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「どうも、好ましくない方向に進みそうだな」
―ファング・ザー[出典]

ファング・ザー[7](Fang Zar)は人間男性で、銀河共和国の末期と銀河帝国の初期にサーン宙域を代表していた元老院議員である。最高議長パルパティーンの時代に共和国が経験した権力の集中化に対し、ザーは率直に反対意見を口にした議員のひとりであり、リパブリック・グループとして知られるロイヤリストの秘密組織の一員だった。彼は、統合のしるしを使って“共和国の名誉を回復する”計画の重要メンバーだったが、元老院情報部の干渉もあり、彼らの計画が実行されることはなかった。パルパティーンに反対姿勢を取り続けたザーは、クローン大戦中の銀河憲法の改正に異議を唱える議員と準惑星代表のグループ、2000人の議員のひとりとなった。コルサントの戦い直後、パルパティーンが憲法改正で手にした権力を放棄することを望んだザーとメンバーたちは、最高議長に2000人の請願書を提出した。

議員たちの請願書は受け入れられず、クローン大戦が終結したさい、パルパティーンは共和国を銀河帝国に再編し、絶対的な権力を掴んだ。新しい銀河皇帝になった彼は、2000人の議員を帝国に対する反逆者とみなし、ザーもしばらく帝国保安局に拘留された。解放された後、コルサントに留まるよう命じられたザーだが、サーン・プライムの代表議員としての立場を捨て、オルデランへと逃げた。ザーは2000人の議員の設立メンバーであるベイル・プレスター・オーガナのもとへと政治的亡命をしたのである。18 BBY、数週間オルデラ王宮に住んだ後、ザーがコルサントを去っていたことが皇帝の知るところとなった。パルパティーンは保安局に議員を連れ戻すため、ダース・ヴェイダーをオルデランに派遣した。当局とのトラブルにオーガナを巻き込みたくなかったザーは、オルデランからサーン・プライムに向かうため、マーカナ犯罪王に助けを求めた。貨物船ドランク・ダンサー>のクルーがザーを運ぶ任務を引き受け、彼を王宮から回収することに成功する。しかし、彼がオルデランを離れようとする貨物船に乗り込んだとき、ダース・ヴェイダーが彼に向かってライトセーバーを投げた。刃はザーの胸を切り裂き、彼は<ドランク・ダンサー>の手術台で命を落とした。

経歴

共和国末期

「たしかに、議長の圧倒的多数を防ぐことはできん。しかし、彼のやり方に反対する者が増えていることは示せる。彼を牽制するには、それだけでじゅうぶんかもしれんな」
―ファング・ザー[出典]
Bail Organa and Mon Mothma

ザーの同志、ベイル・プレスター・オーガナモン・モスマ元老院議員

ファング・ザーは、コロニー・リージョン内サーン宙域に位置する惑星サーン・プライム出身の人間男性だった。ザーは出身惑星のほかにゴーマンコルサントに住居を構え、この3つを頻繁に行き来していた。ザーはやがてサーン宙域の代表者に選出され、旧共和国が弱体化の一途をたどっていた時代に銀河元老院元老院議員になった。在職中、ザーは市民的な自由の忠実な擁護者として知られ、最高議長パルパティーンの時代には銀河憲法の大幅な改正に対して強い批判を行っていた。議長の側近は、すぐにファング・ザーのことを障害と認識したが、元老院におけるザーの同僚たちは彼に敬意を抱いていた。そのキャリアのある時点で、ザーは秘密結社リパブリック・グループのメンバーになっていた。この法人組織は、増大していたパルパティーンの共和国に対する支配力に歯止めをかけようと試みていた。

共和国と独立星系連合の間にクローン大戦が勃発すると、ザーはオルデランベイル・プレスター・オーガナや、シャンドリラモン・モスマなど、同じ考えを持つ元老院議員と盟友になった。ザーはまた、コレリアの元老院議員ガーム・ベル・イブリスとも良い友人だったが、イブリスはクローン大戦の初期、元老院に出席していなかった。コレリアン星系コンテンプラニーズ・ヘルミを実行し、共和国から離れて中立の立場をとったためである。デュロの戦いの直後、コレリアンの政府は再度共和国の最前線からの撤退を決め、彼ら自身の国境を守ることにした。ザーはイブリスと友人だったため、彼らの決定を支持した。19 BBY、ファング・ザーは数年前にパルパティーン最高議長によって形成された元老院議員の諮問評議会、ロイヤリスト・コミッティーのメンバーになっていた。大戦中、この委員会は主に議長の政策や、議長に同調し続ける元老院の迎合性に批判的な議員たちによって構成されていた。

