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「全ユニット、こちらはグランドモフ・ターキンだ。敵の航宙母艦がセクター7のリアルスペースに現れた。バトル・ステーションから二二〇〇キロメートル離れた箇所だ。繰り返す、敵の航宙母艦が、セクター7に現れた。ルクレハルク級航宙母艦<フォートレッサ>であることがわかっている。スター・デストロイヤーが迎撃のためそちらに向かっているが、敵もファイターを発進させてくるだろう。ファイターをバトル・ステーションに近づけるな」
―TIEスターファイター・パイロットたちに対するターキンからの指令[出典]

<フォートレッサ>[1](Fortressa)は、大企業トレード・フェデレーションが保有した、ホーシュ=ケッセル・ドライブ社ルクレハルク級LH-3210貨物船の改造型。フェデレーションの貨物船団を護衛するためにバトルシップに改造された<フォートレッサ>は、独立星系連合(トレード・フェデレーションが加盟した分離主義同盟)の宇宙艦隊に加わった。<フォートレッサ>は銀河共和国との戦争、クローン大戦を生き残るが、共和国に代わって誕生した銀河帝国によってトレード・フェデレーションが国営化された際、役目を終えて売却された。帝国と戦う抵抗勢力、共和国再建のための同盟の手に渡った<フォートレッサ>は、同盟軍艦隊を主な戦場へと運ぶためのスターファイター航宙母艦として使用されるようになった。0 BBY、銀河帝国の巨大な超兵器デス・スターを完成前に破壊しようと、<フォートレッサ>はホーラズ星系でこのバトルステーション戦いを繰り広げた。しかしデス・スターはスーパーレーザー砲を低出力で起動し、たった一撃で<フォートレッサ>を撃沈した。

特徴

「閣下、敵のファイターの第一波が発信しました。二五〇機のXウイングです」
―ターキンに戦況を報告する中尉[出典]
Lucrehulk battleship TCW

独立星系連合の船体色のルクレハルク級バトルシップ

<フォートレッサ>は、トレード・フェデレーションは大企業トレード・フェデレーションが所有したホーシュ=ケッセル・ドライブ社製のルクレハルク級LH-3210貨物船で、企業の戦力の一部としてバトルシップ仕様に改造されていた。アナクセス・ウォー・カレッジ・システムは1,000~2,000メートルまでの宇宙船を“スター・デストロイヤー”と定めていたが、直径がおよそ3キロメートルもあり、長さ3,356.9メートル、横幅3,999メートル、高さ1,028.77メートルの<フォートレッサ>も、公式にスター・デストロイヤーに分類されていた。ルクレハルク級の宇宙船は正面の一部分が欠けたリング状の形をしており、ハンガーと貨物室はリングが欠けた端の部分に位置していた。リングの中央には球状の司令センターがあり、船の後部と接続されていた。リアクター・コアは球体の司令センターの中にあり、エンジンは船の後部に位置していた。0 BBY共和国再建のための同盟スターファイターキャリアーとして使われるようになっていた<フォートレッサ>は、500機のT-65 Xウイング・スターファイターをハンガーに収容していた。

歴史

ダーラ: 「グランドモフ・ターキン。そちらに向かっているところです。どうやら、興味深い展開になりそうですね」
ターキン: 「準備は万全だ。きみは迂回し、戦いを避けたほうがいい」
ダーラ: 「つまり、敵の母艦と、そこから発信してくるXウイングを避けろ、ということでしょうか?」
ターキン: 「そうだ。ここの一帯はまもなく心地のよい場所ではなくなる」
ダーラ: 「スター・デストロイヤーを敵にぶつけるおつもりですか?」
ターキン: 「すでに、そう命じた。だが、たった今よいことを思いついたよ」
ダーラ: 「ああ」
ターキン: 「そのとおり」
―スーパーレーザー砲による<フォートレッサ>破壊をダーラに示唆するターキン[出典]

もともと、<フォートレッサ>はトレード・フェデレーションが保有した貨物船の1隻だった。フェデレーションが船団を護衛する名目で軍事力を持つ許可を銀河元老院から取り付けると、<フォートレッサ>も軍艦として艦隊に仕えることになった。<フォートレッサ>はルクレハルク級バトルシップとして知られる級種にアップグレードされる。トレード・フェデレーションが加盟した独立星系連合が、22 BBYから19 BBYまで続いたクローン大戦銀河共和国と戦ったため、<フォートレッサ>も連合宇宙軍に加わることになった。共和国のジェダイ指揮官を国家の敵とみなし、彼らの抹殺を命じるオーダー66が発令されたことでクローン大戦は終結し、分離主義者評議会ムスタファー処刑された。元老院最高議長パルパティーンは共和国を銀河帝国に再編成し、自ら銀河皇帝の座に就いた。帝国はトレード・フェデレーションを国営化し、ルクレハルクの艦隊を売却した。その中には戦争を生き残ったバトルシップ改造型、<フォートレッサ>も含まれていた。

