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類似した名称の記事はナブー(曖昧さ回避)を参照

「ナブーは寛大だ。この惑星自体が寛大なのだよ。われわれはたいへん恵まれている。うまい食べ物、快適な気候、立派な都市―――」
「美しい自然」
ルウイー・ネイベリーアナキン・スカイウォーカー[出典]

ナブー[1](Naboo)はアウター・リム・テリトリー付近に位置したコメル宙域宙域首都だった惑星である。大部分の自然が手を付けられずに残っていた、平原や沼地、海洋の惑星だった。この惑星は、銀河共和国の没落と銀河帝国の台頭の時代に、パドメ・アミダラジャー・ジャー・ビンクス元老院議員パルパティーン最高議長といった重要人物を輩出したことでよく知られる。

地形[]

Theed BSV

首都シード周辺の風景

ナブーは銀河系において地質学的に独特な惑星だった。プラズマに熱せられた外部コアが、主にニッケル合金とその他の微量な物質で構成されていると考えられた内部コアを取り囲んでいた。これらの物質は銀河系における化学組成でよくみられるものだったが、このナブーのプラズマは惑星の2大文明によって効果的エネルギーとして利用され、天体物理学者の興味を引き、銀河中で高い評価を受けていた。

惑星ナブーはおおむね陸地15パーセント、海洋85パーセントからなる。多孔性の地形という特徴を持つ、この惑星表面の15パーセントを占める陸地は自然にあふれ、地表のほとんどは湖と川で繫がり、沼地となっていた。惑星のコアは巨大な洞窟で繫がった地下海洋である。しかし、カミーノのような海洋惑星とは異なり、方面は広大な草原や険しい山脈が広がっている。水辺には水鳥や固有の鳥たちが空に群がり、地上では様々な生き物が生息し、他種多様な生命体が順応し、草木には昆虫たちが生息し、食物連鎖を形成していた。固有種が多いのは沼地だ。水陸両生のカドゥ、大型爬虫類のファンバファランパセット、ほ乳類のイコピ、軽量の小鳥ヌーナなどである。スナッフリン・モットは森林でよく見かける。こうした動物の多くは温厚な草食動物で、グンガンに飼い慣らされ、家畜か輸送手段として利用されていた。

また、惑星表面の85パーセントを占める海や湖は、地表だけではなく、惑星内部まで通じている。この領域は人跡未踏の地が多く、惑星のコアにまで達しているといわれていた。色鮮やかな魚達をはじめとする水性手が住み、ほとんど探索されていない。ナブーとグンガンの双方に、都市をも脅かす巨大な生き物がいるという伝説が伝わっていた。そして、惑星のコアを通過しようとする勇敢な探索者は、伝説の怪物が実在する事を発見した。オピー・シー・キラーコロ・クロー・フィッシュサンド・アクア・モンスターなどである。深海層にはそれ以上の巨大生物が生息する可能性も有るといわれていた。

ナブーの地表は密集した沼、起伏のある草原、海と青々とした丘によっておおわれていた。ナブー最大の山脈ギャロ山麓は、最大の大陸を大平原からリアノーム沼、入り江まで南北に二分していた。リアノーム沼の南には巨大なパオンガ湖があり、グンガンの都市オータ・グンガはその水底にあった。湖水地方はその自然の美しさで知られ、多くの人々が別荘地として利用していた。

歴史[]

グンガンの惑星[]

Gungans

オータラ・グンガン

グンガンはナブーの固有種族であると考えられているが、これは不確かである。彼らは長い間ナブーに住み続け、氷河時代にはヴァーモックの生き残りと戦いを繰り広げた。

エルダー”としてのちに記憶された爬虫類型ヒューマノイド種族の文明が、ナブーの植民地化を行った。7,032 BBYごろ、彼らはグンガンと戦争を行い、グンガンを水中へと追いやってのちのグンガン文明発生のきっかけをつくった。惑星のいたるところに散在した記念碑や廃墟は、エルダーたちがつくったものだった。これらの廃墟の中でも最大のものは、リアノーム沼の南の端にあり、グンガンの聖地として知られるようになっていた。グンガンはこれらの廃墟を聖なるものと見做し、その建造者を「Guds」と呼んだ。5,032 BBY、グンガンと人間ナブー科学者は“エルダー”の文明の終焉を認める。これは、“エルダー”たちの自然環境に対する怠慢な態度が招いた結果であると思われる。

