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「ダブル=ブレードのライトセーバー、セーバースタッフとも呼ばれるこの武器は、エグザ・キューンの時代からシスの武器として知られてきた」
ダース・ベイン[出典]

ダブル=ブレード・ライトセーバー[1](Double-bladed lightsaber)は、セーバースタッフ[1](Saberstaff)、ダブルセーバー(Doublesaber)、ライトスタッフ(Lightstaff)、あるいはシス・ライトセーバー(Sith lightsaber)といった呼び名でも知られる、ライトセーバーの一種である。柄の両端からブレードが放出されるこの武器は、伝統的なクオータースタッフと同じように用いられた。実際、この武器のデザインはザブラクが使うクオータースタッフやザボカから影響を受けていたようである。

ダブル=ブレードのライトセーバーは、旧シス帝国暗黒卿によって初めて開発された。しかし、やがてこの武器はシスの仇敵であるジェダイの手にも渡り、彼らの間でも使用されるようになった。

特徴

Jedi Double-bladed lightsabers

旧共和国の時代にジェダイが使用したダブル=ブレードのライトセーバー

シス帝国暗黒卿によって考案された最初のダブル=ブレード・ライトセーバーは、1本のライトセーバー・メカニズムにふたつのエミッターを組み込むという、洗練されたデザインの発明だった。暗黒卿エグザ・キューンライトセーバーは、この武器のもっとも有名な使用例のひとつだった。キューンはシス・ホロクロンで武器の設計図を手に入れ、標準的なライトセーバーをダブル=ブレードに改造した。時が経つにつれダブル=ブレードの設計はシンプルになっていき、柄が長大になった。本来のメカニズムを複製する技術が失われたのか、単に設計が現代的に変化しただけなのか、どちらであるかは知られていない。ほとんどのセーバースタッフは極めて単純な設計をしており、単一の柄と言うよりはむしろ、ふたつのライトセーバーを底部で繋げたような仕組みになっていた。これはあまり精巧な設計とは言えず、柄の部分がかなり長くなってしまった。

ダブル=ブレード・ライトセーバーの主な使用目的は、最小限の動きで素早く攻撃を繰り出すことにあった。また、2本の刃のおかげで敵の攻撃を偏向したり受け流すための表面積が増えるため、防御にも適していた。実際的な面だけでなく、セーバースタッフは精神的に敵を圧倒できるという利点もあった。ダブル=ブレードは視覚的な迫力を増大させ、敵対者は、直感的には通常の2倍のブレードの動きを追わなければならなかった。

ダブル=ブレードには利点があったが、当然のことながら等しく弱点も存在した。この武器を効果的に使うには特殊な訓練が必要となり、経験なく扱おうとすると自分をも傷つけてしまう危険があった。また、ダブル=ブレードを使った攻撃や受け流しには制限がつきまとった。通常のライトセーバーとは異なり、セーバースタッフは刃を自分に水平または斜めに保つ必要があり、簡単に姿勢を直すことができなかったのである。

Sundjem Doublelightsaber

ダース・マルガスに破壊されたサティール・シャンのセーバースタッフ

2本目の刃が身動きの妨げとなったため、ダブル=ブレード・ライトセーバーでは使用可能な戦闘テクニックが制限された。使用者は、体の周囲で巧みにライトセーバーを振り回さなければならず、腕力や突きに特化した戦闘技術を使うことは難しかった。また、ほとんどのダブル=ブレードの柄は長大だったため、柄自体が敵の攻撃対象となりやすく、守るのも難しかった。セーバースタッフを相手にした者たちは、しばしばサン・ドジェムの技で柄を狙い、経験豊富なセーバースタッフ使いであっても、この戦術には弱かった。しかし、近代的なデザインのセーバースタッフを使っていた決闘者は、この危険に対処することが出来た。彼らのセーバースタッフはふたつの刃に異なるエミッターを使っており、これを分離させることで、柄が分断されても一方の刃だけは機能を失わない構造になっていたのである。

