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ハーコフ[1](Harkov)は、銀河内戦中に帝国宇宙軍に仕えた提督ホスの戦いの直後、ハーコフは長年続いていたシーパン内戦を終結させる任務を与えられ、シーパン星系に秩序を取り戻すことに成功した。しかし一方で、彼は戦闘のさなかに、内戦で争う両陣営に銀河帝国の兵器を売り払っていた。また、帝国からの離脱を考えていたハーコフは、同時に共和国再建のための同盟との交渉も進めていた。ハーコフは、指揮下の艦隊も引き連れて離脱するという条件で、反乱同盟から十分な報酬を得る約束を交わした。ハーコフは背信行為を隠そうとしたが、やがて帝国から疑いの目を向けられるようになり、秘密を守るためモードン提督を殺さなければならなくなった。調査の手が迫り、ハーコフは予定よりも早い離脱を余儀なくされたが、皇帝のシークレット・オーダーと、ダース・ヴェイダー率いる帝国軍が彼の企みを挫いた。反乱同盟軍の手助けもむなしく、ハーコフは帝国によって捕えられ、シスの暗黒卿に尋問された後、処刑された。

経歴

帝国軍将校

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反乱同盟との会合に赴くハーコフのシャトル

ヴィクトリーI級スター・デストロイヤープロテクター>と、EF76ネビュロンBエスコート・フリゲート艦<アカーガ>を含む小規模な艦隊を指揮していたハーコフは、一見、典型的な銀河帝国提督といった存在だった。しかし、彼には裏の顔があった。3 ABYの時点で、帝国の兵器や機材を横流しする機会を掴んでいたハーコフは、代金を支払いさえすれば、どんな相手にもそれらを売り払っていた。彼はまた、共和国再建のための同盟が自分のために十分な報酬を支払ってくれるのであれば、帝国から離反してもよいと考えるようになった。

しかし情報漏れにより、モードン提督はハーコフに裏切りの可能性があることを知り、彼の陰謀は危うく暴かれるところだった。陰謀や離反計画が明るみに出た場合、帝国によってあっという間に処罰が下され、命すら危うくなることを理解していたハーコフは、すぐにモードンに対して行動を起こし、この提督を暗殺させた。モードンのに関する調査が行われたものの、犯人の特定には至らなかった。公には、モードンの死因は自然死であると発表された。

ホスの戦いの直後、ハーコフはモン・モスマを含む反乱同盟軍の指導者たちと秘密の会合を行った。ハーコフは彼女たちに同盟軍へ離脱する意思があることを明かし、その際には艦隊も引き連れていくと約束した。ハーコフのことを疑いつつも、経験豊かな将校を必要としていた反乱軍はリスクを犯すことに決め、報酬に関する交渉を始めることに同意した。

Harkov

モン・モスマと対面するハーコフ

シーパン内戦

ハーコフの、帝国軍の提督としての最後の任務のひとつは、惑星ディモックリポブラスの住民が繰り広げていたシーパン内戦を終結させることだった。帝国は、シーパン星系で行われていたこの紛争が、周辺の星系へと飛び火することを阻止したいと考えていたのである。ハーコフは密かに両陣営に兵器や機材を供給していたが、帝国はそのことを知らなかった。しかし、矛盾した報告書を受け取った皇帝のシークレット・オーダーは、ハーコフの活動に疑問を持つようになる。

今後の軍事活動について、ハーコフが乗組員に対し1時間に及ぶ説明を終えた後、<プロテクター>はハイパースペースにジャンプした。シーパン星系に到着したこのスター・デストロイヤーは、ディモックがリポブラスの船団を攻撃している現場に遭遇し、戦いに介入した。この任務の中で、新しくTIEパイロットとして配属されたマーレック・スティール(彼はシークレット・オーダーの命令で動いていた)は、リポブラスの宇宙船内に帝国の兵器を発見したが、敵はすぐに兵器回収のために行動を起こした。間もなく、リポブラスが行った、ディモックの科学研究機関ユーストに対する報復攻撃を止めるため、<プロテクター>は現地へと発進した。シークレット・オーダーはスティールに施設の調査を命じ、彼はまたしてもそこで帝国の兵器を発見することになった。スティールの活動によってシークレット・オーダーに陰謀を暴かれることを恐れたハーコフは、TIEパイロットに対し、命令の範囲を超えた行動をとらないよう警告した。

次にハーコフは、IPV-1システム・パトロール・クラフトグラス>を救出する活動を開始した。この船には、内戦から逃れたリポブラスの科学者たちが乗っていた。帝国軍は、難民の安全を確保するために、リポブラスとディモック両軍の攻撃をかわさなければならなかった。その後、帝国情報部はリポブラスとディモックの指導者たちがシーパン8付近で合流したことを知り、両陣営が帝国に対して団結しようとしていることが明らかになった。帝国は彼らを捕まえるために攻撃を開始し、作戦は成功に終わった。しかし、会合場所の宇宙船が運んでいたのは、リポブラスとディモックの指導者ではなく、その子どもたちだった。彼らは、内戦を繰り広げていた両陣営が、協定の締結を確実にするため用意した人質だったのである。

