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トーブ・ジャダック

トーブ・ジャダック
人物の情報
誕生

50 BBYごろ

身体の情報
種族

人間

性別

男性

髪の色

ブロンド

目の色

サイバネティクス

義足

年代と政治的な情報
時代
所属

トーブ・ジャダック[1]Tobb Jadak)は人間の男性で、パイロットスウープスピーダースカイホッパー、宇宙船その他のあらゆる乗り物を操縦した経験を持っていた。

ジャダックはリパブリック・グループという名の政治組織のために、銀河共和国の末期に<ステラー・エンヴォイ>という貨物船を操縦していた。クローン大戦中、ナー・シャッダで事故に遭った彼は、重傷を負って植物状態のまま半世紀以上を過ごす。オブロア=スカイの医療センターで彼が目を覚ました頃には、銀河系第一次二次の銀河大戦ユージャン・ヴォング戦争を経験しており、共和国も既になく、銀河帝国新共和国も栄えては消え、銀河連合自由同盟が治める世の中になっていた。ジャダックは病院を抜け出し、かつて自分が操縦した貨物船を探す旅に出た。ナー・シャッダで出会ったフリッチャー・ポステとともに、その後の<エンヴォイ>所有者を辿っていったジャダックは、自分が眠っている間にこの貨物船が何度も船名と所有者を変えており、最終的にハン・ソロ所有の<ミレニアム・ファルコン>になっていたことを知った。彼らはこのYT貨物船が鍵を握るという旧共和国の宝物を探す旅に向かう。だが、宝は本物ではなかった。ソロと別れたジャダックとポステは、なおも探索を続ける道を選んだ。

目次

経歴編集

スウープ・レーサー編集

トーブ・ジャダックは凄腕のパイロットとして名を馳せていた、スウープや宇宙船のレーサーだった。彼が打ち立てていった華々しい記録の中のひとつには、時速655キロを達成したグランダイン・スウープ・ループがある。100年にひとりのパイロットとされたジャダックだったが、バルモラ・インビテーショナルの競技で大きく評判を落とすことになった。このレースはハットのリゴラ/グルード・ファミリーが仕組んだ八百長試合だった。ジャダックはハットからレースで敗北するようにと指示される。ハットはジャダックがレーサーの道を失わないよう手配すると約束したが、結局彼に残された選択は、八百長試合をしてハットから代償をもらうか、家族ともども殺されるかしかなかった。[2]

レースが開始される少し前に、リパブリック・グループという組織が彼に接触してきた。この組織はなぜかジャダックとハットの取引のことを知っており、彼にレースで自分に大金を賭けるよう薦めた。腕利きのパイロットを求めていたリパブリック・グループにとっては、疑いを抱かれずに銀河系の情報ブローカーと接触できる評判の悪い男がパイロットに望ましかったのだ。当初、ジャダックは申し出を断る。この頃彼は保安組織などのパイロットとして余生を送ろうと考えていた。だが、パルパティーンが急速に権力を集中させ、クローン大戦が始まると、ジャダックもリパブリック・グループのような政治組織のため自分の技術を役立てたいと思うようになったのだ。そして彼は組織の望みどおり、自分自身の負けに高額を賭け、実際20対1という自分に高い倍率がかかっていたレースでわざと敗北した。彼の名前はスポーツ選手の名折れとしてのちのちに残ってしまうことになる。[2]

クローン大戦編集

<ステラー・エンヴォイ>

ジャダックはレースを去り、リパブリック・グループでの活動を開始した。彼は組織が用意したYT-1300軽貨物船ステラー・エンヴォイ>を気に入り、喜んで操縦していた。クローン大戦中の活動の中で、ジャダックはメタセラン・カルテルといった犯罪組織に潜入したり、辺境の惑星を何百回となく飛び回り、武器商人やスパイス商人、独立星系連合の支持者と出会ったりしていた。ジャダックは自分が何を運んでいるのか知らないときのほうが多かった。だが、彼は2000人の嘆願書というパルパティーンに懸念を持つ元老院議員が提出した文書の大義実現に向け、自分の働きが少しは助けになっていると信じて仕事をしていた。また、戦争中かれは宇宙に散らばる家族の面倒も見続けた。彼にはグループに属する20歳年上の男性、リーズ・ドゥルーマンという相棒も出来、ともに<ステラー・エンヴォイ>を操縦した。ふたりはムウニリンストケイト・ニモーディアにおける激しい戦いの中を飛びぬけたこともある。[2]

