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ダース・シディアス

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「事は全て余の予見した通りに進んでおる」
―ダース・シディアス[出典]

ダース・シディアス(Darth Sidious)は人間男性で、銀河共和国最後の最高議長を務め、銀河帝国を創設したシスの暗黒卿である。彼はシーヴ・パルパティーン(Sheev Palpatine)という名で生まれ、暗黒卿ダース・プレイガスのもとでフォースのダークサイドを学んだ。彼はやがて自らダース・モール弟子にとり、プレイガスを殺害した。モールを訓練する傍ら、シディアスはジェダイ・オーダーのメンバーでセレノー伯爵でもあるドゥークーに接触し、味方に引き入れた。シディアスは、表向きには惑星ナブー代表のパルパティーン元老院議員として活動し、銀河系情勢を影から操作していた。

帝国創設の13前、シディアスは銀河元老院最高議長の座を手に入れるためにナブー危機を引き起こした。その際モールがジェダイに敗れ、新しい弟子をとる必要に迫られたシディアスは、ジェダイ・オーダーを離れたドゥークー伯爵をシス卿“ダース・ティラナス”として訓練し始めた。シディアスとティラナスは、銀河規模の内乱を起こすため、独立星系連合をつくり上げた。シディアスは、自身の表向きの姿である「パルパティーン最高議長」の権力を増大するため、分離主義運動を利用して非常時大権を手に入れた。この権力を使い、彼はクローン戦争における共和国の主戦力、共和国グランド・アーミーを創設する。グランド・アーミーのクローン軍団誕生の背景には、シスが密かに関与していた。クローンの兵士たちは、最高議長から命令を与えられれば即座にジェダイを抹殺できるよう予めプログラムされていたのである。

クローン戦争の終盤、シディアスは共和国内で完全無欠に近い影響力を手に入れていた。彼はジェダイを共和国国家の敵とみなし、クローン兵にオーダー66の実行を命じた。ジェダイ・オーダーを壊滅させた後、シディアスは元老院で共和国の解体と銀河帝国の成立を宣言し、自らその初代皇帝を名乗った。また、シディアスはドゥークー伯爵を殺したジェダイ・ナイトアナキン・スカイウォーカーをダークサイドに転向させ、“ダース・ヴェイダー”という名を与えた。それ以降の数年間、シディアスは帝国の日々の業務をルーリング・カウンシルに任せ、彼自身はインペリアル・パレスの地下にある古代のシスの神殿で多くの時間を過ごすようになった。彼はそこで、ダークサイドを使ってフォースを異なった形につくり変える実験に没頭した。

銀河帝国は銀河系の各地へと影響力を広げ、惑星を破壊することが出来る超兵器デス・スターをつくり上げた。この機動性バトル・ステーションは恐怖のシンボルとして利用されるはずだったが、帝国に反旗を翻した反乱同盟との戦いで、ヴェイダーの実の息子であるルーク・スカイウォーカーによって破壊された。シディアスは、ルークを殺すか味方に付けるようヴェイダーに言い渡した。それから数年後、シディアスとヴェイダー、ルークは建造中の第2デス・スター内で一堂に会した。ルークはヴェイダーとの戦いに勝利したが、シディアスの誘惑を退け、父親に止めを刺すことを拒否した。シディアスはルークを殺そうとしたが、息子の説得に心を動かされたヴェイダーが彼に食って掛かった。ヴェイダーは自らの命を犠牲にして皇帝を滅ぼし、“選ばれし者”の予言を成就した。

経歴

生い立ち

「私の師がフォースの全てを教えてくれた。ダークサイドの何たるかも」
―ダース・シディアス[出典]
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シーヴ・パルパティーン議員

人間男性、シーヴ・パルパティーンは、84 BBYミッド・リム惑星ナブーに生まれた。彼は政治家としてのキャリアを歩み、銀河共和国元老院でナブーを代表する元老院議員になった。ある時期、シスの暗黒卿“賢人ダース・プレイガス”に師事したパルパティーンは、ダース・シディアスというシスの名前を手に入れた。伝説によると、シディアスの師匠であるプレイガスは、ミディ=クロリアンに影響を与えることでを免れる術を手に入れたと言われていた。フォースのダークサイドに関し、学べるだけの全てを学び取った後、シディアスは眠っているプレイガスを殺害した。

シス卿であることを世間から隠したシディアスは、ジェダイ・オーダーを滅ぼし、共和国にとって代わる新シス帝国を創設するというシスの古くからの計画を実行に移し始めた。シス・アプレンティスを探していたシディアスは、惑星ダソミアへ赴き、ダソミリアンナイトシスターマザータルジンと対面した。彼は、自らが持つフォースのダークサイドの知識と、タルジンが持つナイトシスターの魔術の知識を融合させた。シディアスはタルジンを弟子にすると約束したが、最終的に彼女を裏切り、彼女の幼い息子であるザブラクナイトブラザーを誘拐して弟子にした。シディアスは、この新しい弟子ダース・モールに冷酷な訓練を施し、シスの兵器として育て上げた。シディアスのマスタープランにとって、モールの才能と戦闘技術は必要不可欠な存在になった。

ダース・モールの訓練の傍ら、シディアスはジェダイ・マスタードゥークーと接触を取っていた。シディアスは、共和国内にはびこる腐敗に不満を募らされていたドゥークーをダークサイドに誘惑し、自身の目的のために彼を利用した。

ナブー危機

ナブーの封鎖

「ついにジェダイの前に姿を見せる時が。復讐の時が来ました」
―シディアスに対し、ダース・モール[出典]
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シディアスとダース・モール

32 BBY、パルパティーンはフィニス・ヴァローラムから元老院最高議長の座を奪うために行動を起こした。当時、ヴァローラムは既に実質的な政治権力を失っていたばかりか、パルパティーンのことを政治的な味方だと考えており、非常に操りやすい存在だった。パルパティーンは、シス卿ダース・シディアスとしてトレード・フェデレーションヴァイスロイヌート・ガンレイを味方につけ、元老院が外縁領域の航路に対して行った課税への抗議という名目で、惑星ナブーを封鎖させた。元老院がこの問題に対処できなかったため、ヴァローラム議長は密かに2名のジェダイ・ナイト(マスター・クワイ=ガン・ジンと、彼のパダワンであるオビ=ワン・ケノービ)をナブーに派遣し、フェデレーションを率いるニモーディアンたちとの交渉に当たらせた。

