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登録
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XendorEGW
ゼンダー
人物の情報
死亡

およそ24,500 BBY (およそ24465BrS)、コルムズ

身体の情報
種族

人間

性別

男性

髪の色

暗色

肌の色

明色

年代と政治的な情報
時代

旧共和国時代

所属

ゼンダー[1](Xendor)は人間男性であり、フォースのダークサイドを研究し使用するフォース=センシティブのグループ、レットウ軍団将軍だった。カシ・マー王朝からの亡命者である彼は、ジェダイの教義に反対し、ジェダイ・オーダーとの間に戦争を繰り広げることになった。恋人のアーデン・リンとともに、彼は第一次グレート・シズムの戦争で戦い、レットウ軍団がコルムズで敗北したときに戦死した。

リンは生き残ったが、ジェダイ・マスターオードリスタ・ピナと戦った後、深い催眠状態に落ちることになった。その後新シス大戦が激化したとき、謎の多いダーク・アンダーロードが、ゼンターの復活した姿だという噂が多く流れた。帝国時代、ゼンダーという言葉が密輸業者たちの使う一般的な悪態として広まっていた。このころ、リンは睡眠状態から覚め、ゼンダーを復活させようといくつかの方法を試みた。しかし彼女は最終的に、シス卿皇帝パルパティーンに殺害された。

経歴[]

第一次グレート・シズム[]

カシ・マー王朝フォース=センシティブ人間であるゼンダーは、国家から亡命した後、ボガンと呼ばれるフォースのダークサイドを受け入れ、従い始め、それと同時に伝統的な格闘技テラス・カシも使っていた。家を離れるとき、ゼンダーは一族の紋章がついたお守りを持っていった。ジェダイ・オーダーとともにその要塞惑星オッサスに住み着いたゼンダーは、尊敬を集めるジェダイ・ナイトになった。オッサスで過ごす間、オーダー以外のフォースの伝統や、ボガンの研究に対して次第に了見が狭くなっていくオーダーの態度に、ゼンダーはますます率直に反対の声を上げるようになった。このころ、ゼンダーはアーデン・リンという名前のパラワの鋼鉄の手と出会い、パラワの哲学について学び始め、やがて彼女と恋人になった。

欲求を抑えることが出来なくなったゼンダーは、最高評議会に接触し、フォースのより暗い側面ボガンに焦点を当てた研究を行うため、オッサスから遠く離れた場所に新しいジェダイ・アカデミーを開く許可を得ようとした。評議会に拒否されると、ゼンダーは黙ってオーダーとの縁を切り、ボガンの教義を重点的に学ぶアカデミーを開くべく、惑星レットウへと向かった。ダイ・ベンドゥパラワの信奉者たち、カシ・マーのガーディアン・オブ・ブレスバラン・ドゥ、そしてチャトス・アカデミーといったフォースの伝統に近づき、ゼンダーのアカデミーはやがて巨大化していった。これらの生徒たちは新しいグループにレットウ軍団と名前を付けるが、いつかジェダイ最高評議会の怒りから彼らの伝統を守る日が来ることを理解していた。

Arden Lyn and Xendor

ゼンダーとその右腕、アーデン・リン

その人生のあるときに、ゼンダーはフォースがある3人の存在のもとで崇拝されていた死の惑星へと旅立った。彼はのちに、フォースのライトサイドを体現すると、ダークサイドを体現する息子の存在についてアーデン・リンに話をした。リンが彼らのについて尋ねると、ゼンダーは彼はフォースそのものの化身かもしれないと暗示した。見てきたものについて尋ねられたゼンダーは、フォースには多くの真実が存在し、3人の存在はレットウやジェダイのフォース観はもとより、フォースの真実とも関係はないと笑って答えた。

24,500 BBYごろに将軍となったゼンダーは、ジェダイ評議会が宣戦布告したために、レットウ軍団を率いてジェダイ・オーダーと戦争することになった。第一次グレート・シズムとして知られるこの歴史上の出来事の中、ゼンダーはオッサスで直接戦うことによって大量の血が流れることを避けたいと願っていた。戦いの中ゼンダーの軍隊は押し戻され、オーダーがレットウ軍団を銀河系コアへと追いつめたため、いくつかの前線で兵士たちを戦わせなければならなかった。戦争を民間の領域にまで持ち込むジェダイ・オーダーの陰謀を銀河共和国に警告しようとしたゼンダーだったが、共和国は彼を無視し、軍事指導者としてレッテルを貼られた。戦争はシャンドリラメテロスブレンタールIVコルサントにまで飛び火し、最終的にジェダイのリーダー、オードリスタ・ピナが惑星コルムズでゼンダーと直接対決に持ち込んだ。グリーン・ブレードとして知られたマスター・ピナと彼の部下のジェダイ・ナイトたちは、強力なフォース・メルドを使って、ゼンダーの先遣隊を軍の大部分から切り離すことに成功した。セスル・アセイエージタン・ボオイといった強力な戦士たちの中を切り進み、ピナは最終的にゼンダーと対決し、接近戦で彼を殺害した。ゼンダーの精神はカオスの中へと飛び去っていった。この知らせは遠く離れた惑星のジェダイ・パダワンのもとにまで届き、戦争の終結が差し迫っていると考えたものたちもいた。