アウター・リム包囲作戦の間、ザーと元老院議員数名はパルパティーン最高議長に対する懸念を表明するため、彼を交えて会談を行うことに決めた。議長に近い顧問、セイト・ペスタージュは彼らの会合に反対的だったが、議員たちが粘り強くパルパティーンのオフィスを離れることを拒み続けると、やがて議長自身が彼らを迎えた。会合の中で、ザーと議員たちは保安強化施行法によって実施されているいくつかの処置を取り消すよう、パルパティーンに求めた。彼らはまた、独立星系連合軍コア・ワールドインナー・リム・テリトリーから追いやったことで、この保安法の必要性もなくなったと主張した。やがて議題は戦争の平和的な終結を見たいという議員たちの望みへと移り、ザーは、コアやインナー・リムとの交易が安定してきたことを理由に、アウター・リムで戦闘中の惑星を連合に譲ってはどうかと提案した。連合が無条件降伏するまで戦争を続けるべき、との考えのパルパティーンは、議員とザーの提案を却下した。

リパブリック・グループの計画

「このYTは鍵だと思ってくれ。宝物に至る鍵だ」
「銀河に共和国の名誉を回復する宝物だよ」
―ファング・ザーとデセイン議員[出典]
ROTSFalcon

リパブリック・グループの計画の鍵となった<ステラー・エンヴォイ>

後年、ザーやラーゲットデセイン両元老院議員、ジェダイ・マスタージョーピ・シェといったリパブリック・グループの同志たちは、増大するパルパティーンの抑えが利かない権力によって、共和国が衰退の道をたどっていると考えていた。10年以上前に、グループは元老院ロタンダを飾っていた共和国のシンボルマーク、統合のしるしを、大改築のさなかに盗み出していた。グループは、最高議長のもとにいる人々に、彼らの忠誠を向けるべき相手がパルパティーンではなく憲法であることを思い出させるためのシンボルとして、統合のしるしを使うつもりだった。ザーたちがシンボルの隠し場所の情報を待っていたとき、最高司令官グリーヴァス将軍率いる独立星系連合が惑星コルサントを急襲した。戦いの中、グリーヴァスはパルパティーンをコルサントから誘拐し、彼を人質にして首都からの脱走を試みた。ジェダイ将軍アナキン・スカイウォーカーオビ=ワン・ケノービが連合の計画を挫き、その際に分離主義勢力の元首であるドゥークー伯爵が殺された。

パルパティーンが救出され元老院に戻ってきたころ、リパブリック・グループの連絡役であるトーブ・ジャダックリーズ・ドゥールマンはコルサント地表にたどり着き、ザーやラーゲット、デセイン、シェと共和国行政ビルで合流した。ジャダックとドゥールマンが乗って来たYT-1300軽貨物船、<ステラー・エンヴォイ>はリパブリック・グループの所有であり、統合のしるしの場所(惑星タンダムIIIに隠されていた)に関するコードを搭載していた。マスター・シェはシンボルにアクセスするための送信機を<エンヴォイ>に仕込み、その間にザーはジャダックとドゥールマンに任務の説明をした。ふたりのパイロットの任務はトプラワにいるアンタリアン・レンジャーフォリーに<エンヴォイ>を届けることだった。フォリーがシンボルを回収し、それをコルサントに戻して組織の目的を達成する手はずだった。

しかし、ザーとリパブリック・グループの計画は実現しなかった。パルパティーンの仲間にして元老院情報部部長アーマンド・アイサードは、スタッフからグループが会合を開いていることを知らされ、クローン・ショック・トルーパーを派遣してザーたちの会合を中断させようとした。ザーと元老院議員たちは、マスター・シェによってトルーパーが到着する前に安全な場所に移され、ジャダックとドゥールマンはクローンの部隊に追われながら惑星から脱出した。<エンヴォイ>はハイパースペースを抜けナー・シャッダに到着したが、大型貨物船と衝突事故を起こす。ドゥールマンは事故死するが、ジャダックは昏睡状態に陥り、何十年も後に目を覚ました。破壊されたと思われていた<ステラー・エンヴォイ>は、整備士バミー・デクリーに修理され、ナー・シャッダの犯罪者レジ・ターントの手に渡る。こうして、統合のしるしを再発見するリパブリック・グループの計画は、半世紀以上闇に埋もれることになった。