特使が派遣されたことを知ったシディアスは、ふたりのジェダイを暗殺してナブーの侵略を開始するようガンレイに命じた。ガンレイは侵略行為の合法性について疑問を口にしたが、シディアスは自分がそれを合法にすると請け合った。ニモーディアンは命令に従ったが、ジェダイは暗殺を免れ、フェデレーションの宇宙船から脱出した。ガンレイとの通信が終わった後、シディアスは今度はパルパティーン議員としてナブーのパドメ・アミダラ女王に連絡を取った。アミダラが特使との交渉が始まらないことに懸念を示すと、パルパティーンはフェデレーションによる細工があるに違いないと答えた。パルパティーンが演技を続けている途中、フェデレーションによる通信妨害によって、ナブーとの会話は打ち切られた。

フェデレーションのドロイド軍団は1日もかからずにナブーの首都シードと周辺地帯を占領した。アミダラ女王と随員たちは捕えられ、侵略を合法的なものにするための協定書に署名を求められた。しかし、フェデレーションの宇宙船から脱出したジェダイがアミダラを救出し、王室のロイヤル・スターシップで封鎖を破ってナブーから逃げ出した。女王の逃亡を知らされたシディアスは、ガンレイに弟子のダース・モールを紹介し、彼に女王を連れ戻す任務を与えた。アミダラ一行は、脱出時に損傷を負った宇宙船の修理を行うためアウター・リム・テリトリー砂漠の惑星タトゥイーンに立ち寄っていた。モールは人口もまばらなタトゥイーンなら女王を見つけるのは容易だとマスターに請け合った。シディアスは女王を捕まえるよりも先にまずジェダイを始末するよう弟子に助言した。モールはタトゥイーンに赴いたが、クワイ=ガン・ジンとの対決は引き分けに終わり、女王を捕まえることは出来なかった。

ヴァローラムの失脚と議長選挙

「官僚の横槍です。共和国の真の支配者。賄賂でトレード・フェデレーションに買われた犬でもあります。ヴァローラム最高議長の権威もこれで形無しです」
アミダラ女王に対し、シーヴ・パルパティーン[出典]
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ヴァローラムの不信任案が動議される直前、パルパティーン議員とアミダラ女王

パルパティーン議員やヴァローラム議長は、惑星コルサントに到着したアミダラ一行を迎え入れた。その後パルパティーンは、元老院での報告を控えたアミダラ女王に、官僚主義がはびこる共和国政府の現状を説明して聞かせた。パルパティーンは、いまの元老院では議員たちの私利私欲が公共の利益よりも優先されており、最高議長の権威は既に失われていると語り、ナブー危機を解決する選択肢はヴァローラム議長を解任に追い込むか裁判で争うかの二択しかないと説いた。裁判には長い時間がかかるため、女王はパルパティーンの思惑通り最高議長に対する不信任案の動議を決意した。

その後行われた会議で、トレード・フェデレーションの代表者であるロット・ドッド議員はパルパティーン議員やアミダラ女王の報告を熱烈に批判した。ドッド議員は、ナブーの代表者の報告は根拠のない嘘だと主張し、事実を調査するための委員会を立ち上げるよう要求した。ヴァローラム議長は、マス・アミダ副議長の助言に従い、フェデレーション側の主張を認めた。問題解決を先延ばしにようとするヴァローラムに業を煮やしたアミダラは、不信任案の動議に踏み切った。すると、数百という元老院議員がアミダラの提案に賛成し、ヴァローラム議長を驚かせた。

新たな議長の候補として、ナブー代表のパルパティーン、オルデラン代表のベイル・アンティリーズマラステア代表のエインリー・ティームらが指名された。しかしアミダラは、選挙が終わるのを待っていては手遅れになると判断し、ナブーに戻ってトレード・フェデレーションと対決する意思を固めた。コルサントに留まるべきだというパルパティーンの説得を無視し、アミダラはクワイ=ガン・ジンやオビ=ワン・ケノービらを伴って故郷に戻った。

ナブーの戦い

シディアスはナブーにいるニモーディアンに連絡を取り、アミダラの抹殺を命じた。任務の成功を確実にするため、彼はダース・モールを現地に派遣した。コルサントで選挙活動を進める傍ら、シディアスはトレード・フェデレーションの策略を成功させるために時間を割いていた。シディアスの予想に反し、アミダラはガンレイの攻撃を逃れたばかりか、ナブーの湿地に住む原住民グンガンと手を結び、フェデレーションの占領軍に対して反撃を試みた。女王の行為は無謀だと判断したシディアスは、ガンレイにグンガン軍への攻撃を命じた。

パルパティーンは選挙で議長に選出されたが、ナブーではフェデレーション軍がナブー/グンガン連合軍に敗北し、ガンレイはアミダラ女王率いる部隊によって捕えられた。また、ダース・モールはマスター・ジンを殺害したが、その直後にケノービによって倒された。パルパティーンは、ナブーの勝利の裏側に、惑星タトゥイーン出身のアナキン・スカイウォーカーという少年による予期せぬ活躍があったことを知った。スカイウォーカーは強いフォースの才能を持ち、ジェダイの予言にある“選ばれし者”なのではないかと考えられていた。ナブーからフェデレーションの占領部隊が撤収した際、パルパティーンは若きスカイウォーカーに話しかけ、彼の将来に大きな関心を寄せていると語った。その後、パルパティーンはナブーで開かれたジンの葬儀や、勝利を祝う式典に参加した。