その遺産[]

「ミニオンズ・オブ・ゼンダー!」
ハン・ソロ[出典]

ゼンダーが死んだ日、レットウ軍団はコルムズの戦いで敗北した。戦いの生存者は、ジェダイ・パダワンのダンジゴロ・ポッツただひとりだった。戦いで負った致命傷によって命を落とす前、ポッツはデータカードに記録を残したが、これは第一次グレート・シズムから数千年後にも有名な記録として知られていた。その中で、パダワンはゼンダーがいかに多くの人物を彼の目的のため動かしたか、その方法と動機について思索していた。コルムズの戦いとゼンダーの死後、アーデン・リンは敗北したレットウ軍団を導いた。その後、彼女はジェダイ・マスター・オードリスタ・ピナに追い詰められ、ゼンダーのカシ・マーのお守りでこのジェダイを倒さなければならなくなった。ピナは倒される前、リンの心臓を止めるためにモリクロの技術を使い、リンは深くて長い催眠状態に陥った。

ArdenLynNEGC

アーデン・リン

第一次グレート・シズムはフォースのダークサイドとライトサイドの間に発生したいくつかの紛争の中でも、最初の出来事だった。数世紀の中で、これらふたつの考え方の派閥の間に様々な戦争が発生し、多くの犠牲が出ることになった。2,000 BBYダース・ルインの扇動によって勃発した新シス大戦の間、ダーク・アンダーロードとして知られる謎の人物が権力を握った。この人物の起源について、彼がゼンダーの精神が復活した姿なのではないかという噂が多く流れた。ダーク・アンダーロードは、のちにジェダイ・マスター・マータッグによって倒されている。

第一次グレート・シズムから2万4千年以上経った後、アーデン・リンはシスの暗黒卿パルパティーンに仕えるダーク・ジェダイ帝国インクィジターによって起こされた。リンは殺されるよりも、パルパティーンの目的に加わり皇帝の手として彼に仕えることにした。その代わり、皇帝は彼女にゼンダーの精神をカオスから呼び戻すと約束した。リンは間もなくパルパティーンが約束を守るつもりがないことを理解し、3 ABYデミトリウス・ザーリン大提督の皇帝に対するクーデターに参加した。クーデターが失敗に終わると、リンはかつて所有したカシ・マーのお守りを、その影響力を再び手にするため、銀河中で捜索した。彼女はまた、それを使ってゼンダーを復活させるつもりでいた。しかしリンは、パルパティーンによって殺されてしまった。

パルパティーンが銀河を統治していた時代、ゼンダーの名は密輸業者(たとえばハン・ソロランド・カルリジアン)たちがしばしば口にしていた。「ミニオンズ・オブ・ゼンダー」というフレーズが、このころ一般的な悪態であり、特にソロがよく使っていたのである。36 ABY新共和国歴史家ヴォレン・ナルの記録や、その4年後ジェダイ・ヒストリアンティオン・ソルサーの記録にゼンダーの名が載せられた。ダンジゴロ・ポッツのデータカードはコルムズ・データ・カードとしてよく知られ、ソルサーの著作の中にも収集されていた。このカードは少なくとも3つのオペラ作品の着想のきっかけとなっていたが、歴史家インゴ・ワヴルドはジェダイのプロパガンダに過ぎないと非難していた。しかしこの時代にあっても、ニュー・ジェダイ・オーダーにとってゼンダーの素性は謎のままだった。

個性と特徴[]

勇敢で強力な人間だったゼンダーは、ジェダイ・オーダーに最初の脅威をもたらした。ジェダイの教義の単調さと、(彼の支持者によれば)息苦しい性質を強調することで、ゼンダーはジェダイの軍団、経験豊かなジェダイ・マスターまでもを彼の目的のために従えることが出来た。彼は命令に従う必要はないとジェダイたちに語り、銀河史における彼の地位を守った。ゼンダーの肌は白く、髪の毛は暗い色をしていた。

制作の舞台裏[]

ゼンダーはA・C・クリスピンの小説『聖地の罠』で初めて言及された。このとき、彼の名は他のキャラクターが使う悪態の中で触れられているだけだった。

登場作品[]

  • Star Wars: The Old Republic
  • 聖地の罠 (初言及)
  • ハットの策略 (言及のみ)
  • 反乱の夜明け (言及のみ)

参考資料[]

脚注[]

  1. カタカナ表記は『スター・ウォーズ 全史』に基づく。
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