
  10. 10.0 10.1 10.2 出典:スター・ウォーズ キャラクター事典 完全保存版
  11. 出典:Encyclopedia-Logo Mas Amedda - エンサイクロペディア (バックアップ・リンク - Archive.org)
  12. 出典:StarWars-DatabankII Supreme Chancellor Valorum - 公式データバンク
  13. 13.0 13.1 13.2 13.3 13.4 13.5 13.6 出典:スター・ウォーズ プロパガンダ:銀河系における扇動絵画の歴史
  14. 出典:アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
  15. 15.0 15.1 15.2 出典:スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
  16. 16.0 16.1 出典:TCW mini logo クローン・ウォーズコルサント炎上
  17. 17.0 17.1 17.2 17.3 出典:TCW mini logo クローン・ウォーズ狙われた女公爵
  18. 出典:TCW mini logo クローン・ウォーズ惑星封鎖を解き放て
  19. 出典:テンプレート:HoloNetNews
  20. 出典:スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望
  21. 出典:スター・ウォーズ:ランド
  22. 22.0 22.1 22.2 22.3 出典:アフターマス:命の借り
  23. 出典:スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還
  24. 出典:ロスト・スターズ