戦争への備え

ナブー危機以降の10年間、パルパティーン最高議長はシスの暗黒卿であることを隠し通し、共和国の公益に仕える奉仕者として高い評判を築き上げていった。この間、パルパティーンはアナキン・スカイウォーカーとの交友を深めた。彼はスカイウォーカーのことをジェダイ評議会グランド・マスターヨーダすら凌ぐ、今まで出会った中で最も才能溢れるジェダイだと評価して褒め称えた。マスター・ケノービのパダワンとして訓練を積んでいたスカイウォーカーは、パルパティーンの称賛を額面通りに受け入れ、自分を評価してくれないマスターに対し不満を募らせるようになった。いずれはスカイウォーカーをダークサイドに転向させようと考えていたパルパティーンは、自尊心をくすぐることでこの若きジェダイの信頼を勝ち取ろうと企んでいたのである。

ダース・モールを失ったシディアスは、新しい弟子をとる必要に迫られた。彼は、かねてから付き合いのあったジェダイ・マスター・ドゥークーをシスとして訓練することに決めた。ドゥークーはジェダイ・オーダーを離れ、故郷セレノー伯爵の称号と資産を相続した。シス卿ダース・ティラナスとなったドゥークーは、亡きジェダイ・マスター・サイフォ=ディアスの計画を密かに引き継ぎ、惑星カミーノクローン軍団の製造を進めた。ドゥークーはサイフォ=ディアスの事業をジェダイ・オーダーから隠蔽し、ジェダイ・アーカイブにあるカミーノの情報を全て消去した。その後、賞金稼ぎジャンゴ・フェットクローンの遺伝子提供者に選び出された。またシディアスは、いずれクローン兵士にジェダイを抹殺させるタイミングが訪れることを見越し、命令に従順に従わせるための行動抑制チップを発育中のクローンに埋め込ませた。

分離主義運動

「良い報せです、閣下。戦争が始まりました」
「素晴らしい。全て計画通りに運んでおる」
ドゥークー伯爵とダース・シディアス[出典]
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分離主義運動当時のパルパティーン

シディアスの指示の下、ドゥークーは共和国からの独立を望む数千の星系をまとめあげ、独立星系連合を形成した。トレード・フェデレーションを始めとする多くの企業が、ドゥークー伯爵率いる連合軍にバトル・ドロイドを提供した。分離主義運動の勢いが増す中、ジェダイだけでは銀河系の平和を維持することは出来ないと判断され、元老院では軍隊創設法案についての話し合いが始まった。

パルパティーンの跡を継いでナブー代表議員になったパドメ・アミダラは、軍隊創設法案に反対の立場を取っていた。ヌート・ガンレイによって雇われた賞金稼ぎのザム・ウェセルは、反対票を投じるためコルサントにやって来たパドメ・アミダラ議員の命を狙い、彼女の宇宙船を爆破した。この事件を受け、パルパティーン議長は投票を延期し、ナブー危機でアミダラと共に戦った過去を持つオビ=ワン・ケノービやアナキン・スカイウォーカーに議員の身辺警護を任せた。2度目の暗殺計画が阻止された後、アミダラは安全のため故郷ナブーに戻ることになり、スカイウォーカーが彼女に同伴した。その後、ふたりは密かにスカイウォーカーの出身地であるタトゥイーンへ赴いた。スカイウォーカーはタスケン・レイダーに誘拐された母親シミ発見したが、彼女は息子と再会して間もなく息を引き取った。シディアスの計画にとって好都合なことに、怒りに駆られたスカイウォーカーは母親を死に追いやったタスケンの部族を皆殺しにし、かつてないほどダークサイドに近づいた。

分離主義勢力ドロイド軍団の存在が明らかになると、共和国軍創設の必要性がさらに高まった。故郷に帰ったアミダラの代理を務めるジャー・ジャー・ビンクス準代表は、元老院でスピーチを行い、最高議長に非常時大権を与えるべきだと提案した。これはパルパティーンにとってシナリオ通りの展開だったが、彼は止むを得ず大権を受け取る演技をした上で、危機が終息すれば元老院にそれを返還することを約束した。彼はカミーノで発見されたばかりのクローン軍団を正式に共和国軍に採用するため、与えられたばかりの大権を行使した。共和国グランド・アーミーの活躍により、共和国とジェダイは惑星ジオノーシスで勃発した独立星系連合との戦いに勝利する。この戦いをきっかけに、銀河系全土を巻き込むクローン戦争の火ぶたが切って落とされた。ジオノーシスの戦場を脱出したドゥークー伯爵は、ジオノージアンが作成した究極兵器設計図をシディアスにもとへ持ち帰り、計画通り戦争が始まったことをマスターに伝えた。シディアスは一連の事の成り行きに満足していた。共和国と独立星系連合が戦争に突入する中、ナブーではアナキン・スカイウォーカーがC-3POR2-D2に見守られながら密かにアミダラ議員と結婚していた。スカイウォーカーをダークサイドに誘惑しようと企むシディアスにとって、彼らの禁じられた関係は非常に有利な要因となった。

クローン戦争

パルパティーンは、クローン戦争を利用してさらに権力を拡大した。彼は定められた任期よりも長く最高議長の座に留まり、議長のオフィスに権力を集中させた。クローン戦争を通し、パルパティーンは共和国市民の支持を集める人気の指導者であり続けた。

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議長誘拐事件

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パルパティーンの命令に従い、ドゥークーを殺害したスカイウォーカー

19 BBY、分離主義勢力は共和国の首都であるコルサントに対して攻撃を仕掛けた。ドロイド軍団を率いるグリーヴァス将軍は、コルサントに乗り込んで最高議長パルパティーンを誘拐した(グリーヴァスは、議長の正体が分離主義勢力の影の指導者ダース・シディアスであることを知らされていなかった)。分離主義艦隊がコルサントから撤退する前に、アナキン・スカイウォーカーとオビ=ワン・ケノービが議長の救出任務に派遣された。彼らは議長が監禁されているグリーヴァス将軍の旗艦<インヴィジブル・ハンド>に乗り込み、ドゥークー伯爵と対峙した。ケノービはドゥークーとの戦いで気を失ったが、スカイウォーカーは独力でシス卿を倒した。パルパティーンは、ドゥークー伯爵に止めを刺すようスカイウォーカーに迫った。若きジェダイは、丸腰で跪く老人を殺すことにしばらく躊躇したが、結局は議長の指示に従ってシス卿の首を刎ねた。