シーパンの指導者たちを捕まえることを目的とした任務の中で、マーレック・スティールはカーゴ・フェリーゴーデンダッグ>やCR92aアサシン級コルベットランカ>の船内で、また新たに帝国の兵器を発見した。これは、何者かが帝国の物資を両陣営に売却していることを示す、新しい証拠だった。戦闘中、ハーコフはコムリンクの優先チャンネルで連絡を受け、帝国の物資を横流しした人物の調査が続いていることを知らされた。<プロテクター>の積み荷目録の矛盾から、調査の手はハーコフの旗艦へと迫ったが、彼は調査官の質問を船の補給係将校へとそらそうとした。

Protector TIE

ハーコフの旗艦、<プロテクター>

ディモックとリポブラスが帝国に対抗するために団結したため、帝国軍は武力による問題解決を余儀なくされた。そのため、<プロテクター>は以前の戦いで失われたTIEファイターTIEインターセプターの穴埋めに、新型のITEアヴェンジャースターファイターの補給を受けることになった。<プロテクター>は、エスコート・キャリアートロップソバー>と合流するため、惑星ガーボード2へと移動した。ディモックとリポブラスからの襲撃が予想されたため、数名のパイロットが移送の護衛に割り当てられた。合流地点に別勢力の宇宙船もやってくるのではないかと疑っていたシークレット・オーダーは、異変に目を光らせておくよう、スティールに指示を出した。シーパン連合軍による攻撃が撃退された直後、TIEアヴェンジャーの移送は完了したが、現場にやって来たシャトルオムラウト>を調査したスティールは、この船に反乱軍の重要メンバーが乗っていることを突き止めた。ハーコフ提督は、命令を超えた行動を取るスティールを戒め、好奇心はトラブルのもとになりかねないと警告した。

<オムラウト>は<プロテクター>へとドッキングし、反乱軍のメンバーは話し合いのためにすぐにハーコフの部屋へと移動した。シークレット・オーダーは、帝国の軍需品が不足している問題の原因はハーコフにあり、彼がシーパン内戦の両陣営や反乱同盟と闇市場で取り引きを行っていると結論付けた。その後、シークレット・オーダーはこの疑惑をダース・ヴェイダーに報告した。このシスの暗黒卿は、ハーコフに対処を開始する前に、証拠を示すように指示した。

帝国の攻撃で甚大な損害を出したシーパン内戦の両陣営には、もはやほとんど選択肢は残されておらず、帝国の支配のもとでの平和を受け入れざるを得なかった。<プロテクター>へと連れられたディモックとリポブラスの指導者たちは、ハーコフに促され、戦争は終結したと宣言し、帝国との協力関係が平和と繁栄をもたらすだろうと約束した。

離反

シーパン内戦が終結した後、シークレット・オーダーはスティールを一度ハーコフのもとから移した。しかし、彼らはハーコフの陰謀を暴くため、再びスティールを<プロテクター>に戻した。スティールの到着から数後、ハーコフは側近の顧問たちと対面した。ハーコフは、スティールが皇帝パルパティーンのために働くスパイである可能性を恐れていた。ハーコフは数日以内に反乱同盟軍へと離反するつもりであり、もしスティールがスパイだったとすれば、計画の頓挫が危ぶまれた。ハーコフの顧問のひとり、ヴォンドラルンは、事故のように見せかけてスティールを排除するよう指示を出した。

スティールは、シールドを搭載していない乗り物を使って機雷原を除去する方法を、新米のパイロットに教えるよう指示された。スティールが機雷の除去を始めると、ハーコフはウイングマンを務める新米(実際は経験豊かなパイロットだった)に連絡を取り、スティールを暗殺するよう命令した。しかし、ハーコフの行動を予期していたシークレット・オーダーは、スティールを救出するためにネビュロンB2フリゲートオスプレイ>を派遣していた。スティールが<オスプレイ>に向かって逃げた後、反乱軍のMC80a軽クルーザーマーガレット>が現地にやって来た。<マーガレット>と合流した<プロテクター>は、ハーコフの部下のひとりを乗せたシャトルをすぐに送り出した。TIEアヴェンジャーと反乱軍のXウイングはスティールを追跡したが、彼は逃げ切って<オスプレイ>に回収された。

ハーコフはスティールを取り逃がしてしまったことに激怒した。離反計画が暴露してしまったことで、ハーコフはいまや帝国と敵対関係にあった。もはや彼には、反乱軍から1デシクレッドすら支払われなくとも、帝国から離脱するしか選択肢が残されていなかったのである。ハーコフは失態を犯したヴォンドラルンをすぐに処刑した。反乱軍からの供給品に依存することになった<プロテクター>は、反乱軍供給基地DS 5へと向かった。

ハーコフを見つけ出すため、帝国は即座に反乱軍の基地があるかもしれない複数の地点にアサルト・ガンボートの偵察ユニットを派遣した。偵察ユニットに与えられた指令は、ハーコフを見つけ出して報告することであり、皇帝はハーコフの尋問と処刑任務をダース・ヴェイダーに与えた。偵察ユニットはハーコフの勢力とは戦わなかったが、遭遇したすべての反乱軍供給庫を破壊することになっていた。最終的にDS 5と<プロテクター>を発見したのは、マーレック・スティールの偵察ユニットだった。帝国軍はハーコフの供給ラインを断つために行動を起こし、手始めにステーション貨物コンテナ破壊した。