決闘者たちのほとんどは、多数の欠点をもつセーバースタッフではなく、標準的なシングル=ブレードのライトセーバーを選んでいた。しかし、大多数の決闘者がダブル=ブレード・ライトセーバーと戦った経験がなかったため、使用者はその点で敵の優位に立つことが出来た。ただし、クオータースタッフといった簡単な武器を使うことで、対セーバースタッフを想定した訓練を積むことも可能だった。

歴史

シス大戦から新シス戦争まで

Exarkun

シス大戦でセーバースタッフを使うエグザ・キューン

ダブル=ブレード・ライトセーバーは旧シス帝国によって発明されたため、“シス・ライトセーバー”と呼ばれるようになる(近代的設計による標準仕様のライトセーバーも、シスによる発明だったとされる)。しかしこの武器は、シス大戦で暗黒卿エグザ・キューンが使用するまでの間、表舞台に登場しなかった。キューンは、シスのホロクロンから得た設計図をもとに、ジェダイの頃に使っていたライトセーバーを改造した。弟子ウリック・ケル=ドローマを救出するため惑星コルサントを訪れた際、キューンはかつての師であるジェダイ・マスターヴォド=シオスク・バス対峙した。彼はこのとき初めてセーバースタッフを使用し、バスを破った。バスは見たこともない武器に対して何の準備もできていなかったのである。

キューンのライトセーバーは衛星ヤヴィン4に残されたままとなっていたが、やがて秘密結社ジェダイ盟約のためにシスの遺物を探していたジェダイ・シャドウセレステ・モーンによって回収された。その後キューンのライトセーバーはエグザルテッドの聖地に保管されたが、ムーモ・ブラザーズによって盗み出される。持ち主を転々としたライトセーバーは、やがてアントス・ワイリックの手に渡り、ワイリックはそれをジャレイルに与えた。ジャレイルはこのライトセーバーを使って仇敵シャンティーク(ワイリックの娘)と戦い勝利を収めたが、とどめを刺さなかった。キューンのライトセーバーは思いがけずシャンティークの手に渡り、彼女のフォースの力が増大する結果となった。その後、娘を倒すためにライトセーバーを手に取ろうとしたワイリックは、不運にもキューンの武器を手にしてしまった。柄の両端から飛びだしたブレードは、ワイリックとシャンティークを一度に貫いた。その後キャリックは、キューンのライトセーバーをジェダイ評議会に引き渡した。

ジェダイ内戦中、シス軍のメンバーはダブル=ブレード・ライトセーバーを好んで使うようになり、ジェダイの中にも使用者がいた。しかし、伝統的なライトセーバーだけで事足りると考えていたジェダイ評議会は、セーバースタッフの使用に難色を示していた。彼らは、多くの敵を効果的に殺すため設計されたセーバースタッフは、防御のために設計されたジェダイのライトセーバーとは異質のものだと考えたのである。使用を禁じる規則こそなかったものの、ジェダイは生徒たちにセーバースタッフの製造を思いとどまらせていた。それにも関わらず、ゼズ=カイ・エルなど、ジェダイ・マスターの中にもこの武器を使う者がいた。

OvairVsGynt-TORT7

セーバースタッフを使うバレル・オヴェイア

再建されたシス帝国が台頭した時代、セーバースタッフはシス・インクィジター階級やジェダイ・カンセラーに好まれていたが、他にも多くの人々が使用していた。当時の有名な使用者として、シスのダース・サナトンヴィンディカンバレル・オヴェイアジェイサ・ウィルサム、そしてジェダイのグランドマスターサティール・シャンらが挙げられる。

ジェダイやシスの中に支持者がいることは明らかだったが、ダブル=ブレードのライトセーバーは依然として少数派の武器で、大部分の決闘者が標準的なライトセーバーを使う状況に変化はなかった。スケア・カーン率いるブラザーフッド・オブ・ダークネスが台頭した新シス戦争の時代、シスの間ではセーバースタッフの訓練が行われていた。惑星コリバンシス・アカデミーでは、シスのソードマスターカシムがセーバースタッフを愛用していた。2人の掟を確立し始めた頃、ダース・ベインは弟子のダース・ザナーにセーバースタッフの訓練を施した。ジェダイ・オーダーはこの頃もセーバースタッフの使用を嫌っており、サーロ・ザジといったごく少数のジェダイしか使っていなかった。

