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ダース・モール

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「かつて俺は銀河一強い力の主の弟子だった。そしてそれを越える存在になるはずだった」
―ダース・モール[出典]

ダース・モール(Darth Maul)は男性ダソミリアンザブラクで、銀河共和国の衰退期を生きたシス卿である。帝国時代ダースの称号を捨て、単にモールと名乗った。モールは惑星ダソミアの魔女マザータルジンの息子として生まれ、ナイトブラザーの部族で育ったが、シスの暗黒卿ダース・シディアスの目に留まり、彼のシス・アプレンティスに選ばれた。ライトセーバーの戦闘技術を学んだモールは、自ら組み立てたダブル=ブレード・ライトセーバーを使いこなす無慈悲なシスの暗殺者へ成長する。

32 BBY、シディアスの策略のもとトレード・フェデレーションによる惑星ナブー侵略が始まった際、モールはフェデレーション占領下のナブーから逃げ出したパドメ・アミダラ女王の捜索任務に派遣された。彼は女王を追って砂漠の惑星タトゥイーンにたどり着いたが、女王を護衛していたジェダイ・マスタークワイ=ガン・ジンとの対決は引き分けに終わり、逃走を許してしまった(ジェダイがシスと遭遇したのは、過去千年の歴史の中でこれが最初のことだった)。女王がジェダイを連れて再び故郷へ戻ると、シディアスはモールをナブーへ派遣した。モールはナブーの戦いでジンを殺害したが、その弟子であるオビ=ワン・ケノービに敗北する。モールは体を真っ二つに切り裂かれ、反応炉のシャフトの底へ落下していった。

ジェダイとシスの双方がダース・モールはナブーで死んだと思い込んだ。しかし、彼は腰から下を失った状態でなんとか生き残り、アウター・リム・テリトリーへ流れ着く。モールは機械でできたクモのような脚を手に入れ、惑星ロソ・マイナーの廃棄場の山の中でかろうじて生き延びたが、敗北の苦しみと強い復讐心によってほとんど正気を失っていた。20 BBY、モールの弟サヴァージ・オプレスがロソ・マイナーにやってきた。モールがまだ生きていることを知っていたタルジンが、オプレスに兄の捜索を命じたのである。ダソミアへ連れて行かれたモールは、タルジンの魔術で正気を取り戻した。ケノービに対する復讐を目標に、モールとオプレスは第三勢力としてクローン戦争に参加した。

復讐計画の一環として、モールは闇社会の勢力をひとまとめにしたシャドウ・コレクティヴを組織する。惑星マンダロアから追放された戦士団、デス・ウォッチもモールと同盟関係を結んだ。マンダロアの占領に力を貸した後、モールはデス・ウォッチの首領プレ・ヴィズラを一対一の決闘で破り、ダークセーバーと首領の座を奪った。彼はケノービに復讐を果たすため、ジェダイの古い友人で、マンダロアの統治者だったサティーン・クライズ女公爵をダークセーバーで殺めた。モールはマンダロアの影の統治者となったが、彼の計画は弟子の生存を知ったダース・シディアスによって挫かれた。シディアスはオプレスを殺し、タルジンを誘き寄せる餌にするためモールを生け捕りにした。

スパイア刑務所から脱獄したモールは、惑星ザンバーでシャドウ・コレクティヴを再集結させ、分離主義勢力に戦いを挑んだ。タルジンの命令に従い、モールはシディアスの弟子ドゥークー伯爵グリーヴァス将軍オード・マンテルに誘い出した。タルジンの作戦は成功し、伯爵と将軍はシャドウ・コレクティヴの捕虜になった。共和国軍による襲撃が行われた際、将軍は混乱に乗じて逃亡したが、伯爵はモールと一時的に手を組んだ。モールはドゥークーが仲間になったふりをしているだけだと気付いていたが、彼をタルジンの儀式の生け贄にするため、ダソミアへ連れて行った。タルジンはドゥークーの肉体を乗っ取り、モールと共にシディアス、グリーヴァスと決闘を繰り広げた。敗北を悟ったタルジンは、モールを逃がすため自らを犠牲にした。シャドウ・コレクティヴは分離主義勢力の攻撃で崩壊し、モールの権力基盤は失われた。

クローン戦争終結後、モールは銀河帝国皇帝となったシディアスや、彼の新しい弟子ダース・ヴェイダー、皇帝の手下尋問官たちと敵対した。帝国時代、モールはシス・テンプルに眠る力を求め、惑星マラコアへ旅した。

経歴

生い立ち

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シディアスと出会った若きモール

モールはマザータルジンの息子として惑星ダソミアに生まれた。[7] ダソミリアンザブラクのモールはナイトブラザーとして育ち、サヴァージ・オプレスという名の血を分けた弟と、フェラルという名の弟(血縁関係は不明)がいた。[8][9] タルジンはモールとオプレスがまだ1歳にならないうちに最初のタトゥーを入れた。[10] モールが幼い頃、タルジンはシスの暗黒卿ダース・シディアスと手を組み、それぞれ知恵と力を提供し合った。シディアスは幼いタルジンの息子に可能性を見出し、タルジンをシス・アプレンティスにするという約束を破ってモールを連れ去った。[7] モールはシス・マスターのもとで一対一の訓練を受け、強力な戦士へと成長した。[2]

フォースダークサイドの力を身につけたモールは、シスの歴史上もっとも効果的に訓練されたシス卿となった。無慈悲な暗殺者へと鍛え上げられたモールは、かつてシスを敗北に追いやったジェダイ・オーダーに対して復讐心を燃やすようになった。モールは数年間にわたる厳しい特訓を積み、自ら作成したダブル=ブレードライトセーバーを使いこなすようになった。マスターのために任務を遂行する際、モールはリパブリック・サイナー・システムズ社が製造したスター・クーリエの改造型、<シミター>を個人用宇宙船として使用した。[2]

