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「優秀な兵士は命令に従う」
―ティプラーを殺害する直前にCT-5385が呟いた言葉[出典]

ティプラー(Tiplar)はミキアン女性で、銀河共和国末期のジェダイ・マスタークローン戦争中、ジェダイ将軍として共和国グランド・アーミーの指揮を執り、しばしば双子の姉妹ティプリークローン・コマンダードゥームと一緒に前線に立った。戦争中、彼女たちはアナキン・スカイウォーカー将軍率いる第501軍団と共同作戦を行い、惑星リンゴ・ヴィンダ上空のリング・ステーショントレンチ提督指揮下の分離主義勢力バトル・ドロイド部隊と戦った。戦闘の最中、クローン・トルーパーCT-5385(タップ)の脳内に埋め込まれた行動抑制チップが不調をきたし、ジェダイに対する敵対心を駆り立てた。彼はドロイドと戦っていたティプラー将軍に銃を向け、防御する暇も与えず引き金を引いた。ティプラーを失った共和国軍は止むを得ず撤退し、タップの身に起きた異変を調査した。ARCトルーパーファイヴスクローン・プロトコル66に関する陰謀を突き止めたが、仲間に真実を伝える前に殺されてしまい、ティプラーをに至らせた真相も闇に葬られた。

経歴

リンゴ・ヴィンダ

「なぜこんなことに?」
「原因は突き止める」
ティプリーアナキン・スカイウォーカー[出典]

ミキアン女性、ティプラーは銀河共和国時代の末期に生まれ、ティプリーという名の双子がいた。彼女たちは2人ともフォース感応者で、ともにジェダイ・オーダーに加わり、クローン戦争期にはジェダイ・マスターに昇格していた。彼女たちはこの戦争でジェダイ将軍の地位を与えられ、独立星系連合と戦う共和国グランド・アーミーの指揮を執った。ティプラーとティプリーは、“ドゥーム”という名のクローン・コマンダーの部隊と行動を共にすることが多かった。

Tiplee and Tiplar

リンゴ・ヴィンダで戦うティプラーとティプリー

クローン戦争中、ティプラーとティプリー、ドゥームの部隊はジェダイ将軍アナキン・スカイウォーカー率いる第501軍団と協力し、惑星リンゴ・ヴィンダを取り囲むリング・ステーションで分離主義勢力のドロイド軍と戦った。リンゴ・ヴィンダの戦いは両軍の一進一退が続く膠着状態に陥り、共和国と分離主義勢力の双方が状況を打破する手段を模索した。ティプラーたちは宇宙ステーションの通路でトレンチ提督指揮下のバトル・ドロイド部隊と交戦し、スカイウォーカー隊とは別経路で通信センターを目指した。道中、BXシリーズ・ドロイド・コマンドー分隊が共和国軍の前に現れると、ティプラーはドゥームに防衛態勢をとるよう命じ、別方向から現れたドロイデカのビームをエネルギー・シールドで防御させた。ティプラーが盾の隙間から手を伸ばしてドロイデカをフォースで持ち上げると、部下のクローン・トルーパーたちはドロイデカの球体シールドの真下にめがけて電磁パルス・グレネードを転がした。ジェダイとクローンの共同作業は功を奏し、ティプラーがフォースのテレキネシスを解いた瞬間、ドロイデカはグレネードによって機能を停止した。

通信センター制圧後、ティプラーとティプリーはスカイウォーカーの部隊と合流し、トレンチ提督の司令センター攻略に向けて作戦を練った。トレンチが増援を要請したため、共和国軍はできるだけ早くリング・ステーションを占領する必要があった。スカイウォーカーは司令センターへ続く3本の通路をホログラムで図示し、3人のジェダイが別々のルートを進み、敵本部の手前で再合流する計画を立てた。消耗の激しいティプラーとドゥームの部隊を支援するため、スカイウォーカーはARCトルーパーCT-5555CT-5385(それぞれ“ファイヴス”、“タップ”のニックネームで知られる)たち10名の精鋭を彼女の隊に預けた。

PrematureExecution-TU

ティプラーに銃を向けるタップ

作戦が始まると、ティプラーとドゥームはファイヴスやタップを引き連れて左側の通路を進み、行く手を阻むバトル・ドロイドをすべて破壊した。彼女たちは司令センターの目と鼻の先にある広々とした部屋に辿り着き、B1バトル・ドロイドDSD1ドワーフ・スパイダー・ドロイドスーパー・バトル・ドロイド・ロケット・トルーパーの大軍と対峙する。スカイウォーカーとティプリーの隊も同じ部屋に到着し、共和国軍の勝利は目前に迫ったが、精神錯乱状態に陥ったタップが突然ティプラー将軍を撃ち殺したため、戦いの流れが変わった。ジェダイには知らされていなかったが、クローン兵士にはジェダイ抹殺を命じる緊急指令がプログラムされており、タップは脳内に埋め込まれた行動抑制チップが故障したため予定より早く“クローン・プロトコル66”を実行してしまったのである。敵のブラスター弾をライトセーバーで防御していたティプラーは、タップが自分にDC-15Aブラスターを向けていることに気づいた次の瞬間、予期せぬ銃撃に倒れた。