共和国末期

Darth Maul lightsaber reveal

ナブーでダブル=ブレード・ライトセーバーを起動するダース・モール

新シス大戦以降の1,000で、ダブル=ブレードのライトセーバーはほとんど無名の存在となった。ジェダイはときおり訓練のためにセーバースタッフを使用したが、それが実戦で使われたという例は報告されなかった。そのため、セーバースタッフを持ったシス卿ダース・モールの出現は大事件となった。

当初ダース・モールは、戦術的に使うつもりでセーバースタッフを組み立てた。ジェダイ・マスターのシオロアーマンカを暗殺するよう命じられた際、モールはこの敵に戦闘技術で勝ることは無理だと判断し、相手を驚かせるためセーバースタッフの組み立てに取り掛かったのである。ザブラクの武器、ザボカについて知識があったため、モールにはセーバースタッフの戦闘技術に馴染みがあった。暗黒卿ダース・シディアスは、弟子にシスの設計図を与え、彼が武器を創造することを許可した(しかしダース・シディアスは、セーバースタッフの有用性を認めつつも、野蛮なシスが扱う武器だと考えていた)。その後もモールはセーバースタッフを使い続け、アヌーン・ボンダーラクワイ=ガン・ジンといった高名なジェダイを相手に勝利を収めた。しかし、ジンの弟子のオビ=ワン・ケノービは、モールのライトセーバーを両断することに成功した後、このシス卿を殺害した。

Krell

ふたつのセーバースタッフを手にしたベサリスクのジェダイ、ポング・クレル

クローン大戦中も、ダブル=ブレード・ライトセーバーが稀な武器であることに変わりはなかった。この頃の有名な使用者に、シスに成りたいと願うダーク・アコライトアサージ・ヴェントレスがいる。ヴェントレスは、亡きジェダイ、コマリ・ヴォサ(ヴェントレスの師、ドゥークーのかつての教え子)の2本のライトセーバーを所有していた。この2本は合体することでセーバースタッフに変化した。ヴェントレスはこの武器を扱う訓練を受け、やがて熟練のセーバースタッフ使いになった。しかし彼女の戦闘技術をもってしても、メイス・ウィンドゥアナキン・スカイウォーカー、オビ=ワン・ケノービといった優れた決闘者を倒すことは出来なかった。スカイウォーカーは、セーバースタッフを使う敵との戦いに備え、パダワンのアソーカ・タノにクオータースタッフを使った訓練を受けさせていた。ダーク・アコライトのサヴァージ・オプレスは、兄であるダース・モールと同様、ダブル=ブレードのライトセーバーを使っていた。しかしオプレスは、自分や味方を傷つけない程度には熟練していたものの、激しい斬撃と打撃を繰り返す程度の戦闘技術しか持っていなかった。また、4本の腕を持つベサリスクジェダイ将軍ポング・クレルは、ダブル=ブレードのライトセーバーを2本使うという独特な戦い方をした。

悪名高いジェダイ・ハンターで、サイボーググリーヴァス将軍は、かつてダース・ザナーの物だったセーバースタッフを所有していた。グリーヴァスがセーバースタッフの訓練を受けていたかどうかは不明だが、彼は専用スターファイターソウルレス・ワン>のコックピットにこのライトセーバーを置いていた。ザナーのライトセーバーは、その後N-Kネクローシス(グリーヴァスのサイボーグ骨格からつくられた先進的ドロイド)に与えられた。また、ジェダイ・ブルートも頻繁にセーバースタッフを使用した。ブルートは、優れた体躯と高いライトセーバーの技術を持つ、選りすぐりのジェダイのグループだった。ライトセーバーの戦闘型IIIからVに特化したブルートは、ジェダイ・テンプルの防衛任務を担っていた。

ジェダイの大粛清

ジェダイの大粛清が始まったことで、セーバースタッフは再び珍しい武器になった。以前からあまり使われない武器だったこともあり、使用者はほとんどいなくなった。ダブル=ブレードを使っていたジェダイ・ブルートの大半は、ジェダイ・テンプルが襲撃された際にダース・ヴェイダーによって殺されていた。

