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IG-227ヘイルファイア級ドロイド・タンク(IG-227 Hailfire-class droid tank)、通称ヘイルファイア・ドロイド(Hailfire droid)、あるいはホイール・ドロイド(Wheel droid)はハオア・チョール・エンジニアリング社によって製造されたバトル・ドロイドである。クローン戦争インターギャラクティック銀行グループ独立星系連合が使用し、のちに共和国再建のための同盟も改造型のヘイルファイア・ドロイドを銀河内戦で使った。

特徴[]

Hailfire Droids BOG AOTC

ジオノーシスで戦うヘイルファイア・ドロイド

ハオア・チョール・エンジニアリング社製IG-227ヘイルファイア級ドロイド・タンクは装甲化されたミサイル・プラットフォームで[8]、直径8.5メートル[3] の特徴的なわっか型のドライブ・ホイールで他のドロイドと容易に見分けがついた。[8] 転がりながら迅速に戦闘態勢に入ることができるヘイルファイア・ドロイドは[1]、圧倒的な速度で移動しながら敵のビークルを破壊することができた。操作性の高さとスピーディなドライブ・システムから“ホイール・ドロイド”とも呼ばれ[8]、茶と銀色の軽装甲のアーマー・プレートは敵の歩兵からの攻撃に対して脆弱だったが、防御力を犠牲にして高い機動力を実現していた。[5] 最高速度は速45キロメートル[2] 赤いフォトレセプターの“”はかなりの距離から空と陸の標的をロックオンすることができ、ミサイルの射程距離を大幅に伸ばしていた。[1]

ヘイルファイア・ドロイドはミサイル・ランチャー・ポッドの弾倉を頭部両側に2基搭載しており、それぞれ15発の誘導ミサイル弾頭を収容することができた。[1] 黒煙を発しながらポッドから発射されるミサイルは[8]、視界が悪くブラスター兵器の射線が確保できない環境において、地上の固定目標やゆっくりと動く標的に対して効果的だった。[6] これらのミサイルは1発で銀河共和国低空強襲トランスポート/兵員用全地形対応戦術攻撃兵器を破壊するに足る威力を誇った。[1] ミサイルの最適射程距離は1キロメートル以内で、自動的に障害物を回避する機能があった。また、ヘイルファイア・ドロイドは搭載ミサイル数が限られるためすぐに用済みとなってしまう弱点があり、ミサイルを撃ち尽くした後は、顎部に備えた二連ブラスターで戦った。[6]

歴史[]

ヘイルファイア・ドロイドはインターギャラクティック銀行グループからの依頼で、クローン戦争以前にハオア・チョール・エンジニアリング社によって製造された。[8] 銀行グループはこのドロイド・タンクを使って負債者への取り立てを行っていた。[1] 分離主義危機の最中、ムウニリンスト銀行グループ[6] はヘイルファイア・ドロイドを独立星系連合に供与した。[1] クローン戦争の最初の戦闘であるジオノーシスの戦いでは、4,100体のヘイルファイア・ドロイド[6]テクノ・ユニオンハードセル級恒星間輸送船によってジオノーシス砂漠へ配備され[2]分離主義勢力ドロイド軍の戦力として共和国グランド・アーミーと戦った。[7] その後も、ヘイルファイア・ドロイドはマーカナにおける戦い等で使用された。[9] しかしヘイルファイア・ドロイドはクローン戦争の最初の数カ月のうちこそ頻繁に戦場に姿を現したが、武器弾薬がほとんど運べないという弱点のせいで、しだいに姿を消していった。[2]

Rebel Hailfire Droid

反乱同盟が改造したヘイルファイア・ドロイド

銀河内戦の時代、共和国再建のための同盟はビークルだけでなく砲塔も破壊可能な兵器を取り付けたヘイルファイア・ドロイドを銀河帝国との戦いで使用した。また、彼らは一部のヘイルファイアを氷点下の気候でも効率的に活動できるよう改造した。[5]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

他言語版
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