組織のために働き始めて10年ほどになっていた大戦の末期、ジャダックはリーズとともにコルサントへ向けて飛んでいた。ちょうどこの首都惑星はグリーヴァス将軍率いる奇襲艦隊との戦いの最中にあり、銀河共和国最高議長パルパティーンが連合側にさらわれたというホロネットのニュースが流れていた。コルサントの戦いを目の前にし何万隻もの宇宙船が立ち往生している中、ふたりは<エンヴォイ>で惑星への降下を試みる。<エンヴォイ>はアナキン・スカイウォーカーオビ=ワン・ケノービ、そして最高議長がまだ乗っているという戦艦<インヴィジブル・ハンド>が地表に落ちていくのを見て取った。<ハンド>は仲間の<ガーララ>からも誤射を受け、ぼろぼろになって惑星へと突入していった。ジャダックはまだ飛び続けるこの戦艦の残骸の後ろに張り付いてコルサントへ入ることに成功した。ふたりは首都の被害を上空から見下ろしながら、リパブリック・グループのメンバーとの集合場所、元老院アネックスへ向かった。[2]

彼らの前に現れたのは、元老院議員のデセインラーゲットファング・ザー、そしてジェダイのジョーピ・シェだった。ジャダックは積荷を渡し、新しい指示を受けた。<エンヴォイ>をトプラワフォリーというアンタリアン・レンジャーに渡すという内容である。ラーゲットは覚え歌だと説明し、“銀河に共和国の名誉を回復せよ”という合言葉をジャダックに教える。貨物船に愛着を感じていたジャダックは指示の実行を嫌がったが、議員たちがそれを許さなかった。彼らによれば、<エンヴォイ>は共和国の名誉を回復する宝物へ至る鍵なのだという。この小さな会合は、ショック・トルーパーの干渉でせわしなく終わった。元老院情報部アーマンド・アイサードが彼らの会合に感づいたのである。ジャダックとリーズは<エンヴォイ>で首都を立ち去り、VウイングARC-170の攻撃を受けながら、追っ手をまくためナー・シャッダへジャンプした。だが、ナー・シャッダに着いたものの攻撃で損傷した<エンヴォイ>は操作が効かなくなっていた。ふたりは脱出ポッドに乗り込むが、貨物船が<ジェンディリアン・ヴァレーIII>と激突したときに潰されてしまった。リーズはこのとき死んでしまったが、ジャダックはかろうじて生き残り、その後63年も植物状態のまま生き続けた。[2]

探索の旅編集

ジャダックの医療費を払い続けていたのは、コア・ヘルス&ライフ保険コンソーティアムだった。レストラ・オクシックという弁護士がリパブリック・グループが所有していた“共和国の宝”の真実を知っており、その鍵となる宇宙船の船長、ジャダックの命を繋ぎとめるよう指示していたのだ。[2]

惑星オブロア=スカイにあるオーロラ医療センターで、ジャダックは目を覚ました。彼は事故で脳に損傷を受けていたが、ドクター・ソンパらオーロラの医師はジャダックを昏睡状態にとどめ回復を待ち、筋肉の退化も防ぎ、脳の活動も休ませずに続けていた。器官も健康なものに移植され、血液も清潔に保たれ、失われた脚には義足が付けられた。そのため、彼は本来93歳ほどのはずを若い姿で目を覚ましたのである。彼はソンパやリル・ベザント医師の助けを借りて、じょじょに記憶を取り戻していった。だが、肝心な事故のことに付いては思い出せなかった。バクタ・タンクで2週間過ごすうちに、ジャダックは62年分の銀河系の歴史を学んだ。彼も活躍したクローン大戦は、シス卿が銀河を手に入れる策略に過ぎなかった。そしてパルパティーン銀河皇帝になるが最後はアナキンルーク・スカイウォーカーに殺された。インペリアル・レムナント新共和国の戦いは続き、さらに銀河はユージャン・ヴォングの侵略に見舞われた。侵略戦争では多くの種族や惑星が滅んでいた。新共和国は銀河同盟に再編され、勝利を手にするが、シスの教えに染まった若きジェダイが新たなリ戦争をもたらした。そして、ジャダックが目を覚ます頃には戦争も終わり、ナタシ・ダーラもと帝国提督が同盟の元首になっていた。[2]