2000人の請願書

「わたしは正しいことをする。それを信頼してもらわねばらなんな」
「しかし―――」
「“正しいこと”をする、と言ったはずだぞ。これだけ答えれば、君たちの…委員会にはじゅうぶんだ」
―パルパティーン議長とファング・ザー[出典]
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パルパティーンを訪ねる2000人の議員のメンバー

コルサントの戦いの直後、共和国の政府の基盤は根本的な変化を迎えた。戦いの1日後、銀河元老院ではセキュリティー法の改正に関する投票を行い、大差をつけて可決された。この改正により、ジェダイ最高評議会に対する指揮権は元老院から最高議長のオフィスへと移り、議会による共和国軍の監視制度も廃止された。翌日、パルパティーンは共和国内の宙域に、領域ごとの総督を監督者として配置する宙域統治法を提出した。ザーと彼の同志たちは、こうした政治情勢が元老院と共和国の民主主義の終わりを意味すると考えた。

パルパティーン反対者が団結することを期待し、オーガナ議員とモスマ議員は信用のおける仲間の議員たちと共に会合を開いた。クワットギディーン・ダヌー議員、ニーラノンテア・タニール議員、ナブーパドメ・アミダラ議員らとともに、ザーも会合に招かれた。オーガナとモスマはパルパティーン最高議長の政治方針に対する懸念を口にし、彼が共和国を独裁者として乗っ取っていると語った。ザーやアミダラは“行動”を起こすことに慎重的だったが、会合を秘密にすることには同意した。話し合いの後、オーガナとモスマは、ドゥークー伯爵の死によってクローン大戦が終わりに近づいていると考え、パルパティーンに非常時大権の放棄を求める請願書の下書きを作成した。2000人の他の議員たちとともに、ザーも請願書に署名した。2000人の議員として知られるようになった署名者たちは、請願書をパルパティーンに提出する前にパドメのアパートメントで会議を開いた。その中で、ザーは請願書がパルパティーンの政策方針を和らげる圧力になりえるのではないかと発言した。また、彼はアミダラの主張に反し、この動きにジェダイ・オーダーを巻き込むの時期尚早だという考えだった。

議員たちは請願書をパルパティーンに提出し、宙域統治法令に対する懸念を表明した。アミダラやマレイ=ディーニー・アレイヴァーミーナ・ティルスたちとともに、ザーは議長のスイートで再びパルパティーンと話し合ったが、議長は彼らの意見に否定的だった。議長はジェダイのアナキン・スカイウォーカーを話し合いに同席させ、議員たちは会議の本来の意図を口にしづらくなった。スカイウォーカーは、ザーが心の中に秘密の考えを持っていることに気づき、会合に参加した議員の中でザーが唯一、パルパティーンの脅威となりうる議員だと考えた。ザーはパルパティーンに外交による戦争の解決を試みるよう求めたが、結局意見は取り入れられず、半ば強制的に議長室から退室させられることになった。

銀河帝国

「きみはオルデランで、われわれのちょっとした問題を、首尾よく解決したようだな、ヴェイダー卿」
「はい、マスター。もうファング・ザーのことを心配する必要はありません」
―パルパティーンとダース・ヴェイダー[出典]
Alderaan

ザーの亡命先、オルデラン

最高議長とザーたちの会談からわずか数日後、あらゆる代表議員たちが出席する義務を持つ臨時議会がパルパティーンによって招集された。議会の中で、パルパティーンはクローン大戦が終結したと語り、ニュー・オーダー宣言を出した。同時に、彼は共和国を銀河帝国へと再編し、自らを新しい銀河皇帝と宣言する。ジェダイは元老院に対する反逆者とされ、パルパティーンは2000人の議員たちもジェダイ・オーダーと共謀した裏切り者だと非難した。帝国が誕生した直後、請願書署名メンバーのうち63人の議員が誕生したばかりの帝国情報部機関によって逮捕され、ザーもそのうちのひとりだった。彼はコルサントで監禁され、請願書署名メンバーや活動について、帝国保安局から尋問を受けた。

