Wookieepedia
Advertisement
正史版の内容はこちらをクリック。  レジェンズ版の内容を紹介しています。 
この記事はクローン・コマンダーを扱っています。お探しの記事はRC-1138かもしれません。

「コマンダー1138、オーダー66を実行せよ」
パルパティーン[出典]

CC-1138は、バカーラ[1](Bacara)のニックネームで知られた、共和国グランド・アーミークローン・トルーパー・コマンダーである。クローンのひとりとして惑星カミーノで生み出された後、バカーラはコンコード・ドーンジャーニーマン・プロテクターだったコート・デイヴィンから初期の訓練を受けた。デイヴィンは、若きクローン兵士にジャーニーマン・プロテクターの思想と伝統を教育する。また、このクローン・コマンダーはある時点で宇宙と地上を基盤にした戦闘方法を学んだ。バカーラは、第4セクター・アーミーに属すギャラクティック・マリーンズの指揮権を与えられた。22 BBY戦いからクローン戦争が始まった後、バカーラはジェダイ・マスター評議会メンバーキ=アディ=ムンディなど、何人かのジェダイのもとで戦争に参加した。クローン戦争中、バカーラとギャラクティック・マリーンズは最も恐るべき銀河共和国の部隊のひとつという評判を獲得した。戦場から一時的に離れたバカーラは、ARCトルーパーアルファ17が率いるARCトルーパー訓練プログラムに加わり、その過程を卒業した。

21 BBY、このクローン・コマンダーはジェダイ将軍のムンディと共に、に覆われた惑星マイギートー独立星系連合の兵士たちと戦った。マイギートーの戦いの結果、銀河共和国とインターギャラクティック銀行グループの関係は悪化し、バカーラとムンディは3間も続いた戦いに関わることになった。しかしバカーラは、しばらくの間マイギートーを離れ、惑星ニュー・ボーナレックスで行われたアウター・リム包囲作戦の凄惨な戦いにも参加している。ムンディやマリーンズと共に、バカーラは大戦最後の年にはマイギートーへと戻っていた。バカーラ率いるマリーンズの援助を受けて、第501軍団最高議長パルパティーンから与えられた最高機密の計画、ハンマートングをマイギートーで遂行した。戦闘が激化していたとき、パルパティーンはコムリンクを通じてバカーラにオーダー66(ジェダイを共和国国家の敵とみなす緊急指令)を実行するよう命じた。ジェダイの抹殺を命じる指令に従うため、バカーラとマリーンズはムンディ将軍に発砲し、このジェダイ・マスターを殺害した。

経歴[]

独立性のあるクローン[]

CC-1138 Mygeeto

クローン戦争中のCC-1138

“バカーラ”のニックネームで知られたクローン・コマンダー1138は、マンダロリアンバウンティ・ハンタージャンゴ・フェットクローンとして惑星カミーノで生み出された。かつて惑星コンコード・ドーンジャーニーマン・プロテクターを務めたコート・デイヴィンが、バカーラの最初の訓練を行った。バカーラへの教育の中で、デイヴィンはジャーニーマン・プロテクターの言語や歴史、伝統などを何度も話題に出した。バカーラはデイヴィンから教わった伝統を尊重するようになる。ジャーニーマン・プロテクターの文化と伝統のもとでの訓練の結果、バカーラはマンドア語を使うようになるが、この言語で他人とコミュニケーションをとるのが困難であることを知った。コンコード・ドーンでジャーニーマン・プロテクターが使った方言を学んだこのクローンコマンダーは、兄弟を意味するマンダロリアン言語のヴォド(vod)の代わりに、タット(tat)を使っていた。こうした細かい違いがあったために、遺伝子的に同一であるクローンの仲間たちの中にいても、バカーラはひとりでいることを好む孤独な指揮官として成長していった。しかし、周囲から一匹狼とみなされていたものの、バカーラにも親しくしていた人物がいた。“ネーオ”のニックネームで知られるCC-8826である。新しく開発されたBARCスピーダーが導入された後、バカーラとネーオはこのスピーダー・バイクのために協力して軍事戦術を編み出した。

クローニング・トレーニングを完了した後、このクローン・コマンダーは共和国グランド・アーミー第4セクター・アーミーに属す部隊、第21新星兵団(別名、ギャラクティック・マリーンズ)の指揮権を与えられた。22 BBYジオノーシスの戦いをきっかけに銀河系規模の紛争クローン戦争が始まった。独立星系連合とその軍事勢力を破る手助けをするため、バカーラは数名のジェダイのもとで戦いに参加した。その中には、ジェダイ・マスタージェダイ評議会メンバーのキ=アディ=ムンディも含まれる。バカーラはムンディとの友好関係を発展させ、このセレアンのジェダイ・マスターはバカーラの振る舞いと積極的な戦術は“天才的な賜物”だと考えた。しかし、戦争中のある段階でバカーラは戦場から離れ、“アルファ”の名で知られるARCトルーパーアルファ17が主導した訓練プログラムに加わった。このプログラムは、全てのクローンが押さえつけられていた独立性や戦術的な才能を引き出すことが目的とされていた。クローン・コマンダー・バカーラは、アルファのプログラムを早くに卒業した。

