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ヌート・ガンレイ
ヌート・ガンレイ[1](Nute Gunray)は惑星ニモーディア出身の男性のニモーディアン。スターク・ハイパースペース紛争の頃トレード・フェデレーションのミニスターに就任、やがてはヴァイスロイに上り詰めた。銀河共和国の元老院議員も務めたが、裏ではシス卿ダース・シディアスとのつながりを持ち、彼の手引きでナブー封鎖等を行った。この出来事の失敗からパドメ・アミダラに個人的な敵意を持ち、独立星系連合加盟後も執拗に命を狙った。クローン大戦の終盤、シディアスにとって価値無き者となったガンレイはムスタファーでダース・ヴェイダーに殺害されている。
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経歴
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幼年期
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ニモーディアンの伝統通り、ヌート・ガンレイは生まれてから7年間群れの中で過ごした。この幼少期にニモーディアンに必要な自己中心的で嘘吐きの性格が養われ、完成されていく。ガンレイは激しい生存競争を生き抜くなどとても出来ない弱々しい子供であった。しかし食料を持っている他の大きな幼虫たちに金を払い、役に立つ悪漢どもを手なずけ、忠誠心まで植え付け、グループのリーダーとなり、よく食べ、安全な生活を送った。
ガンレイは幼少期に培った技を活用し、成功への階段を駆け上がっていった。欺し裏切り踏みにじり、敗者に情けをかけず奪い去る、典型的なニモーディアンの出世コースである。いつしかニモーディアンで最も影響力のある一族の養子となり、ヌートという名を得た。二枚舌の典型のような彼の言動、行動はヌート一族のセミナーでの教本となった。そして一族が所有するいくつもの大企業のトップに立つ。
ニモーディアンのメクノ=チェアに腰を下ろし、ふんぞり返り自分の体を動かさずに儲けを考える、そんなニモーディアンとしての絶頂の日々を送っていた。だが悪しき噂は絶えなかったが懼れることは何もなかった。彼は慎重で、悪徳を照明できる証拠など何一つ残していなかったからだ。
謎の男
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ある日のことであった。ヌートは頭を覆う黒い外套に身を包んだ謎の人物から突然にホロ通信を受けた。プライバシー侵害に抗議する事もはばかるほどその目の前に現れたホログラムはガンレイを威圧しきっていた。その男は今までの違法行為、虚偽、殺人その他を次々と的確に語り始めた。そして震えるばかりのガンレイに、新たなる権力を与えてやる代わりに無条件で仕えることを要求し、同時に最大のライバルの秘密を教えた。確かに魅力的で有力な情報であった。そしてその情報を元に見事ライバルを蹴落としたガンレイは、謎の訪問者に忠誠を誓った。そのダース・シディアスと名乗った名前から彼がシスという伝説にだけ聞いたことのある恐ろしい者である事は感づいていたが、もたらされる有力かつ正確な情報の魅力の前には、そんな物は不安の種でも何でも無くなっていった。
たとえば、ロマイト鉱石の産地である惑星ドーヴァラの企業同士が争って共倒れの破滅をした後、その廃墟からドーヴァラ採鉱社を起こし、かなりの利益がを出し、しかも輸送も自分の企業で行ったのだ。
一標準年の間に、トレード・フェデレーションのヴァイスロイとなった。そしてフェデレーションのディレクトレイトの生涯メンバーとなった。その多くの利益に満たされ、絶頂の時、ダース・シディアスから連絡が入り、シスに恩を返す時が来たのだと告げた。
銀河元老院は輸送経路の課税を含む関税改革に取りかかっており、ダース・シディアスはフェデレーションを操って影響を及ぼすべく行動を起こしたのだ。シディアスは銀河元老院の討議を遅らせ、その間に強大なドロイド軍を組織するよう命令する。
ナブー封鎖
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シスの命令した中に、アウター・リムにある惑星ナブーを封鎖せよという事柄があった。ガンレイは腹心の3人のニモーディアンを率いてそれに応じた。ルーン・ハーコは外交随員及び法律顧問、ハス・モンチャーは副ヴァイスロイ、ドールティー・ドファインは貨物船を改造した通商連合の艦隊を指揮し、旗艦サーカクに搭乗し、ドロイド軍を指揮した。そして共和国の関税制度に反対するディレクトレイを味方に引き入れ、ナブー封鎖計画は水面下で着々と進んでいった。通商連合代表のニモーディアンの銀河元老院議員ロット・ドットも議会工作に暗躍した。