セーバースタッフ使いの数少ない生存者のひとり、ジャスタス・ファーは、惑星ケッセルで開かれたジェダイの秘密会議に参加した。しかしこの会合はヴェイダーによって襲撃された。ファーはダブル=ブレードのライトセーバーでシス卿に傷をつけることに成功したが、ヴェイダーは他のジェダイから奪ったコートシス・ソードを使ってファーの武器を無効化した。ライトセーバーが使えなくなったファーは、駆け付けた第501軍団によって射殺された。

ギャレン・マレックの訓練用ドロイド、プロクシーもダブル=ブレードのライトセーバーを使用した。プロクシーのライトセーバーは、ダース・ヴェイダーから与えられた多くの武器のひとつであり、普段はボディの中に収納されていた。マレックの戦闘技術を磨くため、彼をランダムに攻撃するようプログラムされていたプロクシーは、惑星ラクサス・プライムでダブル=ブレード・ライトセーバーを起動した。プロクシーはダース・モールを再現する戦闘モジュールを使ってマレックと戦い、敗北する。

ダークサイドの予言者たちの手で復活したダース・モールは、新しいセーバースタッフを作り、ダース・ヴェイダーとの戦いでそれを使用した。互いに譲らない勝負を繰り広げた後、ヴェイダーはモールの武器を真っ二つにした。モールは半分に分かれた二刀のライトセーバーで戦い続け、ヴェイダーは生き延びるために必死の戦術を使わなければならなかった。

その後

ShadoMaladiDuel

セーバースタッフでダース・マラディと戦うシャドー・ヴァオ

ジェダイ・オーダーを再建したルーク・スカイウォーカーは、ダブル=ブレードのライトセーバーを含む武器をジェダイの生徒たちに使わせた。しかしこの頃、ジェダイ以外でダブル=ブレードを使うグループはごくわずかだった。

ダブル=ブレードを使っていた少数の組織のひとつに、14 ABYに台頭したニュー・リボーンがあった。これは、タヴィオン・アクスミスによって率いられた、古いシス・カルトの改革組織だった。彼らの間では、二刀流戦術と同様に、セーバースタッフも一般的に使われていた。

その後数十年、ダブル=ブレード・ライトセーバーは依然として珍しい武器であり続けた。137 ABY第三次ジェダイの粛清当時、数少ないジェダイの使用者のひとりに、トワイレックシャドー・ヴァオがいた。彼の武器はエグザ・キューンのものと似ており、標準的なライトセーバーよりもわずかに長いだけだったため、シングル=ブレードかのように見せかけることが出来た。セーバースタッフはシス軍の間でも同様に珍しく、使用者のひとりにダース・アザードがいた。

登場作品

非正史作品

参考資料

SavageOpressInAction

セーバースタッフを使うサヴァージ・オプレス

脚注

  1. 1.0 1.1 カタカナ表記は『スター・ウォーズ シスの書 DXエディション』に基づく。
ライトセーバー
コンバット:
デュエル · ドゥン・メヒ · ファースト・スタイル · ミディアム・スタイル · ストロング・スタイル
フォーム・“ゼロ” · 騎乗戦闘 · ジャーカイ · ソカン · 防御の3つの輪 · トリスプゼスト · トラカタ
戦闘フォーム:
I シャイ=チョー · II マカシ · III ソレス · IV アタル · V シエン/ドジェム・ソ · VI ニマン · VII ジュヨー/ヴァーパッド
バリエーション:
クロスガード・ライトセーバー · カーブド=ヒルト・ライトセーバー · デュアル=フェイズ・ライトセーバー
ダブル=ブレード・ライトセーバー · インペリアル・ナイト・ライトセーバー · ライトクラブ · ライトフォイル
ライトウィップ · ロング=ハンドル・ライトセーバー · ライトセーバー・パイク · プロトセーバー · セーバーケイン
ライトセーバー・ショート / ガード・ショート · トレーニング・ライトセーバー / シス・トレーニング・セーバー
ライトセーバー抵抗物質:
アーマーウィーヴ · コートシス · ダークソード · フォース・ウエポン · マンダロリアン鋼
ニューラニウム · オーバリスク · フリク · シスの秘術 · ウルトラクロム
[edit]

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