その後

「実は我がドロイド軍は共和国軍に制圧される直前でしたが、敵は突然撤退し始めました。戦闘の真っ最中に、あるクローンが自らの上官であるジェダイ将軍を撃ち殺したのです」
ドゥークー伯爵に対し、トレンチ提督[出典]

共和国軍はティプラーの突然のを受けて攻撃を中止し、撤退を開始した。ティプリーはティプラーの元へ駆け寄り、双子の死を悲しんだ。通信センターまで退却した後、スカイウォーカーとクローン・キャプテンCT-7567(レックス)はタップの不可解な反逆行為の理由を問いただした。しかしタップは“優秀な兵士は命令に従う”という言葉をひたすら繰り返し、今度はティプリーを襲おうとして取り押さえられた。一方、トレンチ提督は共和国の前線で発生した異常事態に気づき、この事件をドゥークー伯爵に報告した。タップは一度トレンチによって捕らえられたが、ファイヴスとレックスによって救出され、クローンの故郷であるカミーノへ運ばれた。ジェダイ・マスターのシャアク・ティカミーノアン主任医療科学者ナラ・セがタップの異変を調査することになった。

その後、ファイヴスはティプラーの死の原因となったシスの陰謀を突き止めたが、他のクローンやジェダイに真相を伝える前に殺されてしまった。共和国のシーヴ・パルパティーン最高議長は、タップの行動抑制チップがリンゴ・ヴィンダの寄生生物によって不調をきたし、予期せぬ行動を引き起こしたという公式見解を発表した。しかし、このパルパティーン議長こそクローン軍団の製造に関与した陰謀の黒幕、シスの暗黒卿ダース・シディアスだった。

クローン戦争の終盤、ジェダイのグランド・マスターヨーダ不死の秘密を解き明かすためミディ=クロリアン故郷へ旅した。彼はそこでフォースの女官たちから試練を与えられ、滅びの谷でフォースのヴィジョンを経験する。ヴィジョンの中には戦争のない平和な世界が広がり、ティプラーをはじめとする戦死した者たちも含め、大勢のジェダイがテンプル中庭に集まっていた。ヨーダは偽りの世界に誘惑されたものの、すぐにまやかしを暴き、ヴィジョンに終止符を打った。

個性と特徴

Tiplar and Doom marines

リンゴ・ヴィンダの戦いでクローン兵を率いるティプラーとコマンダー・ドゥーム

「シールドを!」
「イエス、サー!」
―ティプラーとクローン・トルーパー[出典]

ミキアン種族の女性、ティプラーは青い目を持ち、肌のは黄色と緑だった。彼女の額には双子の姉妹ティプリーと同じ模様のタトゥーが入っていた。ティプラーは部下のコマンダー・ドゥームや兵士たちと良好な関係を築き、リンゴ・ヴィンダの戦いでは敵のBXシリーズ・ドロイド・コマンドーやドロイデカを効率的な共同作業で撃破した。しかし彼女はこの戦いの不幸な犠牲者となり、姉妹のティプリーを悲しませた。

力と能力

ティプラーはフォース感応能力を持ち、ジェダイ・マスターの位を与えられていた。彼女はテレキネシスの能力に熟練し、リンゴ・ヴィンダの戦いでは3体のドロイデカを同時に持ち上げてクローン・トルーパーが磁気パルス・グレネードを投げるチャンスを作った。また、彼女はライトセーバーも巧みに扱い、ブラスター弾を偏向して敵のドロイドを破壊した。しかし彼女は味方からの予期せぬ攻撃に対処することができず、タップの銃弾に倒れた。

装備

ティプラーは全身を覆う白と茶色の衣服を身に着け、ブーツを履き、白い頭飾りを着用していた。彼女は緑色のブレードのライトセーバーを所有した。

制作の舞台裏

Female Sith Concept Art

ティプラーやティプリーのモデルとなったコンセプト・アート

ティプラーはTVシリーズ『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』のシーズン6、ザ・ロスト・ミッションの第1話『未知の症状』に登場するキャラクターである。ティプラーとティプリーのデザインは、イアン・マッケイグ2002年の映画『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』用に書き上げた女シス卿のコンセプト・アートをモデルにしている。

登場エピソード

参考資料