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ビースト大戦

目次

オンダロンのビースト大戦編集

  • THE BEAST WARS OF ONDERON サークサイドの力

過酷な環境編集

 ごく普通の太陽の周りを回る3つの惑星から成るオンダロン星系に、惑星オンダロンがある。昔から住みよい惑星ではなく、そこで文明が育つこと自体が奇跡だといえよう。4つの月が一定しない軌道を回っているが、最大の月はディクサンと呼ばれていた。
 森林衛星エンドアと同じく、ディクサンには大気が満ちており、生命が進化した。ディクサンで生まれた動物はすて野獣で、環境と同様に荒々しく、その行動は予測不可能だった。「ビースト・ムーン(野獣の月)」と呼ばれることもあるディクサンの軌道は、ときおり大災害をもたらすほどオンダロンや他の3つの月に接近した。これだけでも最悪だというのに、オンダロンに住む平和な住人たちにとって、進化の奇跡は邪悪な呪いだった。
 ディクサンオンダロンの軌道が接近して大気が触れ合うたびに、翼を持つ巨大な野獣がディクサンからオンダロンに飛来した。同類どうして常に戦うことに情れていた野獣たちは、オンダロンの空に入ってくると、ほとんど無防備な人々に襲いかかった。そして新たな環境で栄え、ディクサンオンダロンから離れて多少は安定した軌道に戻ったすっと後も、オンダロンに留まった。
 長年の問に、オンダロンの人々はます自分たちの身を守ることを学び、それからディクサンから渡ってきた野獣に反撃するようになった。さまざまな部族が団結し、高い壁を築き、その中に都市イジスを建造した。やがてこの都市は1000平方キロにもなり、地下にも伸びていった。
 イジスの壁内では、オンダロンの人々が珍しい文明を発達させた。しばしばディクサンから来た野獣の群れに攻撃される彼らは、自分たちの身を守るため、恐ろしい武器を開発したが、イジスに最大の不幸をもたらしたのは野獣ではなく、ひとりの男・・・シス卿、フリードン・ナッドだった。
 ヤヴィン4のジャングルでナガ・サドウの霊からダークサイド(暗黒面)を学んだフリードン・ナッドは、オンダロンヘやって来た。そしてたちまちイジスの王となった。
 ナッドはオンダロンの人々に、ディクサンから来た野獣を打ち負かす新たな方法を教えた。彼が与えた武器によって、イジスの文明は繁栄したものの、それには代償があった。
 イジスでは犯罪者が街の壁の外に追放された。すぐにフリードン・ナッドと彼の信奉者たちの暴挙に反対する者たちも、その「犯罪者」に含まれるようになった。
 シスとその邪悪な力に染まったイジスの統治者、フリードン・ナッドは、壁の外に住む飢えた野獣たちが追放者を殺して問題を解決してくれると思っていたかもしれないが、これはとんでもない誤算だった。彼らの多くはオンダロンのジャングルで死んだものの、生き残る者はしだいに増えていった。身を守るために団結した追放者たちは、長い年月の間に野獣を捕まえて飼い馴らすようになった。フリードン・ナッドと彼の信奉者たちは、まもなく犯罪者を追放するという方針が、イジスと彼らの生き方を脅かす新たな脅威を生んだことを知る。
 翼のある野獣に乗り、彼らの攻撃を巧妙に指揮するオンダロンのビースト・ロード(野獣使い)たちは、何世代にもわたってイジスの人々を悩ませた。おまけに、紛争する両サイドに武器やさまざまな装置を売りつけて、甘い汁を吸おうとする惑星外の貿易商が続出し、事実上の内乱が何世紀も続くことになった。
 当時、旧共和国はまだ勢力を広げている最中で、その力はやがてオンダロンにも及んだ。が、その頃には、惑星の紛争は転換期を迎えていた。もっとも、共和国の官僚たちはそのこともフリードン・ナッドの影響力も知らなかった。らの目に映ったのは、解決の必要がある紛争だけだったのだ。そこでいつものように、この新たに発見された星系を管理するため、ひとりのジェダイ・マスターが選ばれ、イジスの住民は、彼に紛争解決の手助けを要請した。ジェダイ騎士、ウリック・ケル=ドローマは、ちょうどそのとき、オンダロンに到着したのだった。

