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ニアイ・フィーソ(Niai Fieso)は、惑星トロイケンヴェターネッド出身の、大胆な詐欺師である。フィーソは貧困な環境に生まれ、ヴィターネッドの通りを放浪して暮らしたが、仕事を継続することが出来なかった。彼はやがてフレオン・ドレヴァンの犯罪組織で工場労働者としての職を見つけ、ガスガノポッドレース商品の模造品を製造した。また、フィーソは罪なき人々から金をだまし取る役目も与えられた。こうした活動の中でフィーソは、ドレヴァンに好印象を与え、若くして犯罪組織の中の最も重要なメンバーへとのし上がっていった。フィーソとドレヴァンは、協力して密輸ビジネスにも手を染めていった。

しかしフィーソはやがてドレヴァンに愛想を尽かし、当局に密告することでドレヴァンが失墜するよう仕向けた後、税金の負債を残したまま彼のもとを去った。ひとりで進みだしたフィーソはトロイケンから離れて成功者の生活を謳歌し、ガスガノのエージェントに扮した。彼はコーポレート・セクターから金をだまし取ろうとしたが、すぐにコーポレート・セクター・オーソリティの注意を引く羽目になってしまった。治安警察によってコーポレート・セクターから追い出されたフィーソは、砂漠の惑星タトゥイーンに身を隠した。32 BBYには、彼がブーンタ・イヴ・クラシックが開催されているモス・エスパ・グランド・アリーナで商売をする姿が見られた。このときドレヴァンもアリーナの民衆の中に混じっており、遭遇したふたりは公衆の面前で喧嘩を繰り広げた。結局ふたりとも刑務所に入れられ、フィーソはコーポレート・セクター・オーソリティの保護下に移されたのだった。

経歴

生い立ち

惑星トロイケン首都ヴェターネッド出身のニアイ・フィーソは、貧しい家庭に生まれた。フィーソの両親は、息子を学校に行かせる余裕がなかった。そのためこの若きゼクストは、その青春時代のほとんどを都市の通りを放浪することに費やしていた。フィーソは何度か半端な仕事にありついたものの、どれも長続きしなかった。やがて彼はヴェターネッドの犯罪世界へと足を踏み入れることになる。フィーソは大胆な詐欺師、フレオン・ドレヴァンのもとで働き始めた。ドレヴァンは、トロイケン出身の有名なポッドレーサーガスガノに関連する、違法に密造したさまざまな商品を売りさばいていた。

ドレヴァンの組織におけるフィーソの最初の役割は、工場労働者として、ドレヴァンの商品を製造することだった。また、フィーソは不用心な一般市民から金を騙し取る仕事も与えられた。ドレヴァンは、親しみやすい態度によって相手を騙すフィーソの手口に感銘を受けた。若きゼクストの詐欺師は、犯罪組織における地位をあっという間にのし上がっていき、やがてドレヴァンがもっとも信頼する右腕となった。フィーソとドレヴァンは協力し合い、単純な密造ビジネスから密輸の業界へと犯罪組織を拡張させていった。彼らは常に、スパイスといった違法な商品を運搬した。

独立

Niai Fieso

32 BBY、タトゥイーンで働くフィーソ

やがて、フィーソはドレヴァンが自分よりも上の立場にあることに飽き飽きするようになり、この年長のゼクストを排除する計画を練り始めた。手始めに、フィーソはスパイス密輸によって組織が得た利益を横領し、ドレヴァンの活動について当局に報告を行った。この結果、ドレヴァンは投獄され、その営業免許は取り消しとなった。さらにドレヴァンには税金の負債も残され、一方のフィーソは、その後自分ひとりでのキャリアを歩み始めた。フィーソは優れた詐欺師として単独で成功をおさめ、惑星の住民や企業をから金をだまし取り、大きな利益を上げた。彼の最も大きな収入源のひとつに、ガスガノのエージェントを装った詐欺活動があった。