その後、パルパティーンとスカイウォーカー、意識を取り戻したケノービは、<インヴィジブル・ハンド>の艦内でバトル・ドロイドに包囲された。彼らはグリーヴァス将軍の待つブリッジへ連行されたが、ジェダイの活躍で形勢は逆転し、グリーヴァスは自身の旗艦から逃げ出した。その後、スカイウォーカーは激しい損傷を負って炎を上げる<インヴィジブル・ハンド>を何とか制御し、コルサントの地表へ不時着させた。ドゥークーを失った分離主義勢力はコルサントから撤退し、パルパティーンは無事に銀河元老院に帰還した。

ダークサイドへの誘惑

「アナキン。大いなる神秘を解明しようとすれば、あらゆる側面から探求せねばならん。ジェダイの独断的な狭い視野では駄目だ。賢明で完璧な指導者になりたいと願うならフォースの広い視野を身につけるのだ。ジェダイには用心しろ。どんなジェダイよりも強い力を身につけたければ私に従え。フォースのダークサイドを学ぶのだ。そうすれば死の運命にある妻を救うこともできる」
アナキン・スカイウォーカーに対し、シーヴ・パルパティーン[出典]
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自分がシスの暗黒卿であることをスカイウォーカーに明かしたパルパティーン

ドゥークーに代わり分離主義勢力の指導者となったグリーヴァス将軍の捜索が続く中、パルパティーンはスカイウォーカーと何度も接触し、彼をダークサイドに引き込もうとした。ドゥークーを殺し、議長を救出したことで英雄視されていたスカイウォーカーは、妻が出産時に命を落とす悪夢に悩まされていた。パルパティーンは彼の悩みを効果的に利用し、ふたりの関係はさらに深くなっていった。パルパティーンはスカイウォーカーにジェダイ評議会で自分の代理人を務めて欲しいと依頼した。一方のジェダイ評議会は、権力を拡大する最高議長に不信感を抱いていた。彼らは政治家がジェダイ評議会の人事に口を出すことを快く思わなかったが、スカイウォーカーを新しい評議員として受け入れた。しかし、マスターへの昇格を許されなかったことでスカイウォーカーの不満は募り、事態はパルパティーンにとって都合の良い方向へ進んだ。

ジェダイ評議会は、メンバーになったばかりのスカイウォーカーにパルパティーン議長をスパイするよう命じた。スカイウォーカーはこの命令に不快感を示したが、止むを得ず受け入れた。メイス・ウィンドゥを含む一部のジェダイは、スカイウォーカーと最高議長の関係を懸念していた。ウィンドゥはフォースのダークサイドが議長を取り囲んでいることに気付いていた。ギャラクシーズ・オペラ・ハウスでスカイウォーカーと顔を合わせたパルパティーンは、評議会によるスパイ計画を見破り、見方次第ではジェダイとシスには似たところがあると指摘した。その後パルパティーンは、妻の死を恐れているスカイウォーカーに“賢人ダース・プレイガス”の物語を語って聞かせた。死を免れる力に興味を持ったスカイウォーカーは自分もそれを学ぶことが出来るかと尋ねたが、パルパティーンはジェダイから学ぶことは不可能だと答え、若きジェダイに好奇心を植え付けた。

その後、スカイウォーカーはウータパウの戦いが始まったことを議長に伝える役目を与えられた。スカイウォーカーはウータパウに派遣されたのが彼でなくケノービだったことに不満を抱いていた。パルパティーンは、評議会がスカイウォーカーを信頼していないこと、そしてジェダイが密かに共和国の支配を企んでいることを説明した。その後、パルパティーンは自分ならダークサイドの知識を教えることが出来ると語り、自らの正体を仄めかした。議長がシスの暗黒卿であることを察したスカイウォーカーは、ライトセーバーを起動して警戒姿勢を取った。しかしパルパティーンはなおも誘惑を続け、妻を死から救いたいなら自分に従うべきだと語りかけた。ショックを受けたスカイウォーカーは、シス卿の正体を報告するためにジェダイ・テンプルに戻った。

執務室における対決

「元老院がお前の処分を決める」
「元老院はこの私だ」
メイス・ウィンドゥとダース・シディアス[出典]
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メイス・ウィンドゥとの戦い

スカイウォーカーから報告を受けたメイス・ウィンドゥは、パルパティーン最高議長ことダース・シディアスを逮捕するため、エージェン・コーラーキット・フィストーサシー・ティンら3人を連れて執務室へ向かった。シディアスは彼らの行為は反逆だと断言し、ライトセーバーを起動して4人のジェダイ・マスターに立ち向かった。あっという間に3人のジェダイを殺したシディアスは、ウィンドゥとの一騎打ちに臨んだ。ウィンドゥはシディアスのライトセーバーを払い落とし、彼を執務室の窓際に追い詰めた。そこへ駆け付けたスカイウォーカーは、シディアスに止めを刺そうとしていたウィンドゥに、殺すのではなく捕まえて裁判にかけるべきだと主張した。しかし、元老院や裁判所は既にシスの制御下にあると考えたウィンドゥは、シディアスは生かしておくには余りに危険すぎる存在だと判断した。妻の命を救う方法が失われることを恐れたスカイウォーカーは、シディアスに切りかかろうとするウィンドゥを攻撃した。

スカイウォーカーがウィンドゥの右腕を切断すると、シディアスはフォース・ライトニングでこのジェダイ・マスターに止めを刺した。スカイウォーカーは自分がしてしまったことの重大さに動揺を隠せずにいたが、ダークサイドの道を受け入れ、シディアスの弟子になることに同意した。シディアスはこの青年にダース・ヴェイダーというシスの名前を与えた。シディアスは、共和国転覆を企てていたジェダイは一人残らず共和国国家の敵であると宣言した。ヴェイダーに与えられた最初の任務は、ジェダイ・テンプルを襲撃し全てのジェダイを抹殺することだった。またシディアスは、テンプルの粛清が終わり次第ムスタファー星系へ向かい、分離主義勢力の幹部たちを皆殺しにするよう弟子に命じた。

オーダー66

「銀河系に散らばっているジェダイたちはどうしますか?」
「反逆者として始末される」
―ダース・ヴェイダーとシディアス[出典]
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コマンダーコーディにオーダー66の実行を命じるシディアス