ナブーの侵略

「ついにジェダイの前に姿を見せる時が。復讐の時が来ました」
―ダース・モール[出典]

長いあいだジェダイへの復讐を待ち望んでいたダース・モールは、銀河共和国支配とジェダイ打倒を目標としたダース・シディアスの計画に加担することとなった。シディアスは惑星ナブー代表のシーヴ・パルパティーン元老院議員として銀河元老院に地位を築き上げており、トレード・フェデレーションを影から利用してナブー危機を引き起こした。フェデレーションは共和国による貿易ルートへの課税に抗議し、ナブーの封鎖を行った。フィニス・ヴァローラム最高議長は事件を平和的に解決するためジェダイ・マスタークワイ=ガン・ジンとその弟子オビ=ワン・ケノービを現地に派遣した。フェデレーションを支配するニモーディアンはジェダイの暗殺を試みたが失敗し、パドメ・アミダラ女王はジェダイの協力のもと占領下のナブーから脱出した。[3]

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タトゥイーンの対決

ナブー侵略を合法化するには協定書にアミダラのサインが必要だったため、シディアスはモールに女王の捜索任務を与えた。ナブー・ロイヤル・スターシップに送信されたシオ・ビブル総督のメッセージを逆探知することで、モールは女王がアウター・リム・テリトリーの惑星タトゥイーンにいることを突き止めた。マスターの指示のもと砂漠の惑星へ旅したモールは、DRK-1プローブドロイドを使ってアミダラを捜索した。モールが船の場所を特定した時、女王とジェダイはタトゥイーンを立ち去る直前だった。モールはスピーダー・バイクブラッドフィン>で砂漠を駆け抜け、女王の宇宙船に乗り込もうとしていたクワイ=ガン・ジンとアナキン・スカイウォーカー少年を襲撃した。スカイウォーカーは宇宙船に急ぎ、すぐに船を離陸させよというクワイ=ガン・ジンの指示を伝えた。シス卿とジェダイ・マスターは激しいライトセーバー戦を繰り広げたが、決着はつかず引き分けに終わった。ジンは離陸したロイヤル・スターシップのタラップに乗り込み、砂漠にシス卿をひとり残して逃げ去っていった。ダース・モールによる襲撃は、ジェダイにとって千年ぶりとなるシスの暗黒卿との遭遇だった(ただしジェダイ最高評議会はシスの復活に懐疑的だった)。モールは知らなかったが、ジンがタトゥイーンから連れ出したスカイウォーカー少年は、フォースにバランスをもたらす存在として予言された“選ばれし者”だった。[3]

タトゥイーンの対決の後、共和国の首都コルサントに到着したアミダラは、陰謀の黒幕とは知らずパルパティーン議員と対面した。シディアスの計画通り、アミダラはヴァローラム議長に不信任案を提出し、新議長の座を巡る選挙が始まった。選挙中、元老院に愛想を尽かしたアミダラがジェダイを引き連れてナブーへ戻ると、シディアスはモールを現地に派遣した。フェデレーションのヴァイスロイヌート・ガンレイと合流したモールは、女王たちに先手を打たせるようシディアスから指示を受けた。その後、ナブー人は原住民のグンガンと組んでフェデレーションに挑み、首都シードから離れた大草原戦いを起こした。女王率いる小規模なチームは、この戦いを陽動に利用してシード宮殿に潜り込んだ。[3]

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オビ=ワン・ケノービと戦うモール

首都でも戦いが始まると、モールはシード・ハンガーでジンとケノービを待ち受けた。彼はジェダイの師弟を同時に相手にし、剣を交えながら戦場を格納庫から動力発生施設へと移した。戦闘中、モールはケノービを階下の通路へ蹴り落とし、ジンと一対一の勝負に持ち込んだ。モールとジンがレーザーの隔壁で仕切られた区画へ移動したため、ケノービは師匠に助太刀することができなくなった。ケノービが見守る前で、モールはジンの腹部にライトセーバーを突き刺し、致命傷を与えた。残る敵はパダワンひとりとなったが、ケノービはシス卿の猛攻をなんとか耐え凌ぎ、ダブル=ブレード・ライトセーバーの柄を両断することに成功した。機能する片方の刃だけで戦い続けたモールは、切り合いの合間にフォースを放ち、ケノービを原子炉シャフトに突き落とした。パダワンは穴の中のノズルに掴まることでかろうじて落下を免れた。モールはライトセーバーでシャフトの縁を切り、火花を散らして敵を苦しめたが、若きパダワンはこの間も反撃の機会を窺っていた。ケノービはフォースを使って不意に跳躍し、シャフトに落とした自分の武器の代わりにジンのライトセーバーを手許に引き寄せ、一瞬でモールを切り裂いた。胴から真っ二つになったモールの体は、シャフトの深奥へと落下していった。[3]

復活のシス卿

「お前が見つけてくれた時の俺は、醜い野獣の姿で、この世から見捨てられ、忘れ去られていた」
サヴァージ・オプレスに対し、ダース・モール[出典]
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ロソ・マイナーで生き延びていた頃のモール

ジェダイ・オーダーとダース・シディアスはモールが惑星ナブーで死んだと思い込んだが、彼は腰から下を失う重傷を負いつつもなんとか生き延びていた。オビ=ワン・ケノービに敗れて原子炉シャフトに転がり落ちた後、モールはフォースを使って空気の通り道を確保した。彼は憎しみと意志の力によって生きながらえ、廃棄物処理用コンテナの中に入り込む。ぼろぼろになったモールの肉体はアウター・リム・テリトリーへ運ばれ、ごみ処理場の惑星ロソ・マイナーに投棄された。モールは大量のゴミによってできた洞窟の中で生活し、失った下半身の代わりに、廃棄物を組み合わせたクモのような6本脚を手に入れる。この頃、モールはヘビに似たアナコンダン種族のモーレイと取り引きし、食料となる獲物を自分の穴倉の中へ誘い込ませる代わりに、見返りとして分け前を与えていた。ロソ・マイナーにおける過酷かつ悲惨な生活は10年以上続き、モールはその間に怒りと絶望、ケノービに対する復讐心によってほとんど正気を失ってしまった。

