パウアン(Pau'an)はウータパウン(Utapaun)とも呼ばれていた細身で手足の長いヒューマノイド種族。アウター・リム・テリトリーの惑星、ウータパウ出身。彼らは惑星のシンクホール(縦穴)の中に住み、土着の生き物であるヴァラクティルを騎乗用に使っていた。
生態と特徴
パウアンは惑星ウータパウ出身のヒューマノイド種族で、灰色の肌には皺が寄っており、目は落ちくぼんでいた。彼らの細い腕の先には、5本の長い指と爪のある手が付いていた。その恐ろしげな外見に加え、パウアンには長身という特徴があった。クローン戦争時代にウータパウの宇宙港行政長官を務めていたティオン・メイドンは、身長およそ2.06メートルだった。彼らはベーシック言語を話すことができた。彼らの聴力は過敏で、虚弱な耳を保護するために特殊なカバーで覆っていた。
社会と文化
知覚種族だったパウアンは、物事を知的に考えることができた。故郷ウータパウに暮らすパウアンは、日向よりもむしろ日陰を好んで生活し、彼らの都市は惑星に無数に存在したシンクホール(縦穴)の中につくられていた。彼らの主要な都市兼宇宙港はパウ・シティで、総督や警視正、宇宙港行政長官といった様々な役人がこの街を管理していた。彼らはウータパウで少なくとも3つの他種族(ウータイ、アマニ、スーギ)と共存していた。パウアンは素早く移動するヴァラクティルを飼いならし、騎乗用の動物として使っていた。
歴史
クローン戦争の終盤、惑星ウータパウは独立星系連合によって占領された。グリーヴァス将軍を捜索していたジェダイ・マスター・オビ=ワン・ケノービがパウ・シティを訪れた際、ティオン・メイドン行政長官が彼を迎え入れ、密かにグリーヴァス将軍の居場所を教えた。その後、銀河共和国はパウアンを解放するために攻撃を開始した。
ヤヴィンの戦い以前、大尋問官と呼ばれるパウアンがジェダイ・ハンターとして銀河帝国に仕えていた。彼はフォースのダークサイドの使い手で、オーダー66を生き延びたジェダイの残党狩りを任されていた。
ヤヴィンの戦い当時、惑星コルサントのレベル1997にあるカンティーナで1名のパウアンが働いていた。彼はアナンドラとサンティゴ・マイロン姉弟に店で働かないかと持ちかけたが、断られた。
登場作品
- スター・ウォーズ:ギャラクティック・ディフェンス
- クローン・ウォーズ – ジェダイの過ち (後付設定)
- クローン・ウォーズ – ジェダイの死
- クローン・ウォーズ – クリスタルを捜して (回想シーン)
- クローン・ウォーズ – クリスタルの危機
- クローン・ウォーズ – ビッグバン (回想シーン)
- スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 (初登場)
- アソーカ
- スター・ウォーズ 反乱者たち/反乱の口火
- 反乱者たち(1) 反乱の口火
- 反乱者たち – マスター救出作戦
- 反乱者たち(2) 帝国の日
- 反乱者たち – 候補生エズラ
- 反乱者たち – 帝国の日
- 反乱者たち – つのる力
- 反乱者たち – ジェダイへの道 (エズラ・ブリッジャーのヴィジョンの中に登場)
- 帝国の奉仕者:帝国の正義
- 帝国の奉仕者:秘密のアカデミー
- 反乱者たち – 反乱の呼びかけ
- 反乱者たち – チームの絆
- 反乱者たち – 銀河に広がる火
- 反乱者たち – 忍び寄る闇 (ヴィジョンの中に登場)
参考資料
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- スター・ウォーズ ギャラクティック アトラス
- スター・ウォーズ キャラクター事典 完全保存版
- Pau'an - 公式データバンク