ヴェイダーをジェダイ・テンプルに派遣した後、シディアスは銀河系各地のクローン・トルーパーにオーダー66の指令を下した。クローンの兵士たちは、最高議長から命令を与えられ次第即座にジェダイの指揮官を抹殺できるよう、カミーノで製造された時点でプログラムされていたのである。各地の戦場で戦っていたジェダイは、それまで信頼し合っていたクローン・トルーパーに突然銃を向けられた。テンプルの襲撃とオーダー66の実行により、ジェダイ・オーダーのメンバーの大半があっという間に命を落とした。オビ=ワン・ケノービヨーダケイナン・ジャラスといったごく一部のジェダイが粛清を生き延びた。

ニュー・オーダー宣言

「銀河の安全と安定を恒久的に維持していくために、共和国は解体・再編され、新しく第1銀河帝国が誕生する! より安全で安定した共同体に変わるのだ!」
―ダース・シディアス[出典]
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ニュー・オーダー設立の宣言

ジェダイ・オーダーの壊滅を確実なものにするため、シディアスはジェダイ・テンプルからジェダイの生存者に向けて暗号化された緊急メッセージを送信し、戦争が終わったためテンプルに帰還するよう命じた。ケノービとヨーダは、シディアスが発した罠のメッセージを止めるため、ベイル・オーガナ議員の助けを借りてコルサントに戻った。一方、ジェダイという邪魔者の排除に成功したシディアスは、ムスタファーにいる分離主義者たちにヴェイダーの来訪を伝えた後、かねてからの目標である銀河帝国の創設を実現するため、緊急の元老院議会を招集した。オーガナの宇宙船でそのことを知ったケノービとヨーダは、この機に乗じてテンプルに潜入することに決めた。

ムスタファーでは、シディアスにとって用済みとなった分離主義勢力の幹部たちがヴェイダーによって皆殺しにされた。銀河元老院の演壇に立ったシディアスは聴衆に対し、共和国転覆を企てていたジェダイ・オーダーのメンバーを討伐したと説明した。シディアスは共和国に代わる安定した国家の必要性を訴え、新たに銀河帝国を編成すると宣言した。ベイル・オーガナやパドメ・アミダラ、モン・モスマといった一部の議員を除き、元老院の多くのメンバーが銀河皇帝となったパルパティーンの宣言を受け入れた。

ジェダイの最後の抵抗

「この時が来るのをどんなに待ち望んだか、我が小さき緑色の友よ。ついにジェダイは死に絶える」
「さてどうかのう。そう決めつけるのはまだ早い」
―ダース・シディアスとヨーダ[出典]
Clash of Titans.png

ヨーダとの戦い

テンプルの保安記録を再生し、シディアスによる攻撃やスカイウォーカーの転向を知ったケノービとヨーダは、自分たちの手でシスを滅ぼそうと決意した。ケノービはかつての弟子ダース・ヴェイダーを倒すため惑星ムスタファーへ、ヨーダはシディアスを倒すため元老院の執務室へそれぞれ赴いた。最高議長の執務室を警備していたレッド・ガードをやすやすと片づけたヨーダは、皇帝による支配を終わらせると言い放ち、シスの暗黒卿に挑戦した。シディアスとヨーダは執務室や元老院会議場戦いを繰り広げた。彼らはライトセーバーを交え、フォースを使って議員用のポッドを互いに向けて飛ばし合った。シディアスがフォース・ライトニングを放った際、ヨーダはそれを受け止め、エネルギーの衝撃が彼ら両方を吹っ飛ばした。議事堂の床まで落下したヨーダは、シディアスの暗殺を諦めて逃走した。

ムスタファーでは、ヴェイダーがケノービに敗北した。弟子の危険を察知したシディアスは、クローン・ショック・トルーパーにヨーダの捜索を命じた後、ムスタファーへ向かうためのシャトルを用意させた。彼はこの火山の惑星で重傷を負ったヴェイダーを発見し、コルサントへ連れ帰った。手足を失い、全身に大火傷を負っていたヴェイダーは、共和国医療センターでサイバネティクス手術を受けた。それ以降、彼は生命維持用の黒いスーツとヘルメットに身を包んだサイボーグとして生きていくことになった。手術後、ヴェイダーは妻であるパドメ・アミダラの所在を尋ねた。シディアスは、ヴェイダーの激しい怒りが彼女を殺してしまったようだと答えた。ヴェイダーは悲痛のあまり絶叫し、シディアスはそんな弟子の姿を見て笑みを漏らした。

ヴェイダーやシディアスは知らなかったが、ヴェイダーの妻であるアミダラは、死ぬ前に双子の赤ん坊を出産していた。ケノービとヨーダ、ベイル・オーガナ議員は、ヴェイダーの子どもの存在をシスから隠すため、双子をそれぞれ別の場所で育てることに決めた。女の子のレイアオルデランのオーガナ家に引き取られ、男の子のルークはヴェイダーの義兄弟であるタトゥイーンのオーウェン・ラーズのもとへ預けられることになった。

帝国時代

「皇帝陛下が共和国末期を特徴づける腐敗をうまく扱い、銀河全域に及んだ破滅的な戦争のあいだも指導者でいられた理由は、地位や自己賛美に興味がなかったためだ。それどころか、銀河を統一し銀河の住人の幸福と繁栄を保証するべく、献身的につくされた」
ウィルハフ・ターキン[出典]

新たなる脅威

「皇帝はいま銀河の住人をふるいにかけ、自由に操れる者だけを残そうとしている」
バーチ・テラー[出典]
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ライロスで帝国軍を率いて戦うヴェイダーとシディアス

銀河帝国の誕生に伴い、共和国の組織や機関が再編成されることになった。共和国グランド・アーミーと宇宙艦隊はそれぞれ帝国地上軍帝国宇宙軍へ、銀河元老院は帝国元老院へ生まれ変わった。共和国の首都惑星だったコルサントはインペリアル・センターと呼ばれるようになった。シディアスはジェダイ・テンプルをインペリアル・パレスへ造り変え、テンプルの下にある古代のシスの神殿でフォースの探求を行うようになった。元老院のほかに、帝国を統治するための帝国ルーリング・カウンシルが設立され、ニュー・オーダー保護委員会(旧共和国保護委員会)が皇帝のニュー・オーダー(新秩序)の施行を監督した。