ナブーで弟子を失ったシディアスは、元ジェダイ・マスターでセレノー伯爵であるドゥークーを新しいシス・アプレンティスに選び、“ダース・ティラナス”という名前を与えた。一方、当初クワイ=ガン・ジンの報告に懐疑的だったジェダイ評議会は、ナブー危機終結後、彼の考えが正しかったことを認めた。シスの“2人の掟”を知っていたジェダイのグランド・マスターヨーダメイス・ウィンドゥは、モールの他にもう1人シス卿が生き残っているはずだと考えたが、その正体を突き止めることはできなかった。モールがロソ・マイナーでみじめな生活を送る間、銀河共和国はシディアスとドゥークーの陰謀によって分離主義危機に直面し、22 BBYには独立星系連合とのあいだにクローン戦争勃発する。

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新しい脚を手に入れたモール

シスやジェダイから忘れ去られたモールだったが、マザー・タルジンだけは息子がまだ生きていることを知っていた。クローン戦争まっただ中の20 BBY、タルジンはモールの弟であるサヴァージ・オプレスに魔法の力を持つネックレスを与え、アウター・リムに行けば兄が見つかると教えた。オプレスはネックレスを頼りにモールを捜索し、廃棄場の惑星でモーレイと遭遇した後、兄のもとへたどり着く。オプレスはモーレイを殺し、狂気に陥っている兄をタートル・タンカーに乗せ、故郷のダソミアへ連れて行った。モールは断片的に過去の記憶を覚えてはいたものの、オプレスが誰であるかも分からずにいた。タルジンは魔術を使ってモールの正気を取り戻し、下半身の醜い機械を取り除いた。クモのような6本脚は、スーパー・バトル・ドロイドの部品(ダソミアの戦いの戦場跡地に転がっていた)を利用したヒューマノイド型の2本脚と取り換えられた。治療を終えたタルジンは、モールが完全に意識を取り戻す前に姿を消した。

目を覚ましたモールは、オプレスからクローン戦争の始まりを知らされた。彼は銀河規模の戦争が自分抜きで行われていることや、かつて暗黒卿の弟子だった自分がこれほどまでに落ちぶれてしまったことを嘆いた。モールが仇敵オビ=ワン・ケノービ(いまやマスターに昇格し、ジェダイ最高評議会のメンバーとなっていた)への憎しみを口にすると、オプレスはナブーから回収されたモールのライトセーバーを差し出し、ジェダイへの復讐を果たすときが来たのだと告げる。モールは弟に同意し、ジェダイ・マスターへの復讐を手始めとする大規模な計画に着手した。

クローン戦争

復讐の始まり

「スタートは復讐からだ」
―ダース・モール[出典]
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レイドニアの村でオビ=ワン・ケノービを待ち受けるダース・モール

惑星レイドニアへ赴いたモールとオプレスは、ケノービの注意を引くため罪のない村人たちを虐殺した。モールはジェダイ最高評議会にホログラム・メッセージを送り、村人たちを殺す場面を見せつけ、これ以上犠牲者を出したくなければケノービをひとりで寄こすよう要求した。マスター・ヨーダメイス・ウィンドゥの同意のもと、ケノービは仇敵と対決するため単身レイドニアに向かった。

モールは炎上した村でケノービを待ち受けた。ケノービは目の前に現れた敵がかつて戦ったシス卿と本当に同一人物なのかどうか少し懐疑的だったが、モールはナブーでの出来事を語り、ジェダイに対して恨みを抱き続けてきたのだと語った。その後、モールはオプレスとふたりでジェダイ・マスターを圧倒した。モールはフォースを使ってジェダイのライトセーバーを奪い、オプレスはケノービを気絶させた。

モールとオプレスはケノービをすぐには殺さず、タートル・タンカーの中で痛めつけた。モールはケノービの軟弱さをなじり、彼にジェダイ・マスターの称号は相応しくないと語った。自分が味わったのと同じ苦しみを与えるため、モールはケノービをライトセーバーで切り刻もうとしたが、アサージ・ヴェントレスの出現によって拷問は中断された。分離主義勢力の幹部から賞金稼ぎに転身したヴェントレスは、オプレスの首に懸かった賞金を追っていた。かつて敵同士だったケノービとヴェントレスは、ダソミアの兄弟を倒すため、思いもよらぬタッグを組んで戦うことになった。

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タートル・タンカーにおける対決

ケノービはヴェントレスのライトセーバーを借り、タートル・タンカーの狭い船倉で2対2のライトセーバー戦が始まった。戦闘中、ケノービはモールから自身のライトセーバーを取り戻した。ケノービとヴェントレスは形勢が自分たちに不利だと判断し、船のコックピットへと退却した。モールとオプレスはコックピットのドアを光刃で切り開こうとしたが、ケノービは間一髪のタイミングで船首部分の脱出ポッドを切り離して発進させた。しかし、モールは仇敵に逃げられても冷静さを失わなかった。彼は弟に、長いあいだ復讐を待ち続けてきた自分にとって、少し先延ばしになることくらい問題ではないと告げた。オプレスはジェダイに追われる立場になってしまったことを心配したが、モールは敵の方からやって来るなら望むところだと答えた。

