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類似した名称の記事はモスを参照

「この手の港はお尋ね者にとって天国だ」
クワイ=ガン・ジン[出典]

モス・エスパ(Mos Espa)は砂漠惑星タトゥイーンにあった宇宙港都市のひとつ。ハット・クランによって支配され、モス・エスパ・グランド・アリーナ等の娯楽施設、仕事場、商店が多数存在した。銀河共和国後期にはタトゥイーンの事実上の首都として栄えたが、銀河帝国の勃興後にハットのビジネス拠点がモス・アイズリーに移され、モス・エスパはしだいにさびれていった。ナブー危機の時代、奴隷シミアナキン・スカイウォーカーはモス・エスパの奴隷地区に住んでいた。

特徴[]

「共和国クレジットはここでは紙クズだ」
―ワトー[出典]
Mos Espa

モス・エスパの街並み

モス・エスパはアウター・リム・テリトリー惑星タトゥイーンに存在した数少ない宇宙港都市のひとつで、モス・アイズリーよりも規模が大きかった。デューン・シーのはずれ、ゼルリック・ドロー峡谷を下ったところに位置し、低層の建物がクモの巣状に広がっていた。タトゥイーンの砂漠に照りつける双子の太陽タトゥIタトゥII)の熱をしのぐため、モス・エスパの建物はぶ厚い壁と円形の屋根に守られていた。街の広い道路の両側には露店が立ち並び、住居、仕事場、商店、娯楽地区に加え、街の全住民をほぼ収容できるモス・エスパ・グランド・アリーナが存在した。銀河共和国時代後期、タトゥイーンの支配者であるハットもモス・エスパに住んでいたが、住民のほとんどは入植者や貧困者だった。また、共和国の法律が影響力を持たないモス・エスパでは奴隷制が横行しており、虐げられた者たちが奴隷地区のあばら屋で生活を送っていた。他の違法行為と同様、モス・エスパの奴隷売買もハットのギャングスターが牛耳っていた。

共和国時代末期、モス・エスパ・グランド・アリーナはポッドレースの大会で賑わい、特にブーンタ・イヴ・クラシックはアウター・リムで指折りの知名度を誇った。モス・エスパには格安のホテルカンティーナが立ち並んでいたが、こうした施設は貿易商人や放浪者、世間知らずの客をハットのカジノや賭博場に誘き寄せるための餌だった。賭けに負けて有り金を失ったとしても、ほとんどの客はハットの力を恐れて泣き寝入りした。しかし、モス・エスパにおけるハットのビジネス形態は銀河帝国の誕生後に見直され、この街は活気を失っていった。

モス・エスパでは共和国のクレジットがほとんど価値を持たなかった。また、この街の宇宙港ではRICシリーズ汎用労働ドロイドが車夫を務めるリクショー(力車)が利用されていた。モス・エスパの外縁には水分農場が広がり、街のところどころに水分凝結機が設置されていた。

モス・エスパの地名[]

Mos Espa 2

モス・エスパ

歴史[]

入植[]

VosAndRags

共和国時代のモス・エスパ

ハットがタトゥイーンを支配するようになる遥か昔、この星に最初に入植した鉱山企業がモス・エスパに居住施設を築いた。この建物はやがて遺棄され、のちに虐げられた奴隷たちの生活の場(奴隷地区)となった。モス・スパには銀河共和国やトレード・フェデレーションの影響力が及ばず、住民たちはギャンブルや恒星間貿易、そして特に儲かる闇市場の商売に手を出さなければならなかった。しかし、投機的な商売が増えたことでモス・エスパの街は活性化し、最終的にタトゥイーン最大の都市へと成長を遂げた。タトゥイーンを支配するようになった狡猾なハットは、モス・エスパを訪れる外来者をカモにして更なる利益を上げた。

共和国時代末期[]

「僕もパイロットだよ。いつかここから飛び立っていくんだ」
―アナキン・スカイウォーカー[出典]
Mos Espa Grand Arena

モス・エスパ・グランド・アリーナ

ナブー危機以前、ガーデュラ・ザ・ハットはポッドレースの賭けでトイダリアンジャンク屋ワトーに負け、奴隷のシミアナキン・スカイウォーカー母子を失った。スカイウォーカー母子はモス・エスパの奴隷地区にある住居に住み、ワトーの店を手伝うことになった。ヤヴィンの戦いの32前、ジェダイ・マスタークワイ=ガン・ジンジャー・ジャー・ビンクスパドメ・アミダラR2-D2がモス・エスパの街を訪れ、ナブー・ロイヤル・スターシップ用のT-14ハイパードライブ発生装置を探し求めた。ジンは並外れたフォース感応力を持つアナキンをコルサントへ連れて行くことに決め、ブーンタ・イヴのレースでワトーと賭けをした。アナキンは自らポッドレーサーとしてレースに参加し、ダグセブルバを破って優勝を飾った。アナキンは母親に別れを告げ、新品のハイパードライブを手に入れたジンと共にモス・エスパを離れた。2人はモス・エスパの郊外でシス卿ダース・モール襲撃されたが、かろうじて攻撃をかわし、タトゥイーンを発った。

クローン戦争の数年前、水分農夫クリーグ・ラーズがモス・エスパでシミ・スカイウォーカーと出会い、彼女をワトーから買い取った。クリーグはシミを自由の身にして妻に迎えた。

分離主義危機の末期、ジェダイパダワンとなったアナキンはフォースの予知夢で母親の危険を察知し、パドメ・アミダラを連れてモス・エスパに帰ってきた。彼はワトーと再会し、シミが既に彼の店にはいないことを知った。

登場作品[]

参考資料[]

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