ジェダイ・オーダーは壊滅したが、シディアスは帝国に反抗する新しい脅威の存在を予見した。ジェダイが存在しなくなった後も、フォース=センシティブの子どもたちが次々と生まれてくるのである。シディアスは、帝国に従わないフォース=センシティブを狩り出すため、パウアン大尋問官と接触を取るようヴェイダーに命じた。

15回目の帝国の日、帝国の建国を祝う記念日に、皇帝パルパティーンは惑星ロザルアリンダ・プライス総督をコルサントに招いた。

パウアンの大尋問官が死んだ後、惑星ロザルで肥大化していた反乱分子の問題を解決するため、皇帝パルパティーンはヴェイダーを現地に派遣した。

ロザル星系で反乱軍艦隊を破ったダース・ヴェイダーは、皇帝パルパティーンと連絡を取った。ヴェイダーは、彼のかつてのパダワン、アソーカ・タノがまだ生きていたことを皇帝に報告した。皇帝はタノが他のジェダイの居場所も知っているのではないかと考え、彼女を捕まえるようヴェイダーに命じた。ヴェイダーはタノよりもオビ=ワン・ケノービを見つけたがっていたが、パルパティーンは彼に忍耐力を身につけるよう告げ、タノや他のジェダイを見つけ出すため新しい尋問官を派遣した。

銀河内戦

帝国元老院の解散

反乱分子による連合勢力の存在がムスタファーで明らかになってから4年後、反乱者たちはより大規模で組織化された運動を開始した。彼らは共和国再建のための同盟、あるいは“反乱同盟”と呼ばれるようになった。反乱軍は秘密基地から攻撃を行い、パルパティーンの体制に対して攻撃を重ねた。小規模な攻撃で帝国を悩ませた末、0 BBYスカリフの戦いによってデス・スター設計図を奪取することに成功した。クローン戦争勃発以前から設計が進められていたデス・スターは、惑星すら破壊することが出来る帝国の機動性バトル・ステーションだったため、設計図が敵の手に渡ったのは、皇帝の長期的なプランにとって潜在的かつ致命的な打撃だった。シディアスは設計図を取り返すためにダース・ヴェイダーをスカリフに派遣し設計図を取り返すよう命じた。

そしてヴェイダーは、オルデラン代表の元老院議員で、反乱軍との関係性を疑われているプリンセスレイア・オーガナが設計図を受け取っていたことを知った。ヴェイダーは設計図の奪回に失敗したが、オーガナを反逆者として逮捕した。この事件を受け、シディアスは帝国元老院の解散を決意した。シディアスは以前から旧共和国の最後の遺産である元老院を排除したいと考えていたが、恐怖によって銀河系の秩序を維持するためには、デス・スターの完成を待つ必要があったのである。バトル・ステーションがほぼ完成し、反乱軍シンパの元老院議員が逮捕されたことを受け、シディアスは元老院の解散を実行に移した。これ以降、立法権は各地の総督や帝国軍から選抜された者たち(例えば、旧共和国時代からシディアスの盟友だったグランドモフウィルハフ・ターキン)に移され、皇帝は何の監督も受けることなく帝国全体を支配できるようになった。

ニュー・オーダーの危機

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シディアスとヴェイダー

帝国の完全な支配権を握ったにも関わらず、シディアスの計画は反乱同盟によって大きく狂わされることになった。反乱軍はヤヴィンの戦いでデス・スターの破壊に成功し、グランドモフ・ターキンを始めとする帝国軍の高階級の将校が多数巻き添えになった。ダース・ヴェイダーはバトル・ステーションの防衛に失敗したが、戦いを生きのびた。ヤヴィン星系における勝利の後、反乱同盟はサイムーン1で再び勝利を収め、帝国の軍需品主要生産施設兵器廠アルファを破壊した。デス・スターの破壊から数週間の間に、反乱軍はインダーにある供給基地やクワットの造船所に対する爆撃など、帝国への妨害行為を続けた。また、デス・スターの破壊によって帝国が無欠の存在ではないことが証明されたため、帝国の輸送船団に対する海賊行為が増加した。

帝国の崩壊を阻止するため、シディアスはカシオ・タッグ将軍を軍事問題全般を統括する大将軍に任命した。タッグ将軍は、単一兵器への依存は大惨事を招きやすいと考え、デス・スターを帝国軍唯一の兵器として利用する戦術に反対していた。デス・スターやサイムーン1の防衛に失敗したヴェイダーは、タッグ大将軍よりも下の地位に降格させられた。シディアスは、第2デス・スターが完成するまでの間アウター・リム・テリトリー征服活動を重点的に進めるよう指示した。タッグとヴェイダーは、海賊活動のみならず、それまで野放しになっていた犯罪組織(例えばソン=トゥール団等)を攻撃目標に選び、討伐を開始した。

銀河帝国の鉄槌を唯一免れていたハットも、帝国と同盟関係を結ぶことになった。ハットが軍需品製造に必要な原料を適正な価格で提供できることを知っていたシディアスは、ジャバ・ザ・ハットと協定を交わすため、ダース・ヴェイダーをタトゥイーンへ派遣した。支援の見返りとして、帝国はハットがアウター・リムや裏社会で権力基盤を保持し続けることを許した。ソン=トゥール団といった競合相手が帝国に滅ぼされたこともあり、ハットは帝国と同盟を結んだことで裏社会における地位を確立した。

シスの凋落

フォースの乱れ

「彼のフォースは強力だ。スカイウォーカーの息子を決してジェダイにしてはならん」
「こちら側に付ければ、頼もしい味方になるでしょう」
―皇帝パルパティーンとダース・ヴェイダー[出典]
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ルーク・スカイウォーカーの脅威について話し合う皇帝とダース・ヴェイダー