勢力拡大

「戦い抜くには意志の統一が肝要だ。俺に従え」
「兄弟、力を合わせればいいだろ。俺たちの間で主従関係なんていらない」
「サヴァージ、シスは常にふたりで動く。マスターと弟子がな。当然、弟子はお前だ」
―ダース・モールとサヴァージ・オプレス[出典]
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モールとオプレスは惑星フローラムでジェダイのケノービ、アディ・ガリアと対決した

モールとオプレスはサイブロック星系インターギャラクティック銀行グループが所有する宇宙ステーションを略奪した。ステーションに配置されていたドロイドの警備兵を倒した後、兄弟はクレジットが詰まった金庫を発見した。その後、モールはオプレスに意志の統一の重要性を説き、今後は自分の命令通りに行動するよう指示した。モールは主従関係など必要ないのではないかと主張する弟を力で圧倒し、シスの伝統である2人の掟に従い、自分はオプレスのマスターだと宣言した。

宇宙ステーションの資金を盗み出した後、兄弟はウィークウェイ海賊が活動する惑星フローラムに赴いた。海賊の一部は彼らの部下になることに同意したが、海賊の首領ホンドー・オナカーはモールへの敵対心をあらわにした。モール側に寝返った海賊とオナカーの部下の間に銃撃戦が始まった時、ケノービとマスター・アディ・ガリアがフローラムに到着した。オプレスはライトセーバーの対決でガリアを殺したが、ケノービの反撃で片腕を失った。モールは劣勢を悟って退却を始めたが、オナカーの軍勢から激しい追撃を受けた。逃走中、モールは片方の義肢を破損したが、テレキネシスで崖の上のジェダイ・シャトルを落下させ、逃げ切るための時間を稼いだ。兄弟は船を離陸させたが、海賊のロケット・ランチャーエンジンを撃ち抜かれたため脱出ポッドの使用を余儀なくされた。海賊たちは兄弟が船の墜落時に死んだに違いないと考えたが、ケノービはその見通しに懐疑的だった。

その後コルサントでは、パルパティーン最高議長とジェダイの間でシスの兄弟に関する話し合いが行われた。パルパティーンは銀河共和国にとってダース・モールは直接的な脅威ではないと主張し、ドゥークー伯爵の追跡を優先するよう指示した。この話し合いを受け、ヨーダは再びモールが出現した際に危機に対処すればよいと結論した。

シャドウ・コレクティヴの誕生

「シスはふたり一組と聞いた。マスターとその弟子だ」
「俺たちは兄弟。真のシスの暗黒卿だ」
プレ・ヴィズラとダース・モール[出典]

モールとオプレスはフローラムからの脱出に成功したが、ふたりのポッドは酸欠状態に陥った。彼らは意識を失い、深宇宙をあてもなく浮遊したが、偶然にもプレ・ヴィズラ総督率いるマンダロリアンによって発見された。死にかけた兄弟とライトセーバーを見つけたヴィズラは、もしこのふたりがジェダイの敵ならば自分たちにとっては友だと判断し、部下のボ=カターン・クライズに命じてコムルク級ファイター/トランスポートに運ばせた。モールとオプレスは惑星ザンバーにあるデス・ウォッチのキャンプに連れて行かれることになった。

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ボ=カターンの首を絞め、デス・ウォッチに力を見せつけるダース・モール

ザンバーで医療ドロイドの治療を受けたモールは、タルジンから与えられた脚に代わり、よりヒューマノイドの外見に近い機械の脚を移植された。手術が終わった後、ヴィズラとボ=カターンが彼のもとを訪れた。彼らは意識を取り戻していないオプレスにブラスターを向けてモールをけん制し、さまざまな質問を投げかけた。モールは自分たちがシス卿で、ドゥークー伯爵に仕えているわけではないこと、ジェダイのオビ=ワン・ケノービに恨みがあることをマンダロリアンに教えた。モールの答えに満足したヴィズラは、ドロイドに兄弟の治療を続けるよう命じた。

その後、ヴィズラはキャンプでモールにカシウス・ティーを振る舞った。ヴィズラはデス・ウォッチが平和主義的な新マンダロリアンによって故郷マンダロアから追放されてしまった経緯を説明し、自分たちこそ真の戦士だと主張した。デス・ウォッチは惑星マンダロアを治めるサティーン・クライズ女公爵に復讐心を抱いており、モールと同様、オビ=ワン・ケノービに恨みがあった。互いに共通の敵対者がいることを理解したモールは、この出会いはフォースの意志によるものだと語り、デス・ウォッチへの協力を申し出た。しかし、ボ=カターンはシスなど信用にならないと主張し、ジェダイに負けて死にかけていたモールを嘲った。モールはフォースを使って彼女の首を絞め、銃を向けるマンダロリアンたちを前に、自分の仲間になればマンダロアを奪回しケノービやドゥークーを倒すことも夢では無くなると語った。モールがボ=カターンの首を放し、治療中のオプレスのもとへ戻ると、マンダロリアンたちは今後の方針について話し合った。

モールは目を覚まして興奮状態の弟を落ち着かせ、海賊よりも名誉を重んじる味方が手に入ったと伝えた。モールは名誉を利用することでマンダロリアンを操り、惑星マンダロアを征服した暁には、デス・ウォッチと惑星の資源を自分たちの目的のために使うつもりだった。間もなくヴィズラがモールのいるキャンプに戻り、デス・ウォッチが兄弟との同盟関係を受け入れたと告げた。

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シャドウ・コレクティヴを率いるモール、オプレス、プレ・ヴィズラ

強大な軍隊“シャドウ・コレクティヴ”を築き上げるため、モールは犯罪組織ブラック・サンを味方につけるようプレ・ヴィズラを説得した。モール、オプレス、ヴィズラはデス・ウォッチの部隊を率いて惑星ムスタファーのブラック・サン基地を訪れた。ブラック・サンを治めるファリーンたちは訪問者の無謀な提案を笑い飛ばしたが、オプレスがゾミット・グランセイトを始めとする統治評議会メンバーを一瞬で皆殺しにすると、ブラック・サン護衛隊の隊長を務めるジットン・モジがモールへの忠誠を誓った。モールたちがザンバーに戻った後、パイク犯罪組織もシスの兄弟の傘下に加わった。