フィーソは自身のビジネスをコーポレート・セクターへと展開し、ガスガノに対する“独占的なスポンサーシップ”を餌に現地の企業を勧誘した。この詐欺が成功したら、フィーソは莫大な利益を手にして引退するつもりだった。しかし、彼の犯罪行為はコーポレート・セクター・オーソリティの注意をひいてしまう。当局の司法長官のひとりがフィーソの嘘を暴き、このゼクストは治安警察によって追われる身となった。彼らから逃げるため、フィーソはほとんど名前が知られないうちにこの宙域を去った。

これ以上誰の注意も引くまいと、フィーソはわずかなクレジットを手に、惑星タトゥイーンに身を隠した。モス・エスパ宇宙港において、フィーソは食べ物を売る仕事を見つけ、32 BBYブーンタ・イヴ・クラシックでは、モス・エスパ・グランド・アリーナゴーグなどの軽食を売り歩いていた。この仕事は合法のものだったが、フィーソはポッドレースの観客たちを詐欺活動の標的とみなした。金を騙し取る相手を探していたとき、フィーソは観衆の中にいたフレオン・ドレヴァンと遭遇し、3度顔を殴られた。ふたりのゼクストは喧嘩を始めたが、結局ふたりとも刑務所に入れられることになった。その後、フィーソはコーポレート・セクター・オーソリティの保護下に置かれることになる。

個性と特徴

少なくとも標的から金を騙し取ろうとする間は、ニアイ・フィーソは温かく、親しみやすい態度の男だった。この姿勢は、フィーソがフレオン・ドレヴァンの犯罪組織の中でのし上がる助けになり、彼はあっという間に組織の高い階級に就いた。しかし、フィーソは野心的な人物であり、自身の組織のボスからもためらうことなく金を騙し取った。彼はドレヴァンを地方当局に売り飛ばし、一匹狼の詐欺師として活動した。その技術によって彼は詐欺師としての成功を収めるものの、コーポレート・セクターを相手に活動したとき、自身の限界に突き当たることになった。姿を隠そうとして合法的な仕事に就いた後でさえ、彼は罪なき人々から金を騙し取ろうとしていた。

制作の舞台裏

ニアイ・フィーソは、1999年の映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』のDVD版において、劇場公開版には含まれていないシーンに無名のキャラクターのひとりとして登場した。彼が映るのはポッドレースの短い一場面である。2007年StarWars.com Hyperspaceの特集記事「What's The Story?」において、このキャラクターに名前と経歴が与えられた。ストーリーの作者であるサンダー・デ・ラングは、友人の名前である「Iain」と「Sofie」をもじって、ニアイ・フィーソという名前をつくった。デ・ラングはこのキャラクターと関連付けることができる拡張世界のゼクストの設定を探し、ふたつの適当な候補を見つけた。そのひとつは『HoloNet News Vol. 531 53』に登場したトシンクァス、もうひとつは『Star Wars Customizable Card Game』の『Coruscant Limited』の中で言及されたフレオン・ドレヴァンだった。デ・ラングは「What's The Story?」に投稿したふたつ目の記事にトシンクァスを使い、ドレヴァンをフィーソと関連付けることに決めた。

「Coruscant Limited」のフレオン・ドレヴァンのカードには、彼が“パートナー”によって騙され、税金の負債を背負わされたという情報が載せられていた。デ・ラングはこの情報に、フィーソの経歴を後付けすることに決めた。デ・ラングが投稿した記事は、ティモシイ・カールソンによって手を加えられた。デ・ラングはニアイ・フィーソをブライアン・デイリーによる1979年小説『Han Solo at Stars' End』(未邦訳)と関連付けた。デ・ラングはフィーソが同書に登場するスターズ・エンド刑務所に囚われていたという設定をつくろうとしたが、刑務所が存在した年代と設定の間に食い違いが生じたため、最終的なエントリーから該当部分は削除された。

登場作品

参考資料

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 1.7 出典:Databank title Niai Fieso - Databank