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《ネーラ、ネーラ!》
―ワックサーとボイルに、ヌーマ[出典]

ヌーマ(Numa)は惑星ライロス出身の女性トワイレックで、銀河帝国に対する反乱運動に参加したレジスタンス戦士。ヌーマは5歳の時にクローン戦争を経験し、故郷のナバット村を分離主義勢力バトル・ドロイド軍団に侵略された。彼女はこの戦いで両親を失い、他の村人が捕虜として連行された後、村に1人で取り残された。共和国グランド・アーミーによる攻勢が始まった際、ヌーマは偵察のためナバット村を訪れた第212突撃大隊所属のクローン・トルーパーワックサーボイルと出会った。幼いヌーマは、そっくりな顔のクローン兵を見て2人が“ネーラ”(トワイレッキ語で兄弟の意)だと思い込んだ。ヌーマはナバット村の地下に張り巡らされているトンネル網の存在をジェダイ将軍オビ=ワン・ケノービに教え、共和国軍の勝利に貢献する。

クローン戦争終結後、新たに誕生した銀河帝国がライロスを占領し、トワイレックの民衆は再び苦しい生活を強いられた。ヌーマは自由の戦士チャム・シンドゥーラ率いるライロス解放運動に参加し、トワイレックを帝国軍から解放するためにレジスタンス活動を行った。ヤヴィンの戦いの3前、ライロス解放運動は惑星上空に浮かぶ帝国のクエーサー・ファイア級クルーザー=キャリアーと戦うため、フェニックス戦隊の力を借りることになった。トワイレックの戦士たちは勝利の証としてキャリアーの破壊を望んでいたが、反乱者たちはキャリアーを無傷で奪取し、艦隊の戦力に加えたいと考えていた。作戦遂行中、ヌーマたちは船を爆破するため反乱者を裏切ろうとしたが、チャムの実娘で反乱者のヘラ・シンドゥーラに説得され、ライロス解放よりも大きな目標に向けて一致団結することになった。奪取したキャリアーを反乱軍艦隊に持ち帰り、シンドゥーラ父娘が和解した後、ヌーマたちはライロスに帰還した。

経歴

クローン戦争

「怖くないよ、ほら、俺たちは機械じゃない」
―ヌーマに対し、ワックサー[出典]
Numa leads Waxer and Boil

クローン・トルーパーとヌーマ

トワイレック女性、ヌーマはアウター・リム惑星ライロスで生まれ育った。銀河共和国時代末期、ヌーマは両親と共にナバットという小さなにあるで生活していた。ヌーマが5の時、クローン戦争の戦火がトワイレックの民衆にも及び、独立星系連合の侵略軍がライロスにやってきた。連合軍ドロイド部隊は人口集中地帯を侵略し、住民を捕虜にした。ヌーマの両親はナバットがバトル・ドロイドの攻撃を受けた際に命を落とし、彼女の家も大きな被害を受けた。ヌーマはなんとか攻撃を生き残り、街の地下に張り巡らされた下水トンネルに避難することでドロイドから姿を隠した。

間もなく、共和国グランド・アーミーがライロスを解放するために大規模な攻勢を開始した。ジェダイ将軍オビ=ワン・ケノービ率いる第212突撃大隊が地上に降りたった後、クローン・トルーパーワックサーボイルがナバット偵察に派遣された。2人のクローンは廃墟になった村でヌーマを発見する。当初、ヌーマは2人をドロイドと勘違いして警戒したが、トルーパーはヘルメットを脱いで誤解を解いた。分離主義勢力の偵察ドロイドから身を隠した後、ワックサーとボイルは腹を空かせたヌーマにレーション・バーを与え、自分たちは良い目的のためにライロスにやって来たのだと説明した。ヌーマはクローンの顔を見比べ、2人を指さしながら“ネーラ”(トワイレッキ語で“兄弟”の意)と繰り返したが、ベーシック言語しか話せないワックサーとボイルは少女が何を言っているのか理解できなかった。