ハット・クランを同盟者にするため、モールたちは次にナル・ハッタハット大評議会を訪れた。ハットはモールたちの申し出を拒否し、賞金稼ぎに彼らを始末させようとした。モールたちは一度退却して賞金稼ぎのスギエンボラッツ・ラジィデンガーらを撃退し、再び評議室へと攻め入った。ハットの評議員の大半は既に逃げ出していたが、ボ=カターンの部隊はオルバ・ザ・ハットを捕まえた。モールに脅されたオルバは、惑星タトゥイーンジャバの宮殿へ行けば他のハットが見つかると明かした。モールはオルバを殺して宮殿を襲撃し、ジャバを無理やり味方に付けた。

マンダロア占領

「言ったとおりだ。最も強い者が支配者となる」
―ダース・モールに敗れたプレ・ヴィズラの最期の言葉[出典]

強大な軍隊を手に入れたモールとシャドウ・コレクティヴは、惑星マンダロアの女公爵の政府を転覆させるため作戦を練った。クライズ政権の信頼を失墜させるため、モールは茶番を仕組んでデス・ウォッチをマンダロアの救世主に仕立て上げることに決めた。表向きはモールの提案に従いつつ、プレ・ヴィズラとボ=カターンはマンダロア征服後にシスの兄弟を殺すつもりでいた。しかし、モールも彼らの思惑に感づいていた。モールの作戦に従い、シャドウ・コレクティヴの犯罪者たちは首都サンダーリ攻撃した。

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マンダロアの座をかけて決闘を繰り広げるヴィズラとモール

デス・ウォッチがマンダロアを脅かす犯罪者の脅威に終止符を打った後、市民の支持を得たヴィズラは首尾よく政府を乗っ取った。彼はモールとオプレスを裏切って牢屋に閉じ込めたが、この展開を予想していたふたりは焦らなかった。彼らは刑務所で仲間を探し、かつてクライズによって首相の座を追われたアルメクと知り合った。アルメクはモールとオプレスだけでヴィズラの勢力に立ち向かえるのかと疑問に思ったが、モールは戦士の名誉を逆手に取れば可能だと答えた。

モールはオプレスとアルメクを引き連れて刑務所から脱獄し、プレ・ヴィズラとデス・ウォッチのメンバーがいる謁見室へと攻め入った。モールはヴィズラに、戦士団を率いる“マンダロア”の座を賭けた一対一の決闘を申し込んだ。モールの予想通り、名誉を重んじるヴィズラは決闘を引き受け、勝負の公平性を期すためライトセーバーを返した。モールはさまざまな武器を使ったヴィズラの猛攻撃を凌ぎ、ダークセーバー(古代のマンダロリアンがジェダイから盗んだ武器)を奪って敵の首を刎ねた。決闘を制したモールはマンダロリアンの指導者となったが、ボ=カターンを含む一部のデス・ウォッチは彼を正統なマンダロアとして認めなかった。反体制派が逃げ去った後、モールはアルメクを首相に復帰させ、マンダロアの政治を影から操った。

復讐の達成

「何年ものあいだ貴様のことだけを考えて生きてきた。貴様に会えるその時だけをな。その甲斐があった。ようやく今、完璧な復讐のお膳立てが整った。お前を殺すつもりなど無い。お前に俺の味わった苦痛を味わってもらうぞ、ケノービ」
―ダース・モール[出典]

クーデターの直後、逃走を試みたクライズ女公爵が再逮捕されたが、彼女は捕まる直前にジェダイにメッセージを送っていた。クライズがオビ=ワン・ケノービの古い知り合いであることを知ったモールは、彼女をジェダイ・マスターに対する復讐の道具として利用することに決めた。モールは仇敵を殺すだけで満足とは考えず、自分が味わった苦しみを理解させるため、ケノービの大切なものを奪う必要があると考えていたのである。惑星マンダロアがクローン戦争で中立を宣言していたため、ケノービはジェダイ評議会からクライズ救出作戦の支援を得ることができなかった。ケノービはマンダロアの事件の裏にモールがいることを知らないまま、ひとりで惑星にやってきた。

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ケノービへの復讐の道具となり、モールの手にかかって命を落としたサティーン・クライズ

ケノービは宮殿からクライズを解放し、G9リガー貨物船トワイライト>が停泊している離着陸場へ急いだ。モールの指示のもと、マンダロリアンの兵士はロケット・ランチャーで<トワイライト>を撃墜し、ケノービの逃走を阻止した。墜落する貨物船から脱出したケノービとクライズは、モールとオプレスによって武器を奪われ、再び宮殿へと連れ戻された。

モールは謁見室でクライズの首を絞め、ケノービの怒りを煽った。ケノービはダークサイドに屈することを拒否し、本来モールも自分の意志でダークサイドに加わったわけではなく、ナイトシスターから押し付けられたに過ぎなかったはずだと指摘した(ケノービはモールの生まれ故郷であるダソミアの村を訪れたことがあった)。ケノービの態度はモールの怒りをさらに煽った。モールは10年にも及ぶ苦しみの元凶をつくったのはケノービだと語り、彼もその苦しみを経験するときが来たのだと告げた。次の瞬間、モールはダークセーバーを使ってクライズを殺害した。悲しみに暮れる時間を与えるため、モールはケノービを刑務所へ連行させた。しかし、ケノービはクライズ女公爵の妹ボ=カターンの助けを借りて逃げ出した。

古き師との対決

「シスは常にふたり。そしてそなたは、もはや我が弟子ではない。我には代わりの弟子ができた」
―ダース・シディアス[出典]

