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フィルビー・ジョーン[1](Pfilbee Jhorn)は帝国宇宙軍軍曹であり、エンドア森の月の第2遠征隊の記録担当将校として銀河皇帝パルパティーンに仕えた。皇帝は最初の表面的な報告書に不満を抱いており、第2デス・スターシールド発生装置建造の前に森の月のことを多く学ぼうと、ジョーンたち9人を派遣したのである。ジョーンは自分がこの仕事にふさわしくないと訴える多くのメモを提出したが、これらは意図された受取人に届くことはなく、本人の意に反し彼は遠征に送り込まれることになる。こうした事情は、その人間至上主義的な性格と結びつき、非常に辛らつな内容の遠征報告書が出来上がることになった。

彼が参加した探検は機材が不足していたにもかかわらず、ティークゴラックスヤズムサニーアーサンといったいくつかの新しい知的種族の発見という大成果を残した。しかしこの途上で6人のメンバーの命が失われた。エンドアの森の月の探検の後、フィルビー・ジョーンはいくつかの辺境の惑星に割り当てられ、やがてはタトゥイーンフォート・ベスティンの管理職に就く。そこでジョーンは現地の害獣を絶滅させる義務を与えられたが、本人はその仕事をひどく嫌がっていた。1 ABY、彼はあるスペーサーと会い、絶滅任務を遂行させた。

経歴

エンドアの調査

到着

人間男性、フィルビー・ジョーンは、銀河内戦の時代に軍曹として帝国宇宙軍に仕えていた。エンドアの戦い4 ABY)の数前、皇帝が行ったエンドア森の月への2度目の調査の際、ジョーンは必要な素質が欠けていたにも関わらず、記録担当将校に選出されてしまう。皇帝パルパティーン第2デス・スターのためのシールド発生装置を建設しようとしていた予定地、衛星エンドアについて学ぶため、以前に最初の調査部隊が派遣されていた。しかし皇帝は最初の調査と詳細情報の極端な不足に不満を持った。皇帝はシールド発生装置建設という探検の真の目的を隠したまま、ジョーンが率いる第2チームをエンドアに送るよう要請した。しかしジョーンは、原始的と考える衛星を調査する仕事を望まず、自身が任務に不適当で、遂行する資格がないと主張するメモをいくつか銀河帝国に提出した。しかしこれらのメモは誤った場所にファイルされてしまい、軍曹の上司に届くことはなかった。こうした事情は彼の人間至上主義的性格と結びつき、辛らつな内容の報告書が作成される原因となった。

この遠征は比較的重要なものだったが、帝国はジョーンと彼のチームを、ジョーンと3人の宇宙軍兵、そしてエスコート要員の5人のストームトルーパーだけで構成し、わずかな資源しか与えず、任務は当初から偵察要員たちにとって不快な運命にあった。エンドアは非常に辺境に位置していたため、彼らの乗る船はいくつかの複雑なハイパースペース航行を実行しなければならなかったが、ジョーンは早くから威張り散らし、彼らの乗る帝国の宇宙船船長にいちいち指図し始めた。船長のひとりはジョーンの命令に怒って返答し、ジョーンは誰かにこの男を懲戒処分にしてもらうため、この船長の名前とサービス番号を報告書に記した。

やがてエンドアに到着したジョーンは、彼らに与えられた機材に戦慄した。彼ら調査チームは、故障した4台の2人乗り全地形対応偵察トランスポート(AT-ST)で全体を移動し、報告書を作成しなければならなかった。さらに、調査チームに割り当てられた食料は、12年以上昔のクローン戦争期からの残り物ではないかとジョーンが評価するほど古かった。そんな不十分な装備を使い、ジョーンとそのチームは調査を続けた。この軍曹は自身の義務を口にし、任務にそむくことはなかった。やがてジョーンのチームはAT-STを可動可能にしたが、ジョーン自身はエンドアに派遣されたのは観察任務のためだと主張し、修理を手伝わなかった。

