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「陛下、この戦い我らに勝ち目はありません」
―パドメ・アミダラ女王に対し、パナカ[出典]

クァーシュ・パナカ(Quarsh Panaka)は惑星ナブー出身の人間男性で、ナブー王室保安軍キャプテン銀河帝国モフである。若い頃、パナカは銀河共和国特別機動部隊で戦闘経験を積み、コメル宙域で宇宙パイロットたちと戦った。彼はやがてナブー王室保安軍の警備主任となり、細部への気配りとナブーの君主の安全に対する献身的姿勢から、「ナブー一目の利く男」として知られるようになった。32 BBY、ナブーがトレード・フェデレーションによる侵略を受けた際、パナカはパドメ・アミダラ女王とともに一度はフェデレーションの捕虜になった。しかしジェダイ・マスタークワイ=ガン・ジンパダワンオビ=ワン・ケノービによって救出され、ナブーから脱出する。銀河元老院への訴えが期待を背く結果に終わった後、パナカは女王に付き従って母星に戻り、ナブーの戦いに参加した。パナカとアミダラたちは首都シード宮殿へ攻め入り、フェデレーションのヴァイスロイヌート・ガンレイを拘束し、ナブー危機に終止符を打った。

アミダラが退位してナブーの元老院議員になった後、パナカに代わって彼の甥であるキャプテン・グレガー・タイフォがアミダラの新しい護衛になった。パナカは新女王のジャミーラのもとで引き続き保安部隊の長を務めた。クローン戦争が終結し、共和国に代わって銀河帝国が設立されると、パナカはこの新政府に仕えるモフとなった。パナカはナブーの出身である皇帝シーヴ・パルパティーンへの忠誠が篤かったが、オルデランブレアベイル・オーガナ夫妻をはじめとする反帝国主義者たちからも真っ当な人物として評価されていた。3 BBY、パナカは衛星オノアムにある別荘でナブーのダルネ女王やプリンセスレイア・オーガナと対面し、オノアムにおける労働問題について話し合った。その際、パナカはレイアが亡きアミダラによく似ていることに衝撃を受け、彼女の出自に関心を抱いた。しかし会談の直後、パナカはソウ・ゲレラ率いる過激反乱分子パルチザンによって暗殺された。

経歴

生い立ち

「わたしは長い間ナブーの女王に仕えてきました」
―クァーシュ・パナカ[出典]

人間男性、クァーシュ・パナカは銀河共和国時代の末期にミッド・リム惑星ナブーに生まれた。[5] ナブーで暮らす平和的な人間の民族はナブー人と呼ばれ、惑星の固有知覚種族であるグンガンとはこの頃はまだ絶交状態にあった。[3] 若い頃、パナカは銀河共和国特別機動部隊で戦闘経験を積み、故郷のコメル宙域で宇宙パイロットたちを相手に戦った。やがて彼はナブー王室の警備主任となり[4]近衛兵保安隊宇宙戦闘機部隊等によって構成される[6] ナブー王室保安軍キャプテンとなった。[3]

共和国時代末期

ナブーの危機

Panaka Ep1

キャプテン・パナカ

32 BBY当時、パナカは14歳のパドメ・アミダラ女王に仕え、彼女の安全に目を光らせた。ナブーが惑星規模の侵略に対して脆弱であることを知っていたパナカは、より強力な保安対策を講じるよう訴えたが、ナブー王室顧問評議会は今までどおりの平和主義政策を維持するよう、女王を説得した。[5] しかしこの、共和国の銀河元老院自由貿易圏への課税が決定されたことへの報復として[7]ヌート・ガンレイ率いるトレード・フェデレーションがナブーを封鎖した。共和国のフィニス・ヴァローラム最高議長ジェダイ・マスタークワイ=ガン・ジンパダワンオビ=ワン・ケノービを特使としてナブーへ派遣すると、フェデレーションはナブーへの侵略に踏み切った。[3] しかしフェデレーションのバトル・ドロイドがナブーの首都シードへ侵攻しても、アミダラは平和的な交渉による問題解決を望み、市民に抵抗をしないよう命じた。[8]

フェデレーションがシード宮殿へ侵攻する前に、王室保安軍は侍女の1人であるサーベを女王の影武者として変装させ、代わりにアミダラを侍女に紛れ込ませた。フェデレーションを率いるニモーディアンたちは影武者の変装に気づかなかったが、結局パナカと本物の女王もシオ・ビブル総督らと一緒にバトル・ドロイドによって拘束された。サーベが協定書への署名を拒否した後、女王とパナカたちはバトル・ドロイドによって収容キャンプへ連行されることになった。その道中、クワイ=ガンとオビ=ワンが女王の救出に駆けつけ、ドロイドを破壊してパナカたちを解放した。パナカは女王のナブー・ロイヤル・スターシップが駐機されているシード・ハンガーへジェダイを案内し、今後の行動について議論した。パナカは、アミダラの署名がなければ侵略を正当化することができないため、フェデレーションが女王を殺すことは無いだろうと発言したが、クワイ=ガンはその考えに否定的だった。結局、一行はナブーの状況を共和国に訴えるため惑星から脱出することになった。[3]