3 ABY、銀河帝国は氷の惑星ホスに反乱軍の秘密基地があることを突き止めた。ダース・ヴェイダー率いる帝国の軍隊は、ホスの戦いで大勝利を収めた。しかし、シディアスはフォースの中に大きな乱れを感じ取っていた。彼はファーマス・ピエットにメッセージを送り、すぐにヴェイダーに連絡を寄こさせるよう命じた。ヴェイダーが通信に応じると、シディアスはルーク・スカイウォーカーという名の反乱軍兵士の話題を口にした。ヤヴィンの戦いでデス・スターを破壊した反乱軍パイロットは、ヴェイダーの実の息子だったのである。ふたりの意見は、ルークをダークサイドに転向させ味方にするか、さもなくば殺すかで一致した。しかし、ヴェイダーは息子と手を結んでシディアスを倒したいと考えていた。一方シディアスもまた、ヴェイダーを捨てルークを新しい弟子にしようと企んでいた。ベスピンクラウド・シティでヴェイダーと対決した後、ルークの存在はフォースの中で以前にも増して強くなった。

シディアスは反乱軍との戦争に終止符を打つため新しい計画を開始した。彼は第2デス・スターが衛星エンドアの上空で建造中であることを故意に反乱軍に知らせた。シディアスは、バトル・ステーション建造の視察という名目で自ら第2デス・スターに赴いた。彼はこの第2デス・スターを巡る戦いを最後に、反乱軍とジェダイを完全に滅ぼそうと考えていた。

エンドアの戦い

「事は全て余の思い描いた通りに進行しておる。聖なる月にいるお前の友人たちは罠に足を踏み入れた。反乱軍の艦隊も同じだ。シールド発生装置の場所を同盟軍に漏らしたのも余がした事だ。少人数の攻撃ではどうにもならぬわ。我が精鋭の軍団が手ぐすねを引いて待っておる。気の毒にお前の友人たちが到着するときも偏向シールドはビクともしておらんだろう」
ルーク・スカイウォーカーに対し、ダース・シディアス[出典]

シディアスの計画通り、反乱軍は第2デス・スターの罠にはまった。シディアスは艦隊をエンドアの反対側に配置し、新しい命令があるまで待機させた。バトル・ステーションを防衛するシールド発生装置を破壊するため、反乱軍の攻撃部隊が衛星エンドアの地上に降りた。シディアスは攻撃部隊にルーク・スカイウォーカーが参加していることを察知できなかったが、ヴェイダーはフォースを通して息子の存在を感じ取った。ルークが父親に会いに来ることを予見していたシディアスは、ヴェイダーをエンドアに送りこんだ。

皇帝の予見通り、ルークはダース・ヴェイダーに会うため自ら帝国軍に投降した。ヴェイダーは皇帝の待つ第2デス・スターの謁見の間に息子を連れて行った。シディアスはルークを歓迎し、彼にかけられていた手錠を外した後、ロイヤル・ガードを下がらせた。シディアスはルークの修行を終わらせてやるつもりだと語ったが、ルークは決してダークサイドに転向するつもりはないと断言した。ルークは父親を改心させるつもりでいたが、皇帝はヴェイダーがダークサイドに背を向けることはもはや有りえないと告げた。その後、シディアスは第2デス・スターやシールド発生装置の情報は同盟軍をおびき寄せるための罠だったことを明かした。地上では、ハン・ソロレイア・オーガナ率いる攻撃部隊が、シールド発生装置を守る帝国軍を相手に苦戦を強いられていた。

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スカイウォーカー父子の対決を見守る皇帝

エンドア星系に到着したアクバー提督指揮下の反乱軍は、未だ健在の防衛シールドと、彼らを待ち受ける帝国軍艦隊に遭遇し、この戦いが皇帝によって仕組まれた罠だったことに気付いた。皇帝はデス・スターの外で繰り広げられる宇宙戦をルークに見せ、ダークサイドへの誘惑を続けた。最初は抵抗していたルークも、やがて皇帝の挑発に乗り、ライトセーバーを手に取って起動した。シディアスはヴェイダーとルークの対決を喜んで見守った。

戦闘中、ルークは何度も父親の誘惑を退け、戦いを止めるよう訴えた。始めは落ち着いていたルークだったが、ヴェイダーが彼の思考を読み、妹の存在を突き止めたことで状況が変わった。ヴェイダーはもしルークがダークサイドに転向しなければ代わりに妹のレイアを弟子にすると発言し、ルークを激怒させた。ルークは怒りにまかせて切りかかり、ライトセーバーを持つヴェイダーの義手を切断した。シディアスは決闘に勝利したルークを褒め称え、父親の跡を継いでシスの弟子になるよう命じた。しかし、かつての父親と同じ道を歩みかけていたことに気付いたルークは、ライトセーバーを放り投げ、皇帝と向き合った。彼は決してダークサイドを受け入れることは無いと言い放ち、父親がかつてそうであったように、自分はジェダイなのだと宣言した。

皇帝の最期

「あなたの負けだ、陛下。僕はジェダイだ。かつて父がそうであったように」
「よかろう、ジェダイ。改心せぬなら、お前には死んでもらう」
―ルーク・スカイウォーカーとダース・シディアス[出典]

ルークの答えはシディアスを怒らせた。シディアスはフォース・ライトニングで若きジェダイを痛めつけ、彼が学んだ拙い技術ではダークサイドに勝てるはずがないのだと語った。一方、悲鳴を上げて助けを求めるルークを前に、ヴェイダーは皇帝に従い続けるか息子を救うか、ふたつにひとつの決断を迫られていた。シディアスがルークに止めを刺そうとした際、ヴェイダーはついに決断を下した。ヴェイダーは自らのシス・マスターに掴みかかり、彼を持ち上げて第2デス・スターの反応炉へと落下させた。

ダークサイドを捨て、再びアナキン・スカイウォーカーとなった男は、シディアスを滅ぼした際に致命的なダメージを負った。死の間際、アナキンは自身の過ちを認め、自分を改心させようとしてきたルークこそ正しかったのだと語った。かつてクワイ=ガン・ジンが信じたとおり、アナキンはシディアスを倒したことで“選ばれし者”の予言を成就したのだった。