記憶が完全でないジャダックのもとに、CH&L保険コンソーティアムのコイ・クイアがやってきた。だが、彼女はジャダックが知っている以上のことは語らず、だれが、どうして、ジャダックのために半世紀以上も医療費を払っていたのかを教えようとしなかった。彼女が去った後、ジャダックは真実を知るため、ドクター・ソンパのオフィスに入って記録を探した。関連の記録を見つけた彼は、事故のことや当日のことを思い出した。そして、帝国と戦った反乱軍、正式名称“共和国再建のための同盟”がヒントになり、<ステラー・エンヴォイ>が“共和国の名誉を回復する”宝へ繋がる鍵であるという記憶も取り戻した。YT-1300が事故で失われなかったことを知った彼は、病院を抜け出しナー・シャッダへ向かった。[2]

スマグラーズ・ムーン編集

彼はバルモラオンダロンを経由して、事故が起こった密輸業者の月ナー・シャッダに到着する。ジャダックはCH&L保険から受け取った1万クレジットをあてにしばらく行動するつもりだった。彼を生かし続けていたオクシックは、ジャダックに追っ手を差し向ける。ジャダックは人間やノートランイクトッチイの追っ手におわれたが、エアスピーダーに乗るフリッチャー・ポステという地元の男に助けられた。亡きリーズに少し似たこの男は、ナー・シャッダで生まれ育ちスリなどを生業に生きていた。ポステは思い立ってジャダックを助け、ジャダックは持ち前の運転技術で追っ手をまいた。ジャダックはポステに頼み、当時<エンヴォイ>を修理した整備士を突き止める。この頃にはブラック・サンで働いていたバミー・デクリーという整備士は、<エンヴォイ>のことをまだ覚えていた。デクリーは船が<セカンド・チャンス>と改名され、レジ・ターントの所有物になったことをジャダックに教えた。ターントはカーセルに収監されているという。ジャダックはポステを旅の道連れに誘い、ふたりでカーセルに向かう。[2]

昆虫種族コリコイド編集

惑星カーセルに到着したジャダックとポステは、収監されているレジ・ターントと面会をすることができた。このアスカジアンは監獄でもブラック・サンのヴィゴとつながりを持つことで満ち足りた生活を送っていた。ふたりは<セカンド・チャンス>のその後を彼に尋ねるが、情報と引き換えに、ある仕事をふすことになった。コリコイドに恨みを持つターントは、この昆虫種族へのちょっとした復讐を求めていた。[2]

ふたりは惑星ホレスで行われる、銀河同盟とコリコイドのコーラ=アルフォック・オートマタ社の裁判を、コリコイドに不利に運ぶよう操作することになった。具体的には、コリコイド種が潜在的に恐れる天敵、ヒューチェというクリーチャーをホロスクリーンに映し出し、コリコイドの出席者を逃げさせ裁判を不能にするのである。ふたりはデジケア・デオドランド社の社員に化け、惑星へと入り込む。彼らはブラスターホレシアンを脅し、ホロの手はずを整える。ターントの作戦は成功し、ジャダックとポステは大急ぎで現場を逃げていった。その後、ターントは<チャンス>に乗ったことがあるサラスタンのことを彼らに教えた。[2]

ミレニアム・ファルコン編集

ジャダックたちはサラスタンのゼン・ビエンがいるニュー・バロサーへ降り立った。理髪店を経営する彼女は、銀河帝国の時代に<セカンド・チャンス>を収容施設から盗み出したのだという。ふたりはビエンの話を聞いた。貨物船はその後、ビエンとともに活動をしたクイップ・ファーギルという名の反乱軍兵士のものになったのだという。しかし彼女は貨物船はビルブリンギ星系でばらばらになったと告げる。[2]