ジェダイ候補生の試練編集

 少々がむしゃらな行動に出る傾向のあるウリックをリーダーに、3人のジェダイ騎士はオンダロンヘ向かった。ネビュロン・レンジャーに乗って壁に囲まれた都市イジスに向かう途中、彼らはビースト・ロードたちの攻撃を受ける。しかし、平和をもたらすために来たジェダイたちは、反撃しなかった。都市に到着し、アマノア女王と彼女の娘であり後継者のガリアにあわただしく紹介されたジェダイたちは、ビースト・ライダーからイジスと女王を守るよう要請された。
 ジェダイやイジス軍が懸命に手を尽くしたにもかかわらず、ビースト・ライダーの特殊部隊は宮殿の謁見室に侵入し、まんまとガリアを誘拐して立ち去る。マスター・アーカ自身が惑星にやって来なかったことにすでに腹を立てていたアマノアは、さらに激怒し、娘を助けろとジェダイに要求した。ウリックはこの任務を受け入れた。詞に落ちないものを感じた他の2人はしぶったものの、ウリックは彼らの意見を抑え、ネビュロン・レンジャーでオンダロンのジャングルヘと向かった。
 しかし、ビースト・ウォリアー(野獣の戦士)たちが聞いていたより立派な武器を持っていることを知ると、ウリックの自信は揺らいだ。レンジャーは追尾魚雷に撃ち落とされてしまう。ケイ・ケル=ドローマには船を直す自信があったものの、ガリアを救うという任務が優先された。
 宇宙船を降りたジェダイたちにとっては獰猛なボマ・ビーストの攻撃を防ぐ頼みの綱は、野獣と意思の疎通がとれるドット・ド二-タの能力だけだった。ジェダイたちはボマに乗り、ガリアがいる建物へ案内してもらった。ガリアは、リーダーであるビースト・ロードのモドン・キラの息子、オロン・キラと結婚するところだった。救出の試みは早まった行為であることがわかる。「誘拐者」たちが都市に入るよう手引きし、将来の夫のもとへ「さらわれる」ことを許したのはガリア自身だったのだ。混乱したジェダイたちは、オンダロンのビースト大戦の真実を聞かされる。
 オンダロンにおける支配を維持するため、フリードン・ナッドは銀河の他の惑星と接触をとることをいっさい禁じた。何世紀もの間に、多くの者がその布告に挑戦し、イジスの統治者に追放された。都市の内部では政治的な地下組織が作られ、キラたちは内密にそのメンバーたちと働き、物資を支給して、壁に囲まれた都市を出入りしていた、というのだ。
 驚くウリックに、ガリアは、イジスの統治者たちはフリードン・ナッドのダークサイドの力を利用して支配を維持しているのだと打ち明けた。ガリアは両親を愛していたが、これ以上の悪行を黙って見過ごすことはできず、偶然出会ったオロンと結婚するためにイジスを出る道を選択したのだ。モドン・キラは、ガリアとオロンの助けを借り、ジェダイの仲裁で平和的解決を試みようと考えていた。
 しかし、交渉は失敗し、アマノア女王は自分の娘が反逆者だと宣言した。女王は完全にダークサイドに落ちたため、ビースト・ロードたちは戦わざるを得なくなり、最後の全面戦争を開始した。ジェダイがビースト・ロードたちの味方についたものの、戦況は思わしくない。フリードン・ナッドの力が再び目覚め、「光の力」を圧倒しそうになった。
 そんな危機的な状況の中、マスター・アー力がオンダロンに到着した。彼は荒々しいダークサイドのエネルギーを押し戻し、ビースト・ロードたちを勝利に導いた。そしてマスター・アーカは、ガリアと自分の弟子たちを従え、フリードン・ナ・ドの墓石にひざますくアマノア女王のもとへ行く。アーカはダークサイドのエネルギーを枯渇させ、ガリアとオンダロンを自由にした。ダークサイドのエネルギーで生かされていたアマノアは、それがナッドの石棺に封印されると、息絶えた。
 しかし、フリードン・ナッドの信奉者たちは、なおイジスで力を握っていた。そのため、マスター・アーカはイジスに住み、ダークサイドが二度と大きな力を持たないよう見張ることにした。果たして、彼の弟子であるジェダイ騎士達はオンダロンの戦いから何を学んだにであろう。それは時間が経たないとわからない事である。

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