その遺産

「パルパティーンは銀河のことを気にかけていた。自分が権力を手にしたいというだけではない。それを言うなら、彼はすでに元老院議長として権力を握っていた。彼は権力を乱用する者から奪還したかったのだ。全銀河の住人を統治し、安全を守りたがっていた。その実現に犠牲はつきものだ。パルパティーンはそれを理解し、残念に思っていた。だが、犠牲を厭わなかったのは、あらゆるものに代償はつきものだということ、代償は必ず支払わねばならないことをダークサイドが知っていたからだ」
ユープ・タシュ顧問[出典]

シディアスが死んだ直後、第2デス・スターは反乱同盟軍によって破壊され、エンドアの戦いは銀河帝国の大敗に終わった。皇帝の死後、帝国軍は辺境のアノート宙域封鎖し、反乱軍による第2デス・スター攻撃は失敗に終わったというプロパガンダ放送を行った。彼らは、皇帝が死んだという噂は反乱者による作り話だと主張した。しかしシディアスが築き上げた銀河帝国は、ジャクーの戦いの大敗により敗北が決定的となり、新たに新共和国となった反乱同盟軍との銀河協定の締結により解体されることとなる。

個性と特徴

「倍の努力をいたします」
「そのほうがお前のためだ、司令官。皇帝は私ほど寛大ではないからな」
ティアン・ジャージャロッドとダース・ヴェイダー[出典]
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ダース・シディアス

銀河帝国設立以前、パルパティーンは注意深く自らの正体を隠し、親切で紳士的な公益の奉仕者として振る舞っていた。その際、彼は常に目立つ行為を避けるよう努め、極めて慎み深く会話した。しかし、パルパティーンの真の姿は物事を操作する術に長けた戦術家で、ナブーの侵略からクローン戦争に至るまで、銀河系で繰り広げられる無数のできごとを影から操っていた。権力の増大こそ、彼の唯一の目標だった。予期せぬできごとが発生した際も、彼は巧みに計画を修正した。

銀河皇帝になった後、パルパティーンは公に対する偽りの姿を捨て、フルタイムでシディアスとして活動するようになった。穏やかな人格から解放されたシディアスは、以前よりもサディスティックな傾向を示すようになった。彼はヨーダと戦った際、喜びのあまり高笑いを続けていた。ヴェイダーによって殺される直前には、若きルーク・スカイウォーカーを痛めつけて笑みを漏らしていた。また、シディアスはその冷酷な性格で有名だった。失態を犯した将校を容赦なく処刑することで知られたヴェイダーも、皇帝は自分よりもさらに冷酷だと考えていた。ダークサイドの術に精通していたにも関わらず、シディアスはダークサイドの主要な感情である恐怖を感じやすかった。ヨーダから強力なフォース・プッシュの攻撃を受けた際、シディアスは戦いを放棄して逃げようとしたが、ヨーダに行く手を阻まれた。

比較的保守的だったダース・ヴェイダーと異なり、シディアスはシスの教義に先進的なものを取り入れる姿勢を見せていた。ドクター・サイロが制作したサイボーグについて、ヴェイダーはフォースの教義に反する忌まわしい存在だと非難したが、シディアスはそんな弟子の考え方を否定した。シディアスはあらゆるものがフォースなのだと論じ、テクノロジー優先主義を憎悪するヴェイダーを諌めた。

力と能力

「フォースのダークサイドは誰もが到底不可能と考えるような数多の力を得るための道なのだ」
―シーヴ・パルパティーン[出典]
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フォース・ライトニングを使うパルパティーン

シスの暗黒卿ダース・シディアスは強力なフォース=ユーザーだった。フォース・ライトニングの使い手だったシディアスは、敵を殺すだけでなく、拷問の手段としてもその力を使用していた。また、彼はテレキネシスにも精通していた。ヨーダとの戦いにおいて、彼は元老院議事堂のポッドをフォースの力で持ち上げ、器用かつ正確に操っていた。また、第2デス・スターでルーク・スカイウォーカーと対面した際には、指を上げただけでスカイウォーカーの手錠を外した。惑星マンダロアでは、テレキネシス能力で数名のマンダロリアンを絞殺し、ダース・モールとサヴァージ・オプレス両名の動きを封じた。

ダース・シディアスは未来の予見能力にも秀でていた。彼はしばしばこの能力を利用して計画を実行に移し、予見したとおりに物事を進めていた。また、シディアスは自分の内側にある闇を長年にわたってジェダイから隠し続けていた。シディアスの力は、ジェダイの予見能力を曇らせ、未来の予測を困難にするほど絶大だった。シディアスはシス魔術に関する知識も備え、バルク語の呪文を唱えることが出来、古代のシス語についても知識があった。他にも、シディアスはマインド・トリックの技を使うことが出来た。

年老いてひ弱な外見をしていたシディアスだったが、ライトセーバーの腕前は相当なもので、当時の最も優れた決闘者のひとりだった。元老院の執務室でジェダイと戦った際、彼は当時最強のライトセーバー剣士として知られていたエージェン・コーラーとサシー・ティンらをあっという間に倒し、手ごわいキット・フィストーも続けて殺害した後、メイス・ウィンドゥとの一騎打ちに臨んだ。その後、シディアスはヨーダとも互角の戦闘を繰り広げたが、最終的にライトセーバーではなくフォース・パワーを使った戦いに発展した。シディアスはフォースによる攻撃を織り交ぜた極めて攻撃的な戦闘スタイルを使い、フォースで剣さばきを加速させていた。この技術のおかげで、彼は3人の熟練したジェダイ・マスターを同時に相手にし、わずかな動きだけで勝利を収めることが出来たのである。シディアスの剣技は荒々しい攻撃と致命的で精密な攻撃の組み合わせから成っており、彼を止めることはほぼ不可能だった。

通常、シディアスは1本のライトセーバーで戦ったが、彼は二刀流戦術にも精通していた。彼は猛烈でかつ流れるような戦闘スタイルを使用し、ダース・モールとサヴァージ・オプレスを一度に相手にした。彼らはどちらも相当の使い手だったが、シディアスは比較的容易に勝利を収め、オプレスを殺してモールの武器を奪うことができた。

登場作品

参考資料

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