ジャダックは可能性を信じ、ファーギルのいうヴァセドへと向かった。ファーギルの期待は裏切られず、ファーギルはヴェク・ニミムという名前を使ってまだ生きていた。この老人は彼らに自分の経歴を語る。ファーギルは<セカンド・チャンス>を<ミレニアム・ファルコン>と改名した。彼は反乱軍の仕事で、ビルブリンギで貨物船に乗り特攻に誓い役目を果たすことになるが、貨物船を愛するばかり途中で逃げ出してしまったのだ。その後、<ファルコン>は医師のパーレイ・ソープに寄付したのだという。[2]

ジャダックは<ファルコン>所有者、ハン・ソロと出会う

ふたりはソープ医師を追う必要はなかった。現段階の<ファルコン>の所有者、ハン・ソロも、妻のレイア・オーガナと孫のアメリア・ソロ、そしてC-3POとともにヴァセドを訪れていたからである。ソロたちもまた、<ファルコン>の経歴を辿りファーギルの存在を突き止めたのだ。ジャダックはポステからソロが銀河きっての英雄だということを教えられた。ジャダックは自分がファーギルに化け、ソロと会うことにした。ファーギルを装うはずだったが、ジャダックとソロは腕のあるパイロットどうしお互いの飛行経歴の話で盛り上がった。すると、そこへオクシックの手の者が<ファルコン>を盗みにきたという情報が入った。[2]

共和国の宝編集

<ファルコン>は無事取り戻されたが、レストラ・オクシックは手下の弁護に回りソロをいらだたせる。 ファーギルとポステはファーギルとその知り合いとして<ファルコン>に乗り込み、ヴァセドを離れることになった。ジャダックは船内のルビコンという名の装置を前に考えをめぐらせ、デセイン議員が彼に継げた“共和国の名誉を回復する”が“ルビコンをリセットする”の暗号になっていることに気付いた。ルビコン・ナビコンピューターをいじった後、ジャダックはソロ船長に自分の正体と経歴を正直に打ち明けた。彼はソロにリパブリック・グループのいう共和国の名誉を回復する宝のことを話し、自分の操作が宝のある場所へと<ファルコン>を導くことを教える。また、オクシックは<ファルコン>に発信機を取り付けており、到着地タンダムIIIまで彼らを追っていく。[2]

タンダムIIIはかつての戦争でユージャン・ヴォングによって変えられていた。そしていまにもばらばらになりかけていた。だが、<ファルコン>は惑星表面からの信号を受信し、彼らは信号の出所へ着陸する。彼らが見つけたのは銀河共和国の紋章だった。発見の直後、オクシックとコイ・クイアが現れる。オクシック弁護士はこの“宝”が、かつて元老院ロタンダの演壇を飾っていた、純オーロディウムオリチャラムコルサンティウムの基礎とほかの貴重なる金属、合金を使ったも紋章のだと説明する。リパブリック・グループはこれを偽物とすり替え、いつか共和国を復興する際のシンボルとして使おうと考えていたのだ。だが、タンダムIIIの紋章は模造品だった。グループはそうとは知らず、模造品と偽物を入れ替えただけだったのだ。崩壊するタンダムIIIの中で、宝を見つけられなかった弁護士と貨物船の船長は行き先をたがえた。本来の<ステラー・エンヴォイ>の仕事を終えたジャダックは、<ファルコン>のソロ一家ではなく、オクシックの誘いに乗って本物の紋章を見つける道を選ぶ。ジャダックはソロに貨物船を大事にするよう念を押し、ポステとともにオクシックの後を追ったのだった。[2]

登場作品 編集

脚注 編集

  1. カタカナ表記は小説「ミレニアム・ファルコン」による。
  2. 2.00 2.01 2.02 2.03 2.04 2.05 2.06 2.07 2.08 2.09 2.10 2.11 2.12 2.13 2.14 2.15 出典:ミレニアム・ファルコン(小説)

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