Waxer and Boil comfort Numa

ヌーマを慰めるワックサーとボイル

ヌーマはワックサーとボイルを廃墟になった家へ連れて行った。ヌーマの家や家族に何が起きたのかを理解したワックサーは、床に落ちていたトゥーカ人形を拾い上げ、少女に差し出した。ワックサーとボイルが泣きじゃくるヌーマを慰めている時、クローン・マーシャル・コマンダーコーディから2人のコムリンクに連絡が入った。彼らは命令違反行為を犯していることに気付いて本隊に戻ろうとしたが、ライロスの肉食獣ガットカーが姿を現し、すぐにヌーマの家に退却した。分離主義勢力がナバットの共和国軍を追い散らすため、腹を減らせたガットカーを街に放ったのである。

ワックサーとボイルはヌーマに導かれて地下道の入り口に入り、ガットカーの襲撃を回避した。3人は地下トンネルを通って街を移動し、ケノービ将軍やゴースト中隊のいる場所にたどり着く。コマンダー・コーディはワックサーとボイルの到着があまりにも遅いことに腹を立てたが、トワイレッキ語の分かるケノービはヌーマから話を聞き、地下道を利用すれば分離主義勢力の本陣に回りこめることを知った。コーディの部隊に陽動作戦を任せ、ケノービ、ワックサー、ボイルはヌーマの案内で敵地に潜入し、分離主義勢力のタクティカル・ドロイドTX-20に拘束されていたトワイレックの捕虜を解放した。自由になった捕虜の中には、ヌーマのおじであるニリム・ブリルの姿もあった。生きた盾として利用されていた捕虜を解放したケノービ、ワックサー、ボイルは、攻撃目標であるJ-1プロトン砲の破壊に着手した。

ファイル:Nabat Twi'leks.png

クローンに別れを告げるヌーマ

ジェダイとクローンはプロトン砲の破壊に成功したが、TX-20の装甲型強襲用戦車の砲撃で吹っ飛ばされ、地面に叩きつけられてしまった。ヌーマは思わずおじのそばを離れ、倒れた3人のもとへ駆け寄った。ケノービはヌーマの助けを借りて立ち上がったが、TX-20はタンクのレーザー砲で2人に狙いをつけ、止めを刺そうとした。しかし、TX-20に虐げられてきたトワイレックたちが大挙して戦場に駆け出し、タンクによじ登ってタクティカル・ドロイドに襲い掛かった。彼らはドロイドの圧制者をタンクから引きずり出し、機械の体をバラバラにしてしまった。ケノービたちの働きでプロトン砲が破壊された後、共和国のアクラメイター級汎銀河軍事用アサルト・シップAT-TEAT-RTウォーカーを含む大規模な増援部隊を地上に展開した。ワックサーとボイルは惑星を解放したら戻ってくると約束し、次の攻撃目標へ向かった。ヌーマは去りゆくクローンに“ネーラ”と呼びかけながら手を振った。2人のクローンはケノービから“ネーラ”の意味を教わり、ヌーマに手を振りかえした。

その後、革命家チャム・シンドゥーラ率いるトワイレック・レジスタンスジェダイ・マスターメイス・ウィンドゥらの活躍でライロスの首都レッスーが解放され、占領軍を率いていたエマーワット・タンバーは降伏した。ライロスの戦いは原住民と共和国の勝利に終わり、トワイレックの民に一時的な自由と平和が訪れた。

帝国時代

キャリアー奪取

「私もヘラに賛成です」
「私もあなたに賛成するわ」
―ヘラに同調し、チャムに作戦変更を求めるゴビ・グリーとヌーマ[出典]
Homecoming Cham Numa

チャム・シンドゥーラとヌーマ

クローン戦争終結時、銀河元老院シーヴ・パルパティーン最高議長が共和国を解体し、銀河帝国創設した。ライロスは帝国軍の占領下に置かれることになり、チャム・シンドゥーラ率いるライロス解放運動が新しい支配者への反乱を開始した。ヤヴィンの戦いの3年前、ヌーマもライロス解放運動のメンバーとして帝国との戦いに参加し、チャムが最も信頼する部下の1人になっていた。この年、ライロス解放運動はライロス星系に浮かぶ帝国軍のクエーサー・ファイア級クルーザー=キャリアーを攻撃目標に選んだ。しかしライロス解放運動だけでは戦力不足だったため、チャムはフェニックス戦隊に接触を取った。