しかしここでシスの恐ろしさをまざまざと知らされる出来事が起きた。ハス・モンチャーがナブー封鎖、侵略計画を記したホロクロンをコルサントに持ち込み金にしようとしたのだ。ガンレイはそれをシディアスに隠し、賞金稼ぎを雇って連れ戻そうとした。しかしダース・シディアスはそんなことは全て見抜いていた。自らの弟子であるシス、ダース・モールに命じれば、ハス・モンチャーはたちどころに帰らぬ人となった。ガンレイはその情報力と暗殺の手際の良さを目の当たりにし、底知れぬ恐怖を覚えた。もはやシスに逆らおうという気すら失われ、要請なされるがまま封鎖計画に取りかかっていった。シディアスは全て計画通りだと言った。ガンレイには確信は無かったが、もはや逆らう気など有ろうはずがなかった。後戻りは出来ないうえに、反抗しても失敗しても全てを失うことになる。

by Tomeitoナブーでの戦いは通商連合にとって敗北に終わった。ナブー近衛隊隊長キャプテン・パナカが撤退条件を説明する間、黙って耐えていたが、内心はニモーディアン社会の掟では敗者に情けをかけることなどあり得ない事から、その後の処遇を思い震えきっていた。
ヌート・ガンレイは法により裁かれるべき立場にあったが、意外なほど早期に仮釈放が認められた。フェデレーションの弁護士を通じて影響力の強い銀河元老院議員に働きかけたのだ。そしてその後彼は法廷に姿を現すことは無かった。
裁判は不可思議なものとなった。4回も裁判が行われたが、共和国は通商連合とヌート・ガンレイをナブー侵略の罪で起訴することは出来なかった。軍備を大幅に縮小する事を条件に総督の地位に留まることが認められた。更に実際に軍備が縮小されたかについては、弁護士が働きかけた事も有り、ジェダイすら調査が出来ない有様であった。
そのあいだ常にガンレイは、自分が誰かに裏切られた、ライバルの手により徹底的におとしめられようとしているのだと考えていた。自分をナブー封鎖に駆り立てておきながら裁判中に一度も接触をしてこなかったダース・シディアスやシスには、その強大な力から復讐する事など考えもしなかった。そしていつしかパドメ・アミダラに復讐を誓うようになっていった。
分離主義者との接触
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by Tomeito独立星系連合のリーダー・ドゥークー伯爵がヌート・ガンレイに接触を図ってきたのはナブーの戦いから数年後の事であった。銀河有数の資産家と言うだけでもガンレイにとって上顧客、さらに重ねて共和国と敵対している分離主義者のリーダー。飛びつかぬ訳はなかった。全面的に支援を約束するのは彼にとって当然とも言える選択肢であった。
ドゥークーは誠意を見せるため、ナブーのパドメ・アミダラ銀河元老院議員の暗殺を依頼し、ガンレイは協力を約束した。ドゥークーは最高の賞金稼ぎジャンゴ・フェットを雇い、ガンレイは喜んで代金を支払った。ジャンゴ・フェットはザム・ウェセルを使ってアミダラ議員暗殺を目論み、一度は失敗したが、ガンレイは支援を止めず、それに加えて惑星ジオノーシスでトレード・フェデレーション軍を再建し始めた。裁判所の軍縮小通達はあっさりと無視された。
そして惑星ジオノーシスに向かった。独立星系連合を創設する条約に、公式に署名する為である。その時ガンレイは、パドメ・アミダラがジオノーシスで捕らえられ、処刑アリーナにおいて目の前で処刑されることを知り、大いに発憤した。10年越しの鬱積を晴らすことができるのだ。彼は、アリーナのハイ・ボックスでドゥークーらと共に処刑を楽しむこととなった。やがて、処刑が始まった。アミダラは同じく捕らえられていたアナキンとオビ・ワン・ケノービらと共に、アリーナに引き出された。石柱に縛りつけられた彼らは、獰猛な三体の怪物の相手をさせられた。しかしアミダラは鎖を外し、抵抗を試みたのだった。これを見てガンレイは、近くに控えていたジャンゴに、彼女を殺すように命じる。だがドゥークーによってなだめられ、彼は渋々引き下がるのだった。彼らはしばらくこの様を見ていたが、処刑はアミダラ達を助け出すために突如現れたメイス・ウィンドウ率いるジェダイ達によって妨害される。だが、ドゥークーは多勢に無勢だと平然と言い放ち、バトル・ドロイドを投入してついにはジェダイ達を追いつめる。ドゥークーは彼らに降伏を要求するが、ジェダイ達は「交渉のための人質になるつもりはない」と言い、徹底抗戦の構えを見せた。しかし、ドゥークーが彼らの処刑を命じたまさにその時、ヨーダとクローン軍がジェダイらを救出に現れたのだった。 クローン達はジェダイをアリーナから救出すると、即座にその場を去ったのであった。やがてこれは惑星規模の戦闘に発展する。「ジオノーシスの戦い」である。ガンレイは基地で戦闘の様子を見守っていたが、戦況を不利と見た彼は、バトル・ドロイドを全軍投入しようと切り出す。しかし副官に撤退を提案され、彼もそれに従うことにしたのだった。この戦いは共和国の勝利に終わるが、これから三年に及ぶ「クローン大戦」の始まりを告げるものでしか無かったのである。
登場作品
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脚注
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- ↑ カタカナ表記は『スター・ウォーズ キャラクター&クリーチャー完全保存版』に基づく。