PaNaKa

女王の宇宙船に乗ったパナカ

方針が決まると、ジェダイとパナカたちはシード・ハンガーナブー王室宇宙戦闘機部隊パイロットを解放し、ロイヤル・スターシップを奪回して離陸した。スターシップはナブー軌道でフェデレーションの封鎖艦隊の攻撃を受け、偏向シールド発生装置に損傷を負うも、アストロメク・ドロイドR2-D2の活躍で危機を回避した。船は無事ナブー星系からジャンプしたが、ハイパードライブ発生装置がパワー漏れを起こしていたため、コルサントまで飛ぶことはできなかった。クワイ=ガンとオビ=ワンが船の修理と部品調達のためアウター・リム・テリトリーの惑星タトゥイーンへの寄港を提案した際、パナカはハット犯罪王が支配する危険な惑星に女王を連れて行くことはできないと反論したが、クワイ=ガンはどこに行っても危険なことには変わりがないと答えた。[3]

タトゥイーンへ航行中、パナカはナブー脱出時に活躍したアストロメク・ドロイドをアミダラに紹介し、R2-D2という個体名を読み上げた。その後、キャプテンは改めてジェダイの提案に反対意見を述べたが、女王はクワイ=ガンの判断を支持した。タトゥイーンに到着した後、パナカたちはスターシップに居残り、クワイ=ガンとグンガンのジャー・ジャー・ビンクス、R2-D2がモス・エスパの街へ部品調達に向かうことになった。その際、パナカは“女王の意思”を尊重し、侍女に変装したアミダラを任務に同行させてやってほしいとクワイ=ガンに頼んだ。彼らが出発した後、ロイヤル・スターシップはナブーに残ったビブル総督からのホログラム通信を受け取った。ビブルはナブーの悲惨な状況を伝え、女王に連絡を請うたが、オビ=ワンは逆探知を目的としたフェデレーションの罠だと判断し、返信はしないようパナカたちに指示した。その後、クワイ=ガンとアミダラたちは奴隷の少年アナキン・スカイウォーカーの助けを借りてハイパードライブを手に入れることに成功し、その過程でアナキンを自由の身にした。出発直前、パナカはクワイ=ガンが謎の戦士襲撃を受けていることに気づいた。しかしクワイ=ガンは離陸したロイヤル・スターシップに飛び乗り、無事にタトゥイーンから脱出することができた。[3]

ナブーの戦い

「貿易特権とやらともこれでおさらばだ」
―ヌート・ガンレイに対し、パナカ[出典]
Panaka Amidala

シード宮殿で女王と共に戦うパナカ

コルサントに到着した後、女王はナブー代表のシーヴ・パルパティーン元老院議員と合流し、銀河元老院会議場でフェデレーションの暴挙を訴えた。パナカはコルサント滞在中も忠実にアミダラの護衛を続け、彼女ヴァローラムに対して不信任案を提出した際もその場に居合わせた。500リパブリカにあるパルパティーンのアパートメントに戻った際、アミダラは新議長選挙の結果を待つよりも、ナブーに戻って自ら問題解決に当たることを決意した。パナカは安全なコルサントにとどまってほしいと訴えたが、アミダラは考えを曲げず、結局クワイ=ガンやオビ=ワンらと一緒に故郷へ戻ることになった。今回ばかりはクワイ=ガンもパナカと同意見だったが、アミダラはグンガン・グランド・アーミーを味方につければ勝機があると考えていた。[3]

ナブー到着後、一行はジャー・ジャーの案内でグンガンの聖地を訪れ、ボスルーガー・ナスとの交渉に臨んだ。その際、アミダラはサーベは影武者で自分が本物の女王であることを全員の前で明かし、ボス・ナスの信用を得た。[3] また、パナカとアミダラはフェデレーションとの決戦に向けて抵抗勢力を組織した。彼らはフラッシュ・スピーダージアン・スピーダーを調達し、フェデレーション包囲下にあるシードへの潜入に備えた。[9] グンガンを交えた作戦会議の結果、グランド・アーミーが大草原で陽動作戦を展開するあいだ、女王とジェダイのチームがシードに潜入し、ヴァイスロイを拘束することになった。滝の中に隠された秘密の通路を使ってシードに潜り込むと、パナカたちはまずはじめにシード・ハンガーを襲撃し、惑星軌道のルクレハルク級ドロイド司令船を破壊するのに必要なN-1スターファイターを解放した。ハンガーの制圧に成功した後、タトゥイーンで遭遇したシス卿ダース・モールが再び彼らの前に姿を現したが、クワイ=ガンとオビ=ワンがモールの相手を引き受け、女王とパナカのチームは作戦通り宮殿へ向かった。[3]

