ドッキング・ベイ94(Docking Bay 94)は惑星タトゥイーンのモス・アイズリー宇宙港に存在した362のドッキング・ベイのひとつ。アウター・カーブド・ストリートと呼ばれる湾曲した通りの内側に位置し、すぐ近くにスペースポート・スピーダーズがあった。[2] 0 BBY、ルーク・スカイウォーカーとオビ=ワン・ケノービはこのドッキング・ベイに駐機されていたハン・ソロの<ミレニアム・ファルコン>に乗り込んだ。[1]
制作の舞台裏[]
ドッキング・ベイ94は1977年の映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』に登場した。[1] ドッキング・ベイ94のセットはイギリスのエルストリー・スタジオに造られた。ベイの入り口の壁に「94」という数字が確認できる。完全に円形のベイを作ると防音スタジオに収まりきらなかったため、<ミレニアム・ファルコン>と同じくドッキング・ベイ94も半分しか作られなかった。ジョージ・ルーカス監督は<ファルコン>の船体を利用すればドッキング・ベイが半分だけしかないことを隠せると判断した。このセットではハン・ソロがジャバと対面する場面と、ストームトルーパーとの銃撃戦のシーンが撮影された。[3]
ドッキング・ベイ94のセットでは、<ミレニアム・ファルコン>の船体が手前側の半分しか造られていないことを隠すため、目の錯覚が利用された(よく見ると<ファルコン>の船体はドッキング・ベイの奥の壁と不自然に近く、船体が完全に存在するなら壁からもっと離れていなければならない)。<ファルコン>の船体は半分だけとはいえ、それでも巨大すぎてスタジオのドアから運びだすことができなかった。そのためドッキング・ベイ94のセットを解体した後、<ファルコン>の周囲にデス・スターのハンガー(ドッキング・ベイ327)のセットが組み立てられた。[3]
登場作品[]
- スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 (初登場)
- 嵐の中で生まれて—ある視点から見た物語
- 一隻分の貸し—ある視点から見た物語
- ロング・スヌートの秘密—ある視点から見た物語
- 呼び出された用心棒—ある視点から見た物語
参考資料[]
- スター・ウォーズ:カード・トレーダー
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科
- きみは、知っているか!? スター・ウォーズ はやわかりデータブック
- スター・ウォーズ コンプリート・ロケーションズ
- スター・ウォーズ キャラクター事典 完全保存版
- アルティメット・スター・ウォーズ 完全保存版大百科 ニュー・エディション
- タトゥイーン – スター・ウォーズ・エンサイクロペディア
- Garindan - 公式データバンク
- Millennium Falcon - 公式データバンク