調査

チームはエンドアの森を通って旅を開始したが、彼らの乗るトランスポートは下生えのせいで前進が難しく、しばしば立ち止まって修理を行わなければならなかった。修理キットはほとんど役に立たず、彼らチームは何度か石を使って形を元に直さなければならない場面もあった。この衛星に対し即座に嫌悪感を抱いたジョーンは、割り当てられた食料が乏しかったにも関わらず、食用になる現地の動物のチェックを行わなかった。彼は筋の多いげっ歯類の肉を、味気ない軍用食料と一緒に食べることを好んだ。彼らが最初に遭遇した新種の生物体形はテンプター(空洞の木の株に隠れ、苔に覆われた舌をおとりに使う習性から、そう名づけられていた)だった。チームが被った最初の被害も、テンプターによるものだった。この動物に手を噛まれた偵察兵は、ジョーンにとってほとんど役立たずになってしまう。彼らはこのテンプターを殺し解剖し、負傷した仲間の面倒を見た。

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フィルビー・ジョーン軍曹

次に、彼らは遭遇した中でもっとも有名な、大きな木の村に住む毛に覆われた小さな種族イウォークと出会った。ジョーンはイウォークを特に軽蔑した。しかし仲間の偵察兵のひとりは、この種族と文化に魅了され、仔細で賞賛的なレポートを書き上げた。このことはジョーンをうんざりさせる。ジョーンは「時間の無駄」という理由でレポートを書いた偵察兵を叱責すた。このレポートもある程度は皇帝の役に立つだろうと考え、ジョーンはそれを彼の報告書に加えたが、イウォークに関する見解をより消極的に書き変えた。ジョーンはイウォークがばかばかしく感傷的な生き物だと考え、帝国軍とこの毛むくじゃらの生物の衝突、そして虐殺を見るのは愉快だろうと記録した。ジョーンはパルパティーンに、イウォークは恐れるに足らず、彼らの原始的兵器は帝国のストームトルーパーの装甲服をかろうじて引っかく程度だと伝えた。

やがて彼らはイウォークの村を発ち旅を続け、ジョーンがイウォークよりもさらに嫌ったティークという種族と遭遇する。彼らはとても早く走ることが出来る小さなげっ歯類だった。ティークは様々な光るものや硬貨に愛着があった。イウォークの村や動物の巣から品々を盗むティークは、現場に同じだけ価値のあるもの(ティークがそう判断したもの)を代わりに置いていく習性があった。ティークにはティーク独自の価値感覚があったが、盗まれた物品の所有者が、代わりに置かれた品に満足することはほとんどなかった。ティークたちはある晩ジョーンのキャンプに侵入し、帝国の精巧なスキャナーとツールを盗み、代わりに乾燥した種子とカブト虫の甲羅を置いていった。これは帝国の軍曹の激怒を買う。ジョーンは調査のためティークを撃ち殺そうとしたが、彼らはすばやく、攻撃を避けて逃げていった。

離脱

チームはだんだん動きが悪くなる乗り物で調査を続け、AT-STが4台全て同時に機能しなくなったとき、ジョーンはチームにそれらを置いて行くよう命じる。その後、彼らは徒歩で旅を続けた。森にうんざりしたジョーンは不毛なヤワリ絶壁に旅し、エンドアの別の原住種、コンドル・ドラゴンと呼ばれる巨大な獣を発見した。彼らは絶壁の表面にある洞窟に住んでいた。ジョーンは獣の1匹と遭遇したが、ストームトルーパーの隊員がドラゴンを何とか麻痺させ、ジョーンはこの動物の体の詳しい説明を公式報告書に加えた。

第1回の調査隊が見逃した別の種族に、サルマの砂漠にしばしば現れる巨大なゴラックスがあった。イウォークやその他の森の居住者を狩る捕食種族、ゴラックスは、ジョーン軍曹に大きな感銘を与えた。しかしゴラックスが夜に調査チームを捕らえ、住処である洞窟へと連れて行ったときに、ジョーンのこの動物への感情は変わった。ゴラックスは5人の帝国軍ストームトルーパーの白く光る装甲服に興味を持ち、この外殻を取り壊そうと、あたらしい「ペット」たちをつぶして殺してしまった。ジョーンと残りの3名のチーム・メンバーは何とか地下墓地から逃げ去り、崖っぷちの洞窟に張り巡らされた網へと逃れた。脱出した数少ないメンバーは、巨大なリアーリング・スパイダーと遭遇したが、戦える状態でなかったために、逃げてこの巨大な肉食獣との距離を置いた。

