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この記事はクリーチャーを扱っています。お探しの記事はTVシリーズのエピソードかもしれません。

「あれだけのバンサの毛があればセーターが10着は作れるな。もちろん自分で編む訳じゃないぞ。それはドロイドの仕事だ」
ジョハール・ケッセン[出典]

バンサ(Bantha)は砂漠惑星タトゥイーンに棲息した巨大な哺乳類クリーチャーである。全身が深い毛に覆われ、オスは丸い2本の角を生やしていた。タトゥイーンの原住民であるタスケン・レイダーはバンサを騎乗用に飼いならした。タスケンとバンサのあいだには神秘的とも言える深い絆があった。また、バンサのブルー・ミルクと呼ばれ、飲み物としてタトゥイーン以外の惑星でも親しまれていた。

生態と特徴[]

アウター・リム・テリトリー惑星タトゥイーンに原住したバンサは、長い毛に覆われた大きな4足歩行動物である。[4] バンサは哺乳類のクリーチャーで、草食動物だが砂漠に生息し、群れを成して荒野を移動した。[5] バンサの平均体高は2.5メートル[2]、成獣の平均体重は4,000キログラムだった。[3] バンサは好奇心を浮かべた明るい目を持ち、オスの頭には一対の長い渦巻き形の角が生えていた。バンサはたやすく飼いならすことができるため、銀河系の多くの惑星で飼育されていた。[4] メスのバンサはブルー・ミルクとして知られる青いを出した。[3]

亜種[]

の惑星ネルヴァーンには白いバンサが棲息していた。ネルヴァーンのホワイト・バンサは長くて黒い角を生やし、標準的なバンサと同様に毛深い動物で、荷役用に飼いならされていた。[3]

タトゥイーンにおけるバンサ[]

Bantha skeleton

タスケンによって埋葬されたバンサ

母星タトゥイーンにおいて、バンサは水分農場で荷役動物として使われ、砂漠の遊牧民タスケン・レイダーにとっては忠実な乗り物となった。[4] バンサは食用の動物としても知られたが、タスケンがバンサを食べたり傷つけたりすることは決してなく、非常に大切に扱っていた。タスケンは幼い頃から1匹のバンサを育て、タスケンの少年はオス、少女ならメスのバンサを持っていた。そしてタスケン同士が結婚するときには、夫婦が飼っているバンサもつがいとなった。タスケンとバンサの絆には神秘的な一面があり、乗り手が命を落とせば、バンサもしばらくして息を引き取った。また、もしバンサが持ち主よりも先に死んだ場合、タスケンと仲間のバンサはその死体を丁重に扱い、広い墓地に埋葬した。[3]

タスケン・レイダーはバンサに乗ってジャンドランド荒野を離れ、獲物を襲撃した。[3] その際、彼らは砂の上にほとんど跡を残さないよう、バンサを一列縦隊にして移動した。こうすることで、彼らは部族を規模を効果的に隠していたのである。[4]

バンサと文化[]

Bantha-SWE

正面から見たバンサ

バンサは乗り物としてだけでなく食品や衣類としても役に立ち、肉から血に至るまで余すところなく利用可能な動物だった。[3]

  • バンサの乳と肉は銀河系で一般的な食品だった。[4] バンサのメスからとれる濃いブルー・ミルクは、アイスクリームヨーグルトバターの原材料となった。肉はジャーキー、ステーキ、バーガーの素材となり、調理の燃料にかわかしたバンサの糞が使われることもあった。[3]
  • バンサの血液バンサ=ブラッド・フィズと呼ばれる炭酸飲料になった。また、アーディース(別名ジャワ・ジュース)はバンサの皮と発酵させた穀物を一緒にすりつぶしてできたものだった。[3]
  • バンサの皮や毛はブーツ、ジャケット、セーター、家具をつくる素材になった。[3][4][6]
  • バンサの餌の悪臭にちなみ、大嫌いなものを指して使うバンサ・プードゥー(Bantha Poodoo)という俗語があった。[3]
  • 誰の目にも明らかな大問題を意味する慣用句として「部屋の中のバンサ」(The bantha in the room)という表現が使われることがあった。[7]

歴史[]

タトゥイーンのモス・アイズリー宇宙港にあるチャルマンのカンティーナでは、バンサの乳であるブルー・ミルクや、バンサの皮を使ったジャワ・ジュースが人気メニューだった。[3] クローン戦争の直前には、銀河共和国首都惑星コルサントにあるデックス・ダイナーでもジャワ・ジュースが提供されていた。ジェダイ・ナイトオビ=ワン・ケノービは、友人のデクスター・ジェットスターに会うためダイナーを訪れた際、WA-7ウェイトレス・ドロイドFLOの勧めに従ってジャワ・ジュースを注文した。[8]

ユブリキアン・インダストリーズ社バンサIIカーゴ・スキッフと呼ばれるリパルサーリフトスキッフを製造した。[4]

銀河内戦中、タトゥイーンに派遣された反乱同盟軍兵士たちは、地元のバンサを飼いならして戦力に加えた。バンサに乗った歩兵は“バンサ・ライダー”と呼ばれた。彼らはバンサに敵の防壁を突破する技を仕込んでいた。[6]

登場作品[]

参考資料[]

脚注[]

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