グンガンのオータラ種とアンクラ種は手を結び、共生関係を築いた。彼らはあまり沼地や水路を離れることはなかったが、その後の千年間ナブーを支配し続けた。彼らは山や大平原のことを“砂漠のようだ”と考えていた。

人間の移住[]

Fornaboo10

ナブーの極地で使われた貨物船

3,951 BBYごろ、シス内戦終結の前に、エルシノーレ・デン・タシアコア・ワールドの惑星グリズマルトで王位に就いた。彼女は銀河共和国の探検家、クウィラーンの後援者となる。この探検家は<ベネフィセント・タシア>、<コンスタント>、<マザー・ヴィマ>からなる艦隊を使い、惑星ナブーを発見する。この惑星は、ナブ(Nabu)という宗教から、ナブーとして知られるようになった。ナブーはすぐにヴァーモックを狩りたがる大物ハンターたちの間で悪名高い惑星となったが、人間が永久的に住み着くようになるのはそれから50年後のことである。

およそ3,900 BBY、グリズマルトにおける暴力的な大革命から逃れてきた人間の難民たちが、他ならぬクウィラーンによって率いられてナブーを訪れ、山地や大平原に移住した。ふたつの民族の間の文化的な相違が彼らに緊張をもたらしたが、直接的な紛争に発展することはまれだった。時間がたつにつれ、様々な人間の入植地とナブーの人間国家やグンガンの間で対立が増えるようになった。

グンガン部族戦争[]

OtohSancture

ロゴーに攻撃される直前のオータ・サンクチュア

グンガンたちは都市ごとに敵対しあっていた。3,000 BBYローゴとして知られる司令官が、ブルサを用いてオータ・サンクチュアを破壊した。ボス・ギャロはちょうど食べ物を手に入れるための狩りに出ており、この破壊を逃れた。ギャロはグンガン・グランド・アーミーを形成するため、グンガン都市のさまざまな防衛軍や放浪中のマルスン隊長率いる泥棒団を統合させた。ギャロとマルスンはアーミーを率いてロゴーの首都、スピアヘッド征服する。この都市はオータ・グンガと名前を変え、全てのグンガンにとっての街となった。このときから、ギャロやその子孫ルーガー・ナスを含むオータ・グンガのボスたちは、他の都市のボスたちを統治する全体の指導者となった。

初期のグンガン/人間の協力[]

人間のナブー人とグンガンのあいだには偏見があったものの、彼らが互いに協力したこともあった。双方の文明はたがいに見て見ぬふりをしていたが、“まともな”社会の外、辺境地域で行われる貿易ではたがいに依存しあっていたのである。2,900 BBY、両者の関係に進歩的な動きがあった。人間の都市カダーラが設立されたとき、摂政のカロス・スークは獣から都市を守るためにグンガンの防衛軍を雇ったのである。やがてこの防衛軍は廃れたものの、32 BBYナブーの侵略のあと、カダーラで伝統が復活した。

ロリ植民地化[]

ジャファン朝[]

グンガン=ナブー戦争[]

ナブー初期の侵略[]

パルパティーンの台頭[]

アミダラ女王誕生[]

ナブーの封鎖[]