フェニックス戦隊は戦闘機を収容する空母を必要としており、シンドゥーラがもたらした情報に飛びついた。また、フェニックス戦隊にはチャムの娘ヘラ・シンドゥーラが参加していた。チャムは腹心の部下であるヌーマ、ゴビ・グリーと共にニュー級アタック・シャトルに乗り込み、ヘラの所属する<ゴースト>の反乱分子との会合に出向いた。チャムは帝国の空母を撃墜することで同胞を奮い立たせたいと願っていたが、ヘラは父親の提案を却下し、空母は反乱軍のために無傷で確保するつもりだと告げた。チャム、ヌーマ、ゴビは反乱者たちの作戦を受け入れるふりをしたが、キャリアーを破壊するための爆弾を準備し、作戦用のTIE/saボマーに乗り込んだ。

Homecoming Twi Rebels

ヌーマ、ゴビと反乱者たち

ヌーマ、チャム、ゴビ、反乱者たちはTIEボマーでライロス上空のキャリアーに接近し、Aウイング・スターファイターの攻撃で損傷を負った友軍機を装って緊急着艦を求めた。キャリアーの格納庫に入った後、ヌーマとゴビは反乱者を裏切り、スタン・ビームでエズラ・ブリッジャーサビーヌ・レンケイナン・ジャラスガラゼブ・オレリオスらを気絶させた。チャムはアストロメク・ドロイドチョッパーをスタンさせ、ヘラを拘束した。格納庫のストームトルーパーを倒した後、チャムはハイパードライブを破壊するため制御室へ向かい、ヌーマとゴビは格納庫で待機した。間もなく、2人は目を覚ましたサビーヌ・レン、オレリオスらとにらみ合いになった。レンはマウス・ドロイドを追尾装置代わりに使ってヌーマとゴビに電気ショックを食らわせ、2人の武器を奪って拘束した。

その頃、チャムは船のブリッジでヘラやジャラスと対峙していた。ヌーマとゴビはチャムに連絡を取り、船の爆破に失敗したことを謝った。ヘラは再び父親の説得を試み、もしこのキャリアーを爆破しても次のキャリアーがライロスにやって来るだけだと指摘し、反乱軍のために無傷で盗み出せば、帝国との戦いに役立てることができると熱弁した。コムリンク越しに会話を聞いていたヌーマとゴビはヘラの考えに感化され、彼女と一緒にチャムを説得した。チャムがついに折れると、トワイレックと反乱者は帝国軍軽クルーザーを撃退するために力を合わせることになった。チャムはサビーヌ・レンのアイデアで軽クルーザーを爆破することに成功し、ライロスの民に勝利のしるしを見せつけたいという当初の願いを果たすことができた。無事にキャリアーを奪取し、チャムとヘラが和解した後、ヌーマたちはシャトルでライロスに戻った。

カリコリ回収

個性と特徴

ファイル:Numa-SWE.jpg

5歳のヌーマ

ヌーマはトワイレックの女性で、肌のはティールグリーンだった。クローン戦争当時、彼女の眼の色は茶色だったが、帝国時代には紫になっていた。5歳の頃、彼女の身長はちょうど1メートルだった。幼少期のヌーマはトワイレッキ語しか話せなかったが、帝国時代にはベーシックで会話できるようになっていた。

装備

ライロス解放運動のメンバーとして活動していた頃、ヌーマは黒いボディ・スーツの上に茶色のチュニックを着込み、薄茶色のズボン、茶色のブーツを着用していた。彼女のチュニックの左胸にはトゥーカのイラストが描かれていた。彼女は左腕に黄色いマーキングのクローン・トルーパー・アーマーを装着しており、上腕部分の装甲にオーラベッシュ文字で「ボイル」と書き込まれていた。また、彼女は耳の部分に穴があいた頭巾をかぶり、レックの一部を黒い布で覆っていた。ヌーマは腰にホルスターを下げ、DC-17ハンド・ブラスターを携帯していた。

登場エピソード

ファイル:BoilARF-SWE.jpg

ボイルのヘルメットの側部にはヌーマのイラストが描かれていた

参考資料

他言語版
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