現職議員としての立場を失ったザーは、その後解放されたが、保安局からコルサントに留まるよう命令された。しかしザーは帝国の首都から脱走し、惑星オルデランへと亡命する。ザーがコルサントから不法に脱出したとは知らず、ベイル・オーガナ議員はザーが数週間オルデラ王宮に留まることを許した。ザーは故郷で紛争が起こることを懸念し、サーン・プライムに助けを求めることをせず、18 BBYマーカナ犯罪王キャッシュ・ギャルランとコンタクトを取った。ザーは自分の亡命者という立場をオーガナ議員に知れないまま惑星を離れることを望み、ギャルランはオルデランからザーを回収するために貨物船ドランク・ダンサー>の乗組員を派遣した。密輸業者たちがザーを運ぶ任務を計画していたとき、パルパティーンはマス・アミダからザー元議員がコルサントを脱出していたことを知らされた。皇帝はセイト・ペスタージュと新しい副司令官ダース・ヴェイダー(かつてのアナキン・スカイウォーカー)に、オーガナの宮殿へ赴いてザーを捕まえるよう命じた。

ザーは、オルデラで帝国に対する大規模な抗議集会が行われる日に<ドランク・ダンサー>と合流するつもりだった。密輸船の乗組員たちがザーと落ち合うために王宮を捜索していたとき、ダース・ヴェイダーも惑星に到着し、ベイル・オーガナに迎えられた。ヴェイダーもオーガナも、ザーのオルデラン脱出計画を知らず、呼び出されたザーがやって来るのを待った。そのため、ザーには<ドランク・ダンサー>と待ち合わせした宮殿の南門にたどり着く余裕があった。しかし、南の門の外部では抗議が激しさを増しており、ザーは東門へと移動せざるを得なかった。予定の変更によってザーは時間を食い、<ドランク・ダンサー>の乗組員であるスケック・ドラグルアーチャー・ベイルローン・シュラインらを混乱させた。その後彼ら3名がクイーンブレハ・オーガナと遭遇したため、王宮の警報が起動し、密輸業者の存在とザーの脱出計画がヴェイダーに知られてしまった。

ザーは南門からホロネット・レポーター用のプラットフォームに着陸した<ドランク・ダンサー>へと急ぎ、ヴェイダーはザーと、ザーに追いつこうとする3人の密輸業者を発見する。ザーと密輸業者たちは、ジュラ・シュライン船長が待つ<ドランク・ダンサー>の昇降ランプにたどり着いた。ザーより先に宇宙船にたどり着くことが出来ないと悟ったヴェイダーは、フォースを使って彼のライトセーバー投げた。刃は弧を描いて飛び、ザーの胸の上部とジュラ・シュラインの背中を切り裂いた。ローン・シュラインは致命傷を負ったザーを<ドランク・ダンサー>に乗せ、宇宙船はオルデランを去っていった。サーン・プライムへ向かう途中、2-1B医療ドロイドがザーの手術を行った。しかしヴェイダーのライトセーバーがもたらした大動脈への傷は治療不可能であり、ザーは手術台で命を落とした。

その死後

「パルパティーンはファング・ザーをみせしめにしたんだ。必要とあれば、なんのためらいもなくサーン・プライム自体もみせしめにするだろう。大統領に当選した人物が、注意深く行動しなければ……」
―モン・モスマに対し、ベイル・オーガナ[出典]

ザーの死は、パルパティーンの体制に反対する人々に、いくらかの深刻な影響をもたらした。<ドランク・ダンサー>のクルーはパルパティーンのオーダー66を生き残ったジェダイを見つけ出そうと、惑星キャッシークへと逃げ去った。オルデランでザーを巡りローン・シュラインと戦ったヴェイダーは、<ドランク・ダンサー>を追跡してキャッシークを訪れ、惑星を包囲攻撃して住民のウーキーの多くを奴隷にした。サーン・プライムでは、元老院議員の死に怒った大統領が、惑星の代表団を元老院から呼び戻すと主張した。ヴェイダーはオルデランでの出来事に悩み、その対処の仕方についてマスターであるパルパティーンと話し合うことになった。