ルクレハルク級艦隊のほとんどが商業組織によって購入されたが、<フォートレッサ>は弾圧的な銀河帝国にレジスタンス運動を起こしていた組織、共和国再建のための同盟の手に渡った。<フォートレッサ>はスターファイター航宙母艦として利用され、500機のXウイング・スターファイターを積載した。初期の同盟軍艦隊は作戦をスターファイターによる軍事活動に依存していたが、国家元首モン・モスマ宇宙軍戦線の形成を主張して譲らなかった。<フォートレッサ>やモン・カラマリ旗艦インディペンデンス>、改造型プロヴィデンス級キャリアー/デストロイヤーレベル・ワン>が、モスマの提唱する艦隊の頼みの綱だった。

DeathStar-SWE

デス・スター

0 BBY、反乱同盟は惑星を破壊できるほど強力なスーパーレーザー砲を装備した巨大バトルステーションデス・スターの位置情報を手に入れた。デス・スターは、アウター・リム・テリトリーアトリヴィス宙域に位置するホーラズ星系で護衛されており、<フォートレッサ>はこのステーションが運用可能になる前に、搭載したXウイング・スターファイターを使って攻撃し、破壊する任務を与えられた。航宙母艦で未完成のデス・スターを攻撃する作戦は、戦術的にベストな手段だった。同盟軍艦隊を使ってデス・スターを防衛するスター・デストロイヤーと戦う(発展途上の反乱軍にとって人員と資源の面で犠牲が大きくなった)よりも、多数のスターファイターを<フォートレッサ>から発進させた方が、防衛網をすり抜けてバトルステーションに被害を与えられる可能性がより大きかったのだ。もし攻撃が失敗に終わったとしても、超兵器の完成を延ばすことが出来るという点で、反乱軍は一種の戦略的な勝利を手にすることが出来た。

ハイパースペースから姿を現した<フォートレッサ>は、デス・スターとスター・デストロイヤーの護衛艦、そしてTIE/LNスターファイターの10中隊と対峙した。<フォートレッサ>をセンサーに捕捉した帝国軍は、即座にTIEファイターとスター・デストロイヤーに迎撃を命じ、さらに1,000機のTIEがバトルステーションから発進した。<フォートレッサ>はまず250機のXウイングを送り出し、続けて同じ数の第二波を発進させ、合計500機のスターファイターで応戦する。主要グループから離れた同盟軍戦闘機の中隊は、ナタシ・ダーラ提督をステーションへと運んでいたスターシップと交戦した。帝国の船はスターファイターを撃墜したが、その際にブリッジ偏向シールドを失ってしまった。司令デッキで起きた爆発で、ダーラ提督は負傷し、頭部に傷が残った。

デス・スターの指揮官グランドモフウィルハフ・ターキンは、スター・デストロイヤーの宇宙戦闘で同盟軍と戦うつもりだった。しかし彼は作戦を考え直し、TIEファイターとスター・デストロイヤーに迎撃を打ち切るよう命じる。ターキンはスーパーレーザー砲発射制御室に連絡を取り、<フォートレッサ>を標的にするよう砲手に指示した。クルーは命令に従い、出力わずか4パーセントのスーパーレーザーの一撃で、<フォートレッサ>を撃沈する。破壊された母艦から発進したスターファイターは任務を継続し、第一波のXウイングの数は、迎撃するTIEファイターに2倍の数で勝っていた。しかし彼らは回避飛行をとらず、敵機をすり抜けてデス・スターに直接攻撃を当てようと試みた。防衛側のTIEファイターはゾーン・ディフェンスを使う。TIEと戦うつもりのないXウイングは、バトルステーションへの道のりで無抵抗に撃墜されていった。およそ80機のXウイングがTIEファイターの第一波を突破したが、すぐに駆け付けた第二波によって撃破された。結局、Xウイングは1機としてデス・スター・ステーションに達することが出来なかった。

結果的に、<フォートレッサ>はデス・スターの最初の犠牲者となり、スーパーレーザーの最初の実験台となった。しかし<フォートレッサ>との戦いを受け、ターキンは同盟軍による再攻撃を懸念し、建造中のバトルステーションを移動させた。

制作の舞台裏

<フォートレッサ>は、マイケル・リーヴススティーヴ・ペリーによる2007年(邦訳は2008年9月22日発売)の小説、『デス・スター』に登場した。ジェイソン・フライダニエル・ウォーレスによる『The Essential Atlas』(2009年、未邦訳)やフライとポール・R・アーカートによる『The Essential Guide to Warfare』(2012年、未邦訳)でもこの宇宙船について言及する箇所がある。

登場作品

参考資料

脚注

  1. 表記は『デス・スター』に従う。

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