偵察飛行が終わってから1時間以内に、帝国軍は再び出撃してDS 5に向かう供給船団(BFF-1バルク・フレイター船団のカーフロモジュラー・コンベヤー船団のソロスーブコンテナ・トランスポートモーガス1>と<モーガス5>、そしてCR90コルベット船団のサンドッグから成る)を壊滅させた。供給ラインから切り離されてしまったハーコフは、小規模な軍事活動すら行うことができなくなり、<プロテクター>は事実上足止め状態になった。帝国がすぐに次なる攻撃を開始したため、ハーコフには作戦を調整する暇もなかった。帝国はTIEアヴェンジャー部隊を使い、ハーコフのスターファイター部隊の戦力を削った。

ハーコフを捕まえるため、帝国は<プロテクター>へ乗り込む攻撃計画を立てた。この攻撃を予想していたハーコフは、艦からDS 5へと退去し、自分が乗っていない<プロテクター>にハイパースペースへとジャンプするよう命令した。しかし、スターファイターに乗って戦っていたスティールは、ハーコフのシャトル<トーテン>を調査し、提督が仕組んだトリックを見破った。

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ダース・ヴェイダーのもとへと連行されるハーコフ

最期

ハーコフの位置を突き止めた帝国は、最後の攻撃を行うまでの間、裏切り者の提督が脱走できないようにプローブ・ドロイドに監視任務を与えた。反乱軍はすぐに機雷を敷設し、フリゲート艦<オリナー>に援助を要請した。しかし、反乱軍のフリゲート艦が到着するより先に、帝国による攻撃が始まった。アサルト・ガンボートが反乱軍のスターファイターを相手にしている間に、ガンマ級ATR-6アサルト・トランスポートがステーションDS 5へと向かった。ハーコフはYT-1300軽貨物船ゲッダウェイ>に乗って逃走を試みたが、彼の乗る船はマーレック・スティールによって航行不能にされた。

<ゲッダウェイ>はストームトルーパー・トランスポートによって制圧された。軽貨物船に乗り込んだトルーパーたちは、ハーコフを捕まえ、インペリアル級スター・デストロイヤーギャレット>へと運んだ。<ギャレット>艦内で、ストームトルーパーたちはハーコフをダース・ヴェイダーの前へと連行した。ハーコフは、敵意をむき出しにし、挑戦的な態度で暗黒卿に抵抗した。ヴェイダーによる短い尋問の中で、彼はどんな質問にも答えようとしなかった。するとヴェイダーは、フォースを使ってハーコフを空中に持ち上げ、背信を理由に彼を処刑した。

その遺産

ハーコフ提督は処刑されたが、<プロテクター>と<アカーガ>は、反乱軍の助けを借りてしばらく帝国軍の攻撃をかわしたが、最終的にイモビライザー418クルーザーハーパックス>によって身動きを封じられ、<ギャレット>の部隊によって破壊された。しかしこの戦いの中で、デミトリウス・ザーリン大提督が帝国に対する反乱を開始した。ザーリンは、皇帝に対するクーデーターのために、この戦いを陽動に使った。

個性と特徴

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ハーコフを処刑するダース・ヴェイダー

ハーコフは、痩身の人間の男性だった。ハーコフと初めて会った際、マーレック・スティールはこの男が睡眠不足で不規則な生活を送っているのではないかと推測した。命令を出す立場にある帝国の上級将校として、ハーコフは力強い声をしていたが、スティールは彼の喋り方をとげとげしく感じ、アクセントも不快に思っていた。ハーコフは各勢力の信念にほとんど興味がなかったようであり、金さえ出せば誰にでも軍需品を売り払っていた。彼は反乱軍へと離反を試みたが、反乱軍の理想に共鳴したというよりは、彼らから得られる報酬が大きな動機になっていた。

部下にとって、ハーコフは厳しい上官だった。彼は高水準の保安レベルを維持させ、宇宙船を厳格に運用させていた。彼は部下が命令の範疇を超えた行動をしたり、不必要な質問をすることを好んでおらず、彼の艦の乗組員たちの士気は低かった。例えば、作戦会議中に冗談を口にしたトレース大尉は、ハーコフに殴られることになった。のちにトレースは、ハーコフの注意を引かないようにした方がよいとスティールに助言した。

制作の舞台裏

ハーコフは、1994年ルーカスアーツから発売されたビデオゲーム、『Star Wars: TIE Fighter』に登場したキャラクターである。ニック・ジェイムソンが吹き替えを担当した。このゲームで、プレイヤーはマーレック・スティールを操作し、ハーコフは序盤で上官として登場した後、主要な敵キャラクターとなる。

登場作品

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ウーキーペディアにはハーコフに関する2枚の画像があります。

参考資料

脚注

  1. カタカナ表記は『スター・ウォーズ・エンサイクロペディア』に基づく。
他の言語

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