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ペロー・スクランバス[1](Pello Scrambas)はオルデラン王室に仕えた中尉で、人間男性である。彼の父親は、オルデラン・アセンダンシー論争のさなかにジェダイ・マスタージョラス・シボースに仕えた<ケル=ドローマ>の艦長タッシュ・スクランバスだった。論争の最後の日、若きスクランバスはオルデラニアンの軍隊に加わった。同僚たちは惑星オルデラン銀河系規模の戦争、クローン大戦にかかわることはないと信じていたが、軍曹となっていたスクランバスは彼らより分別があった。グリーヴァス将軍コア・ワールドに向けて進撃したため、彼は戦争中多くの戦いを目にすることになる。いくつかの任務を完了した後、スクランバスはベイル・プレスター・オーガナ元老院議員の個人的な護衛任務を割り当てられた。

警備要員としての新しい役割がありながらも、スクランバスはその後の大戦において、メタローンクワリドンボズ・ピティといった惑星で多くの軍事活動に参加した。19 BBYにクローン大戦が終結したとき、スクランバスはオーガナのもとに留まり、この議員と個人的な親交を深めた。それからほぼ20年後、スクランバスはオーガナの娘、プリンセスレイア・オーガナに仕えるようになっていた。彼女は父親の後を引き継ぎ帝国元老院の代表議員となり、共和国再建のための同盟と関係を持っていた。0 BBY、レイアの活動は銀河帝国の目を引き、ダース・ヴェイダーは兵士を率いてレイアの<タナヴィーIV>へと乗り込んだ。この襲撃の際、スクランバスは傷ついて帝国のストームトルーパーによって捕えられ、その後まもなく殺された。彼は信頼する友人の娘のためにその命を犠牲にしたのだった。

経歴

生い立ちとクローン大戦

共和国クラシック時代、ペロー・スクランバスは<ケル=ドローマ>の艦長であるタッシュ・スクランバスの息子として生まれた。惑星オルデラン総督権を巡り、オルデラニアンの貴族の家系のあいだでオルデラン・アセンダンシー論争が勃発したとき、ペローの父親はジェダイの調停者であるジョラス・シボースに仕えていた。タッシュは覇権を争うオーガナ家アンティリーズ家のどちらの側に付くことも望まなかったのである。シボースが論争を解決した、15歳のペロー・スクランバスはオルデランの軍隊に加わった。スクランバスはクローン大戦が勃発した22 BBYまでに軍曹の階級まで昇進していた。銀河共和国クローン・トルーパー独立星系連合軍に十分に対処できると考えられていたため、スクランバスたちは来たるべき戦いの中で“限られた行動”をとればよいと言われていた。

コア・ワールドの星々から見たクローン大戦は“小競り合いの戦争”に過ぎず、コアの惑星がそれに巻き込まれることはないと考えられていた。しかしスクランバスはこの考えを評価しておらず、実際にクローン大戦が銀河系規模に飛び火すると、彼の正しさが証明されることになった。オルデランも、しばしば独立星系連合の進軍によって脅かされた。ダージの槍作戦のあいだ、惑星デュロ独立星系連合軍グリーヴァス将軍の手に落ち、スクランバスの故郷は非常に手薄な状況に陥ってしまう。スクランバスは常に独立星系連合と最前線で戦うようになっていた。そしていくつかの任務を達成した後、彼はベイル・プレスター・オーガナ元老院議員の個人的な警備兵を務めることになった。

オーガナ家

オーガナ議員の警備役でありながらも、スクランバスはその後も独立星系連合との戦いに何度か参加した。オーガナ議員もクローン大戦の戦いに頻繁にかかわっていたのである。議員はアウター・リム・テリトリーの惑星ボズ・ピティに赴き、メタローンではシャアク・ティといったジェダイ・ナイトたちを救出し、クワリドンの前線を訪問した。こうした冒険や戦いの中で、スクランバスとオーガナ議員は親交を深めた。19 BBY、クローン大戦は連合軍の国家主席ドゥークー伯爵やグリーヴァス将軍、分離主義評議会メンバーのを以て終結した。大戦の終焉に伴い、銀河元老院最高議長パルパティーンは、共和国を銀河帝国へと再編した。

長年元老院に仕えたオーガナは、養女のプリンセスレイア・オーガナと元老院議員の役目を交代し、中尉に昇格していたスクランバスは、この若い女性を自分の娘同様に扱うようになった。ベイル・オーガナのもとに配属されてからおよそ20年後の0 BBY、スクランバスはプリンセスのCR90コルベットタナヴィーIV>に乗り込んでいた。このとき、レイアは共和国再建のための同盟に属するスパイから、帝国の新型超兵器デス・スターバトルステーション設計図を受け取った。しかしトプラワから移動したプリンセスのコルベットは、タトゥイーン上空でダース・ヴェイダーインペリアルI級スター・デストロイヤー、<デヴァステイター>に追いつかれてしまい、それ以上逃げることが出来なくなってしまった。スクランバスは船に乗り込んでくる襲撃者と戦う役目に自ら志願し、彼と彼の仲間の警備兵たちは帝国の部隊を撃退すべく配置についた。しかし、ヴェイダーのストームトルーパーの第一波が乗り込んできた際、スクランバスはブラスター弾を受け負傷し、捕えられた。それから間もなく、彼は射殺されてしまった。

個性と特徴

若いころ、ペロー・スクランバスは楽観的な上官と異なり、クローン大戦が局地的な小競り合い以上のものであると理解していた、明敏な青年だった。大戦中、スクランバスは多くの戦いで経験を積み、その指揮下の兵士たちの間では、彼の功績はほとんど伝説的なものになっていた。スクランバス自身はそれを冗談で笑い飛ばし、噂はより大きなものになったのだった。

制作の舞台裏

ペロー・スクランバスというキャラクターは、ジョージ・ルーカスによる1997年の映画、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』のオープニング場面に無名のエキストラとして初登場した。1996年、彼の名はスター・ウォーズのカードゲーム「A New Hope Limited」セットの、「Rebel Squad Leader」のカードで明かされた。スクランバスの経歴の詳細は、StarWars.comHyperspaceの記事、『What's The Story?』で明かされる。エイダン・ヘネシー(ペンネームはDarth NTM)によって書かれたこの特集記事は、Databankに発表された。この記事は1992年の『暗黒の艦隊』で言及されたオルデランの覇権争いや、2004年の『CIS Shadowfeed Dispatch 15:2:29 Edition』(未邦訳)で明かされたデュロの陥落、2006年の『Bailed Out』(未邦訳)で明かされたベイル・オーガナのメタローンへの任務など、拡張世界の様々な出来事とスクランバスの経歴を関連付けた。

登場作品

参考資料

脚注

  1. カタカナ表記は『スター・ウォーズ・エンサイクロペディア』に基づく。