現実的な防衛力がなくなったため、ジョーンは危険が少ない場所を旅することに決め、今まで知られていなかった種族にいくつか遭遇する。そのひとつが、ジョーンが激しい嫌悪を感じた、毛に覆われた知的種族ヤズムである。ヤズムは他の種族としっかりとしたコミュニケーションをとることが出来ず、ジョーンと彼の部下はヤズムを無視した。数のうちに、ヤズムの群れは帝国の軍曹を悩ませる存在ではなくなった。やがて調査活動は終わりに近づいた頃、ジョーンと彼の部下は会話を交わすことが出来る最初の生物形態と遭遇する。それは大きな平野の中央の巨大な城に住んでいた荒々しいサニーアーサン・マローダーだった。数百人のサニーアーサンがエンドアに暮らしていた。彼らは激しい戦士であり、ジョーンは報告書の中で帝国が彼らと同盟関係を結べる可能性を示唆した。チームはテラク率いるサニーアーサンから敵対的歓迎を受け、調査隊員のひとりはテラクの地下牢で死ぬほどの拷問を受けた。マローダーとともにエンドアに足止めされていたダソミリナイトシスターシャラルはチームの脱出に手を貸し、自分も一緒に連れて行くよう約束させた。テラクはすぐにシャラルの裏切りに気づいて彼女を収監し、チームを追跡するため兵隊を送った。完全に丸腰の3人の生存者は帝国の調査船にたどり着き、船から何発か攻撃を放つことで、マローダーを遠ざけた。報告書を完成させたジョーンは、この衛星に再び戻る必要が生まれないことを望んだ。

その後の人生

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1 ABY当時のフィルビー・ジョーン

やがてジョーンの報告書はパルパティーンに届き、彼らの探検から数年後、帝国は第2デス・スター用のシールド発生装置をエンドアに設置した。この報告書がパルパティーンの準備にどのような影響を及ぼしたかは知られていないが、ジョーンのアドバイスの通り、帝国の駐屯軍は原住民に対してほとんど注意を払わなかった。

しかしレポートを提出した後、ジョーンのキャリアは急速に下り坂に差し掛かる。パルパティーンは前任者のものと比べ、ジョーンの報告書の完全さに満足したが、報告書の中の苦々しい、苛立ちの雰囲気を見落とさなかった。エンドアから立ち去った直後、ジョーンは惑星コルサント軌道のソーラー・フォーカシング・ミラーの長期間任務に配置され、その後惑星タトゥイーンに再配置され、砦フォート・ベスティンの管理人として勤めることになる。ジョーンは降格された事実を憎み、聞いてくれる相手ならば誰にでも自分の怒りを発散するようになる。しかもジョーンは、砦に迷い込んだ反乱同盟軍シンパを、確実に見落としてしまっていた。1 ABY、帝国のスペーサーが仕事を求めて砦を訪れたとき、ジョーンは彼に自分のトラブルを語った後、砦の内外に住むウォンプ・ラットの駆除と引き換えに、スペーサーに十分な報酬を払おうと提案した。スペーサーはよく働き、ジョーンは2,000クレジットを支払った。スペーサーがウォンプ・ラットを取り除いてくれたことに感動し、ジョーンは砦から数百メートル離れたところで、数百のマイノックをその住処で殺す仕事を与えた。スペーサーは再びジョーンの予想を上回る働きを見せ、彼から3,000クレジットを受け取った。