ボ=カターンはモール率いるデス・ウォッチに抵抗し、マンダロアで内戦が始まった。そんな中、ケノービやスカイウォーカーの報告でモールの生存を知ったダース・シディアスがサンダーリに到着する。モールが古き師の存在をフォースで感知した直後、シディアスが宮殿の謁見室にやってきた。モールはシディアスに頭を下げ、マンダロアを征服したのも、大規模な軍隊を組織したのも、すべてかつての師匠のもとに戻るためにしたことだと語った。しかし、シディアスはモールの態度に騙されず、ダソミアの兄弟をシスの敵対者とみなしフォースで攻撃した。

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暗黒卿と戦うモールとオプレス

モールとオプレスはライトセーバーを起動し、ふたりがかりでシディアスと戦った。暗黒卿は2本のライトセーバーを使って兄弟を軽くあしらい、フォースを使ってモールを壁に打ち付けた。しばらく気を失っていたモールが再び目を覚ました時、オプレスはシディアスのライトセーバーに胸を貫かれ、建物から突き落とされた。モールは弟のもとへ駆け寄ったが、オプレスは自分のふがいなさを謝って息絶えた。シディアスはモールを挑発し、彼は既に用済みの存在だと言い放った。

モールはライトセーバーとダークセーバーの2刀でシディアスに挑みかかったが、激しい戦闘の結果、武器を失って敗北する。シディアスは無力なモールを壁や床にたたきつけ、完全に屈服させた。モールはかつての師匠に命乞いしたが、フォース・ライトニングによって無慈悲に痛めつけられた。しかしシディアスはモールを殺すのではなく、生け捕りにして別の目的のために利用するつもりだった。シディアスはモールをマザー・タルジンを誘き寄せるための餌に使いたいと考えていたのである。

捕囚と脱獄

マンダロアにおける対決の後、シディアスはモールを惑星スティジョン・プライムへ連れて行き、独立星系連合が運営する刑務所要塞“スパイア”に閉じ込めた。しかし、シディアスの船はデス・ウォッチの部隊によって追跡されていた。囚われたリーダーを救出するため、アルメク首相が忠実な部下を派遣していたのである。独房内で、モールは自分を殺した方が賢明だとシディアスに告げたが、シディアスはかつての弟子を生かしたままさらに利用するつもりだった。2人の会話を遮ってドゥークー伯爵が刑務所に姿を現すと、モールは自分の代わりにシディアスの新しい弟子となった男に怒りのまなざしを向けた。

シディアスとふたりで相談した後、ドゥークーは再びモールのもとに戻ってきた。伯爵はシディアスから、シャドウ・コレクティヴやモールの仲間の情報を聞き出すよう指示を受けていた。ドゥークーは口を割らせるため電撃を与えたが、モールはあらゆる拷問に抵抗し、一切の情報を漏らさなかった。ドゥークーが去っていった後、マンダロリアン・スーパー・コマンドーローク・カストガー・サクソンが刑務所を襲撃し、リーダーの救出作戦を開始した。マンダロリアンの戦士は独房に穴をあけてモールを脱獄させ、デス・ウォッチの宇宙船でスティジョン・プライムから逃げ去った。

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グリーヴァスとの対決

モールとデス・ウォッチは惑星ザンバーで再集結した。モールから連絡を受けたアルメク首相は、かつて脱獄させてもらったお礼として、彼をスパイア刑務所から救ったのだと語った。再びデス・ウォッチの指揮権を握ったモールは、ダークセーバーを取り戻し、マンダロリアンが長年切望してきた戦いは目前に迫っていると宣言した。その直後、独立星系連合のグリーヴァス将軍率いる軍隊がザンバーにやってきた。グリーヴァスはバトル・ドロイド軍にデス・ウォッチ掃討を命じ、両軍ともに大量の犠牲者を出した。戦闘中、モールはグリーヴァス将軍のマグナガード・ドロイドを4体破壊し、自ら将軍に挑みかかった。しかし彼はサイボーグの将軍を破ることができず、蹴りを食らって後退を強いられた。多くの仲間を失ったモールは、戦士たちに撤退を命じた。モールが助けを求めてマザー・タルジンのもとへ向かうことを期待していたグリーヴァスは、敵の逃亡を許した。

オード・マンテルの罠

Maul Speaks to Talzin Smoke.png

タルジンと会話するモール

グリーヴァスの予測通り、ザンバーを離れたモールはフォースの導きを頼りにマザー・タルジンと接触をとった。タルジンが緑色のもやの中に姿を現すと、モールはスパイアからの脱獄とザンバーにおける敗北を伝えた。シディアスが自分を罠にかけようとしていることを知っていたタルジンは、モールにブラック・サンの作戦基地がある惑星オード・マンテルへ向かうよう告げた。タルジンはドゥークーとグリーヴァスを捕まえるという、シディアスですら予期していないであろう計画を練っていた。計画を達成するためには、オード・マンテルで軍隊を再集結させ、再び分離主義勢力に戦いを挑む必要があったのである。しかし、シス卿に狙われているタルジンは自らオード・マンテルに出向こうとはしなかった。

オード・マンテルに到着したモールは、ブラック・サンのジットン・モジやパイク・シンジケートのファイフといったシャドウ・コレクティヴの幹部たちと会談した。モールは自分を餌に分離主義勢力をオード・マンテルにおびき寄せるつもりだと説明した。ためらいを見せる仲間たちとは対照的に、モールは分離主義勢力の指導者を捕まえる作戦に自信を持っていた。モールたちはすぐに戦いの準備を始め、シャドウ・コレクティヴによる待ち伏せを行うため、分離主義勢力のドロイド軍団をブラック・サンの支配領域へと誘い込んだ。