Panaka-Amidala

ナブーの戦いの後、パナカとアミダラ

パナカと女王のチームは宮殿に入り込むことに成功したものの、大量のB1バトル・ドロイドが宮殿内の通路で彼らの前に立ちふさがった。銃撃戦のさなか、パナカは通路の窓をブラスターで破壊し、アセンション・ガンを使って外側の壁から上階へ登るよう部下たちに命じた。彼らはそのまま玉座の間へ攻め入ろうとしたが、ドロイデカの部隊に完全包囲され、降伏を余儀なくされる。ヴァイスロイ・ガンレイは玉座の間へ連行されたアミダラに協定書への署名を求めた。しかしその直後、女王に変装したサーベ率いる別動隊が部屋の外に姿を現した。ガンレイはサーベが本物だと思い込み、室内にいたバトル・ドロイドに追跡を命じたが、アミダラは警備が手薄になったすきに玉座に隠されていた2丁のブラスターを取り出し、そのうち一方をパナカに投げ渡した。アミダラとパナカは部屋に残っていたドロイドを迅速に始末し、形勢を逆転させた。[3]

ナブーの戦いがナブー/グンガン連合軍の勝利で幕を閉じた後、パナカはヴァイスロイ・ガンレイと副官のルーン・ハーコを共和国に引き渡した。その際、パナカは共和国の宇宙船へ連行されていくニモーディアンたちに、“貿易特権ともおさらばだ”という言葉を投げかけた。その後、パナカや女王、共和国の新議長になったパルパティーン、コルサントからやってきたジェダイ最高評議会メンバーたちは、ダース・モールとの対決で命を落としたクワイ=ガンの葬儀や、パレス・プラザで開かれた祝勝のパレードに参加した。[3]

新女王のもとで

パナカはナブー危機の後もアミダラに仕え続けた。アミダラが2回の任期を終えて退位し、ナブーの元老院議員となった際、パナカは彼女の個人的なボディガードとしての役割を終え、甥のキャプテン・グレガー・タイフォと交代した。[10] しかし彼は新しく女王となったジャミーラのもとで引き続き保安軍の長を務めた。[4] 共和国と独立星系連合クローン戦争で争っていた頃、パナカは惑星オルデランヴァイスロイベイル・オーガナと何度か顔を合わせたことがあった。[2]

帝国のモフ

「パナカとはいつか行動を共にできるかもしれないと期待していた。帝国最高位の高官で、皇帝への忠誠心は厚いけれど、いちばんまっとうな人間だった。パナカは最後の希望だったのよ」
ブレア・オーガナ[出典]
Saw Gerrera 2BBY

パナカの暗殺を手引きしたソウ・ゲレラ

クローン戦争が終結した際、最高議長パルパティーンは共和国に代わる新政府銀河帝国設立し、自らその初代銀河皇帝となった。[11] パナカはナブー出身者である皇帝パルパティーンを変わらず支持し続け、やがてコメル宙域を治める総督モフに任命された。この頃、パナカはナブーの衛星オノアム別荘を構え、しばしばここに滞在した。[2]

3 BBY、人道支援活動のためオノアムを訪れたオルデランのプリンセスレイア・オーガナが、ナブーのダルネ女王とともにモフ・パナカとの会談を求めた。オノアムの労働問題と帝国の汚職を目の当たりにしたレイアは、ダルネ女王が人格者と請け合ったモフ・パナカに直訴し、少しでも状況を改善したいと考えていたのである。パナカは会談の要請に応じ、オノアムの別荘にレイアとダルネを招き入れた。その際、パナカはナブーの伝統衣装である祝賀のドレスに身を包んだレイアを見て亡きアミダラ女王を思い出し、衝撃を受けた。パナカはレイアとダルネの報告に耳を傾け、鉱山監督者の不正をなくすためのシステムを構築するというレイアの提案を受け入れた。話し合いが終わると、レイアがオーガナ家の実子ではないことを知っていたパナカは、彼女の年齢や生い立ちについて探りを入れたが、彼女自身、本当の両親について何も知らなかった。パナカはレイアの件を皇帝パルパティーンに報告することに決め、オノアムにおける監督者の不正を無くすと約束し、2人と別れた。しかしレイアとダルネが去った直後、ソウ・ゲレラ率いる過激反乱分子パルチザンによって別荘が爆破され、パナカは命を落とした。[2]

生前、パナカは皇帝パルパティーンに装飾品の像を贈っていた。4 ABY当時、パルパティーンは故パナカのプレゼントである像を他のコレクションと一緒に、第2デス・スターバトル・ステーションにある玉座の間の入り口に飾っていた。[8]

登場エピソード

参考資料

脚注