その後ジョーンはスペーサーに、ごみ圧縮機の中をかき回し、フォート・ベスティンに配置された駐屯軍を悩ましていたドラゴネットを駆除する仕事を与えた。スペーサーが帰って来たっとき、ジョーンはもしドラゴネットをイウォークの村で放ったらどんな恐怖を引き起こしただろうかと考えながら、彼の口座に4,000クレジットを振り込んだ。スペーサーがよく働いたので、ジョーンは彼に最後の仕事を与える。デューン・リザードの一群が砂漠で帝国の将校の命を奪っており、ジョーンはこの動物を皆殺しにする任務を与えられてたのだ。スペーサーがこの仕事にも成功して戻ってきたとき、ジョーンは彼に払うお金を持ち合わせていなかったが、調査のときに手に入れたエンドアの絵画で間に合わせた。森の月のほとんどあらゆる側面と同様、ジョーンはこの絵も嫌っており、手放せたことを喜んだ。

エンドアにおける皇帝の戦いは、敗北に終わった。ジョーンや調査隊将校がストームトルーパーに対して無害だと判断したイウォークは、反乱軍の衛星地上における勝利を手助けした。また、エンドア上空ではランド・カルリジアンの乗る<ミレニアム・ファルコン>がデス・スターを破壊した。この衛星が有名になった後も、ジョーンの報告書は数年間の間、森の月の住民に関する唯一の詳細分析書だった。だが12 ABYサンブラ大学マンクスケット教授がより詳細な研究を行った別の報告書を作成する。それにはジョーンや彼の部下が見逃した知的種族、フロッグデュロックジンダなども載せられていた。

個性と特徴

Pfilbee Jhorn

カンティーナに座るジョーン

フィルビー・ジョーンは、辛らつな性格の男性だった。そのキャリアの絶頂期、そしてフォート・ベスティンで働いていた孤独な時期のどちらにおいても、ジョーンは自分を囲む環境や上司に対し苛立ちを抱えていた。彼はエンドア滞在中に任務に対して不満を口にし、大部分の仕事を部下たちに任せていたが、タトゥイーンに配置されていた頃は、何もすることがないと不平を言っていた。ジョーンはエンドアの報告書にいくつか皮肉なコメントを残し、帝国から与えられた仕事が不適当であるとしばしば仄めかした。また、彼は調査の目的を隠されていることに対し、怒りを隠そうともしなかった。

それでもジョーンは帝国にはとても忠実であり、自分が仕事に対して十分な資格を持っていないと感じていたにも関わらず、義務を果たした。報告書は、帝国と任務に否定的なコメントだらけだったが、ジョーンは報告書のためにたくさん働き、上役の調査目的が不明であるという難点があるにも関わらず、最善を尽くして月の幅広い説明を盛り込んだ。しかし彼の努力は報いられることなく、探検を終えた後、彼は一連の不快な役職に割り当てられることになる。

ジョーンは極度な人間至上主義者であり、全てのエイリアン種族、とくに知性のないクリーチャーを嫌悪した。ジョーンは帝国のストームトルーパーがイウォークを大虐殺するという発想を楽しみ、様々な肉食獣がイウォークの村に放たれることを望んでいた。平和的な種族の多くがこの帝国軍人をうんざりさせたが、ゴラックスやコンドル・ドラゴン、サニーアーサン・マローダーといった、いくつかの森の月の捕食者たちはジョーンに感銘を与えていた。ジョーンは種族の文化や生活手段にほとんど興味を示さず、彼らを解剖し仕組みを研究することを好んだ。ジョーンは皆にエンドアでの日々を憎んでいると語ったが、実は彼は当時を懐かしく思っており、タトゥイーンでの仕事の間この衛星のことを寂しく思っていた。

制作の舞台裏

フィルビー・ジョーンはスター・ウォーズ作家のケヴィン・J・アンダースンによって、『The Illustrated Star Wars Universe』(未邦訳)のためにつくりだされたキャラクターである。ジョーンはその後『スター・ウォーズ ギャラクシーズ』に登場し、『週刊スター・ウォーズ ファクトファイル』や『The Complete Star Wars Encyclopedia』(未邦訳)、『Galactic Hunters』(未邦訳)、そしてカードゲームなどでも紹介される。

登場作品

参考資料

脚注

  1. カタカナ表記は週刊スター・ウォーズ ファクトファイル: 第11号に基づく。

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