戦いに備えるモールたちのもとに、マザー・タルジンによってダソミアから派遣されたブラザー・ヴィスカス率いるナイトブラザーの戦士団も加わった。モールがナイトブラザーの援軍を歓迎していた時、分離主義勢力が軌道上に姿を現し、オード・マンテルへの爆撃を開始した。モールもすぐに攻撃開始を命じ、ナイトブラザーたちは司令センターで次の指示を待った。デス・ウォッチと共に上空の分離主義勢力と戦うため、モールはマンダロリアンの軍艦へと急いだ。

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分離主義勢力の司令船に乗り込み、グリーヴァスに襲い掛かるモール

ドゥークー率いる分離主義勢力の軍隊はオード・マンテルに着陸し、シャドウ・コレクティヴの軍勢をあっという間に劣勢に追い込んだ。一方、モールの宇宙船は軌道でグリーヴァス将軍の司令船を攻撃し、船内へ直接乗り込むためドッキングを行った。モールとデス・ウォッチは司令船のブリッジに攻め込み、サイボーグの将軍を警護するバトル・ドロイドを一掃した。モールはグリーヴァスとの対決を制し、地上で戦うバトル・ドロイドの機能を停止させるか、さもなくばここで死ぬかという2択を迫った。グリーヴァスは止むを得ずドロイドの停止信号を送り、モールの捕虜になった。地上でナイトブラザーたちを倒したドゥークーも、機能を失ったバトル・ドロイドが全滅した際、シャドウ・コレクティヴによって捕えられた。

伯爵を味方に

戦いの後、モールは再びタルジンに連絡を取り、オード・マンテルの作戦の成功を伝えた。タルジンはモールに、ドゥークーやグリーヴァスを捕虜にした今、彼らの指導者であるシディアスを捕まえることも夢ではないと語り、復讐の実現を約束した。モールの軍隊は戦いの痕跡をほとんど残さずにオード・マンテルを離れ、マンダロリアン小惑星前哨基地へ向かった。

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ドゥークーを仲間に引き込もうとするモール

補給基地に到着後、モールはダース・シディアスにメッセージを送り、ドゥークーとグリーヴァスを捕まえたことを報せた。シディアスは敵に捕らえられた部下にもはや価値は無いと語り、モールがふたりを殺す気なら、好きにすればいいと答えた。しかしモールには別の計画があった。ドゥークーを味方に引き入れるため、モールはシディアスが彼を見捨てたことを伝えた。しかし、ドゥークーはシディアスに挑戦するなど無謀だと考え、かつて自分を殺そうとしたことのあるマザー・タルジンと手を結ぶことなど不可能だと答えた。その時、タルジンがナイトシスターの魔法を使って姿を現した。彼女はシディアスと手を組んでいた頃の過去をドゥークーに明かした。タルジンはシディアスの裏切りによって幼いモールを失った経緯を説明し、伯爵もいまにシディアスの裏切りに遭うに違いないと脅した。しかし、タルジンもモールもドゥークーを心の底から味方にしたいと願っていたわけではなく、伯爵を利用するためダソミアへ連れて行きたいと考えていただけだった。

会話中、ジェダイによって率いられた共和国の軍隊がマンダロリアン小惑星前哨基地への攻撃を開始した。ケノービやメイス・ウィンドゥを含むジェダイのチームは、オード・マンテルからシャドウ・コレクティヴを追跡してきたのだった。ドゥークーは生き延びるためモールに味方したが、グリーヴァスは混乱に乗じて脱出ポッドに乗り込み、逃げ去った。ジェダイとのライトセーバー戦を切り抜けたモールとドゥークーは、ローク・カストが放った小型爆弾の爆発を利用して脱出した。

シャドウ・コレクティヴの陥落

モールたちは補給基地を離れてダソミアへ向かった。道中、モールはモジとパイクから連絡を受けた。彼らはモールの復讐計画がシャドウ・コレクティヴの作戦を失敗に導いているのではないかと懸念していたが、モールは計画がうまくいくことを保証し、シディアスを殺してシャドウ・コレクティヴによる銀河征服を実現すると約束した。幹部たちの忠誠心を確保するため、モールはパイクやブラック・サンに目を光らせておくようサクソンに命じた。その後モールはドゥークーと会話し、伯爵が仲間になった演技をしていることなどお見通しだと語り、おそらくシディアスがそうするように命じたのだろうと推測した。

ダソミアに到着したモールは、オード・マンテルの戦いを生きのびたブラザー・ヴィスカスに迎え入れられた。ヴィスカスは計画の準備は既に整っていると語り、ドゥークーをマザー・タルジンのもとへ連れて行った。緑の煙の中で存在を保っていたタルジンは、ドゥークーに向けて魔術を使い、シス卿の命の力を引き出そうとした。タルジンは実体を伴った姿に戻るために生け贄を必要としており、ドゥークーを儀式の犠牲にしようと企んでいたのである。しかし、タルジンの儀式はグリーヴァスとシディアスの到着によって中断された。

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グリーヴァスと戦うモールと、伯爵の体を使ってシディアスと戦うタルジン

暗黒卿やグリーヴァスとの間にライトセーバーの対決が始まると、タルジンはドゥークー伯爵の体を乗っ取ってモールに加勢した。モールがサイボーグと戦う間、タルジンはシディアスと対峙したが、すぐに暗黒卿に圧倒された。シディアスのフォース・ライトニングを食らったタルジンは、ドゥークーの体を捨て、肉体を伴った姿で再出現した。一方、モールはフォース・プッシュでグリーヴァス将軍を押し飛ばした。シディアスのライトニングに苦しむタルジンに、モールは自分を生け贄にして強大な力を手に入れるよう頼んだ。しかし、ダソミアの魔女はモールが逃げる時間を稼ぐためひとりで暗黒卿の攻撃を食い止めることに決めた。タルジンは魔力を使ってモールを戦場から遠ざけた。ローク・カストらと共に逃げる途中、モールはタルジンがグリーヴァス将軍に殺される瞬間を目にした。