皇帝自身は、結果に満足していた。帝国元老院は、ザーがコルサントで扇動活動を行い、帝国に対する反抗を起こすためにオルデランへ逃げたと考えた。ザーの死は、皇帝の権力とニュー・オーダーに逆らう議員たちに対するみせしめとして利用された。ベイル・オーガナは彼の宮殿で起こった出来事について沈黙を守り、皇帝の嘘を支持することで新しいチャンスを掴もうと期待した。しかしモン・モスマは、時期を待つのではなくすぐにでもパルパティーンに対する活動を起こすべきだという考えだった。ザーの死後、2000人の議員の半数が請願書の署名の取り消しを願い出た。

ファング・ザーの死後、ゴーマン出身のジェブネレット・ヴィブリオンが帝国元老院でサーン宙域の代表者になった。43 ABY、パルパティーンの権力失墜を狙うザーやリパブリック・グループの計画は、ハンレイアアラナ・ソロによって再発見された。彼らは<ミレニアム・ファルコン>と名を変えた<ステラー・エンヴォイ>の歴史をたどり、統合のしるしの秘密を知ったのだった。ソロ一家はトーブ・ジャダックとともに<ミレニアム・ファルコン>に乗り、シンボルの隠し場所タンダムIIIに赴いた。しかし彼らは、ザーたちが本物と信じた統合のしるしがレプリカであることに気づいた。

個性と特徴

「あなたはパルパティーンがどれほど有能か知らないのよ」
「率直な意見は、これまでも口がすっぱくなるほど表明しているがね。ほとんどなんの効果もなかった」
―パドメ・アミダラとファング・ザー[出典]
Fang Zar

ファング・ザー議員

ファング・ザーは政府の分散と、市民的な自由権の堅固な支持者だった。ザーは強い理想主義と直接談話の精神を持ち、そのため同僚たちから大きな尊敬を集めていた。しかし、パルパティーンの側近や仲間たちはこの老齢の元老院議員を見張っていた。在職中、ファング・ザーは他の代表議員たちとの親交を踏め、彼らと政治哲学について語り合った。特にガーム・ベル・イブリスとは、ふたりの議員が互いに全く同意見だと考えるほどに類似した考えを持っていた。率直で挑戦的な気質を持つファング・ザーは、パルパティーンが共和国行政府に集めていた権力に歯止めをかけようとする組織、リパブリック・グループや2000人の議員に属していた。

クローン大戦の最後の数日、ザーは戦争に平和的な解決を見るため、共和国にドゥークー伯爵の連合とオープンな交渉をするよう働きかけていた。ザーは連合を合法的な政府と認め、アウター・リムの惑星を幾つか分離主義勢力に引き渡してもいいと考えていた。議長に対し根気強く意見を口にしていたザーだったが、ベイル・オーガナやモン・モスマからパルパティーンに対して“行動”を起こそうと持ちかけられたときは慎重だった。その後行動に加わると、ザーはパルパティーンに対する活動にジェダイを巻き込むのは時期尚早だというバーナ・ブリムーの意見に同調した。

銀河帝国が誕生し、逮捕されたザーは、帝国保安局の要請に従うことを拒んだ。議員としての立場を失ったザーはオルデランに逃げたが、ベイル・オーガナを自身のトラブルに巻き込むまいと考えていた。オーガナが罪に問われないよう、ザーはオルデランからの脱出計画や、亡命者としての立場をオーガナに黙っていた。死後、かつては清廉潔白で高潔な議員と考えられていたザーは、帝国元老院から裏切り者として糾弾された。

ザーの物腰と容姿は、相手に荒々しい印象を与えた。彼は縮れた髪の毛を伝統的なサーン・プライム式のにし、飾り気のないローブを身にまとっていた。彼のふっくらした顎髭はほとんど白くなっていた。

制作の舞台裏

このキャラクターの存在は、スター・ウォーズ インサイダー第75号に掲載された『Republic HoloNet News Core Edition 15:3:02』で初めて言及された。その後、ファング・ザーは『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』の前編として発売された2005年小説、『悪の迷宮』で初登場を果たす。ザーは共和国再建のための同盟の基礎を築いた議員のひとりとして映画『シスの復讐』にも登場する予定だったが、彼の登場場面は最終的にカットされた。ジョージ・ルーカスは、カットの理由としてパドメや反乱同盟形成のサイドストーリーが本筋を混乱させることや、時間の節約を挙げている。

小説版『エピソード3/シスの復讐』の中で、ファン・ザーと誤植されている個所がある。

登場作品

参考資料

脚注

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