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「もし宇宙に光り輝く中心があるなら、ここはその一番はずれにある惑星さ」
―ルーク・スカイウォーカー[出典]

タトゥイーン[1](Tatooine)は、アウター・リム・テリトリーに存在する惑星である。銀河の中心から離れた辺境にあるアケニス宙域にある。 タトゥIタトゥIIと名付けられた連星の太陽の周りを304日かけて公転している。発見された当初は恒星だと思われていた。太陽から遠く離れているにも関わらず、海ははるか昔に干上がり、ほぼ全域が砂漠に覆われている。都市はモス・アイズリーモス・エスパなど、数えるほどしかない。惑星タトゥイーンは重要なハイパースペース航路の近くにあり、訪れようと思えばたやすかった。だが、ここを訪れる商人や入植者はほとんどいない。『乾ききった砂のボール』と例えられていたタトゥイーンは、まともな人間にとっては価値のない不毛な惑星なのだ。ただし、この惑星を格好の隠れ家として利用する密輸業者やギャングにとっては別だった。何世紀にもわたり、敵対するギャングや密輸業者が、タトゥイーンの軌道上で数多く小競り合いを練り返してきた。

この惑星に代々住みついていたのが、悪名高い犯罪王ジャバ・ザ・ハットだった。また、その後ジェダイ・ナイトシスの暗黒卿となって銀河系の歴史に大きな影響を与えたアナキン・スカイウォーカーは、幼少期をタトゥイーンで過ごした。ジェダイ・マスタークワイ=ガン・ジンはこの星でアナキンと出会う。その後、オビ=ワン・ケノービはアナキンの息子ルークを惑星へと連れてきて、ルークも父親と同じようにタトゥイーンで育つことになった。

概要

地形

惑星の大部分はこれといって特徴のない、デューン・シー(大砂丘海)が占める。デューン・シーは、古代の海が干上がってできた広大な窪地状のアルカリ性砂漠で、岩だらけのジャンドランド荒野に接している。砂漠に根を生やそうと格闘する入植者もわずかながらいる。彼らは、人里離れた場所に構えたモイスチャー・ファーム(水分農場)でかろうじて生計を立てている。モイスチャー・ファームでは、惑星の乾いた大気中から水分を抽出し、供給する。水の供給により、モス・エスパアンカーヘッド、それにタトゥイーンでも最大規模の街で宇宙港のあるモス・アイズリーのような、貿易都市が生まれた。しかし、やがてそれらの街は、犯罪組織の温床となったのである。

採掘労働者たちが住んだ質実剛健な砂岩の居住区は、雨風を効果的かつ安あがりにしのぐことはできたものの、快適とはほど遠かった。彼らは、数トンもの鉱物や鉱石を載せて砂漠を移動するためにつくられたサンドクローラーと呼ばれる巨大な採掘車に乗って作業を進めた。また、惑星を吹き荒れる砂嵐や、原住民のタスケン・レイダーの猛攻撃にも耐える必要があった。しかし、彼らの努力は報われなかったのである。

気候

タトゥイーンの過酷な気候は、スペクトル型GIおよびGIIに相当する対の二重太陽タトゥIタトゥIIの放つ熱によってもたらされていた。その日照りは想像を絶する。しかし、この双子太陽が惑星の生命活動にひと役買っていることも確かだった。ダスト・ストームは皮膚が肉からはがれるほどに激しかった。こうした砂嵐のせいで惑星の地図はまともに作られなかった。毎年、砂嵐は違うパターンで砂漠地帯から吹き荒れ、景観を変えてしまうのだ。

大気中に閉じ込められた水分は、奇妙で悪名高い砂嵐のような予測不能な気候パターンをつくり出し、タトゥイーンに雨が降ることはなかった。水は乾いた空から何とかうまく引き出さねばならなかったのである。比較的巌しさが緩和された地域でさえも、生命は不安定でもろかった。双子の太陽の活動がほんの少し変化しただけで、惑星上のわずかな静寂が壊されてしまう。それがタトゥイーンの最終的な運命となる可能性は高かった。なぜなら銀河の為政者たちは、辺境にある砂漠の惑星の環境を改善するために資金を投じることには、何の関心も示さなかったからである。そのためタトゥイーンは、銀河系で最も過酷な生存環境を持つ惑星のひとつであり続けた。

生態系

タトゥイーンの生き物は、ナイフの刃の上を歩くような微妙なバランスの中で生きていた。星系ライフ・ゾーン内側の境界に近い危険な軌道を回り、双子の太陽が接近しているため、タトゥイーンに形成された環境下で生きる望みがあるのは、最も頑強な入植者と獰猛な生き物だけだった。星系の中心に位置する2つの太陽にこれ以上近づけば、惑星の焼けた地表はすべての生命を焼き尽くしてしまうだろう。