モールは分離主義勢力の攻撃にさらされたダソミアから逃げ去った。シャドウ・コレクティヴは分離主義者の攻撃で壊滅する。シディアスにとってダース・モールはもはや落伍者となり、シスが統治する銀河を脅かす存在ではなくなった。

マンダロアを失う

シャドウ・コレクティヴ陥落後、モールと彼に忠実な部下たちはマンダロアへ戻り、しばらくのあいだ身を潜めた。しかし、マンダロアはクローン戦争の終盤にクローン・キャプテンレックスや元ジェダイ・パダワン・アソーカ・タノ率いるクローン・トルーパー大隊によって包囲される。包囲戦のさなか、モールはタノとライトセーバーの対決を繰り広げた。タノは仲間たちと協力してモールをレイ・シールドの罠にかけたが、レックスを救うためにモールを殺すチャンスを捨てることになる。同時期に発生したオーダー66の混乱の中、モール、タノ、レックスはそれぞれマンダロアからの脱出を果たした。[11]

帝国時代

マラコアの寺院

「噂は本当だったのね。ダース・モールは生きてる」
「ダースは無用だ。今はただのモール」
セヴンス・シスターとモール[出典]

クローン戦争終結時、ダース・シディアスは共和国を銀河帝国再編し、自らその皇帝となった。シディアスは戦争中にドゥークー伯爵を失ったが、ドゥークーよりも若く強力な新しい弟子、ダース・ヴェイダーを手に入れた。[12] 一方、シャドウ・コレクティヴを失ったモールは、シス・テンプルにある古代シスの超兵器を求めて惑星マラコアへ旅した。この頃、彼は新しいライトセーバーを手に入れていた。モールは宇宙船の墜落でマラコアに立ち往生することになり、何年ものあいだ銀河社会から隔絶されて生きた。帝国はダース・モールがまだ生きていると信じ、尋問官エイス・ブラザーに元シス卿の捜索を命じていた。[13]

ヤヴィンの戦いの3年前、ジェダイの生き残りケイナン・ジャラス、その弟子のエズラ・ブリッジャー、元ジェダイのアソーカ・タノがマラコアにやってきた。モールは他の仲間とはぐれたブリッジャーと遭遇し、シス・ホロクロンを手に入れるため彼を言葉巧みに操った。また、モールはブリッジャーの熱しやすい性格を利用し、彼をダークサイドへ引き込もうとした。テンプルの超兵器を起動するのに必要なホロクロンを手に入れた後、モールとブリッジャーはジャラス、タノ、3人の尋問官(エイス・ブラザー、セヴンス・シスターフィフス・ブラザー)らの戦いに出くわした。[13]

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尋問官と戦うモールと反乱者たち

タノはモールがまだ生きていたことに驚いたが、3人の尋問官を倒すため一時的に同じ側で戦うことになった。尋問官が撤退した後、モールはジェダイの求める知識がテンプルの頂上部に保管されていると主張し、ピラミッド状の建築物を登り始めた。ジャラスとタノは元シス卿を信用していなかったが、ブリッジャーの強い主張を受け、止むを得ず行動を共にした。頂上部へ向かう途中、モールとジェダイは再び尋問官の襲撃を受けた。モールはセヴンス・シスターの首をフォースで持ち上げ、ブリッジャーに止めを刺すよう命じた。若きパダワンが躊躇したため、モールは自ら女尋問官に最後の一撃を加えた。彼はブリッジャーを叱り、心の迷いが自分や友人の命を危険にさらすと警告した。その後、フォースを通してダース・ヴェイダーの到着を感知したモールは、ブリッジャーを独りでテンプル頂上部へ向かわせ、残りの尋問官との戦いを引き受けた。タノと協力してフィフス・ブラザーを仕留め、最後に残ったエイス・ブラザーが自滅した後、モールは協力的な演技を捨ててジェダイに牙をむいた。[13]

ライトセーバーで顔を切りつけてジャラスの視力を奪った後、モールはタノと一対一のライトセーバー戦に臨んだ。途中、ブリッジャーがホロクロンを使ってテンプルの力を解き放つと、モールは超兵器を起動するために若きパダワンを利用したのだと明かし、ブリッジャーを自分の弟子にするつもりだと宣言した。すると、ジャラスがテンプル・ガードのマスクを装着して立ち上がり、モールに対決を挑んだ。モールは失明したジェダイを過小評価し、すぐに戦いを終わらせると断言したが、ジャラスはフォースで感覚を研ぎ澄ませ、元シス卿の攻撃を読み切った。モールは腕を掴まれて体勢を崩し、シス・テンプルのピラミッドから転落していった。[13]

墜落を生き延びたモールは、尋問官のTIEアドバンストv1でマラコアのテンプルから立ち去った。シス・ホロクロンは超兵器から取りはずされ、テンプルは崩壊してしまったが、ブリッジャーはモールの影響でダークサイドに一歩近づいた。[13]

その後

「えっ…何なの? これは…冷たい」
レイア・オーガナ[出典]

クローン戦争の終結から23年後、共和国再建のための同盟ルーク・スカイウォーカー(アナキン・スカイウォーカーとパドメ・アミダラの息子で、銀河最後のジェダイ・ナイト)がエンドアの戦いでダース・シディアスの銀河帝国を破った。[14] ルークの双子の妹、プリンセスレイア・オーガナは外交任務でナブーに赴き、かつてダース・モールがクワイ=ガン・ジンやオビ=ワン・ケノービと対決した格納庫を訪れた。彼女は格納庫の扉の前でモールのダークサイド・パワーを実感し、寒気を覚えた。[15]

登場作品

参考資料

脚注

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