Blue Glass Arrow 詳細はナブーの侵略を参照
TF Battleship

ナブーの封鎖

ナブーの君主となったアミダラ女王は、トレード・フェデレーションとの交渉を開始した。しかしフェデレーションは、銀河元老院における外部領域貿易ルートの新しい課税法律への投票といったナブーの抗議活動に対して激怒した。フェデレーションの指導者たちは、こうした行動を彼らの商業利益や権力に対する脅威として認識する。彼らはナブーを強制的に追従させ、元老院に課税を無効にしてもらうことを期待し、軍事力を持って惑星ナブーの封鎖を決行する。トレード・フェデレーションの指導者たちの背後には、シスの暗黒卿ダース・シディアスという黒幕が存在した。

ジェダイの介入[]

アミダラ女王は対立に終止符を打つため、銀河共和国に調停を求めた。共和国は、特使として2人のジェダイ・ナイトをナブーに派遣した。しかし、彼らの調停は失敗に終わり、トレード・フェデレーションによる惑星侵略の動きが早まる結果となった。ナブーは間もなく、フェデレーションのドロイド軍団によって制圧された。ナブーにはヴェルーナ王が残した強力な宇宙戦闘機部隊があったが、アミダラ女王はシオ・ビブル首相のアドバイスを退け、「戦争につながるいかなる行動も」とることを拒否した。

捕えられたナブー政府と市民は、都市郊外の強制収容所に収監された。アミダラ女王はジェダイ・ナイトによって救出され、銀河元老院で助けを求めるために、ナブーを離れることにした。シオ・ビブル首相やその他の人物はその間にレジスタンス運動を組織した。

侵略軍との戦い[]

文化[]

人々の平等を示す「円」は、ナブーの重要なシンボルだ。ナブーの首都シードは、銀河で最も美しい都市の一つと呼ばれている。シードの中心であるシード・グランド・プラザは完璧な円形に構築され、ありとあらゆる自然物や人工物がある。よく見かけられる特徴的なドームは、人々が集まって意見を交わす場となっている。

旧銀河共和国には様々な惑星とその文化が存在した。その惑星ごとに統治制度が存在している。ナブーで採用されている制度は、珍しいものではあった。が、しかし、特殊というわけではない。惑星の多くは、王族か、あるいは民主的に選ばれた政治家か、さらにその両者で統治がなされていた。ナブーの王または女王は、人々に献身的に奉仕してきた国民の中から選任される。君主の任期は4年である。

かつてナブーに生息していた古代知的種族が存在した唯一の証拠と言える物が、リアノーム湖の散在する巨大な彫像の残骸と廃墟だ。これらはグレート・グラス・プレーン(大草原)の周辺部でも発見されている。入植したナブー人には知られていなかったが、これらの彫像はグンガンが聖地と呼ぶ場所に特に集中していた。

ナブーの政治家[]

Blue Glass Arrow こちらの記事も参照: ナブー(民族)

君主[]

QueenAmidala1

アミダラ女王

  • バームレ王 (およそ2,000 BBY)
  • ジャファン1世 (およそ832 BBY)
  • ジャファン2世
  • ジャファン3世
  • ユラム女王 (およそ500 BBY)
  • 名称不明の女王 (およそ150 BBY121 BBY)
  • ボン・タパロ王 (65 BBY46 BBY)
  • アース・ヴェルーナ王 (46 BBY33 BBY)
  • アミダラ女王 (33 BBY25 BBY)
  • ジャミーラ女王 (25 BBY21 BBY)
  • ニーユートニー女王 (21 BBY20 BBY)
  • アパイラナ女王 (20 BBY18 BBY)
  • カイランサ女王 (18 BBY帝国期)

元老院議員[]

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パルパティーン元老院議員

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ビンクス準惑星代表

その他[]

  • シードの王女アミダラ (33 BBY32 BBY)
  • シードの王女アパイラナ (~20 BBY)
  • シードの総督アース・ヴェルーナ (65 BBY46 BBY)
  • シードの総督シオ・ビブル (32 BBY~)
  • モフクァーシュ・パナカ (銀河内戦中)、及びコメル宙域総督
  • 準惑星代表ジャー・ジャー・ビンクス (24 BBY19 BBY)

動物相[]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

  1. カタカナ表記は『スター・ウォーズ 全史』に基づく。
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