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バロー・オイカン(Barrow Oicunn)は共和国宇宙軍の将校であり、のちに帝国宇宙軍提督となった人間男性である。クローン戦争が勃発して銀河系中に戦火が広がったとき、オイカンは銀河共和国戦争評議会の管轄に入ったばかりのハンバリン宙域防衛軍に加わった。オイカンの故郷であるハンバリンは度重なる独立星系連合の攻撃によって苦しめられていた。下級将校だったオイカンは共和国プロトコルの規制範囲内で昇格を果たし、彼がつくった戦術が戦いに採用される。戦争が長引くと、共和国がハンバリン防衛軍から人員を引き抜いたため、グリーヴァス将軍による攻撃でハンバリンは敗北する。オイカンの家族はハンバリンの戦いで滅びてしまい、惑星は放棄された。オイカンは彼の仕える政府に対する評価を考え直したが、共和国宇宙軍の主要部隊に仕えざるを得なかった。

コルサント防衛艦隊に仕えたオイカンは、彼の故郷選出の元老院議員バーナ・ブリムーと対面した。彼女はオイカンをハンバリンの英雄と評した。コルサントの戦いでは、彼は<マス・ラムダー>に乗り込み、政府の方針に幻滅していながらも、共和国のために戦い続けた。そのためオイカンはパルパティーンによるニュー・オーダーを歓迎し、銀河帝国が銀河における平和と正義の維持を可能にすると信じた。オイカンは新体制の統治者に対する大きな尊敬を抱き、帝国宇宙軍では瞬く間に昇格していき、やがては提督の階級を獲得する。

経歴

クローン戦争

22 BBY銀河共和国独立星系連合のあいだにクローン戦争が勃発した。戦争は銀河系規模に拡大し、やがてバロー・オイカンの故郷である惑星ハンバリンにも飛び火した。破壊的なこの戦争における自分の役割を求めたオイカンは、ハンバリン宙域の防衛軍に加わった。この防衛軍は銀河共和国戦争評議会によって再編成され、共和国の防衛軍と同化しており、共和国のプロトコルと基準に従わされていた。ハンバリンが独立星系連合による一定の絶え間ない攻撃にさらされると、オイカンは下級将校だったにも関わらず、敵を倒すための戦略を使う機会を与えられた。

ハンバリンは戦い続けたが、共和国はこのエキュメノポリスから軍隊を引き抜き、より重要な戦線へと回さなければならなくなった。その結果、ハンバリンは独立星系連合のグリーヴァス将軍の標的に選ばれることになる。将軍は<インヴィジブル・ハンド>から1時間にわたる爆撃を行い、惑星の外殻を融解させ、住民を完全に滅ぼしてしまった。オイカンの家族も混沌の中で命を落とし、彼は共和国に対する信頼を大きくぐらつかせた。彼は共和国政府が銀河中の加盟惑星の平和と安全を維持できるとは、もはや考えなくなっていた。ハンバリンが破壊され、放棄されたため、その防衛軍も解散し、オイカンはコルサント防衛艦隊に移籍する。

コルサント防衛

防衛艦隊に配置されたオイカンは、ドレッドノート級重クルーザーマス・ラムダー>の砲術将校として軍に仕えた。休暇を与えられたとき、彼はコルサントに滞在し、ハンバリン宙域の元老院議員バーナ・ブリムーと友人になった。オイカンは議員とハンバリンの不幸な運命について話し合い、ブリムーは彼のことを故郷の英雄と呼んだ。この称賛はオイカンの士気を上昇させ、まもなく愛する人々のための復讐の機会を、コルサントの戦いで得ることになった。

19 BBY、グリーヴァス将軍がコルサントに破壊的な攻撃を仕掛けた。その中で、将軍は銀河元老院最高議長パルパティーンを誘拐し、<インヴィジブル・ハンド>で首都惑星から逃げ去ろうとした。敵の脱出準備が進む中、<マス・ラムダー>は連合側の軍艦数隻に致命的な損傷を与えた後、<インヴィジブル・ハンド>を止めに入った。<マス・ラムダー>は激しいターボレーザー砲の攻撃を<インヴィジブル・ハンド>と交わし、オイカンはハンバリンを滅ぼした将軍を倒す機会を楽しんだ。しかし巨大な<インヴィジブル・ハンド>は火力で勝っていたため、<マス・ラムダー>は退却を余儀なくされる。その後、パルパティーン議長はジェダイによって救出された。ハンバリンの残酷な末路があったにも関わらず、共和国にゆるぎない忠誠をつくし、模範的に軍に仕えた結果として、オイカンは特権階級に昇格することになった。彼はやがて、最高機密である超兵器デス・スター建造を防衛するヴェネター級スター・デストロイヤーに乗り込むことになる。

帝国のニュー・オーダー

LtOicunn

デス・スターの防衛艦隊の旗艦に乗り込むオイカン中尉

コルサントの戦いからまもなくクローン戦争は終結し、パルパティーン最高議長は権力を手にしたまま、共和国を銀河帝国へと再建した。オイカンは銀河皇帝となったパルパティーンの政治方針を歓迎し、新しい強力な政治組織はハンバリンで起こったような悲劇を防止できるだろうと信じた。ジェダイの反乱が起こるという噂が彼の耳にも届いたが、帝国のニュー・オーダーが銀河系中の平和と正義を守ると信じていたオイカンは、噂に全く取り合わなかった。ニュー・オーダー宣言の直後、オイカンが仕えるスター・デストロイヤーに、皇帝自身と、彼の新しい弟子ダース・ヴェイダーウィルハフ・ターキン総督が乗り込んだ。

オイカンはこうした帝国の統治者たちを大いに称賛し、が進むにつれ、帝国宇宙軍の指令系統の中で昇格していった。彼はやがて提督の階級にまで上り詰め、将来のストームトルーパーのためのクローン遺伝子提供者となった。数年後、オイカン提督はケッセル・ランに関係する、ある種の不可解な不運に見舞われた。このことについては、セイト・ペスタージュ大宰相マクシミリアン・シアドン司令官の報告書にも記載されていた。

個性と特徴

極端な忠誠心を持つバロー・オイカンは、私情を差し挟むことなく、忠実に上官に仕えていた。ハンバリン宙域の防衛艦隊に仕えていたとき、彼は制限的な共和国軍の教義に適応し、それに“インスパイアされた”とみられる戦術を編み出した。ハンバリンの破壊的損失によって、共和国に対するオイカンの信頼はぐらついたが、結局彼は独立星系連合と戦い続けた。オイカンは共和国が現行のままでは効果的に加盟惑星を保護することは出来ないと考え、新しく誕生した銀河帝国とニュー・オーダーを歓迎した。帝国軍の中で昇格していったオイカンは、模範的な兵士として見られるようになった。彼は荒廃した故郷への誠意と、銀河帝国に対する忠誠を、理想的に調和させていた。

制作の舞台裏

このキャラクターは、ジョージ・ルーカス監督の『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』の最後の場面で、エキストラとして登場した。その後、StarWars.com Hyperspaceの『What's The Story?』という特別記事において、ダニエル・Fがこのキャラクターの裏設定をつくった。ダニエル・Fはバロー・オイカンと『シスの復讐』のカット・シーンにつながりを持たせようと、ハンバリンやバーナ・ブリムーとの関係を描いた。彼のファースト・ネームである“バロー”はジェイムズ・フロイドによって与えられ、本名は『The Complete Star Wars Encyclopedia』(未邦訳)によって明かされた。

登場作品

参考資料

脚注

他の言語

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