比較的過ごしやすい静かなオアシスは、気温を下げる風と共に、植物が生存できる安定した環境をつくり出した。ナキウサギの形をした植物デブデブ・フルーツレーザー苔ファネル・フラワーは、タトゥイーンの広範な食物連鎖の基盤をなし、ハバ瓜は土着の種族にとって安定した食物である。また湿った地域には食用キノコが生えることが知られている。過去にはタトゥイーンに惑屋外植物種を持ち込んで、過酷な世界をもっと緑の多い環境に変えようと試みた何人かの企業家たちがいた。大昔にアイソリアンの入植者が開墾したおかげで、モス・アイズリーの北方の山脈には、サイドドリアン・ドリラー・ツリーの小さな森が存在していた。

タトゥイーンの地表はとてつもなく熱かったが、吹き荒れる風のパターンにより、場所によっては平均気温が比較的穏やかな43度に抑えられ、特定のエリアでは生命の繁殖が可能となった。こうした地域では豊かな生態系が存在し、ロントバンサデューバック、そして恐ろしいクレイト・ドラゴンなどといった多様な生命が育まれていたのだ。しかしこれらの過ごしやすい地域といえども条件は過酷で、昼夜の気温は息苦しいほどの酷暑から耐えがたい寒さへと激変した。

歴史

地理学上の証拠から、有史以前のタトゥイーンは大小さまざまな海が存在する肥沃な惑星であったことがわかっている。この星系のGIおよびG2タイプの双子の太陽から容赦なく放射線を浴び続けた結果、惑星表面に存在していた水分は蒸発し、大気中に閉じ込められてしまう。タトゥイーンの海は一滴残らす干上がり、水分はわずかに地中深くと大気中に含まれるだけになったのだ。

旧共和国

初期

5,000 BBY旧共和国の最初の調査船がアケニス宙域に位置するタトゥ星系に到着したとき、だれひとりとして、居住可能な惑星が存在するとは夢にも思っていなかった。たとえ生命を育む惑星があったとしても、星系の中心に位置する恒星GI、G2によって無情にも焼き尽くされ、確認のしようがないはずだと考えられていたのである。しかし星系に突入した最初の探検者たちは、この星系におけるライフゾーンの内側ぎりぎりの軌道上に、明るく輝く物体を発見した。第3の太陽かと思ったその物体は、砂漠の惑星であった。珪酸塩の地層とトパーズ色の砂漠が、照りつける太陽の光を強烈に反射し、星のような輝きを放っていたのである。発見者たちはこの惑星を「タトゥイーン」と名づけた。

この発見の後、タトゥイーンが銀河の採鉱コングロマリットの注目を集めるようになるまで、長くはかからなかった。その乾ききった過酷な気候にもかかわらず、タトゥイーンは生物が繁殖する生態系を持つ居住可能な惑星だったのである。そして何よりも重要なのは、珍しいメタル鉱石がその地表に含まれているらしいということだった。それは探鉱者たちが夢に描く、開発を待つばかりの惑星と思われた。第1世代の人間の入権者を連れて、採掘船団がタトゥイーンに到着した。この入権者たちは、後世の子孫から「タトゥイーンの古参」と呼ばれるようになる。彼らのほとんどは貧しくて家もなく、裕福な採掘業者に低賃金労働者として雇われて来た。

採鉱業者にとって無念なことに、タトゥイーンの鉱物採鉱は無駄な努力であるということがまもなく判明した。地中から発掘された磁気を帯びた鉱石は危険な特性を持ち、使いものにならなかったのだ。すべての事業はたちまち打ち切られ、採鉱業者とそのスタッフはタトゥイーンを去って、この砂にまみれた惑星のことなどさっさと忘れてしまった。しかし惑星を出ていくための金銭的余裕がない者たちはとり残され、そのまま焼けつく砂に耐えなければならす、タトゥイーンの敵意に満ちた住民のなすがままだった。裏切られたことへの苦い思いと怒りとで、古参たちの心には無関心な共和国に対する積年の恨みがくすぶり続け、彼らの子孫へと受け継がれていったのである。タトゥイーンに到着した最初の植民船の<ダワジャー・クイーン>は、惑星の採鉱施設で働く労働者を運ぶ途中で墜落した。その残骸の周囲に集落ができ、やがて最古の街のひとつであるモス・アイズリーとなったのである。残骸はいまだに半分砂に埋もれ、最初の入植者たちの苦難のモニュメントとなっている。

ロケーション

タトゥイーンの地名も参照

制作の舞台裏

初登場した『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』ではタトゥイーンのロケーションはチュニジアで行われたが、次に登場した『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』ではアメリカのソノラ砂漠等でロケーションが行われた。しかし新三部作では再びチェニジアでロケーションが行われた。チュニジアには Matmâta 等撮影に使われた建物が残っている所がある。また、R2-D2ジャワに捕まった渓谷はスター・ウォーズ渓谷と呼ばれている。

参考資料

脚注

  1. カタカナ表記は『スター・ウォーズ 全史』に基づく。

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