21 BBYの時点で、銀河共和国インターギャラクティック銀行グループに対して行動を起こしていた。脅威に対処するため、バカーラとムンディ、ギャラクティック・マリーンズは、銀行グループの惑星マイギートーへと派遣される。に覆われたこの惑星で、彼らはジェダイ・ナイトリヴィ=アヌーとともに、しぶとい分離主義勢力の軍団と戦った。戦闘中、共和国のヴェネター級スター・デストロイヤーが敵に破壊された。故障したスター・デストロイヤーは、戦場に墜落して全域を巻き込む危険があったが、リヴィ=アヌーはキ=アディ=ムンディやバカーラ、その他の共和国軍が安全地帯に退却する時間を稼ぐため、フォース使って破壊された宇宙船を引き留めた。共和国の兵士たちが移動を終えると、アヌーはスター・デストロイヤーを離し、その墜落時の爆発で命を落とした。

Bacara CWA

フェーズIIアーマーを身に着けたバカーラ

マイギートーでの戦いの結果、共和国とインターギャラクティック銀行グループの関係は悪化した。最終的に、マイギートーの戦いはこの惑星の都市風景を巨大な瓦礫の山に変えることを目的とした、市街地での軍事活動へと様相を変えていった。分離主義勢力に対する攻撃のあいだ、バカーラは都市ジャイガットを制圧するギャラクティック・マリーンズを指揮した。戦闘中、バカーラは数マイル先からでも震動のショックを感じることが出来るほどの兵器、グラシアー=バスターの使用を命じた。キ=アディ=ムンディとともに、バカーラは市街地のあちこちで激しい銃撃戦を指揮し、分離主義勢力の防衛軍をゆっくりと退けていった。

マイギートーの戦闘に参加してから数か後、バカーラとギャラクティック・マリーンズはアウター・リム包囲作戦のさなかにニュー・ボーナレックスで行われた激しい戦闘に参加した。この戦闘で、バカーラが率いるマリーンズは分離主義勢力とマンダロリアンの連合防衛軍と戦いを繰り広げた。このとき、マリーンズは補強されたプロトタイプ・アーマーを戦闘中に装着した。戦いの中盤で、実験的アーマーの武器が作動せず、バカーラとマリーンズの兵士たちは丸腰で戦わざるを得なくなった。バカーラは退却を拒否し、彼の部隊に戦闘を続けるよう命令した。訓練で鍛えた力を使い、マリーンズの兵士たちは戦っていたB2スーパー・バトル・ドロイドを文字通りバラバラにし、最終的に敵軍を壊滅させた。ニュー・ボーナレックスで見せた激戦の結果、ギャラクティック・マリーンズは恐るべき部隊という評判を獲得し、バカーラはこれをとても誇りに思った。

オーダー66[]

Bacara Mygeeto 66

キ=アディ=ムンディを攻撃するバカーラとその部下たち

19 BBY、バカーラとムンディ将軍が惑星マイギートーに戻った際、マイギートーの首都での戦いは悪化していた。共和国軍の進軍を遅らせようと、分離主義勢力は膨大な数のトライ=ドロイドを使って都市を荒廃させた。共和国軍も同様に砲台を使って敵を攻撃したが、その結果として都市の荒廃を招いただけだった。絶え間ない砲撃の応酬の結果として、マイギートーのは絶えずダークグレイの灰に覆われるようになり、これらは寒風によって惑星の裏側まで運ばれていった。ギャラクティック・マリーンズを手助けするため、第501軍団の派遣部隊がいくつか氷の惑星へと送り込まれたが、彼らにはハンマートング計画の遂行という別の目標もあった。この計画は、最高議長パルパティーンの秘密超兵器のため、パワー・クリスタルを獲得することを目的としたトップ=シークレットの任務だった。

ムンディが兵士たちに分離主義勢力への攻撃を命じた後、バカーラは暗号化されたチャンネルを通して最高議長パルパティーンからオーダー66遂行の指令を受け取った。オーダー66は、キ=アディ=ムンディを含むすべてのジェダイを共和国国家の敵とみなし、その抹殺を指示する緊急指令だった。キ=アディ=ムンディ達ジェダイに不承不承ながら敬意を抱いていたバカーラだったが、彼の究極的な忠誠はパルパティーンと共和国にあり、最高司令官から命令が与えられた以上、彼はためらうことはなかった。キ=アディ=ムンディ将軍がマリーンズを率いて敵軍に挑もうとしていたところ、バカーラと周囲の兵士たちは足を止め、ライフルを構えて困惑するジェダイに銃弾の嵐を浴びせた。その後、ジェダイが国家転覆を企んだ裏切り者だと考えたバカーラは、このジェダイ・マスターを殺害できたことを喜んだ。

人物[]

Cmdrbacara

バカーラ

ジャーニーマン・プロテクター、コート・デイヴィンによるトレーニングの中で、CC-1138はほかの大多数のクローンとは異なる教育を受けていた。プロテクターの伝統、歴史、言語を学び、CC-1138は自分のことを兵士としてだけでなく、デイヴィンが彼に教えたように、伝統の定めるところの法務執行官としてみなすようになった。コンコード・ドーンの言語を学んだ彼は、しばしばマンドア語を喋ったため、結果的に仲間のクローンのほとんどから遠い存在になった。このため彼は孤立し、ほかのクローンたちから一匹狼と考えられるようになった。

CC-1138はとても有能なクローン・コマンダーであり、戦争のために生み出された兵士としての、生来の任務に才能を示していた。彼はクローン戦争の序盤から才能を発揮したため、専門的なARCトレーニングを受ける100人のクローン・トルーパーのひとりに選ばれた。アルファ17の指導のもと、CC-1138はほとんどのクローンが持たなかった個性を発達させるARCトレーニング計画を修了し、自らの個性を表現するために“バカーラ”という名前を選んだ。ARCトレーニングによって彼は生まれつきの積極的な傾向を強め、見事に調整された戦争の兵器と化した。オーダー66の指令を与えられたとき、CC-1138の攻撃性は頂点に達した。キ=アディ=ムンディに不承不承ながら敬意を抱いていたものの、規律を重んじ訓練を積んだCC-1138は、ジェダイの将軍を疑問を持たずに殺害した。

アルファ17のトレーニング計画を完了した後、バカーラは指揮下の兵士たちに自分自身の厳しいトレーニング計画を施し始めた。彼のリーダーシップと指導のもと、ギャラクティック・マリーンズの兵士たちは非常に効果的で迅速な対応力を持つエリート隊員に育った。バカーラのリーダーシップは、分離主義勢力とギャラクティック・マリーンズの間で激戦が繰り広げられたニュー・ボーナレックスの戦いでも発揮された。戦いの中、マリーンズは彼らのプロトタイプの兵器が故障していることを知り、強化されたスーツだけで戦うことを余儀なくされる。降伏・退却を拒否し、バカーラは軍隊の全滅を覚悟しながらも、部隊に進軍を命じた。しかし、バカーラとマリーンズは丸腰で敵のドロイドを破壊し、勇敢さと忠誠心を示したのだった。

装備[]

ギャラクティック・マリーンズの一員として、バカーラはニュー・ボーナレックスの戦いなど、激戦が繰り広げられた戦場に赴いていた。この戦いの間、バカーラと彼の部隊は実験段階の強化アーマーを身に着けていた。戦闘中にプロトタイプのアーマーが故障してしまったにも関わらず、バカーラはアーマーを外してB2スーパー・バトル・ドロイドと素手で戦った。ニュー・ボーナレックスの戦闘の後、バカーラはフェーズIIクローン・トルーパー・アーマーを着用し始め、マイギートーでもこれを使用していた。マイギートーの気候の状況に合わせ、このクローン・コマンダーのヘルメットにはブリザード対策のサイドプレートが取り付けられており、アーマーのレギンスには膝用の装備があった。マイギートーの戦いの序盤、バカーラはマクロバイノキュラーをヘルメットに取り付け、ユーティリティ・ベルトと弾薬ポーチの帯を装備していた。その後、バカーラはフェーズIIアーマー・セットに対ブラスター用カーマポールドロンを加えていた。彼のカーマとポールドロンは栗色だった。バカーラは、DC-15ブラスター・ライフルDC-15ブラスター・カービンを携帯した。

制作の舞台裏[]

バカーラの識別番号が劇中で言及されることはなかったものの、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』のスクリプトの中に、“コマンダー1138”という呼び名を確認することが出来る。この1138というナンバーは、ジョージ・ルーカス監督の作品『THX 1138』へのオマージュである。

CC-1138が映画『シスの復讐』に初登場したとき、一部のファンは彼のヘルメットとアーマーが『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』に登場したスノートルーパーのそれときわめて似ていることに気づいた。『シスの復讐』でCC-1138とギャラクティック・マリーンズの隊員が身に着けていたアーマーは、実際に『帝国の逆襲』のスノートルーパーのデザインの影響を受けたものだった。CC-1138のヘルメットのオープン=フェイスマスク・デザインは、厳しい環境で活動するクローン・タンク・ドライバーのデザインへと発展する。

登場作品[]

Wiki-shrinkable
ウーキーペディアにはCC-1138/レジェンズに関する6枚の画像があります。

参考資料[]

脚注[]

Advertisement